アパレルのファッションデザイナーになるには?給料や年収は?

職種別!アパレル業界への道

この記事の目次

アパレルのファッションデザイナーってどんな職種?

女性や男性、年齢を問わず、オシャレが好きな方は自分が着る洋服のデザインにこだわったり、お気に入りのブランドやショップがあったりしますよね。

「こういう服があればいいのに」と想像したものが現実の世界に現れたらとっても素敵! ファッショナブルな方はもちろん、小さな頃から「デザイナーさんになりたい」と夢見る子どももいます。

世界で活躍する日本人のファッションデザイナーもたくさんいますが、そのレベルと人気に到達するには実力だけでなく運や人脈も必要となります。また、服が好きなら誰にでもデザイナーが務まるわけでもありません。

ファッションデザイナーとして就職・成功するためにやるべきことは一体何か。「具体的な仕事内容は?」「年収はどれくらい?」など気になることも数々。

そんなわけで今回は、誰もが知っているようで実はあまり知られていない「ファッションデザイナー」という職業について徹底的に解説してみたいと思います。
 

ファッションデザイナーの仕事内容

パタンナーとの共同作業も…ファッションデザイナーには、美的センスがあって流行にも敏感な人が向いています。しかし、自分の思うがままにデザインできる人はごく僅か。ましてや、自分の名前のブランドやお店を出すことは決して簡単なことではありません。

一般的なファッションデザイナーの仕事の流れを見てみましょう。

デザインの企画・打ち合わせ

企業やブランドからの依頼や任されたプロジェクトに応じて、ファッションデザインの企画を起こします。

「どんな層をターゲットにした商品なのか」「発売する季節やシーン、目的は何だろうか」様々なことを考えながら商品の方向性を固めます。

デザイン案を形にする

企画で決まったコンセプトに沿って、デザインを描き出します。紙に手書きの人もいれば、PCのイラストソフトを使う人もいます。

衣服の素材やボタンなどのパーツ、カラーバリエーションなども選び、縫製仕様書や指示書を作成します。服の構造を理解しているだけでなく、マルチな知識が必要です。

パターンメイキング作業

デザイン画をもとに服の型紙を作る工程を「パターンメーキング」と呼びます。基本的には「パタンナー」という専任の方が行う作業ですが、デザイナーがパターンメイキングまで担うことも珍しくありません。

また、パタンナーの仕事をファッションデザイナーがサポートしたり、指示を出すケースもあります。

仮縫い作業

型紙(パターン)が完成したら仮縫い作業を行います。実際にアイテムを身につけた時のシルエットや布の質感、トータルバランスなどをチェックします。

仮縫い作業もパタンナーが行うことが多いですが、全く関わらないというデザイナーはあまりいません。デザイン画を起こすだけのファッションデザイナーもいれば、仮縫いまでを自分メインで行うデザイナーもいるのです。

洋服の製造・サンプルチェック

仮縫い後に問題がなければ製造工場に発注をします。サンプルを確認してGOサインが出たら大量生産・無事に商品化となります。

ファッションデザイナーは、自分がデザインした製品が実際に店頭に並ぶところを見る前に、次のデザインに取り掛かることがほとんどです。
 

ファッションデザイナーの給料や平均年収は?

ファッションデザイナーの大半はアパレルメーカーの社員として働いています。もしくは、他社ブランドの発注を受けて製品を製造するOEMメーカーに所属することも。

独立しているデザイナーに弟子入りしてアシスタントを務める道もありますが、この選択はそれなりの覚悟やコネクションが必要となるでしょう。

ファッションデザイナーの初任給は18万円前後となっています。年齢やスキルに応じて昇給があり、腕のあるデザイナーは年収1000万円以上というデータもあります。

年齢別の平均年収

◆20~24歳:約250万円
◆24~29歳:約350万円
◆30~34歳:約400万円
◆35~39歳:約450万円
◆40~44歳:約500万円
◆45~49歳:約600万円

50歳が稼ぎのピークのようで、その後は平均年収が下がっていくようです。また、女性よりも男性の年収が高い傾向があり、同じ年代で100万円以上の差がつくこともあります。

