「人」を育てる人事の仕事に転職するには!

人事の仕事は採用だけではない

新卒時の就職活動のなかで、人事の人とはおそらく一番といっていいほど関わりがあったことでしょう。入社後も新人研修やフォローなどをひきうけているのが人事ですから、人事の仕事について憧れや、興味をもっている人もきっと多いですよね。

ただし、就活のなかで目にした人事の仕事はほんの一部。新卒の採用以外にも、労務関連の手続きや給与計算などの事務仕事や、社内組織の編成など、会社の規模や仕組みによってさまざまな仕事があり、会社をより発展させるために重要な役割を担っています。

今から、人事の業務について未経験ながら人事部への転職を考えているあなたへ、人事部の仕事内容や企業の求めている人材について解説していきたいと思います。

人事の仕事内容と役割は?

人事の仕事内容は、採用業務だけにとどまりません。事務的な仕事も多く、給与や評価など秘密保持の事案もあるので慎重な行動が望まれます。応募者の書類選考や各部署への人員配置の手続きなどを行っても、多くの場合最終的な人事の決定権があるわけではありません。

人事の仕事内容を大まかに分けると次のようになります。

1.人材の採用に関わる業務
2.社内教育や研修などの業務
3.異動や昇進、昇給などの人事制度の管理業務
4.人事評価制度の構築
5.給与支払いをはじめとする労務関連の業務

1.人材の採用に関わる業務

各部署に必要な人員や事業の計画にもとづいて、新卒・中途者の採用計画をたて、媒体やハローワーク等で募集をかけます。採用スケジュールにもとづいて、説明会や面接日時の調整・連絡、資料作成など採用に至るまでの業務をこなします。内定後は入社に至るまでの手続き等をフォローします。
応募してきた人にとっては、会社の窓口ともいえる人事。会社の魅力を十分に伝えることや人に与える印象も大切です。

2.社内教育や研修などの業務

新人研修や昇格にかかわる社員教育など、人材の育成を行うための業務です。一般的なビジネスマナー、業務に関わる専門的知識、管理職への定期研修など、研修のカリキュラムやスケジュールをたて、人事部による研修のほか、外部講師への依頼などを行います。

3.異動や昇進、昇給などの人事制度の管理業務

異動や昇進、昇給など、社員の処遇を決定し、各部署に必要な人材の配置や円滑な業務遂行のための人員整理を行います。実際の人事の決定は、部署の責任者やトップからの指示があってのこと。そのため、各部署や社員からヒアリングをすすめ適材適所に人材を配置するための裏方的な仕事を担います。

4.人事評価制度の構築や改善

また、「目標管理制度」や「360度評価」など仕事の評価システムを構築し、社員がモチベーションを高く持ち続け、それぞれの能力を発揮して会社のパフォーマンス性を上げるような仕組みを作ります。

5.給与支払いをはじめとする労務関連の業務

社員データの入力・更新、給与計算、厚生年金の手続き、健康保険など各種保険の手続き、年末調整、勤怠管理など、事務的な仕事を行います。また社員の心身の健康にも気を配り、福利厚生の整備や、健康診断やメンタル面でのサポートを行います。
※会社の規模によっては総務の領域になる場合もあります。

人事にはどんなスキルや資格が必要?

実際に人事の仕事を進める上で、どんなスキルや資格が必要なのでしょうか?
人事の担当する仕事は幅広く、関わる仕事によって、役に立つスキルは異なっていますが、社内でも社外でも人と話す機会も当然多いのでコミュニケーション能力は必須と言えます。
また、人事や給与、評価に関する個人情報も多いので、機密事項をきちんと守ることができる口の堅さ、は言うまでもありません。

上にあげた「1. 人材の採用に関わる業務」では、学生向けの会社説明会などでプレゼンテーション能力を活かすことができます。
特に新卒採用に関わっている場合は、採用戦線の動きにも敏感な人が求められ、情報の収集力も大切。面接時には会社の将来を担う人材を得るための冷静な判断力も必要です。海外での採用活動を行う場合には、海外の習慣への理解や語学力も大きなポイントです。

「2. 社内教育や研修などの業務」では、社員にどのような研修が必要なのか問題や課題を検討するので、企画力や情報収集力が問われます。人材の育成にすべきことを、経営陣に提案し、先を見据えながら実行していく能力が必要です。

「3.異動や昇進、昇給などの人事制度の管理業務」では、各部署との話し合いも多いため、きちんとした対応と、誠実にこなそうとする姿勢が大切です。社内文書の作成に基本的なOA機器の操作も苦なく行える人が良いでしょう。
また、時にはリストラなど、社員の今後を左右する決定を告げなくてはいけないこともあり、
誠実に対応する責任感のある行動
が望まれます。

「4.人事評価制度の構築や改善」の業務では、社員データの入力や更新をはじめ、使いやすい評価シートを構築するための知識が必要。集まった評価シートを集計しデータを一覧化するため、作業の効率を上げるためにも、基本的なOAスキルは必須です。

「5.給与支払いをはじめとする労務関連の業務」では、細かく単調な作業が多くありますが、気をぬけない業務の一つ。会社の就業規則を理解することはもちろん、さまざまな手続きを行うので、労働基準法や社会保険制度に関する知識があれば役に立ちます。衛生管理や社会保険労務士の資格は自己アピールの一つになるでしょう。

未経験から人事の仕事に挑戦するときは志望動機を明確に!

先ほどから述べているように、人事の仕事は幅広く、会社の規模や組織編制によって、求められるスキルも変わってきます。人事業務が未経験ならば、人事の業務に関するキャリアや資格の有無、未経験の視点から見た人事の業務についての提案など、即戦力を求めている企業にとって、採りたいと思わせるだけの人材であることが必要でしょう。

狭き門ですが、貪欲に学ぶ姿勢をアピールすることと、前職の経験がどのように人事の業務に活かせるか、ということを志望動機で説明できれば、チャンスは開けてくるはずです。

転職して人事職を別会社で続けたい場合

これを読んでいる人の中には、すでに人事職だが別会社の人事への転職を考えている、という人もいるかもしれません。その場合、必ずと言っていいほど面接で聞かれるのは、転職したい理由。

自身の会社の待遇に不満がある、というネガティブな発想ではなく、自身が今まで携わってきた仕事を整理し、人事のセクションの中で自分自身がどのようなキャリアプランを描いていきたいのか、転職した先でどう貢献できるのかを、しっかり紐づけて説明することがポイントです。

業種が同じであれば、人事からみた組織の在り方や会社の将来性がより見えやすくなるでしょう。人事経験者だからこそ語れる、志望動機に企業も興味をもって聞いてくれるはずです。

人事職のやりがいとは?

それぞれの能力や個性を把握し、発揮できるチャンスや場所を与えられるのが人事のやりがい。人事の仕事は成果が見えづらく、人材の育成は数年かかってやっと実を結ぶものですが、人に興味を持って、サポートし続けることが、
組織の活性化や会社の業績を上げる
ことにつながります。

「人」を相手にする人事職の仕事。人事職への転職を希望するならば、まず自分自身の強みや魅力について知ることも大切です。企業の採用担当部署である人事のセクションについて、転職エージェントが知り得る情報はとても貴重なもの。ぜひ転職エージェントの支援サービスを利用して客観的にキャリアプランを見てもらい、希望にあった転職活動を行いましょう。

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