これだけは知っておきたい円満退社の秘訣!

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次の仕事へスムーズに繋げるためにも”円満退社”を目指ししっかりとスケジュールを立てていきましょう。円満退社をすることのメリットや方法、もしも引き止められてしまった場合の対処法など円満退社に関するポイントを解説していきたいと思います。

これだけは知っておきたい円満退社の秘訣!

”円満退社”とは今まで勤務してきた会社を辞めるときに、お互いに納得・理解し職務の引き継ぎなどを済ませた後、わだかまりなく退職することを言います。

会社への不満や人間関係でのストレス、仕事のやる気低下、家庭の事情‥など様々な理由で転職を考え始め会社を辞める決意を固めても「今日で辞めます。」とはいかないのが社会のルールです。

退職の話を切り出すことも一苦労ですが、退職の仕方次第ではこれから始めるであろう転職活動への影響も少なからずあります。出来ることならば退職の際は円満退社をして心機一転晴れ晴れしい気持ちでスタートを切りたいものです。

これらは正社員に限ったことでは無く、円満退社はパートであっても同じです。円満退社をすることのメリットや円満退社の方法、もしも引き止められてしまった場合の対処法など円満退社に関するポイントを解説していきたいと思います。

円満退社のメリット

円満退社をすることで得られるメリットを具体的に挙げてみたいと思います。

・退職後も以前の会社、同僚などとも良い関係を築ける(転職先で以前の会社と仕事での関わりを持つ可能性もある。上司や同僚とはプライベートで親交を深められることも)
・退職前後の手続きがスムーズ(保険や税金の手続きがやりやすい)
・転職活動への影響が少ない(転職活動中、退職理由を聞かれたときに円満退社でない場合不信感を持たれることも)
・精神的なストレスの軽減(すっきりした気持ちで次へ進める)

 
お互いにイヤな気持ちで後味悪く退職をしてしまうと精神的に参ってしまうこともありますし、退職後の転職活動や転職先での業務に影響を及ぼすこともあります。転職活動中の退職理由はもちろんのこと、転職先の人事担当者から以前の会社へ問合せが入ることもあります。その際に円満退社でない場合、不利益な情報を流されてしまうことも考えられます。

また、転職先でも以前の会社の人と仕事で関わりを持つ可能性もあるので、今後のためにも円満退社が重要であることが分かると思います。

円満退社をするための方法とは?

円満退社をするためには、会社や周りの人に迷惑をかけないよう退職までのスケジュールをしっかりと立て行動していくことが大切です。

【退職までの流れ】
1.退職の時期
法律では二週間前に退職を申し出ることで会社を退職することが出来ると定められていますが、実際には会社の就業規則で「退職の申し出は退職を希望する一ヶ月以上前」と規定している会社が多くあります。現在受け持っている仕事や引き継ぎに要する時間を考えると最低でも一ヶ月前~二ヶ月前までに退職を申し出ることが理想です。また、会社に明和期を掛けないためにも繁忙期は避けた方がよいでしょう。
 
2.退職の伝え方
いきなり退職願を提出するのではなく、まずは直属の上司に退職の意思を伝えましょう。無用なトラブルを避ける意味でも上司に退職の意思を伝える前は退職のことを周りに話さないようにした方が無難です。忙しい時間帯は避け、業務終了後などに「お話があります」や「今よろしいですか?」「ご相談があります」など声がけをして会議室などの個室で話すことが基本となっています。この時に上司と相談した上で具体的な退職日を決めると良いでしょう。
 
3.退職願の提出
退職の意思を伝え正式に了承された後に、直属の上司に退職願を提出します。
※退職願‥労働契約の解約を願い出る。退職願を提出した時点では退職とならず(撤回することも可能)、相手が承諾して初めて退職となる。自己都合で退職する際に使用。
※退職届‥退職の明確な意思表示であり、受理された時点で退職となる(撤回することができない)。会社都合で退職する際に使用。
 
4.引き継ぎ
引き継ぐ業務をリストアップし、スケジュールを立てましょう。引き継ぎの際はパソコンのデータや書類として残しておくことが大切です。最後まで責任を持ちしっかりと行い、退職日の1週間前までには引き継げる状態にしておくことが理想です。
 
5.退職
退職日までには身の回りを整え、会社に返却するもの・会社から受け取るものをしっかりとチェックしておきましょう。

■会社に返却するもの‥健康保険被保険者証、社員証、名刺、制服・作業着(クリーニングをしておく)、会社から貸与された備品など
■会社から受け取るもの‥雇用保険被保険者証、年金手帳、離職票、源泉徴収票、退職証明書など

 

”退職理由”が円満退社のポイント

「給料が低い」「休みが少ない」「残業が多い」「同僚と仲が悪い」「仕事のやる気がなくなった」など本音であってもネガティブな退職理由ばかり並べていても会社や上司は納得しません。

待遇改善を約束され退職を引き止められてしまったり、悪い印象を与えて円満退社といった形で退職出来る可能性も低くなってしまいます。ネガティブな理由であってもポジティブな理由に言い換えて伝えることがポイントです。

