【専門家監修】20代転職における不安や悩み・・・どう解消する?

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20代の転職は慎重に考えるべき理由と解決法 

20代が転職するときの悩み・不安は多いもの。

  • 「若いうちは転職しやすいって本当?」
  • 「とりあえず3年働けば転職OK?」
  • 「今の職場でもうちょっと我慢したほうがいい?」

こんな風に、なんとなく周りから聞いた情報に振り回されていませんか?

20代で転職をした方がいいのか、しない方がいいのか?また、転職のベストタイミングはいつなのか?と迷っている人も多いと思います。

実は慎重に考えてから転職しないと、転職回数が増えていくなど泥沼にはまってしまうことも。

ここではよくある不安や悩みから、20代の転職事情を紐解いていきます。

少しでも転職が頭をよぎっている20代の人は参考にしてください。

この記事の監修者:加藤晶子さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • Happy Life Career株式会社 代表

プロフィール

2002年、銀行に入行、広報業務に4年間従事。
その後、リクルートエージェントで人事として新卒採用を担当。
人物要件定義、年間の採用計画立案、説明会実施など幅広く採用業務に関わる。
異動後の法人営業では新規開拓を中心に大手企業担当も経験し、MVPなど多数受賞。
2011年にキャリアカウンセラーとして独立。
若年層・女性のキャリア支援(自己分析~転職)を強みとし、今までに、セミナーを年間100回ペースで実施、個人カウンセリング含め、3,000人以上の支援実績を持つ。
現在は、自身の経験を活かした20代~30代のキャリア研修・女性活躍支援研修の講師及びキャリアコンサルタントとして活躍中。2児の母。

運営サイト・著書

ブログ:https://ameblo.jp/self-motivated

Instagram:@akikokato0113

20代が転職で抱えやすい7つの不安・悩み【対処法あり】

転職を考える20代にはどのような不安・悩みがあるのでしょうか?

最低3年は働かないとダメ?

「最低3年間は同じ会社で働くべき」と聞いたことがある人は多いでしょう。

しかし、現代にはあまりあてはまりません。

厚生労働省が公表している新規学卒者の離職率を見ると、平成31年3月に大学を卒業した人のうち、約3割が3年以内に会社を辞めています。(*)

「経験不足」
「根気が足りない」
「またすぐ辞めるのでは?」

なんて思われる可能性もありますが、嫌々仕事を続けている時間が無駄とも考えられます。

筋が通った転職理由であること、過去のことよりもこれからを評価してもらうためのアピールをしていくことが大切です。

また、新卒後3年以内に離職した人は第二新卒として求人に応募することが可能です。

近年は第二新卒を積極的に採用する企業も増えてきていますので、中途半端にダラダラと続けるよりも転職を有利に進めていける場合もあります。

Point

短期離職が必ずしも転職に影響が出るとは限らない。今の職場で仕事を続けてどうなりたいかよく考えて、目標が思いつかないようであれば転職もあり

*参照:厚生労働省『学歴別就職後3年以内離職率の推移』

経験不足・スキルなしだと難しい?

企業が20代の採用で重視していることは、若さや将来性、柔軟性、仕事に対する意欲・熱意といった『ポテンシャル』です。

つまり、経験・スキルがなくてもこれからの伸び代に期待した採用を行うことが多いのです。

むしろ即戦力であることが前提である30代・40代以降になってからの方が、転職は厳しくなります。

Point

異業種や未経験職種へ転職できるのは20代が最後のチャンス

20代の転職で企業が求めるものは?前半・後半の転職はどう違う?

20代の転職と一括りに言っても、前半と後半で企業が求めているものは異なります。

20代前半 20代後半
売り 若さ
第二新卒に該当
職場に馴染む早さ
即戦力
求められるもの 仕事への熱意
将来性
人柄
ポテンシャル
経験
スキル

年齢を重ねるごとにハードルが高くなる未経験の仕事へのキャリアチェンジですが、20代にはまだまだチャンスがあります。

業界に詳しい人や第三者から客観的な意見をもらい、自分に合う仕事を探していくのも大切です。

無駄に職歴だけ増やすことのないように、転職先を選んでいきましょう。

“資格なし”でも転職できる?

転職をするなら資格があった方が有利なのでは?と考える人は多いでしょう。

“資格なし”でも転職はできます。

資格が必須の専門職で働く場合、また取得した資格が仕事に直結する場合は必要なこともありますが(例:外資系企業に転職する際の英語資格や金融機関に転職する際のFP資格など)、それ以外は資格の有無が採用に大きな影響を与えることはないといってよいでしょう。