福利厚生や待遇、労働時間について

福利厚生が充実している企業では、社会保険・年2回の賞与・交通費支給・家族手当・住宅手当・役職手当などがあります。

勤務時間を定めている企業もありますが、実際は時間外労働も多く、繁忙期やイベントや商品発表会がある時期は決まった時間に退社することは難しいようです。

土日休みの週休2日制の企業に勤めていても、休日出勤や有給休暇が取りにくいということも……。また、貴重な休日をファッションの勉強や流行調査に充てるデザイナーもいます。「好きなことを仕事にするのは大変」という言葉の意味を改めて考えさせられますね。
 

ファッションデザイナーになるにはどうすればいい?

ファッションデザイナーのなり方についてご説明します。就職に必要な資格などはありませんが、ファッションやデザインに関する知識が皆無という状態では就職や転職は難しいことは確かです。

独学コース

独学も可能ですが…独学の場合、ファッションデザイナーになるためのテキストを読んだり、ファッション関連の本を見てセンスを磨くとよいでしょう。

デザイン集を作成して「スキルやセンスをPRする」のも手。学歴や経歴以外の面で採用へと繋がる可能性があります。

ファッション関係の検定にチャレンジするのもおすすめです。ファッション色彩能力検定・洋裁技術検定・パターンメーキング技術検定などに合格すれば、自身のスキルの示すことができます。

ファッション関係の専門学校・大学へ行く

ファッションデザイナーを目指すなら、服飾系・被服系の専門学校や短大・四年制大学のファッション学科で学ぶのが一番オーソドックスです。

新人にも即戦力が求められる業界なので、未経験可の求人でも「実際に服を作ったことがない」というのは大きなハンデとなってしまいます。

お金はかかりますが、年齢制限はないので働きながら学校に通うことも出来ます。

現場で経験を積む

実務未経験OKの求人は豊富ですが、デザインに関する知識が全くない状態で就職できるケースはとても稀です。しかし、中には個性や人柄、センスなどを面白がって採用してくれる企業もあります。

「習うより慣れろ」という言葉もあるので、間違った方法ではありません。無償を覚悟でデザイナーに弟子入りするという荒技もありますよ。

 

アパレルのパタンナーってどんな職種?

パタンナーってどういう意味?ファッション・アパレル業界における「パタンナー」とは、デザイン画を元に洋服の型紙を作成する職業です。「パタンナー」の意味は、型紙(パターン)から来ています。

なかなか耳慣れない言葉ではありますが、はじめは一枚の絵でしかない衣服を立体化するための大切な工程を担っています。

商品の完成系を頭に描く想像力があり、制作コストや実際の着心地にまで配慮できる人が優秀なパタンナーとして活躍できます。もちろん、デザイナーとの意思疎通ができるかも重要。

パタンナーのなり方を調べる前に、具体的な仕事内容や給料・年収、必要な資格などについて学んでおきましょう。

パタンナーの求人が豊富な転職エージェントも要チェックです!
 

パタンナーの仕事内容

パタンナーは、企業・デザイナーの意図やデザインのコンセプトをなるべく忠実に具現化する必要があります。デザイナーとの共同作業も多いため、一人で黙々と作業したい方には向いていないかもしれませんね。

どんなにデザインが素晴らしくてもパタンナーの腕が悪いと良い製品は作れません。そのため、熟練パタンナーであるほど企業内での信頼も厚いのです。

それでは、パタンナーの仕事内容(パターンメーキングとも言います)についてご説明します。

デザイン画の立体化をイメージ~型紙を作る作業

この作業を「ファーストパターンの作成」と言い、外注している企業もあります。ここでデザイナーとのイメージのズレなどが生じると作業は難航してしまいます。

作業には平面の紙やCADソフトを使用。生地や縫製についての高度な知識と美的センスが要求されます。

トワル作成

ファーストパターンを元に商品のプロトタイプを制作します。仮縫いの試作品段階なので基本的には安価な生地(シーチングなど)を使用しますが、それが難しい時は本物の素材を使うこともあります。

