アジアの転職~日本人でも行ける海外就職先~

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国別アジアの就職方法 アジアで働くには?

世界の国の中でも、成長率が著しく活気のあるアジア。

アジアといっても大陸と島に分かれているので、気候などにも大きな違いがあります。

さまざまなバックグラウンドを持つアジアで、転職を成功させるためにはどのようなことに気をつければいいのか、ポイントをご紹介していきます。

東アジアの海外転職・就職事情

韓国(大韓民国)韓国

韓国(大韓民国)輸出国としてめざましい経済発展を遂げ、自動車メーカーや電機メーカーを中心に国際競争力を高めている韓国。優秀な技術力や販売力を展開しています。

韓国で現地就職をめざす日本人は、韓国企業であれば高度な韓国語を求められ、韓国人と競争するだけのタフな精神力も必要です。

日系企業では日本人ならではのビジネス文化に精通した営業職や技術職の採用が行われていますが、それでも韓国語は必須です。

社内には日本語の堪能な韓国人社員も大勢いますので、日本語を話せるだけでは強みにならないことを覚悟しておきましょう。

日系企業は首都ソウルや釜山(プサン)を中心に、商社や部品メーカーなどが早くから進出しており、近年は金融業、サービス業、外食産業、消費財メーカーの進出も目立っています。

基本的には現地の社員はほとんどが韓国人ですので、現地採用で日本人が就職するのは難関です。また、日本語学習者の多い国ですので日本語教師の求人もあります。しかし人気の仕事ですので競争率は高めです。

韓国企業一例 サムスン、LGエレクトロニクス、ロッテホテル、LINE、ミシャ
日本人求人のある職種 営業、日本語教師、エンジニア、技術系専門職、販売、美容師、ホテルスタッフ、旅行関連 他
特徴 正社員よりも契約社員が多い。日本から近いことがメリット。語学力があるよりも専門技術職が有利。
職種・業種 エンジニア、日系営業職、事務、カスタマーサポート、日本語教師、メーカー、貿易、旅行など
求人情報 韓国に強い転職エージェント4社

【マンガ】韓国で仕事がしたい!日本人が就職する方法と注意点
人気の韓国で働くに当たって気をつけるべきこと、現地の相場や福利厚生、これがなくては始まらないビザの取得方法を解説。

中国(中華人民共和国)中国

以前ほど急速な経済成長率は見られなくなりましたが、それでも依然パワフルな注目の国。上海などの大都市がインフラ整備を進める計画にあり、東京を超える経済大国になるだろうとも言われています。

80年代頃から日本の多くの企業が中国へ進出しており、いまや在外邦人者数も上海がトップと言われるほどです。

あらゆる業界の日系企業が上海や北京をはじめ、蘇州、天津、大連、広州など中国全域の主要都市に進出。求人数の豊富さはもちろん、業種、職種、勤務形態なども幅広くあるのが中国での就職の魅力です。

海外就職・転職をめざす方なら、一度は検討してみたい国と言えるでしょう。

中国企業一例 レノボ、ファーウェイ、中国銀行
日本人求人のある職種 幼稚園教論、経理、営業、日本語教師、デザイナー、生産管理、品質管理、オペレーター、エンジニア、SE、秘書、翻訳、販売、飲食、美容師、医療、事務職、専門職、建築・不動産 他
特徴 日系進出企業が多い。沿岸部よりも内陸部の求人が増えている。
職種・業種 営業職、生産関連技術者、現場監督・施工管理者、技術、建設、IT系など
求人情報 中国に強い転職エージェント4社

【上海】中国トップクラスの国際都市

上海は経済の急成長により高層ビルが次々と建ち並び、中国経済・金融を担う大都市です。
日本人向け求人数が中国国内で最も多いのが上海。とくに日系企業の製造業の進出が盛んです。さらに近年の労働者賃金の値上げに伴い、最近は営業拠点として販売業やサービス業の進出が目立っています。幅広い業界が進出しており、求人数も豊富で職種の選択肢も多いと言えます。
営業、事務、企画、マーケティング、カスタマーサポート、技術・機械など、日本人であっても幅広い業界から仕事を選べます。日本語のカスタマーサポートなどでは中国語の語学力を課さない企業もありますが、中国語が堪能なほうがそれだけ仕事の幅も広がりますので就職に有利です。
欧米の外資系企業でも日系顧客担当として日本人の現地採用を行う企業もあります。こちらは中国語だけでなく日常会話レベルの英語も必要になります。日系企業であっても日本語・中国語・英語を公用語にする大手企業もあるほど国際的なビジネス環境で働けるのも、上海ならではの魅力と言えます。