資格は転職したあとでも働きながら取得を目指すことも可能です。

資格の有無ではなく仕事へのやる気や積極性をアピールしましょう。

Point

資格の代わりにアピールできるポイントを探しておこう

新しい職場の人間関係が不安

職場の人間関係は、転職する理由に挙げる人も多くいます。

転職希望先の雰囲気や人間関係に不安を感じることもあるでしょう。

条件を見る際は給料や勤務地、休日などに目が行きがちですが、社風や口コミなどの情報収集を事前にしっかりと行うことが大切です。

そして、いざ新しい職場に入社したら周囲とのコミュニケーションを大切にしましょう。

挨拶をはきはきとし、笑顔で接することで好印象を持たれ、周囲からも受け入れられやすくなります。

Point

事前の情報収集がカギ

転職を繰り返すかも!?次も失敗したらどうしよう‥

転職をしても、次の職場が絶対に希望通りであるとは限りません。

もし転職を繰り返した場合、転職回数の多さはどのくらい採用に影響するのでしょうか。

リクナビネクストが企業人事に取った「転職は何回から気になる?」のアンケート結果を見ていきましょう。

転職回数は何回目から気になる
(転職歴、何回目から気になる?:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/5883/)

企業人事は1~2回の転職はほとんど気にならないと回答しています。

しかし3回目になると一気になぜ転職回数が多いのか?が気になっていることが一目瞭然です。

20代のうちは未経験職種・業種にもチャレンジしやすい時ですが、20代で転職回数3回以上となると転職に影響を及ぼすこともあります。

3回以上転職している場合は、長く勤めたい姿勢をアピールしましょう。

Point

転職失敗を回避するには、自分のキャリアを見つめ直し、情報収集や第三者への相談をしながら、よく考えてから転職先を決定するのが大切

専門家がアドバイス!
転職回数が採用に与える影響

最近は少しずつ緩和されてきているもののまだまだ転職回数を気にする企業は多いです。特に大手企業においては転職回数を気にする傾向が強く、20代の転職回数は少ないに越したことはありません。

ただし、一概に転職を重ねていることがマイナスイメージとは言えず、転職理由によります。やむを得ない事情や明確にやりたいことがあったなど前向きな理由であれば、採用側も納得してくれますし不利に働くことはありません。

転職回数が多い場合には、「不満があるとすぐ辞めてしまうのではないか?」「飽きっぽいのではないか?」など企業は懸念を抱くので、それを払拭できる材料を準備しておきましょう。

加藤晶子さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • Happy Life Career株式会社 代表

転職活動のやり方が分からない

初めての転職の場合は何から手を付ければいいのか分からない人も多いはずです。

転職活動が長引いている
個人での転職活動に不安を感じる
自分にはどんな仕事が合っているのかわからない

そういった人は、転職支援サービスのサポートを受けてみましょう。

また、転職活動は在職中から始めるのが鉄則!

退職後から転職活動を始めると自由な時間は確保できますが、「ブランク期間ができてしまう」「転職活動が長引くと焦りが出て適切な判断ができない」「収入が途絶える」などリスクがあります。

Point

転職活動は在職中に!転職活動が不安な人は、転職支援サービスのサポートを受けましょう。

20代の転職率は1割超と高め!

20代の転職率は比較的高めです。

どのくらい高いのか、厚生労働省が公表した令和4年1年間の転職入職率のグラフから見てみましょう。

20代転職
参照:厚生労働省『令和4年雇用動向調査結果の概要』

20代は男女ともに14~15%で、昨年に比べると割合が増えてきている傾向にあります。
広告やテレビCMでもよく目にするように、転職をする人の数はやはり若いほど増えてきていることがわかります。

令和4年 転職入職率
  • 20~24歳 男性:14.7% 女性:14.7%
  • 25~29歳 男性:15.3% 女性:14.1%

コロナ前の令和元年と比較しても、ほとんど変わらなくなってきたことを考えるとコロナウイルスの影響はほとんどないといってもいいでしょう。
求人数も増えてきている故の割合ではないでしょうか。

令和元年 転職入職率
  • 20~24歳 男性:16.0% 女性:14.9%
  • 25~29歳 男性:13.4% 女性:14.7%

年齢を重ねるごとに転職率が下がっていることからも、転職の決断をするなら20代のうちが適切なタイミングと言えるのかもしれません。

20代の転職失敗の原因は「転職理由」にあり

先ほど紹介した厚生労働省のデータで、20代が多く挙げた転職理由を見てみましょう。

20代の転職理由上位

  • 職場の人間関係がよくなかった
  • 給料等収入が少なかった
  • 労働時間、休日等の労働条件が悪かった
  • 仕事の内容に興味を持てなかった

職場・労働環境に不満を感じたものが目立ちます。

ただ、「今の仕事が辛いので逃げ出したい」という理由だけで転職するのはおすすめしません。次の職場でも同じことを繰り返すことになるからです。

明らかにブラック企業であるという場合は別ですが、そこまでの状況ではなければ、仕事の不満や悩みが今の職場で解決できないか今一度考えてみましょう。

それからの転職でも遅くありません。

転職する際は、必ず転職する目的と次の転職先でやりたいことを明確にし、1年後、3年後、5年ごとどんな自分になっているかイメージできるまで考えておくと良いでしょう。

そこまで考えたうえで、明確に転職したい理由があれば、転職活動はうまくいきやすくなります。

専門家がアドバイス!
退職理由と志望動機はセットで考える

転職エージェントで働いていたときに不満を理由に転職する方を多く見てきましたが、次に叶えたいことが明確にない場合に短期で転職を繰り返すケースはよく起こっていました。不満を抱くことは誰にもあることです。