実際に人が着用した時にどんな風になるか、ここで初めて立体化するのです。トワルを見て細かい部分を調整するデザイナーもいます。

ファーストパターン担当はベテランが多いけど……

トワルはアシスタントが担当することもあります。専門学校卒業生や経験者を対象に「縫製スタッフ急募」という求人もよく出ています。

マスターパターンの作成

製品の修正点や方向性を見直したら、縫製工場に依頼するための型紙(マスターパターン)を作ります。

さらに、洋服に使用する生地や糸、ボタンなど副資材に関する情報を記した「縫製仕様書」を用意します。いわば説明書のようなものです。

サンプル検品・修正~展示会

縫製工場から上がってきた製品のサンプルをチェックします。指示通りに仕上がっていればOK。再びパターンを見直すこともあります。

サンプルを展示会に出品して、周囲の反応を見たりプレゼンを行います。新しい商品や企画の魅力を伝える能力が求められます。

量産用パターンの作成・検品

晴れて商品化が決まったら、大量に生産するためのパターン作り。サイズ別のパターンを考えるのですが、この作業を「サイズグレーディング」と呼びます。

量産用のパターンと縫製仕様書を工場に提出してから製品が納品されるまで、「先上げ」「抜き上げ」「納品前」と3回ほど商品サンプルが上がってきます。

サンプルを他のスタッフやデザイナーとチェックして問題がなければ、自分が型紙を手掛けた製品がお店に並ぶ時も間近です。
 

パタンナーの給料や平均年収は?

ベテランになると高年収!フリーランスとして活躍できるレベルに至るまでは、基本的にアパレル企業に勤めることになります。専門的な知識やスキルが求められる職種ですが、パタンナーの給与は特別高いというわけではないようです。

もちろん勤続年数に応じて昇給があり、アパレル業界内の仕事と比べると高い給与水準を誇ります。パタンナーの給料と年収を年代別に見てみましょう。

パタンナーの平均月給

◆20代:24万円
◆30代:32万円
◆40代:38万円

パタンナーの平均年収

◆25~29歳 平均320万円
◆30~34歳 平均330万円
◆35~39歳 平均430万円

新卒パタンナーの初任給は20万円前後となっており、まだまだ未熟な見習いポジションであることを考えるとかなり恵まれています。

キャリアアップを積んだ一流パタンナーは年収600万円以上というデータも。給料が低いあまりにアパレル業界からドロップアウトしてしまう人は少なくありませんが、パタンナーは「自分の好きなこと」と「報酬」のバランスがとれている職種だと言えます。

福利厚生や労働時間

社会保険・厚生年金・雇用保険・定期健康診断・社員割引・社員旅行など様々な福利厚生を受けられます。提携するショップなどを優待価格で利用できる企業もあります。

週休二日制や土日休みが一般的ですが、納期前などは休日出勤が当たり前。勤務時間はサラリーマンとほぼ同じで、不規則な生活を強いられるケースは稀です。
 

パタンナーになるにはどうすればいい?

販売スタッフの経験者やアパレル業界に長くいるという人でも、それだけでパタンナーになることは困難です。

パタンナーのレベルを示すのに役立つ検定はありますが、必須資格というのは特にありません。就職成功の一番の近道は「学校で専門知識を身につけること」です。

新卒だとしても全く知識のない未経験者は応募資格すらないパタンナーの世界。求人に応募するのは、服飾系・被服系の専門学校や短大・大学を卒業した人がほとんどです。

また、学校を卒業してすぐにパタンナーとして活躍できるわけではありません。正社員でも始めのうちはアシスタント……いわば下っ端です。

長期の下積み期間は覚悟しましょう。現場の空気を肌で感じながらこつこつと経験を積んでいくことで、仕事を任されるようになります。

別の道からパタンナーになる方法

「デザイナーからパタンナー」など、パタンナーの仕事と共通する知識やスキルを持った人が転職に成功するケースもあります。

服を作るのが趣味で「CADソフトが使える」「パターンの作成知識がある」という人は、自作の型紙や作品集を武器に就活するという手も。かなりイレギュラーですが、意欲を買われて採用となる可能性もゼロではありません。

 

アパレルのテキスタイルデザイナーってどんな職種?