【北京】中国の首都で政治の中心

北京は上海に次ぐ大都市で日本人が多く住んでいます。大学や研究所が多いので日本人留学生も大勢います。北京ではメーカーや製造業よりも大学や研究機関などが多いことから、研究職やリサーチ業といった専門職の強い仕事が多い傾向にあります。
そのほか日系企業は、営業職、コンサルタント系、財務・経営、広告・出版、化学・医療系など多様な業界が進出しています。
日本人の現地採用であっても中国語は必須となる求人がほとんどです。日系企業であっても中国人社員の比率が高いため、日本人の現地就職は競争率が高いことを覚悟しておきましょう。
また、職場では日本語・中国語の2か国語を使う環境が多いのも北京にある日系企業の特徴と言えます。

香港

中国(中華人民共和国)香港香港はかつてイギリスの植民地であった名残から、イギリスと中国の文化が混在した独特の文化を形成しています。

言語は英語・中国語バイリンガルが多く、職場では英語力を公用語とする企業がほとんどです。

日系企業だけでなく欧米企業やアジア圏の企業進出も盛んで、さまざまなバックグラウンドをもった人たちが集まり、国際的な環境で働けるのも香港ならではの魅力と言えます。

現地の日系企業でも英語を公用語とする企業が多い傾向にあります。広東語や北京語もできれば、どの企業での就職にもたいへん有利でしょう。

香港に進出する日系企業は、製造業がメインの中国本土に比べると、金融・商社・物流・アパレル・IT通信などの進出が目立ちます。職種は営業職をはじめ、販売業、サービス業に関する職種も増えてきています。アジアで中国語よりも英語で勝負したい方にお勧めです。ただし日系企業や日系顧客担当の仕事では日本的なビジネスマナーを心得たプロフェッショナルが求められます。

特徴 親日国。日本人が暮らしやすい環境。語学力が無くても仕事を探しやすい。
職種・業種 営業職、エンジニア、管理職、事務職、カスタマーサポート、技術者/IT系、物流、自動車関連、電機関連
求人情報 香港に強い転職エージェント4社

台湾(中華民国)台湾

台湾(中華民国)日本とは友好関係にあり親日国家として知られる台湾は日本人のアジア就職で人気があります。

首都である台北(タイペイ)を中心に日系企業が進出しており、日本人人口も多く日本食レストランや居酒屋など日本人向けサービス業も充実しています。

台湾はその経済規模から比較的、中小企業が多く、台湾に進出する日系企業でさえも小規模なサイズが多い傾向にあります。

現地の日系企業では日本語だけでも問題なく仕事ができるほど、日本語の上手い台湾人社員が多くいます。

台湾に進出する日系企業は、商社をはじめ電子・半導体、メーカー、サービス業の進出が目立ちます。日本人の採用が多い職種は、営業職や技術職など、日本人顧客担当や現地スタッフへの技術指導など、日本人ならではの対応が求められる仕事が中心です。

台湾企業一例 コンパル・エレクトロニクス、TSMC
求人情報 台湾に強い転職エージェント4社

東南アジアの海外転職・就職事情

シンガポールシンガポール

シンガポール東南アジアの先進国といえばシンガポール。

中華系、インド系、マレー系のシンガポール人が集う多民族国家を形成しており、宗教も仏教・イスラム教・ヒンズー教・キリスト教といろいろな宗教を尊重する環境が整っています。アジアの国際金融センターとしても知られ、国内外から500以上もの金融機関が集結しています。

日系企業はメーカー、商社をはじめ、IT関連、物流、サービス業など多様な業界が進出しており、日本人の現地採用も積極的に行われています。職種は現地での営業職をはじめ、経理・秘書など事務職、ホテルでのホスピタリティ業務、飲食関係での接客サービス業務、コールセンター業務など、職種も豊富です。

また、シンガポールでは世界中から外資系企業が進出していますので、キャリアや英語力に自信のある方は挑戦してみましょう。

給与設定は日本と変わらない設定ですが、家賃の高さが難点です。しかしアジア近隣諸国にはない多民族国家ならではの国際的なビジネス環境で働けるのはシンガポールならではの魅力です。

