地元で就職!おすすめ業種や企業は?

就職は地元に戻るか東京か?地元就職のメリットとデメリット

 
地方出身の学生や社会人が就職・転職活動する時に、まず当たる壁は「地元に戻るか?東京に残るか?」という点です。

東京と地方では生活環境、労働環境、交通の便、給与、が大きく変わってきます。
ここでは、どちらの選択をしても後悔しないよう、地元就職のメリットやデメリット、主な産業、地元の求人の探し方などをお話ししたいと思います。

メリット① 親孝行ができる

 
就職活動を始めるまでに先ず考えるべきことは「就職先はどこにするか?」ということです。

地方出身の学生の場合、東京に大学に進学することになった時点で、親からしてみれば気軽に会えなくなりさみしさが募ります。
親は50歳代となり、健康・体力・気力が下降してくると、老後のことを考え、子供に頼わざるをえなくなります。

子どもが実家か近くにいるということは、自分に万が一のことがあったときに何かと安心です。
結婚して孫が産まれれば、老後の楽しみが増えることでしょう。

また逆も然り、実家に戻るということは基本的な衣食住が整っているので、仕事に集中することができます。

メリット② 物価が安く、生活水準が上がる

 
地方は東京に比べて物価が安いため、低収入であってもある程度の生活を送ることができます。

例えば家賃は東京23区の相場は7.72万円に対し、北海道は3.31万円です。
宮城は4.38万円、大阪は4.18万円、愛知は4.62万円、福岡は3.6万円です。

ただし給与欄と家賃はセットで考えましょう。一人暮らしの場合、家賃は所得の中でかなりのウエイトを占めます。

全国物価地域差指数ランキング(2007年)では、トップが東京都、次いで神奈川県、京都府、大阪府、兵庫県となっています。やはり大都市圏は物価が高い傾向にあります。

一方物価が低い都道府県はトップが沖縄県、次いで群馬県、宮崎県、熊本県、愛媛県という順になっています。

東京などの大都市圏は給与は高いが物価も高くなっています。一方地方は大都市に比べると給与は低いですが物価は安くなっています。

地方でも潤っている産業へ就職すれば、比較的高い給与で、生活費は安く済みます。

実家暮らしであれば、家賃がまるまる浮く計算となり、ますます自分に使えるお金が増えていきます。
自分で育てた野菜をいただけば食費も浮きます。

そして、都内よりも人が少ないため、通勤ラッシュから解放されます。

空気がきれいで、都会よりものんびりしているので、生活・労働環境はかなり改善されます。

メリット③ 古くからの友人がいるため孤独を感じない

 
やはり地元の良さは、住み慣れた土地という点でしょう。
昔からの友人がいるので、孤独感を感じなくてもすみます。
首都圏の大学に通っていた場合は、大学時代の友達と遊べばいいわけですが、小さい頃の自分を知っている昔からの友人は、近々で仲良くなった友人とは違う絆があります。

デメリット① 企業・求人・給与が少ない

 
厚生労働省が行った賃金調査(2015年)による都道府県別サラリーマン平均年収ランキングで、トップは東京都の6.235.4千円、2位は神奈川県で5.442.6千円、3位は愛知県で5.406.3千円、以降大阪府、千葉県と続きます。

平均年収のワースト県は1位が沖縄県の3.556.4千円、2位は青森県、3位は秋田県、以降鳥取県、岩手県と続きます。

トップの東京と最下位の沖縄とでは年収に約270万円の差があります。地方は賃金が低いため、年収が100万~200万円ダウンはザラにあります。

そして企業数も大都市圏と比べると数は減ります。それに伴い求人数も少ないです。
ちなみに、地元の大学から地元の企業に就職する時は有利といわれています。

デメリット② 交通の便が悪い

 
地方は交通の便が悪く、一人一台車を持つのが当たり前になっています。

実家近くには勤め先がない場合、1時間に1本のバスを待つわけにはいかず自家用車を利用することになります。
車を所持すればクリアできますが、地域によっては職場まで車で1時間はかかるということもあります。
その分のガソリン代や通勤にかかる時間コストは当然かかります。

病院の数は都会と比べて少なくなるので、病院へ車かタクシーを利用します。
都内であれば、電車や地下鉄が縦横無尽に通っているので、基本安い電車賃で通えます。

デメリット③ 意外とコストがかかる

 
大都市と比べたら意外にも地方の方がコストは高くなります。

まずはガソリン・交通費。

地方は車社会なのでガソリン代や車検代がかかります。加えて雪国の場合スタットレスタイヤ代やバッテリーをくうのでさらにガソリン代がかかります。自賠責・任意保険や年に1回に自動車税は大きく懐が痛みます。
ガソリン価格は流通の関係で首都圏よりも高く設定されています。車がない人はタクシーで買い物に行くケースも考えられます。