アパレル業界のデザイナーというと、「服やバッグなどのファッションアイテムをデザインする人」というイメージが一般的ですね。そんな中、最近注目を浴びているのが「テキスタイルデザイナー」です。

「テキスタイル」には「織物・布地」という意味があり、テキスタイルデザイナーは文字通り「生地の色や柄などをデザインする職業」なのです。

インテリアやファッションがお好きな方は、「大人気の北欧柄」「和風テキスタイル」「ボタニカルデザイン」といったフレーズを見かけたことがあるはず。

それらを手掛けているのが主にテキスタイルデザイナーであり、テキスタイルは服やインテリアの核の部分なのです。

「あのスカートの柄がかわいい」「この布で小物を作りたいな」と思わせるような生地を生み出せたら素敵ですよね。

それでは、実際にテキスタイルデザイナーになるにはどうしたらいいのでしょうか? さらに詳しい仕事内容や気になる給料・年収のこと、テキスタイルデザイナーのなり方についてご紹介したいと思います。
 

テキスタイルデザイナーの仕事内容

生地のデザインや開発をしますテキスタイルデザイナーの仕事は多岐にわたり、生地のデザインだけに留まりません。プリントデザインのみを考案している人から、糸や繊維など素材自体の開発にも携わる人まで様々です。

また、それらを一貫して担うデザイナーもいれば、各種加工の専門分野に特化したデザイナーもいます。自分が何に興味があり、どんな作業に向いているのかが明確でないと、どこを目指していくべきか分からなくなってしまうかも……。

手掛けるものも日常で着る衣服だけでなく、着物や手ぬぐいなどの織物、絨毯やカーテン、ソファなどのインテリア、ネクタイやスカーフ、アクセサリーやステーショナリーグッズにまで至ります。

つまり、「服のデザインを考えたいだけの人」より「アイテムの素材をデザインしたい人」の方がテキスタイルデザイナー向きだと言えます。

仕事の流れ

・アイテムの素材となる生地をデザインする
・糸などの副資材、染色・織り方・加工法などを定める
・工場に発注する

その他に、ファッションデザイナーとの連携や企画の進行を任されることもあります。また、大きく分けて2つの働き方が存在します。

素材や生地のメーカー・問屋で働く

生地やアパレル副資材に大きな魅力を感じていて、専門知識を深めたい場合やオリジナル性を追及したい場合はこちらの働き方がおすすめです。

織物会社などは数万種類のデザインサンプルを抱えていたりします。技術力の向上にも携われるのでやりがいはひとしお。デザインセンスだけでなく専門性の高さが要求されます。

アパレル企業の社員として働く

生地のデザインに特化したデザイナーもいれば、企画・工場選定、サンプルチェックまで担当するデザイナーもいます。

大手企業であればあるほど福利厚生などがしっかりしていて、安定した収入が得られるというメリットがあります。どんな働き方にも共通して言えることは、「生地や素材をヒットさせる」「より多くの人に使いたいデザインだと思わせる」、それが何より大切です。
 

テキスタイルデザイナーの給料や平均年収は?

日本では、専門職であるテキスタイルデザインに対する評価や価値は、海外に比べて低く考えられているようです。有名デザイナーにでもならない限り、同年代よりも高い年収は望めません。

とはいえ、自分が担当した製品が世の中に出回る喜びがやりがいに繋がる素晴らしい職業です。「趣味の延長で仕事を楽しんでいる」という声もありました。

では、年齢別の平均年収を見てみましょう。

◆20~30代:300万円前後
◆40代:300万円~400万円
◆50代:400万円~500万円

月の給料は年代により異なりますが、一人前となってからは約37.5万円といったところ。全体的に年齢層が高いイメージです。

独立してからより稼げるようになるケースは稀ですが、会社に属している方の収入は安定感があります。定年退職がない職場ならば、いつまでも続けられる仕事だと言えるでしょう。

福利厚生や待遇

◆繊維商社の例:社会保険・有給休暇・交通費支給
◆アパレル企業正社員の例:社会保険・通勤手当・社員持株会奨励金・スポーツクラブ優待・育児手当・家族手当・教育資格取得一時金など

やはり、勤め先によって福利厚生の内容はかなり差があります。労働時間は一般的なサラリーマンと同じで週休2日、夏季・冬季休みがあることがほとんどです。ボーナスの有無も応募する前にしっかり確認しておきましょう。
 

テキスタイルデザイナーになるにはどうすればいい?