日系企業でも職場では英語を使いますので、シンガポールでの就職を目指す方はビジネスレベルの英語は習得しておきましょう。

特徴 日系企業も多く就職がしやすい。語学力は必須。英語を使ってバリバリ働きたい人におすすめ。物価が高い。
職種・業種 営業職、営業事務、カスタマーサービス、翻訳、技術者/商社、物流、サービス、IT、日系・外資系製造業、日系・外資系金融など
必要な英語力 (ビジネスレベル)
求人情報 シンガポールに強い転職エージェント4社

マレーシアマレーシア

マレーシア製造業をメインに経済成長を続けるマレーシアは今後もますます経済発展が期待されています。

現地にはマレー系、中国系、インド系など様々なバックグラウンドをもった人々がおり、マレー語・英語・中国語とさまざまな言語が飛び交っていますが、ビジネスの公用語は基本的には英語です。

家賃や物価も安く、気候も安定しており、日本人にとっても比較的暮らしやすいと言えます。

日系企業は首都クアラルンプールを中心に全域で進出しており、商社や各種メーカーをはじめ、アパレル、IT関連業、小売業、外食産業、サービス業など多様な業界が進出しています。日系企業も日本人の現地採用を行っており、日本のビジネス習慣に精通した方や、日本的なサービスを提供できる方は、日本人顧客担当などの分野で採用されるチャンスがあるでしょう。

マレーシアでの就職を目指すのであれば、ビジネスレベルの英語力は必須です。中国語やマレー語もできればより仕事の幅は広がるでしょう。

特徴 日本語で出来る仕事も多い。英語力は必要。クアラルンプールは都会的で生活がしやすい。物価が安め。
職種・業種 技術者(電気・電子・機械)、営業職、通訳・翻訳、工場管理/商社、物流、日系製造業など
必要な英語力 (日常会話上級~ビジネスレベル)
求人情報 マレーシアに強い転職エージェント4社

フィリピンフィリピン

フィリピン東南アジアでもっとも英語の通じる国がフィリピンです。近年は海外就職先としてだけでなく語学留学先としても人気が高まっていて、日本人女性も多くいます。

日系企業は首都マニラを中心に、主にメーカーや商社が進出しています。日本人の現地採用は日系企業だけでなく、外資系企業でも求人がありますので、両方に挑戦してみるとよいでしょう。

新卒でも英語ができればビザの取得が比較的取りやすいのが魅力です。温暖な気候で物価も安く、英語も通じますので、初めての海外就職や海外生活にはおすすめです。

職種は営業職をはじめ、製造業関連の生産管理や、経理や秘書などの事職職などがあります。外資系企業では、カスタマーサービス、通訳・翻訳、プログラマーなど日本語や日本のビジネスに関連した仕事が多い傾向にあります。

語学力は、日常英会話レベルの英語力でも受け入れ可能なところが多いので、英語力の敷居はまだ低いほうと言えます。よく探すと、語学力不問や未経験可の求人もあったりするので、英語力に自信のない方に向いています。

特徴 英語を公用語としているため、英語を使った仕事で語学力アップ。物価が安い。
職種・業種 営業職、エンジニア、ITサポート、カスタマーサポート、事務、コールセンター/製造業、アウトソーシング
求人情報 フィリピンに強い転職エージェント4社

ベトナムベトナム

ベトナムベトナムはアジアのなかでもとくに経済成長が著しくめざましい発展をみせています。勤勉で穏やかな国民性、安価な労働力、そして豊富な資源は、今後もさらに活躍が期待されています。

首都ハノイでは政治を中心に、大都市ホーチミンでは経済を中心に成長を続けており、日系企業の進出も今後もさらに増加する見込みです。ベトナムに進出する日系企業は自動車メーカーや電気メーカーをはじめ、商社、建設、物流、金融、通信、IT、サービス業と多様な業界が進出しています。

日本人を現地採用する日系企業での職種としては、営業職をはじめ、工場管理、生産管理など製造関連の仕事が多い傾向にあります。

社内の公用語は英語と日本語の2か国語が多いですが、ベトナム語もできればより仕事の幅は広がるでしょう。

主要都市 ホーチミン、ハノイ、ダナン、ハイフォン、カントー、ビエンホア、バンメトート、ニャチャン、フエ、クイニョン、ラックザー、タイグエン、ブンタウ 他
特徴 日本語で出来る仕事も多い。英語力は必要。クアラルンプールは都会的で生活がしやすい。物価が安め。
職種・業種 技術者(電気・電子・機械)、営業職、通訳・翻訳、工場管理/商社、物流、日系製造業など
必要な英語力 (旅行レベル~日常会話中級)
求人情報 ベトナムに強い転職エージェント4社

