中高年リストラからの再就職アドバイス!

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「リストラ」…企業で働く人にとって、おそらくこの言葉ほど恐ろしいものはないでしょう。バブルがはじけた後、日本経済は長く低迷し、大小さまざまな企業が人員削減を行いました。その後、リーマンショックの影響によって、再びリストラが多くの会社で行われたことはまだ記憶に新しいですよね。つい最近も、銀行業界での大規模なリストラや配置換えの計画が明らかになったばかりで、危機感を抱いている人も少なくないと思います。

大手や中小企業関係なくリストラを実行している日本では、失業は決して他人事ではありません。もしも自分がリストラされることになったら、今後の生活や人生プランにも大きい影響があるのは間違いないでしょう。そこで今回は30代~50代の中高年向けに、リストラに関するアドバイスをいたします!

退職理由が大事な理由とは!?

会社を辞めることによって安定した収入がなくなる、ということの不安は相当大きいものです。退職前に次の就職先が決まっているのが理想ですが、残念ながら決まらずに退職日を迎えてしまう人も多くいます。でも落ち込んでばかりはいられませんね。失業給付をうけながら、再就職活動を前向きな気持ちで取り組みましょう。

そこで確認しておきたいのが、会社の退職理由です。実は退職理由によって、失業給付を受けられる時期や支給額が変わってきます。

自己都合での退職や就業規則違反などでの解雇に対し、リストラは業績不振や事業見直しによる、会社都合の退職となります。リストラを実行する多くの企業は希望退職制度で希望者を募りますが、退職金の割り増し支給や、希望者への再就職支援をしたりすることで、強制的ではなく円滑にリストラを進めようとします。

ただし、実際にリストラ対象となるのは、個人の業績がふるわない社員や、40代・50代以上の管理職を含む社員が多く、会社側が残ってほしい人材については退職させないようにするケースもあります。会社側から見て辞めてほしい人材には「退職勧奨」が行われることもあり、結局のところ退職のためのレールが敷かれているようなものだと言えます。「退職勧奨」を拒否した場合で最終的に解雇になった場合は会社都合、「退職勧奨」を承諾した場合でも会社側から解雇をした場合は会社都合での退職になります。

「会社都合の退職」ならば失業給付がすぐもらえる!

自己都合による退職の場合、退職金の支給額が減額されるケースがあり、失業給付の基本手当も3カ月間は給付が制限されます。ですが、会社都合の退職の場合、会社からもらえる退職金が多少優遇される場合があります。そして要件はいろいろありますが、失業給付の基本手当は7日間の待機期間の後にすぐに支給されます。たとえ仕事が見つからない状況でも、基本手当の支給があることで精神的にはぐっとラクになるのではないでしょうか?

失業給付の基本手当をもらうためには、退職後、会社から自分の離職票を受け取ったら、記載されている退職理由を確認し、すぐに最寄りのハローワークに行きましょう。求職の申し込みをすることで基本手当の受給資格が発生します。

「会社都合での退職」も面接で言うべき!?

転職活動での面接では、前職を辞めた理由を必ずと言っていいほど聞かれます。その際、業績不振など「会社都合での退職」であれば本人の力が及ばない理由なので、はっきりと答えてしまって良いでしょう。

しかし、面接者はある程度理解はしてくれますが、リストラが採用の理由にはなりません。面接では気持ちを切り替えて、前職で得たスキルや実績を今後どう生かしていきたいか、再就職に意欲的なところを伝えられるように表情でもアピールしましょう。 

30代で再就職するには

会社の中核として活躍できる30代。自己退職者も多く、転職市場においても30代を積極的に採用している企業は多くあります。

30代は既に社会人として10年以上キャリアを積んでいるので、同業種・同職種での専門的な知識と経験は十分アピールになります。キャリアアップを見据えての資格取得なども意欲的ととらえてくれる企業は多いことでしょう。

一方、未経験の仕事に就くには30代が最後のチャンスと考えるべき。応募要項に未経験可とあっても、企業は即戦力となる経験者や、成長が期待される20代に目を向けるでしょう。それを覆すには、これまでの社会経験を活かし、異業種にいた者ならではの業界・企業研究など、一歩踏み込んだアピールをしなければなりません。
未経験職種に応募する際には、大手だけでなく、中小企業にも目を向けることで、新たな活躍の場が見つかる可能性もあります。

40代で再就職するには

20代、30代に比べ、年齢ではじかれてしまう40代の転職は難しくなると言われています。それでも10数年のキャリアを活かさない手はありません!40代の転職者に求められているのは、ずばり即戦力と適応力です。

40代となれば管理職についている人や、部署のリーダーなどマネジメントを任される頃。職種の経験とスキルに加え、上下の年代をうまくまとめられる力など、職場の即戦力を求めている中小企業への応募をおすすめします。また、前の職場での習慣にこだわらず、周りを見つつ臨機応変に対応できる適応力も40代には必要です。

待遇や給与に目が行きがちになってしまう転職活動ですが、それも自分がやりたい仕事があってこそ。大手企業の安定性だけでなく、会社の成長を担うメンバーとして活躍できるフィールドがあるかどうか見極めつつ、就職活動を行いましょう。

50代で再就職するには

残念ながら転職市場では、50代の再就職の枠は非常に限られているのが現実。特に前職が管理職だった場合、それなりの収入とポストを求めてしまうことが多く、応募先の企業もコストの面から採用を見送ってしまうケースもあります。求人情報を集めるのにも自分一人の力では難しいので、中高年対象や、管理職を対象にした転職エージェントに早めの登録をおすすめします。

50代だからといって未経験職種への応募が完全に閉ざされたわけではありませんが、スムーズな転職活動はやはり前職の経験が活かせる職場でしょう。再就職までのブランクが長ければ長いほど再就職の道は厳しくなります。

ハローワークの職業訓練の利用や、再就職支援会社など第三者からのアドバイスをうけつつ、積極的に就職活動をすすめましょう。

 
参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