資格は必要?学歴は?テキスタイルデザイナーに必須の資格はありませんが、洋裁技術検定や「文部省認定ファッションコーディネート色彩能力検定」など、関連する検定に合格しておくと書類選考の通過率がアップするでしょう。

現在活躍中のテキスタイルデザイナーは、ファッション系専門学校や美術大学などを卒業した方が多く、未経験でも「デザインの基礎を身につけていて当然」という空気があります。

ただし、芸術系の学校を出ているかどうかは必須条件ではありません。スキルが全ての世界なので、求人内容も「実務経験をお持ちの方」というものから「デザインが好きな方・素養のある方」と初心者OKのものまで色々です。

身につけておきたいスキル

募集要項で最も多いのが「Illustrator・Photoshopを使える方」という条件。パソコンスキルを必要としない会社ももちろんありますが、最低条件としている求人は多いので学んでおいて損はありません。

IllustratorやPhotoshopは安価なソフトではないので購入が難しい……という場合は、とにかくオリジナルのデザイン画を用意してアピール材料にするしかありません。

転職成功のコツ

就活前に、作品をまとめたポートフォリオやホームページを作ることをおすすめします。「今はまだ何も作れない」「人に見せられる作品がない」という方は少し考えが甘いです。

デザイン業に就きたいのならば、「ものづくりが好き」という気持ちを全力でアピールすること。生地になることを想定した作品でなくとも、「イラストを描くのが好き」という人は自作のイラスト集を作ってみてはいかがでしょうか。

テキスタイルデザイナーに求められるのは学歴でも資格でもなく、持ち前のセンスやデザインへの熱意ですから、面接に行っても言葉だけでは伝わらないことがたくさんあるのです。

 

アパレルのVMDってどんな職種?

VMDってどんな仕事なの?アパレル関係の求人で見かける「VMD」の文字。どういう意味かご存知ですか?

「どんな職業かわからない……」という方も、「VMDになりたいんです!」という方も、このページに辿りついたからにはVMDの実態を知り尽くしてしまいましょう。

VMDの仕事内容をはじめ、給料・平均年収のこと、VMDのなり方まで徹底的に解説していきたいと思います。

VMDの求人が充実している転職エージェントもご紹介しますので、最後までしっかりお目通しくださいね!
 

VMDの仕事内容

VMDの正式名称はVisual Merchandising(ビジュアル・マーチャンダイジング)であり、アパレル業界では「VMD」と略して称されています。

ビジュアル……日本語で「視覚に訴えるもの」という意味、つまり商品の見た目のことです。マーチャンダイジングとは、いわゆる「商品政策」のことを指します。

アパレル業界には、商品の仕入数や価格設定などの商品化計画に携わるMD(マーチャンダイザー)という職種があり、VMDは売りたい商品のビジュアル面を担当する存在なのです。

主な仕事内容

・商品の売れ筋予想&ターゲットの特定
・シーズンや商品コンセプトに応じた商戦プラン作り
・店舗の空間デザイン・商品ディスプレイ業務
・イベントやセールの手配

さらに、VMDが担う3つの重要ポイントがあります。

VP…Visual Presentation(ビジュアル・プレゼンテーション)

ショップのコンセプトやブランドイメージを世間に印象付けること。人の目につく部分、たとえばショーウィンドウや店舗入口のディスプレイがそのまま「ショップの顔」となります。

街やショッピングモールを歩いていて「このお店に入ろう!」「あの商品が気になる!」となり、お客様が入店すればVPは大成功です。

PP…Point of Sales Presentation(ポイント・オブ・セールスプレゼンテーション)

