うつになったら休息第一!休職・転職はどうすべき?

誰がなってもおかしくない「うつ」

ストレス社会と言われる現代において、職場の人間関係や仕事のプレッシャー、多忙などをきっかけに、心身のバランスを崩し、「うつ病」と診断される人は少なくありません。厚生労働省の「患者調査」によると、平成26年に医療機関を受診したうつ病・躁うつ病の総患者数は112万人。実際にはもっと多くの患者がいるのではないかと推測され、誰がなってもおかしくありません。

うつの始まりは不眠や食欲の不振、気分の落ち込みから、次第に不安感が募り、体が重く感じて、家から出られなくなったり、パニックになったり、さまざまな面から日常生活に大きな支障が出ます。最初はちょっとした体の不調や気持ちの変化があっても、周りの人からも気づかれにくく、無理をしているうちに、仕事が続けられなくなり、医師からは休職を勧められ、何カ月も仕事ができずに家にこもりきりとなってしまうケースもあります。

一方、大多数の人が、飲み薬による治療や精神療法など、医師の指示で適切な治療と家族のサポートを受けることによって、職場に復帰できます。

「うつ」かもしれないと思ったら心身の回復が第一

体や心がいろいろな不調のシグナルを出していて、もしも自分が「うつ」かもしれないと思ったら、まずは産業医や診療内科、精神科などに相談へ。病院に行けない場合は、家族や信頼のおける人に相談しましょう。

「うつ」ならば、仕事を思い切って休むことが大事。すぐに回復する病気ではないので、仕事から離れて療養して心身の回復につとめましょう。完全に仕事を休むとなると、収入のことがまず心配になりますが、会社に休職の制度がある場合は、給与の何割かが休職している間に支給されます。休職の扱いや支給額については会社によって異なるので、就業規則で確認しましょう。

休職制度がない場合でも、ケガや病気で会社を休み、療養のために働けない状態の場合、健康保険から「傷病手当金」が支給されます。支給される期間は、支給を開始した日から最長1年6ヶ月間です。

仕事に行けないからといって、すぐに会社を辞めるという選択肢は、収入を失うことになり、「うつ」が治った時の職場復帰のチャンスもなくすことになります。家族がいる働きざかりの年代にとって、収入は何よりも大事。まずは休職制度を利用するなど、今後のことについては慎重に考えて行動しましょう。

自己都合の退職でもすぐに失業保険がもらえるケースも

復職しても職場の労働環境が改善される見込みがない場合や、うつが再発してしまった場合は、退職という道を選ぶ人もいます。自己都合で退職しても、病気が原因で就労できないなどの「正当な理由がある」場合、受給条件を満たせば、失業保険がすぐに受給でき、給与の代わりとなる基本手当が支給されます。

再発しやすい「うつ」は転職や職場復帰も慎重に

実は、うつは再発しやすい病気と言われています。うつが少し良くなると、焦りからすぐに仕事を再開しようとするケースがありますが、厚生労働省の研究班が社員1000人以上の大企業を対象に、2002年4月からの6年間にうつ病と診断され病気休暇をとった後に復帰した社員540人の経過を調査したデータによると、なんと復帰から約1年で28.3%、2年で37.3%、5年で47.1%と半数に近い人が再発して病気休暇を再取得していることが分かりました。慣れているはずの職場での復帰ですら、半数近くの人が再発してしまったことからも、転職や職場復帰については主治医と相談し、慎重に考えていくことが必要です。

企業の職場復帰支援とは

うつになる人が決して少なくない現代。うつに代表されるメンタルヘルス不調によって休職している人が職場復帰するために、民間や公的機関でさまざまな職場復帰支援が行われています。

例えば関東にある病院では「職場復帰援助プログラム」を実施。段階を追って徐々に職場に復帰するための作業やグループ療法などを行っています。公的には、各都道府県にある地域障害者職業センターが、会社と休職者両方のサポートを行っています。

病状が回復したら、産業医がいる会社の場合は、主治医と産業医と会社側が話し合いをし、復職を具体的に検討します。最初の半年は時短勤務や単純にできる仕事など、徐々に仕事に復帰できるような体制が理想的です。復帰前の職場や部署では不安があるようならば、異動をお願いしてみるのも一つの手です。

「うつ」になってしまったあとの転職活動

労働環境や、職場の人との関わりによって、うつになってしまったのならば、思い切って転職して仕事を変えるという方法もあります。ただし、うつの人にとって、慣れない環境に身を置くのは非常にストレスがかかります。

転職活動では、会社側も「うつ病」と分かっている人を採用することは考えにくいので、面接の時にあえて自分から「うつ病」であることを言うことを言う必要はありません。ですが再発率も高い病気であるので、前の職場よりも忙しい環境にあえて就職することは避けましょう。いきなりフルタイムで働くのではなく週に何日か、という働き方も選択する方法もあります。

より良い職場環境を求めるなら転職エージェントを活用

うつからしっかり回復できたなら、復職や退職、転職など先のことについて少しずつ考えてもいい時期。転職までブランクがある場合も、転職サイトや転職エージェントを使うことで、より多くの情報を得ることができます。また、短期間に転職を繰り返すよりも、転職エージェントに職場環境や仕事内容についての希望をしっかり伝えることで、長く働ける仕事に出会いやすくなります。

うつというつらい経験をした皆さんだからこそ、一歩一歩確実に進んで、再び働ける喜びは大きいもの。そして、万が一のことを考え、労働条件や待遇など、しっかりした会社を選んでおくにこしたことはありません。転職エージェントごとに得意な業種や強みは変わってくるので、ぜひ複数の転職エージェントに登録してチャンスを増やしてくださいね。

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