第4回 仕事・会社の探し方、選び方

初めての転職 成功講座

転職活動の主な媒体

 

転職活動では、新卒の就職活動に比べ、多数のルートがあります。主な媒体の特徴を解説していきます。

転職サイト(転職情報サイト・求人サイト)

就職活動でおなじみの求人サイト転職版です。インターネット上で見ることができます。大手総合サイト、業界別のサイト、ベンチャー専門など特色があるので、希望にあわせて使い分けてください。

求人情報型の転職サイト一覧はこちらから

転職エージェント(人材紹介会社・人材斡旋会社)

あなたの希望の仕事内容や会社の条件にあわせて、企業を紹介してくれます。
転職サイトとあわせて、転職活動の主流です。最後に活用方法をアドバイスします。詳しい説明と活用法は、後述します。

転職エージェント一覧はこちらから

転職フェア(合同)

大きな会場がブースで区切られ、複数の企業が集まります。求職者は企業のブースを訪問し、会社説明をしたり、質問したりできます。
一度に多くの企業を見ることができるのがメリット。主催は、転職情報会社、新聞社、ハローワーク、商工会など様々です。

転職フェアの詳細はこちらから

転職情報誌

転職情報誌は、書店やコンビニエンスストアで購入できます。首都圏では男性向け、女性向け、IT業界、現場系など特徴があります。自分自身の方向性にあった転職情報誌を選びましょう。まだ方向性が定まっていない人は、複数の転職情報誌をパラパラめくってみるのもお勧めです。
地方は情報誌の数は限られ、ハローワークや新聞広告の比率が高くなります。

ハローワーク

各地域にある公共職業安定所(通称:職安)の就職あっせん機関です。
企業は無料で求人情報を掲載できるので、有料媒体に出ない求人も集まります。地元の隠れた優良企業を見つけやすいのもメリット。
ただし、求人票だけでは情報量が少なく、企業の特色や魅力がわかりにくいので、自らどのような企業かを調べてください。

新聞広告

新聞紙面内の求人欄と、新聞に折り込まれる求人広告の2種類があります。
紙面内の求人欄は、個別の企業だけではなく転職エージェントへの登録を促進するものも多くなりました。
新聞折り込みの求人広告は、正社員・アルバイト・内職など雇用形態はバラバラ、地元の求人が多いのが特徴です。

自社ホームページ&SNS

インターネットが発達し、検索機能が充実したたけ、自社ホームページやfacebookなどのSNSで求人をする会社も増えました。
検索サイト「Google」などを活用して探しましょう。あなたの希望+採用・求人・募集要項といったキーワードを組み合わせて検索します。

転職エージェントのメリットとよくあるトラブル

新卒ではまだあまりなじみのない人材紹介・人材斡旋業。ここでは、どのような仕組みか、その活用法をお話しします。


【転職エージェントのメリット】

  1. 一般公開されていない求人も集まる(同業他社に動向を知られたくないプロジェクトの求人、退職予想者が推測されるとまずい場合など)
  2. 自分では見逃してしまうような、思いがけない求人を紹介してもらえる

 

そのため、積極的に活用していただきたいと思います。
いっぽう、転職エージェントに不信感を持って、私のところに相談に来られる人もいらっしゃいます。


【よく聞かれる不満・トラブル】

  1. 冷たく対応された
  2. 希望と異なる求人を紹介され、転職するたびにキャリアダウンしている

 

トラブルを防ぎ、メリットを享受するために、まず転職エージェントのビジネスの仕組みを理解しましょう。
 

転職エージェントの仕組み

転職エージェントは、あなた(転職希望者)を契約企業に紹介します。あなたが入社したら、契約企業から紹介料を受け取り、利益を得ています。紹介料は、入社時の年収の25~35%が相場です。
また、人材紹介会社は、取引がある企業しか紹介できないので、あなたの希望や経歴によっては、1社も紹介してもらえない場合もあります。

転職エージェントの仕組み

 

転職エージェント利用の流れ

STEP1 転職エージェントにコンタクトをとる

こちらのリンクから、登録ができます。

転職エージェントを選ぶポイントは、

①キャリアカウンセラーの力量、②相性、③転職エージェントが持っている求人案件とあなたの希望とのマッチング

です。

エージェントを見極めようさて、①カウンセラーの力量と②相性と見極めるために、天職を意識したらコンタクトを取って、まずはメールでやりとりすると良いでしょう。

来社を強引に進める会社や画一的な対応をする会社は、早期にコンタクトを取って関係を築いていくには向きません。方向性がはっきりしてから、転職ナビと同じような感覚で利用します。
下の表から「個人」「大手」「中小」の特徴を記しましたので、参考にしてください。

