ブラック企業を見極める方法とは?

ブラック企業を見極める方法とは?

ブラック企業の特徴とは?見分け方と回避方法を紹介!

すっかり耳慣れた単語になってしまった社会人の天敵、ブラック企業。友人同士の飲み会などでも仕事の話になって、「え、それってブラック企業じゃないの!?」なんて言われた人、または聞いたことのある人は多いはず。

就活・転職活動をする際に、誰だってより条件のいい会社に入りたい。ブラック企業だけには引っかかりたくない!と考えます。
会社に入ってからブラック企業と気づいたのでは遅いのです! 30代の転職において、ブラック企業につかまってキャリアに泥を塗っている暇なんてないです!

けれど、ブラックであればあるほど会社は当然そんな実態を隠してしまうし、入らなきゃ分からない…でも一度入ってしまったらそうは辞められない…未然に防げたら言うことはありません。

そのためには、まずブラック企業とは何か?をよく知ることが大事。知っておけばいざという時に気づくこともできます。ブラック企業の見分け方・回避方法を紹介します!

そもそも『ブラック企業』の定義ってなに?

一言でブラック企業と言われて、雇用条件が悪い企業。社員を大切にしない企業。といったイメージはあるものの、明確な定義ってよく分かっていないかも?と思う人もいるのではないでしょうか。
明文化されたブラック企業の定義というものはあるんでしょうか?

労働などに関する公的機関といえば厚生労働省ですが、ブラック企業の定義がそこでなされているのかといえば、そういうわけではありません。
ただ、厚生労働省のサイトのQ&Aページには「定義するものではないが、一般的な特徴として」と注意書きの上で触れている項目があります。

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

 

36協定とは?と聞かれてもよく分からない…という人って、意外と多いのではないでしょうか。特に若い世代では聞いたことない…という人もいるのでは?

36協定とは『時間外・休日労働に関する協定届』の事をいう通称です。なぜこう呼ばれるかといえば、労働基準法第36条で規定された法定時間外労働・法定休日の労働があった際に、労働基準監督署にこの書類を提出しなければならないと定められているからです。

労働基準法で定められた法定労働時間は、1日8時間、週40時間です。これを超えた労働が発生した場合には残業として計算し、定められた休日に出勤した場合には休日出勤として、雇用側はこの36協定を労働基準監督署に提出する必要があります。

もしもこの書類を提出せずに残業・または休日出勤をさせている企業があるとするなら、それは例外なく法令違反ということになるわけです。

厚生労働省では2016年10月以降の調査で、労働基準法違反をした企業名を1年間公表し、月一回のリスト更新を行っています。(『労働基準関係法令違反に係る公表事案』)


ブラック企業を見極める5つのポイント!

社内から見れば一目瞭然ですが、内側に入る前に知ることが大事なブラック企業。それでは、そんなブラック企業には外から見て特徴というものはあるでしょうか?

求人票や面接の際に気づいて回避できるなら、ぜひそうしたいところですよね。
次は目当ての企業がブラックかそうでないか、見分けるチェックポイントを紹介します。

1.募集人数や求人が上がる頻度がやけに多い

新卒の場合はなかなか気づきづらいものかもしれませんが、転職活動中の人はそんな事を感じる企業を目にした人もいるのではないでしょうか。
ハローワークや求人サイト、求人誌などにいつまでも記事が掲載されていたり、オープニングスタッフというわけでもなさそうなのに一度に随分と多い人数を募集していたり…。
一概にそれら全てがブラックとは言い切れませんが、そんな求人を見た時には一度疑ってみたほうがいいかもしれません。
なぜなら、ブラック企業というのは過酷な労働条件がついて回るため、人員の入れ替わりがどうしても激しくなる傾向があるから。
人が足りなければ、その分常に求人を出さなければいけないわけで、求人の頻度が高い場合には、それだけの人が入れ代わり立ち代わりしている可能性があります。

2.雇い入れが安易

こちらもやはり人の入れ替わりが激しい企業にありがち。なかなか人が居着かない。今すぐにでも誰でもいいから人が欲しい。
企業側も現代では労働基準法があるお陰で、例えば仕事ができない社員がいても簡単に解雇することができない状況にあります。当然賃金が発生するわけで、同じ賃金を払うのならより有能な人員を雇いたいと考えるのは当然で、雇用には神経質になります。
それにも関わらず、例えば面接当日にその場で採用が決まるというのは逆に話がうますぎるというもの…。あなた以外の応募があれば、検討の時間も必要なはずで、それが無いということは求人として人気がないという事もあります。
早く転職したいと焦る気持ちはあるかもしれませんが、そんな時こそ一考すべきです。