お店の中で真っ先に目が行くのは、商品を身につけたマネキン、目線と同じ棚や柱ですよね。店内の目立つ場所に新商品やおすすめ商品を配置する作戦を「PP」と言います。

空間の形や色、商品のコーディネートを考えて、VPにより導かれた人をさらに魅了するようなディスプレイを展開します。

シーズンや店舗の客層に合わせてディスプレイを変える必要があります。

IP…Item Presentation(アイテム・プレゼンテーション)

さらに細かく全体的に、商品の魅力を発信するディスプレイを展開します。商品同士がケンカをしないように配置したり、またはお互いを引き立てる陳列が売上につながるのです。

「この商品と合わせて使いたいな」とか「こんな商品もあるんだ!」とか、ショッピングの時に何気なく思うことがありませんか?

IPはVMDの最終段階、お店全体の売上をアップさせる役割を持ちます。

VMDの特徴

VMDとして成功するには自社商品を理解するだけでなく、売れ筋やトレンドを見極めるセンスが必要です。

また、全国各地へ赴いて店舗の内装を変更することも。残業が多い時期もあるため、休日や労働時間は企業によって異なります。
 

VMDの給料や平均年収は?

会社の売り上げに貢献すればするほどランクアップを望めるVMD。最初は販売員からスタートして、店長を経験することも多いようです。そのため、年齢によって収入の差は歴然です。

VMDの平均年収

VMDの年収は年代で変化!◆25~29歳 平均315万円
◆30~34歳 平均376万円
◆35~39歳 平均413万円

若いうちの月給は17~25万円ほど。経歴や能力に応じて初任給も異なります。アパレル業界の中ではなかなかの高年収ジョブとなっています。

待遇や福利厚生

一般的な業界の福利厚生と特別違った点は見られません。社会保険・厚生年金・雇用保険・定期健康診断・社員割引・社員旅行などのほか、提携する企業の優待特典があることも。

休日はシフト制の不定期、もしくは週休二日制。正社員はもちろん、派遣などの準社員でも福利厚生や有給休暇を得られたりするので、VMDの待遇は良好だと言えるでしょう。
 

VMDになるにはどうすればいい?

MDはファッションを好きなだけでなく、美的センスや洞察力が要求される職業です。専門学校を出ていたり特別な資格が必須というわけではありません。

最も多いのは、アパレル業界を経験してからVMDになるケース。「あなたがやったディスプレイ評判がいいよ」「売り上げが上がったよ」と上司に褒められて……というパターンもあります。

VMDとしての腕を磨けば大企業への転職も夢ではなくなります。では、未経験ではVMDになれないのかというと、「絶対に不可能」というわけではありません。VMDのアシスタントとして未経験者を募集する求人もまれにあるので、諦めないでくださいね。

VMDになるのに有利な資格

VMD関連の講座や本はいくつもありますが、明確な目標がないと勉強は長続きしません。VMDの基礎を学び、資格を取るのも一つの手でしょう。

「資格もアパレル業界で働いた経験もある」という方は就職も断然有利になりますよ。

商品装飾展示「技能検定」

VMDの能力を示す唯一の資格であり、国家資格です。商品ディスプレイなどVMDに求められる知識やスキルの検定です。

1級~3級まであり、最高ランクは1級。1・2級と3級で試験日が異なり、1級試験では商品プレゼンテーションやイメージスケッチ(一点透視図)を行います。
 

 

アパレル業界の求人が多い転職エージェント

クリーデンス

「餅は餅屋」ということで、ファッションデザイナーの求人を探すならまずはクリーデンスをチェック! クリーデンス(CREDENCE) は、アパレル・ファッションメーカーの就職支援に特化したサイトなのです。

アパレル企業のリアルな声が聞けるインタビューや、あなたが活躍できるかもしれない企業を診断する「デザイナー合格診断」など、コンテンツも充実しています。

もちろん、キャリアアドバイザーはファッション業界に精通しているのでサポート力も万全。実務未経験のデザイナー志望という方でも応募できる企業を紹介してもらえます。

クリーデンス 公式サイト→

Spring転職エージェント(アデコ株式会社)

