院卒で就職活動をスムーズに行うには

修士課程や博士課程の修了者が進む道は

大学を卒業したあとの選択肢の一つである大学院への進学。文部科学省が行った平成29年度学校基本調査によると、平成29年度には大学院修士課程には約78,000人が入学しています。一方、卒業者に占める就職者の割合は、修士課程修了者は78.2%、博士課程は67.7%となり、どちらも就職率は前年度よりも上がり、過去最高となりました。

大学院への進学というと、多くの人が学問や研究をさらに深め、専門性を磨くことを目的としていますが、修士課程や博士課程を修了した人はその後どのような道に進むのでしょうか?そこで今回は大学院卒の就職についてクローズアップします!

大学院に進むとすぐ就職活動が始まる

大学院の修士課程に入学し、卒業はあと2年後…でも就職を考えている大学院生はゆっくりしてもいられません。修士課程一年目の後半には、修士課程修了後の身の振り方を考えなければならないからです。翌春には大学生も含めた就職活動が本格化するとはいえ、修士課程に入学して一年もたたないうちに就職先のことを考えるのは忙しいですね。ですから、修士課程への入学を検討している場合は、就職活動をする、しないにかかわらず、修士や博士課程の人の就職を大学側がサポートする体制が整っているかどうかも確認しておくべきでしょう。

また、大学院の研究室と企業で共同研究をしている場合や、大学院の指導教授とOB間に太いパイプがある場合には、企業に就職を推薦するケースもあります。人脈やコネも就職の際には大きな味方となるので、将来自分がどういう仕事や研究をしたいのかを熟考すべきです。

大学院卒の就職は一般企業には不利!?

「大学院卒は一般企業には不利」という言葉を聞くことがあるかもしれませんが、実際はどうなのでしょうか?大学院卒を企業が採用する理由は、「専門知識がある」「学会や論文発表などに慣れている」「自分で課題やテーマを見つけ検証や考察を行う」等、大学卒の学生にはない知識と経験があるから。ですから、その学生が持っているスキルが企業にとってメリットとして感じられない場合には、初任給も安く、より若い人材である大学卒の学生を採用することになります。「就職活動がラクにできそうだから」という安易な気持ちで大学院に進学するのは絶対におすすめできません。

また、大学院卒で企業に入り、大卒よりも初任給が少し高いことがあっても、その後の昇進などについては特に優遇されない会社がほとんど。院卒であってもひとたび企業に入社してしまえば、あとは個人の努力と会社への貢献次第と言えます。

理系の大学院卒の就活は学部卒に比べて多少有利な部分も

同じ学科のほとんどが大学院に進むこともある理系。理系にとっては大学院への進学は一般的で、中には大学院卒が優遇される職種もあります。大手メーカーの研究職・技術職については、応募の条件として修士・博士課程の卒業が必須となっているところもあるので、学部卒よりも多少有利な部分もあるでしょう。

理系の就職先としては、自分が大学院で学んできた専門知識を活かせる、自動車・輸送機器、情報処理、電子・電気機器、化学・石油、医療など様々な業種があげられます。文部科学省による平成29年度「学校基本調査」によると、理学・工学・農学・保健などの理系の修士課程卒業者の進路状況は、正規の職員としての採用が多くなっています。

大学院卒は学部卒と違い、2年多く学んできた分、企業の期待も高く、即戦力として活躍することを求められています。また、理系の学生は海外のさまざまな文献や資料を読むことも多く、英語力についても企業に評価されている部分もあります。

文系の大学院卒の就活は視点を広げて

文系の大学院に進む学生は、全員が将来研究職を目指すわけではなく、企業や公務員、専門職に進む人までさまざま。ただし、弁護士や司法書士などは別にして、大学で学んだ文系の専門的知識や深めた研究テーマについて、一般企業ではそこまでの専門知識をあまり必要としていないのも現実としてあります。

文部科学省による平成29年度「学校基本調査」によると、修士課程と博士課程修了者の分野別進路状況を見てみると、理系・工学・農学・保健などといった理系の分野に比べて、人文科学・社会科学・教育などの文系は、正規の職員として就職している割合が低くなっています。ですから大学院進学後就職を希望する場合は、就職活動について入念に準備をする必要があります。

文系の大学院生に人気の企業ランキングでは、銀行、商社、情報・通信、出版、メーカー、コンサルタントなどが上位にランクインしています。自分の研究領域内・知識内での就職活動にこだわりすぎると、就職の幅を狭めていることにもなりかねません。他の業種にも視点を広げて、就職活動を行うのがよいでしょう。

大学院卒でも面接時の基本的スキルは当然必要

企業との面接時、質問を受けて答えるといったやりとりの中から、企業はコミュニケーションスキルや、プレゼン能力などを見ています。研究内容そのものよりも、他者にどう説明するか、予想外の質問がきた時にどう対応するか、といった部分も見ているので、基本的な面接対策も怠らないようにしましょう。

就活の年齢制限はある?

4年生大学を卒業し、その後2年間の修士課程を経て卒業した場合、大学卒の人とはプラス2歳の差があります。大学に入る際に浪人を経験している場合はさらに1歳プラスとなり、年齢制限について気になる人もいることでしょう。でも安心してください。一般的に、卒業見込みである新卒を募集している会社では、年齢制限はほぼなく、あったとしても2~3年程度の幅をもたせてある場合がほとんど。年齢よりも応募者自身の人となりや、大学院での実績などが重視されるでしょう。

院卒の就職活動は早めにスタート

大学院生の就職活動で一番困るのは、研究・発表と就職活動との両立。ほんの数カ月の間ですが、大学院で学んだことを活かすには、就活を勝ち抜かなければなりません。
就活が本格化する前に、求人情報のチェックや新卒を対象にしたフェアの参加など、できることはなるべく早めにやっておきましょう。

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