3.雇用条件の項目が曖昧

基本的に「おいしい話には裏がある」というのは、あながち嘘や迷信ではないということ。
給与欄が『応相談』、仕事内容の割に高めに設定されている給与、労働時間は書いていないのに『残業・休日出勤皆無!』とでかでかと書かれている、などなど…。
給与欄がブランクなのに「月収○○万円も夢じゃない!」『高給も見込めます!』といった求人というのは、特にネットには多く、目安の1つも書いていないのに高給というのは根拠が無さすぎますよね。
更に、もし仕事内容の割に給与設定が高めの場合には、残業代を固定給に含めて定額制にしていたり、昇給やボーナス・交通費の支給が無かったりという事もありえます。
労働時間も同様で、詳細を明かさないのは明かせない理由があるからかもしれません。例えば固定の勤務時間が10時間として設定していたり、お盆・GW・年末年始といった長期休暇が一切ないという可能性もあります。
雇用条件が細かく記入されていることこそ、まずは第一条件と考えていいでしょう。

4.面接時に質問の時間があまりない、または返事が曖昧

面接は企業側が見るだけでなく、こちらも企業側を見ることができる時間でもあります。その際に、この企業でもやっていけるかを判断できる一番の判断材料は質問の時間だといっても過言ではありません。
そんな質問の時間を、もしもあまり取ってもらえないのだとしたら、自分たちの言いたいことだけ言って、こちらを尊重してもらえない面接官なのかもしれません。
また、労働時間・給料・残業・ボーナスなどについては少々聞きづらい内容かとは思いますが、働くともなれば誰だって一番気になって当然のところでもあります。
もしこの辺りを聞きづらい空気が漂っていたら。実際聞いたら嫌な顔をされたのだとしたら、それは敢えて言っていない不利な条件が隠されているかも…。
そもそもどんな事でも教えてもらえない企業では、入社してもそんな社風に悩まされることになりかねません。面接中に嫌な顔をされた企業であれば、その程度と思って自分を大事にしてくれる企業を選ぶべきです。

5.全体の社員数に対する求人人数が多すぎる。

離職率が高かったり、頻繁に大量の首切りをする企業もあります。もしくは入社後何らかの理由で辞める人が多く、それを見積もった上で採用しているケースも。目安として全社員数の20%を超える求人数は多い分類に入りますが、母数が少ない場合、単純に数字だけでは計れないケースもあります。

ブラック企業に引っかからないために

以上、ブラック企業の特徴を上げてみました。これらのブラック企業に引っかからないために、自分の意識をしっかりと持つことが大事です。
では具体的に何を意識して就職・転職活動を行えばいいでしょうか?それを以下にまとめてみました。

気になる企業を見つけた時、焦って応募するのは危険です。まずは前項でも言ったように、求人情報の内容を確認・吟味することが第一ですが、もちろんそれだけではまったく十分とは言えません。

なぜなら、応募して欲しいのに一番に目につく所に悪いものを晒す企業は居ないからです。求人情報には良いことしか書いていないと思って間違いはありません。
そこで頼りになるのはネットの情報。

ネットは匿名性が高く、全てを鵜呑みにするには危険なツールではありますが、同時に匿名だからこそ本心を出しやすいツールでもあります。特に、自分の体験談については本当のことを書きやすい場です。

あなたが気になった企業名+口コミ・評判といったワードで検索すれば、企業の規模が大きければ大きいほど色々な体験談を見ることができます。
それが一人や二人であれば、誹謗中傷の可能性も捨てきれませんが、同意見が多ければ多いほど信憑性があるということになります。
人の口に戸は立てられない、ということで、就職・転職活動を行う上ではこれほど使えるツールは他にありません。

もしもネット環境が整っていない、使い慣れていないというのであれば、ハローワークなどを使って活動していると思われるので、窓口でしっかりと疑問点や企業のこと、過去に出た求人や他に応募した人のこと、この案件の人気や掲載期間など確認することをオススメします。