タイタイ

タイタイはアジアでも中国に並んで製造業が盛んです。

タイ経済の中心地である首都バンコクは日系企業数も日本人滞在者数も亜細亜では上海に次いで多く、東南アジアでもトップクラスで工業化の進んだ国と言えます。

また第2の都市チェンマイもタイ経済・金融を支えており観光地として有名です。日系企業は製造業を主に、メーカーや商社をはじめ、IT関連、サービス業と業界は多岐に渡ります。

日本人の現地採用も積極的に行われており、製造業での営業職・生産管理の求人が豊富です。カスタマーサービスや日系顧客担当の仕事では、日本のビジネス習慣に精通した日本的な対応のできる日本人が好まれます。

語学はビジネスレベルの英語ができれば十分です。現地スタッフとの意思疎通にはタイ語が役立つため、タイ語もできると就職に有利と言えます。

特徴 日本人の移住者が多く、生活がしやすい。日本人の技術や感性を求められる。英語・タイ語簡単な日常会話レベルでもOK。
職種・業種 営業、技術者、工場管理/IT、サービス、製造業、機械など
必要な英語力 (日常会話初級~上級)
求人情報 タイに強い転職エージェント4社

インドネシアインドネシア

インドネシア東南アジアの南部に位置するインドネシアは、豊富な資源と安価な労働力で、今後もますます経済発展が期待されています。

日系・韓国系・中国系企業などアジア各国からの進出もあり、製造業をはじめとした輸出貿易が盛んです。インドネシアでの経済成長に伴い、国内でも自動車メーカー、家電メーカー、小売業、外食産業、サービス業の進出が増えてきています。

ビジネスの公用語は英語ですが、インドネシア語・中国語・韓国語なども飛び交うインターナショナルなビジネス環境にあるのもインドネシアならではの特徴と言えます。

とくに日系企業は早くから進出しており、日本語・英語が公用語の日系企業も多く見られます。

首都ジャカルタへ進出する日系企業が多くジャカルタ市内を営業拠点として、ジャカルタ周辺エリアに工業団地をかまえ生産拠点としています。日系企業で日本人を現地採用する職種には、営業職をはじめ、事務・総務、工場管理、生産管理など製造関連での仕事が多い傾向にあります。

英語力は欧米ほど高度なレベルは必要ありませんが、ビジネスレベルの英会話は必須です。インドネシア語もできれば尚有利でしょう。

特徴 親日国。経済発展が著しい。ジャカルタに日系企業が多く、就職しやすい。インドネシア語もしくは英語力が必要。
職種・業種 技術者・管理者(製造業)、営業職、通訳・翻訳/製造業、物流、商社、ホテル、金融など
必要な英語力 (日常会話初級~上級)
求人情報 インドネシアに強い転職エージェント4社

アジアへの就職を成功させるための5つのポイント

さまざまな特徴を持つアジア諸国で、海外就職を成功させるために必要なのは下記の5点です。

  1. 英語、または現地公用語でコミュニケーションが取れること
  2. 国民性、宗教の違い、気候特徴、生活費などの把握
  3. 国を支える産業を知っておく
  4. 人材紹介会社選びに気をつける
  5. ビザの発給難易度を確認しておく

1つずつ詳しくご紹介していきます。

英語、または現地公用語でコミュニケーションが取れること

日系企業で働く場合は、日本語・英語がメインであることも多いです。しかし、アジアの中でも選ぶ国やその地域によっては、現地の言葉が仕事でもメインで使う言語になることもあります。

例えば中国の中でも、本土と台湾・香港で使われる言葉が異なっているのはご存じでしょうか。中国は本土の中でもエリアによって6種類の言葉に分かれているため、どのエリアに行くかによって必要な現地の言語が異なってきます。

国土の狭い台湾であっても、エリアによってメインで話される言葉が違います。最近は北京語がメインになってきましたが、台湾語を使う場合もあります。

タイなどは英語よりもタイ語ができないと現地で働くことは難しいとされていますし、マレーシアも同様にマレー語がメインとなります。

シンガポールは公用語がマレー語・北京語・英語・タミール語と4種類もありますが、ビジネスでは主に英語が用いられることが多いです。

ただ、中華系が約75%、マレー系が約15%、インド系が約10%と多民族であるため、それぞれのイントネーション特徴があり、聞き取りづらい場合もあります。

自分が就職する予定が日系企業なのか、現地企業なのか、住むエリアはどこかによって大きく言語状況が異なることは覚えておきましょう。

英語力に不安がある場合は?