【退職理由 伝え方の例】
「新しい仕事へチャレンジしたい」
「今までの経験を活かし新しい環境でキャリアアップを目指したい」
「どうしてもやりたい仕事がある」
「将来やりたい仕事の資格取得に専念したい」
「興味のある分野の専門性を高めたい」

 

退職理由が会社への不満では無く、”個人的な理由”であり”前向きな理由”を伝えると納得してもらいやすくなります。全く関係のない理由を伝えるのは信頼・信用面で問題となる可能性もあるので注意が必要ですが、表向きの理由としてこれらを参考に退職理由を考えてみてはいかがでしょうか。

退職届・退職願の書き方

【退職願の書き方のポイント】
・用紙はB5サイズ、白地の縦書きの便せん
・封筒は白地で縦長のものを使用。表の中央に「退職願」、裏には部署名と氏名を記入
・黒の万年筆かサインペン、ボールペンで書く
・タイトルは「退職願」
・表題から1行あけた次の行の一番下に「私事」と書く
・退職理由は「一身上の都合」とし、具体的な理由は書く必要が無い
・退職日を記入
・退職願を提出する日を書き、正式な部署名・名前・押印
・宛名は社長宛とし、自分の名前は社長の名前よりも下に

 

※会社規定の書式で退職願を作成する場合もあるので、規定の書式があるのかも確認しておきましょう。

自己都合での退職の場合は「退職届」でなく「退職願」で問題ありません。上司に直接手渡すことがマナーです。不在の場合でも机に置いておくことが無いようにしましょう。

退職引き止めにあった場合

上司に退職を申し出たからといって、すんなり承諾を得られるとは限りません。退職を強く引き止められ頭を悩ませることもあるでしょう。会社にとって必要な人材だと言われたり、あなたのためを想って会社に残るよう引き止められる可能性もあります。

引き止められることによって退職の意志が揺らいでしまう人も居るかもしれませんが、一度退職を決意したのであれば「なぜ退職をしようと思ったのか」を今一度冷静になり思い返してみましょう。

【引き止めにあった場合の対処法】
・雇用条件、待遇の改善をする→その場の口約束で終わってしまう場合も。すぐには結論を出さず冷静になって考えるべき。
・必要な人材だと言われる→今の会社で今以上のステップアップが可能か?自分が目指しているものを再確認し流されないことが大切。
・退職時期を遅らせて欲しい→周りに迷惑が掛からないよう出来る範囲で調整する。
・脅迫まがいなことを言われる→労働基準監督署や労働組合などに相談する。

 

まずは、引き止められないための準備をしっかりと行っておくことも大切です。円満退社を望むのであれば揉め事のないスムーズな退職が理想です。

・会社の繁忙期を避ける
・希望退職日までの余裕を持って早めに上司に伝える
・給料や労働環境などを退職理由として伝えない
・転職先を決めておく
・強い意思を持つ

 

引き止めに応じてしまった場合、また退職を考えたときに今回以上に言い出しづらくなったり、退職を申し出たことによって会社に居づらくなることも考えられるので冷静に考え判断することが賢明です。

こんな人は円満退社できない!

円満退社を望んでいても上手くいかなかった人が居ることも事実です。円満退社が出来なかった人の特徴を挙げていきたいと思います。

【急に辞めたいと伝える】

最低でも希望退職日の1ヶ月前までには上司に退職の意思を伝えましょう。

【退職理由に本音ばかりを述べる】

「給料が低い」「仕事が楽しくない」「拘束時間が長い」「人間関係が悪い」などネガティブな退職理由をそのまま上司に伝えてはいけません。退職日まで肩身の狭い思いをする可能性や退職の引き止めにあう場合もあります。本音と建前を上手に使い分け、ポジティブな退職理由を伝えましょう。

【人間関係が悪い】

上司との相性が悪かったり、職場の雰囲気が悪い場合は温かく送り出してくれる雰囲気になりづらいようです。こればかりはどうしようもないのですが、できる限り波風立てず退職の日を待ちましょう。次は信頼関係を築けるような職場に巡り会えることに期待です。

【責任感がない】

退職を決意したからといって仕事が雑になったり、しっかりと引き継ぎをしない人は人間性を疑われます。最後まで責任感を持ち周りに迷惑を掛けないよう誠意ある態度が大切です。

【自分の気持ちをしっかりと伝えられない】

後任が見つからない、引き継ぎが上手くいかないなど様々な理由で退職を引き延ばされたとき、出来る範囲で退職日を調整するのはいいのですが、そのままズルズルと退職日が決まらないまま仕事を続けていくことはあまり良くありません。「何日までに‥」としっかりした計画を立て自分の気持ちを伝えましょう。

退職を決めてからの行動・態度はもちろん大切ですが、それ以前の仕事への取り組み方や人間関係なども円満退社のためには重要であることが分かります。仕事をする上で日頃の立ち振る舞いにも気をつけてみましょう。

自分なりに納得のいく退職方法で

次の仕事へスムーズに繋げるためにも”円満退社”を目指ししっかりとスケジュールを立てていきましょう。円満退社なんて無理だと思っている人も出来ることから始めてみてはいかがでしょうか?

もしも、円満退社が出来なかったとしても最後まで誠意を持ち責任ある態度を示すだけでも今後のためになるはずです。

 
参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