ただでさえ面接に行くだけで緊張してしまうし、周囲に意識を向けるのも難しいかもしれませんが、これも大事なこと。

・社内の整理整頓はしっかりできているか?
・面接官以外の社員の身だしなみは整っているか?
・社員同士のコミュニケーションは穏やか?声を荒げたり険悪な雰囲気はないか
・社員が挨拶に対して積極的かどうか

これらの項目は、社員の余裕があるかどうかがはっきりと分かる点です。棚や机上が荒れ放題、掃除も行き届いていないようでは、仕事をするので手一杯な業態になっているかもしれません。

また、社員同士のコミュニケーションが取れない、身だしなみにも意識が行っていないようでは、プライベートを充実させる余裕がないくらい働かされているかも…。
社内に入ったら、まずは挨拶がてら一通り社内を見回してみてください。

・業務内容の説明が曖昧な割に、やたらと社内のアットホームさを売りにする
・根性論や人情味をいやに熱く語る
・休日やお金の件になるといい顔をされない
・一方的にずっと喋っている

こんな面接官に当たったら少し警戒して臨みましょう。
実際に社内の人達の関係がアットホームで楽しそうな様子なら、確かに人間関係が円滑ないい職場なのかもしれません。けれど、目で見た限りでは分からない…なのにやたらと褒めているし、なのに肝心な業務内容の説明についてはあまり透明性がない…となれば、それは他に売り込めるものがないのかもしれません。

根性論や人情的なものも同様で、仕事をする上ではあまり実益に繋がるものではありません。逆にそれを持ち出して仕事に縛り付けられたという実体験もあるほど。
人の話を聞かない上司がいい上司と言えないのは言わずもがなですよね。
こちらも会社を見てやるぞ、くらいの気持ちで面接に挑みましょう!

「転職エージェント」を利用するとブラック企業にあたる確率が少ない!?

30代に向いている求人媒体といえば、「転職サイト」「転職エージェント」がありますが、中でもブラック企業が少ないのが「転職エージェント」でしょう。

何故かといいますと、転職エージェントのビジネスモデルは、1名採用するごとに年収の20~35%を企業から受け取る成果報酬型のビジネスです。ブラック企業側からするとこのようなビジネスモデルでは採用コストが見合わず割に合わないのです。1人80万円のコストだとしたら10人で800万円もコストが発生することに……。

逆に転職サイトは月額の掲載料を企業側からいただいているビジネスモデルなので転職エージェントに比べ安く人材を確保できます、ですから転職サイトを利用して毎月のように採用活動をしているブラック企業も多々あります。

転職サイトでは幅広い業種の求人情報が掲載され、サイト上で閲覧し簡単に応募まで行えるという便利さはあります。その分ブラック企業も掲載されている割合が多いので、くれぐれもブラック企業に応募しないよう注意しましょう。

自分一人での就職・転職活動は、孤独との戦いで焦りも感じてしまうし、何度も落ち続けてしまうと自信も失って煮詰まってしまいがちです。
希望している企業がホワイトかブラックかの見極めも、素人目に判断するのはやはりどうしても難しいもの。

その点、転職エージェントは企業との遣り取りを密にしており、自社の評判にも繋がるために、ブラック企業に当たる可能性がかなり低くなると言われています。
その上、就職・転職活動中だけでなく入社後にも条件の相違は無かったか、業務内容に不満はないかなどのアフターフォローも行ってくれるところが多くあります。

基本的なサービスを受ける限りは無料で登録できるところが多く、自分でやってみてやっぱり誰かのアドバイスが欲しいと感じた時には、転職エージェントを利用するのも1つの手です。

ブラックを避けるのはもちろんのこと、30代の転職には5つのコツがあります。併せて確認しておきましょう。

■ 30代転職 成功の5カ条 →

まとめ

いかがでしょうか。ブラック企業の定義については概ねイメージした通りだったという人も多いのではないかと思います。
けれど、実はかなり概念的な面も多い『ブラック企業』。長時間労働がNGであるとか、残業を無くし長期休暇をきっちり取るべきとか、それでは立ち行かないという業界も多々あります。

だからそんな業態を取らざるを得ない企業についてよりも、そんな業態でしか立ち行かない業界や、それを強いる上司個人の問題であるという場合があることも考慮すべき点かもしれません。

けれど、どちらにしてもそんな企業で働かなくて済むに越したことはないし、回避できるならもちろんすべきではあります。回避するためにはまずしっかり情報を得ること!積極的に自分で情報を得て、就職・転職を成功させましょう。

 

30代向けの転職エージェント一覧

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