英語力に不安がある場合は、語学力不問の求人を見つけアジア就職を叶える方法もあります。アジア諸国には日系企業の進出が進んでいるため、現地での取引先も日系企業である求人や、日本人向けのサービスを提供しており語学力を問われない求人が多々見られます。
(例)コールセンター、カスタマーサポート、営業職、技術職、指導者品質管理など

国民性、宗教の違い、気候特徴、生活費などの把握

アジアとひとまとめに言っても国によっている民族が大きく異なるため、それによって国民性や宗教が違ってきます。国民性・宗教に加えて、気候特徴や生活費などで大きく日常生活が左右されますから、自分が求める生活が実現できるかどうかについても事前に確認しておきましょう。

気候だけでなくインフラ状況も住むエリアによって大きく異なる場合も多いため、どのレベルを求めるのか、その場合はどのくらいの生活費がかかるのかは住むことを前提に詳しく調べない限りわかりません。

旅行に行ったことがあるといっても、住んでみると水道などのインフラが壊れやすい、故障してもゆったりした国民性の影響でなかなか修理されないなどの問題を実感することは少ないです。どのような影響が出るのかは現地で働いたことのある日本人にヒアリングし、それが自分に耐えられそうかも確認しておくといいでしょう。

仕事が自分に合っていたとしても、それを支える生活に不具合があってはパフォーマンスも上がりません。そのくらいと軽く考えずに住むことを想定してシミュレーションしておきましょう。また、急成長中の国は地価上昇・物価の上昇など、状況が大きく変わっているケースもあるので、最新の情報を仕入れるよう心がけてください。

国を支える産業を知っておく

アジアの中でも製造業が中心という国と、サービス業などバランス型の国とに分かれています。自分のキャリアとよりフィットする国はどこかを確認し、国を選ぶことが重要です。

2でご紹介した生活する上で重視したいことと、自分のキャリアにフィットする国が異なる場合もあるため、国の中でも地域によって業種バランスがどう異なるのかを確認しておくことをおすすめします。

シンガポールやフィリピンなどは比較的バランス型でさまざまな業種があるため、幅広い業種経験を持った方も働きやすいです。逆にタイ・ベトナム・インドネシアなどは製造業系が多いため、製造業系のキャリアを持っていないと厳しいことが考えられます。

観光地だけ産業のバランスが異なる場合もあるため、それも確認しておきましょう。

人材紹介会社選びに気をつける

アジアの就職を成功させるには、人材紹介会社選びがとても重要です。やはり20~30代向けの求人が多いため、年齢がそれ以上の場合はさらに注意して人材紹介会社を選ぶべきでしょう。また、年齢が高い、あるいは就職先にこだわりがある場合は転職活動に時間がかかることもあるため、事前に最低でも1年間は生活できる程度の貯蓄をしておき、お金に困らないような状況を作っておいてください。

信頼できる人材紹介会社を見つけるためにも、日本にいるうちに日本企業で海外現地求人を紹介しているエージェントに足を運んでみる、あるいは情報収集を行なってみて、現地の状況を詳細に把握しておくことをおすすめします。

ビザの発給難易度を確認しておく

アジアの中では特にシンガポールがビザの発給が難しいといわれていますので、自分の条件でビザが降りるのか、企業側がどの程度支援してくれるのかを事前に確認しておきましょう。

インドネシア・ベトナム・マレーシアなどは大学卒業資格が必要で、国によってはそれに25歳以上という条件や、実務経験年数などを求められる場合もあります。条件を満たさない場合でもビザ発給される場合もあるため、自分の場合はどうかをよく調べておくことをおすすめします。

アジアの求人に強い転職エージェントの利用

doda
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アジア転職に挑戦したい人のための「アジア転職 相談デスク」では、アジア転職に精通したdodaの専任スタッフによる電話カウンセリングを受けることができます。

現在の就職活動において、正しい最新の情報を入手することが何よりも大切です。dodaではアジアの現地キャリアアドバイザーからの最新情報を常にアップデート。他では得られないような情報を提供してくれます。

  • アジアでキャリアアップしたい
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dodaにはアジアでの就業経験があるキャリアアドバイザーが在籍しています。アジアへの就職なら、求人数とアジア転職のサポートに強いdodaの利用が有利です。

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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