出版業界への転職を成功させるには

出版業界は紙の出版物だけではなく、新たな分野にチャレンジ

児童書が大ヒットとなったり、人気漫画がドラマ化されたり、話題性にはことかかない出版業界。テレビや新聞などと並ぶ人気のマスコミの一つであり、毎年新卒学生の人気企業ランキングでは大手出版社が上位に入っています。そんな華やかな出版業界に憧れを抱いている人もきっと多いことでしょう。

最近は電子出版の数が増え、市場規模はどんどん拡大していく一方、書籍や雑誌など紙の出版物の売り上げの落ち込みもあり、出版業界の売り上げは右肩下がりとなっている現状があります。ただし、出版業界は紙の出版物だけを扱うのではなく、他の業界との連携やWebメディアを立ち上げるなど、新しい試みにもチャレンジしています。

今回は、わたくし天職セイコが出版業界の現状や転職事情についてお話していきたいと思います。

出版業界の現状と将来性

出版業界は、一般的に出版社が発行した書籍や雑誌類を、出版取次と言われる問屋(流通業者)を通して、全国の書店や書籍取扱いコーナーのある店舗へ並べ、消費者の手に渡る流通形態をとっています。2016年の出版物の推定販売金額は、前年よりも3.4%減少し、1兆1709億となり、12年連続で前年を下回っています。

一方、電子書籍や電子コミック・雑誌などの電子出版については、前年に比べ27.1%の増加となり、推定販売金額は1909億円。まだまだ紙の書籍・雑誌の販売金額には追い付かないとはいえ、電子出版の占める割合は毎年多くなり、市場は拡大しています。

紙の出版物の売上げの減少により、出版社や書店も数も少なくなり、2004年度には4109社あった出版社が2015年には約3489社になってしまうという厳しい状況ですが、アニメの原作や書籍の映画化など他の業界と連携しネット書店で新たな読者を獲得するなど、新たな事業にも積極的な動きを見せています。

出版業界のさまざまな職種

人気の雑誌やコミック、文庫、新書、児童書、文芸、辞書や学習参考書など、さまざまな出版物が世の中に出て、消費者が手にとるまでには数多くの職種が関わっています。今回はその代表的な職種を見ていきましょう。

担当する取次店や書店に新刊の仕入れの交渉などを行い、自社の出版物を売るための営業サポートを行う仕事。書店には新刊の情報提供や事前受注、自社商品の在庫チェックや欠本補充、POPをはじめとする催促物を使って出版物をアピールするなど、書店店員だけではメンテナンスできない部分をフォローします。
書店営業は書店の状況や消費者が実際に出版物を手に取る現場を見ることができます。現場からの声や他の出版社の情報などを自社に持ち帰り、編集などへの情報を提供します。

自社が出版する雑誌の広告欄に掲載するスポンサーを探したり、タイアップ広告をクライアントに提案したり、あらゆる手段を使って広告収入を得るための営業活動を行うのが広告営業の仕事。
最近は、SNSを使ったイベント告知や、クロスメディアを活用した活動も行っています。大手出版社の広告営業は、担当する雑誌や書籍が決まっており、媒体の特性を生かして、読者層に向けた企画や提案をすることができます。

雑誌や書籍の企画を立て、その出版物を完成させるのが編集の仕事です。出版する本の装丁や、雑誌の紙面レイアウトなどをデザイナーとやり取りすることもあり、ライターやカメラマンなど多くの人と関わりながら仕事を行います。

雑誌にはそれぞれ編集部があり、編集長のもと、企画会議で内容を決め、取材やライターや作家などへの執筆依頼、経費の精算、上がってきた原稿のチェック(校正)などを行います。
書籍や漫画の場合には、原稿のチェックをはじめ、作家のスケジュール調整や、新しい企画の提案や必要な取材のアポなどもとる場合があります。

編集者の中には、出版社に所属する社員だけでなく、出版社から依頼される編集プロダクションに在籍する人や、フリーランスで仕事をする人がいます。

ブックデザイナーとは編集者から依頼をうけて、本の表紙デザインや扉、しおり、紙面の文字レイアウトなどをデザインする仕事。編集者や作者と打ち合わせをして、本のテーマや内容、世界観にあうデザインを考えます。
エディトリアルデザイナーは雑誌や書籍などのデザインに関わる仕事。文字や写真など編集の企画意図に沿った誌面レイアウトを、パソコンを使ってデザインします。

出版物の原稿と何回かにわたる校正刷りをチェックし、文字の大きさや書体などの誤植、文字の組み方、ルビや事実との相違、差別表現などに関して校正・校閲していく仕事です。

未経験・異業種から出版業界への転職は可能?

書店や出版社の数が減り続けている現在、出版社では生き残りをかけて、ITやエンターテイメントなどと手を組み新たな分野に力を入れているところが多くなっています。たとえ業界が未経験であっても、異業種で培った知識を活かせるのであれば、中途求人に応募してみる価値はあるでしょう。実際、出版業界は中途採用もあり、編集を目指している場合でも、いくつかの編集プロダクションを経て出版社にステップアップするケースもあります。

一冊の本や雑誌を世の中に出すまでには、多くの人が関わり、やりとりも膨大です。コミュニケーションスキルや気配りはもちろん必要で、最新の流行や情報について好奇心や関心も持つべきです。

また、出版業界を志すならば、「本が好き」という情熱を少なからず持っているでしょう。その情熱も志望動機の一つにはなりますが、正直、それだけでは出版業界への転職は困難。本を売る側・作る側の立場として、世の中に求められている企画を常に考えておく必要があります。ですから、あらゆる方面にアンテナをはって企画力を高めると同時に、志望先やライバル社の書籍や雑誌などを徹底的に読み込んで、出版業界の研究をしておくことは転職活動をする上で必須と言えます。

出版業界の求人情報を探すなら転職エージェントを活用しよう

出版業界への転職を目指すならば、効率よく転職活動が行えるよう、マスコミ業界に強い転職エージェントを大いに利用しましょう。大手の出版社の求人は人気が高く、求人募集も長く出ていることはありません。企業から独自に求人情報を得ている転職エージェントならば、応募のタイミングを外さず、的確なアドバイスや面接対応などあなたの力になってくれます。出版業界への転職を目指すみなさんが、憧れの仕事に一歩でも近づけるよう応援しています!

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