しかし、不満だけで辞めてもやりたいことがなければ転職はうまくいきません。

退職を決める前に、必ず今後どうして行きたいのかという将来のビジョンを考えてみましょう。また選考のフェーズで退職理由が不満と取られないためには、志望動機とセットで考えることです。

退職した理由を次の職場ではどのように改善でき自分の将来に活かしていけるのかを語ることができれば、不満だけの転職とは思われないでしょう。

加藤晶子さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • Happy Life Career株式会社 代表

不安がなくなる!20代向けの転職方法

20代の転職は、様々な不安や悩みがつきものです。

「そもそも転職すべきなのか…」「転職活動の進め方がわからない」「選考が失敗続きでうまくいかない」「転職先が決まらずに焦ってきた…」と悩んでいると誰かに相談したいですよね。

そんな方のために、気軽に相談できる無料の転職サービスを紹介します。
第三者に相談することで解決することが多くありますよ。

ハローワーク

行ったその日にマンツーマンで転職の相談ができます。

ハローワークそれに加えて、書類指導・面接練習を行ってくれるだけでなく、地域によってはセミナーを紹介してくれるため、転職活動のやり方を知るきっかけとして利用してみる価値はあります。

ハローワークは、中小企業や地元の企業が掲載するケースが多く、大手の求人媒体や転職エージェントにはない求人が見つかることもあります。地元の求人を探したい場合には一度見てみるのもおすすめです。

Point

  • 各都道府県に複数設置されており、気軽に相談が可能!
  • 地元企業の求人が豊富
  • 相談の予約が取りやすい
  • 相談から書類作成・面接練習までをサポート!
  • パソコンで気軽に求人検索が可能

一時期、悪評が多かったですが現在は改善されてきており、熱心に相談・サポートをしてくれる担当者もいます。
マンツーマンで指導はしてもらえるものの、担当が変わる場合もあるので注意が必要です。

気軽に相談したい方は、最寄りのハローワークを検索していってみましょう。

転職エージェント

転職エージェント広告やTVCMで宣伝を強化し、今では「転職するなら転職エージェント」となってきており、周り友人などにも利用経験がある人もいるのではないでしょうか?

転職エージェントは相談・書類作成・面接対策を行ってくれるだけでなく、入社後のアフターフォローも手厚い点が特徴です。

Point

  • 相談…無料かつ時間をかけて悩み・職歴にヒアリングをしてくれます。
  • 求人紹介…スキル・人柄・希望に沿った求人を紹介してくれます
  • 書類作成…作成方法をイチから丁寧に教えてくれます
  • 面接…過去・直近の質問内容から面接対策をしてくれます
  • 入社後…アフターフォローが手厚い

転職エージェントの良い所はアドバイザーが変わらないため、求職者のことを一貫して担当してくれます。

初回の相談時間も多く取ってくれるだけでなく、将来の方向性ややりたいことも一緒に探してくれるため、プロに相談しながらキャリアプランを立てることができます。

アドバイザーが複数の求職者を担当するため、アドバイザーによっては手厚いサポートをしてくれない場合もありますが、その場合は担当者を変更する事も可能です。

【20代に強い】目的別で探す転職エージェント一覧
20代向け転職エージェントをタイプ別でまとめました。自分にピッタリな転職エージェントを見つけましょう!

専門家がアドバイス!
転職エージェントはうまく使いこなそう!

転職エージェントは大手から中小まで含めると20,000社を超えます。まずは大手の総合型(幅広い求人を取り扱っている)エージェント2社と専門型(業界や年齢層、職種など得意領域に特化)1社の合計3社くらいに登録をし、アドバイザーとの相性や紹介される求人のマッチ度などを見ながら進めていくことをオススメします。

たくさん登録しすぎてしまうとやりとりに時間がかかってしまいうまく使いこなせないことがありますので注意が必要です。

転職エージェントは求人案件の紹介だけでなく書類の添削や面接対策など様々なサポートをしてくれますので、初めて転職をお考えの方には特に心強い存在です。しかし、なんでも転職エージェント任せにしてしまうと自分のペースで活動ができなくなることもあるので、しっかりとスケジュールを決めて進めましょう。

加藤晶子さん
  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • Happy Life Career株式会社 代表

【まとめ】20代の転職をポジティブに乗り切ろう!

転職は年代にかかわらず不安や悩みが付き物です。

でも、年齢が上がっていけばいくほど転職の不安・悩みは深刻なものとなっていきやすいため、若さが最大の武器であり転職しやすい20代のうちに思い切った行動に移すことが◎
ネガティブに考えすぎず、転職をポジティブに考え頑張ってみましょう!

どうしても不安が解消されない人や、少しでも有利に転職活動を進めてきたいのであれば転職エージェントなどの転職業界のプロに頼ってみましょう。

20代におすすめの転職サービス一覧

サイト名 サービス詳細
第二新卒エージェントneo
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正社員を目指す転職エージェント
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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