10~20社とメールのやりとりを始めたら、自然とあう会社に絞られていきます。あわない場合は、自然とお互いに連絡を取らなくなるので、無理に吟味する必要はありません。

STEP2 キャリアカウンセラーと会う

気軽にたくさんの応募者に会いたいという転職エージェントと、職務経歴書を見て斡旋の可能性がある人に会う転職エージェントがあります。
メールのやりとりで「会いましょう」と言われてから会うのもよし、あなたから面談を申し込んでもOKです。

STEP3 紹介後はまめに報連相

求人を紹介されたら、応募する場合もしない場合も、必ず意思表示をしてください。魅力的だと思ったときには、気に入った理由を、応募しない場合には、本音の理由も伝えて。そうすると、次の求人はあなたの希望に近づきます。

面接後もすぐに電話で報告しましょう。デキるキャリアカウンセラーなら、報告の内容からあなたのニーズをつかむとともに、面接で上手くいかなかったところのフォローをしてくれます。

転職エージェント会社規模による特徴

大手
  • 求人数が多い
  • 企業の窓口(営業)と、あなたの窓口(キャリアカウンセラー)は別。社員は新卒中心。定年後の転職者も多い。
  • データ検索で紹介するため経験職種、経験業種、未経験OK求人の紹介が中心
個人
  • 個人の人脈で商売をしているため、求人案件は少なく偏りがある(他社と求人を共有してカバーしていることもある)
  • 営業もキャリアカウンセラーも1人でこなすため、あなたの人となりや可能性を見て、会社の雰囲気や職務適性がマッチする求人を紹介してもらいやすい
中小
  • 求人案件は少なく偏りがある
  • 社員全員が営業とキャリアカウンセラーを兼任する会社と、役割分担している会社がある。分担の場合、双方のコミュニケーションが盛んならマッチングは高くなる
  • 人となりや可能性を見てもらいやすい

以上を踏まえて、トラブル回避法を考えてみましょう。
 

転職エージェントの活用法

トラブル回避法① 頼りすぎは禁物

転職エージェントにとって応募者からの転職相談は「仕入れ」。斡旋につながらない相談に時間を割くことはできません。
ですから、職務経歴書の添削や転職全般の悩み相談を期待すると、「冷たくされた」と悲しい想いをすることになるかもしれません。
 

トラブル回避法② 希望が定まってから

希望が定まらないまま登録・相談に行くと、紹介しやすい求人を紹介されます。「前職と同じ業種・職種」や「募集人数の多い求人」「人気のない会社・仕事」です。

これらの求人が悪いわけではありません。問題なのは、紹介されるままに転職し、「せっかく転職したのに前職と同じ不満が……」「やりたい仕事と違った」と公開して、転職を繰り返す人がいることです。
転職後の方向性・希望・条件を明確にしてからアプローチしましょう。「相談」ではなく「意思を伝えに行く」のが成功の秘訣です。
 

トラブル回避法③ 自分自身の売りを明確に

単に職務経歴書に経験業務を羅列しただけでは、「できるけれど、やりたくない仕事」を紹介されるリスクが高まります。

あなたの売りを明確にして、その売りが希望の仕事で活かせることを転職エージェントにイメージしてもらいましょう。
そうすれば、未経験の仕事への転身も、ステップアップ転職もスムーズです。
 

トラブル回避法④ スカウトとヘッドハンティングは別

梅田幸子転職ナビにある「スカウトを受ける」機能を登録すると、地域や経歴、年齢からセグメントされたスカウトメール(企業からのDM)の他に、転職エージェントからアプローチが来ます。

これは、転職エージェントにとって、斡旋の可能性のある人を仕入れる行動。ヘッドハンティングのように、事前に業績、人柄、能力などを調査してから声をかけるものとは異なります。
 
 

>> 第5回 応募書類のポイント へ続く

 

講師プロフィール

  • 梅田幸子 著者写真
  • 梅田 幸子(うめだ さちこ)
  • 天職コンサルタント

  • 実績、経歴

    大学卒業後、東証一部上場企業からベンチャー企業まで3社にて採用・育成を中心に人事全般を担当。個人のキャリアを継続的にサポートしたいと2005年に独立。

  • 4000人以上の面接をしてきた経験を元に、個人に対する丁寧なキャリアコンサルティングや、キャリア講座の講師を行っている。
    また、企業からの依頼で、面接や採用支援、研修講師として、その会社にマッチした人材を選ぶサポートをしているので、企業側の本音をふまえたアドバイスに定評がある。

  • 運営サイト

    採用・研修・育成のサポート&コンサルティングの梅田幸子
    http://with-c.net/


    著書

  • はじめての転職100問100答
  • あなたの天職がわかる最強の自己分析
  • だから内定をのがす!もったいないカン違い45
  • 「就活」成功の秘訣


 

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