人材紹介会社として知られるSpring転職エージェントは転職エージェント業務も行っています。アパレル企業に詳しいキャリアコンサルタントがあなたの就活を手助けしてくれます。

ファッションデザイナーの求人は自分で探すこともできますが、やはりコンサルタントのアドバイスや紹介は受けておいた方がいいでしょう。

正社員だけでなく、派遣や契約社員といった雇用形態の求人も豊富なので、就職に対する視点を変えて利用してみることをおすすめします。

Spring転職エージェント 公式サイト→

type転職エージェント

type転職エージェントは非公開求人の数を提示するなど、利用者の目線になったサービスが好評です。やっぱり使っていて不安のないサービスを選びたいですよね。

独占・非公開求人が充実しているだけでなく、独自のマッチングシステムがあるので、今まで出会えなかったファッションデザイナー求人を紹介してもらえるかも。

type転職エージェント 公式サイト→

リクルートエージェント

ファッションデザイナーを目指すといっても、「どこの企業でもいい」というわけではないはず。希望に合った求人を探すなら大手転職エージェントの力を借りましょう。

リクルートエージェントは企業との信頼関係がしっかりしているので、デザイナーをこき使って使い捨てるようなブラック企業を避けることができます。

リクルートエージェント 公式サイト→

求人情報サイト「リクナビNEXT」にもファッションデザイナーの求人があるので、そちらと併用してみてはいかがでしょうか。

 

アパレル 転職エージェント一覧

サイト名 サービス詳細 公式サイト
クリーデンス
ファッション・アパレル業界転職の雄
大手・デザイナーズ・外資系企業からの求人のご紹介やキャリアアップのご相談・面接対策まで、ファッション・人材業界出身のスタッフが無料であなたの転職支援を行います。
スタッフブリッジ
地域№1時給!アウトレットに強い
アウトレットのアパレル派遣求人に強く、各地域で№1の時給を実現!店舗スタッフだけでなくデザイナー、パタンナーへのキャリアアップも○。正社員求人もあり。
type転職エージェント
エージェントの手厚い対応、首都圏特化
年収アップに定評があるエージェント。女性の転職に強く、20代に力を入れています。求人は、首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)に限られ、サービス職・事務系求人を多く扱います。
Spring転職エージェント(アデコ株式会社)
女性に人気!アパレル求人も豊富
Spring転職エージェントは国内160拠点を持ち全国をカバー。オフィスワークやアパレル販売・サービス職など、女性が転職で活用しやすいエージェント。初心者向けから上級者向けまで幅広い求人を取り扱っています。求人数も業界トップクラス!
リクルートエージェント
転職成功実績 No.1
リクルートグループだからできる業界トップクラスの求人数と非公開求人数。求人エリアも全国対応しており、業界・職種の知識に精通した頼れる専任アドバイザーがあなたの転職活動をフルサポート!あらゆる業界・職種に強いのでアパレル転職の頼れる味方。
JAC Recruitment
女性のキャリアアップに強い
首都圏・関西に強みを持つJACリクルートメントは、企業の本社・中枢支店と太いパイプを持ち、キャリア志向の求人を豊富に扱います。年収600万以上、好条件の求人が多く、女性ならではの管理職求人なども豊富に取り揃えます。管理職や高年収の方におすすめ。

 

まとめ

正社員なら転職エージェント!女性や男性に関係なく、憧れのアパレル業界。

労働時間のわりに給料や年収は低い傾向にありますが、自分が携わった服が市場に出回る喜びや達成感は他の職業では得ることが出来ません。

一番オーソドックスな方法は、やはり服飾系・被服系の専門学校や短大・四年制大学のファッション学科で学ぶこと。

自分に合った方法で目指すのが一番ですが、正社員などちゃんとした形で企業に務めたい方は転職エージェントを活用してみましょう。

アパレル転職 鉄板ガイド

アパレル転職 鉄板ガイド
転職前に知りたい!アパレル業界
正社員の特徴と就職成功のコツ ファッションデザイナーへの道

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