次は光熱費

首都圏では都市ガスですが、地方はプロパンガスが多いです。
寒い地域ではお湯をつくるのにガスを多く消費するので、その分かかります。
基本人口が少ない地域は基本料金が高くなっています。

こうしてみてみると、コストの大部分は車にかかる経費ということがわかります。

 
 

このように都会と地方では一長一短です。大事なのは、「自分が一番優先させたものは何か?」ということ。
便利で刺激的な生活を望むなら都会。家族と過ごす時間を大切にしたいなら地元を選べばいいのではないでしょうか。

地方や地元で就職はリサーチで8割決まる!?

問題は「リサーチ力」Iターン就職とJターン就職の共通点は現住所から離れていてしかも地元ではないということ。

それゆえ情報収集が難しいという側面があります。

逆にいうと、離れていても仕事探しに役立つツールを使ってリアルタイムで求人情報等を得られれば、遠距離で仕事を探すハンディを減らすことができます。

その「役立つツール」の「賢い使い方」とは?
 

地域別! あなたの地方や地元の元気な業界

地域の強みにクローズアップ

    【北海道】
    ①観光業・・・季節を問わず国内旅行先として人気がある他、特に韓国・中国・オーストラリアなど海外からの観光客が増えています。飲食店・スキー場など旅行客相手の仕事が多数あります。
    ②漁業・・・ただし収入は農業とおなじで天候・その年の収穫高に左右されます。

    【東北】
    ①農業・漁業・・・震災後大打撃を受けましたが、徐々に盛り返しています。
    ②観光業・・・東北三大祭り(秋田・竿灯、青森・ねぶた、宮城・仙台七夕)に代表されるお祭りや温泉が豊富。他地域の人達からは観光地としては地味なイメージがありますが、その分これからメジャーになる可能性大。

    【東海地方】
    ①自動車産業・・・トヨタ・三菱・ホンダと、日本の自動車産業と言えば東海地方です。各メーカーの工場では中途採用も多く、福利厚生が整っているので人気があります。
    ②半導体産業・・・シャープ・東芝・富士通など大手メーカーを中心とする液晶や半導体産業が盛ん。これからますます社会に必要とされる産業で注目度大です。

    【北陸】
    ①観光業・・・北陸新幹線の開通で首都圏からの観光客が倍増している北陸地方は、2020年の東京オリンピックに向けて海外からの観光客の招致にも力を入れています。
    ホテル・旅館等の宿泊施設はもちろん滞在に付随する様々なシーンにビジネスチャンスがあり、異業種からの新規参入も増える傾向です。
    ②農業・・・魚沼産コシヒカリなど「ブランド米」の生産が盛んなほか、球根の栽培も全国の4割を占めています。
    ③伝統工芸・・・輪島塗(輪島)・九谷焼(能美)、金属洋食器(燕)・加賀友禅(金沢)など、増加する観光客のお土産物として今後の需要も期待されています

    【中国・四国地方】
    ①重化学工業・・・瀬戸内工業地域等で発展し、多くの石油コンビナートを有しています。
    ②農業・・・温暖な気候を利用して果物の生産が盛ん。
    ③水産業・・・広島県・愛媛・香川で養殖が盛ん。香川県では はまち、愛媛県では宇和島湾(うわじま わん)で真珠(しんじゅ)の養殖が有名です。

    【九州・沖縄地方】
    ①観光業・・・国内からの観光客はもちろんですが、九州地方は特に地理的に近い韓国・中国への交通アクセスが整っているので、今後も多くの観光客を見込めます。
    ②漁業・・・沖縄ではカツオ・マグロの近海・遠洋漁業や車エビやモズクの養殖も盛ん。
    ③建設業・・・沖縄で相対的に比重が高いのが建設業です。

 

こんな企業は地方や地元でも強い

地域ならではの仕事って?地方や地元に強い企業と言えば、なんといっても地方公務員。

県庁・市役所に勤めるためには公務員採用試験に合格しなければなりませんが、最近は職種によっては中途採用も多くなっています。

東日本大震災で大きな被害を受けた地域の中には、期限付きで職員を募集しているところもあります。

公立小・中・高校の教師も人気のある公務員ですが地域によって教員採用試験の倍率もばらばらです。

「地方銀行」福利厚生も整っているので「出産しても働き続けたい」という女性にピッタリです。

銀行は転勤・異動が頻繁ですが地方銀行なら多くの支店があるので転居を伴う異動が少なくて済みます。

「地方新聞社」「地方テレビ局」も地元でのネームバリューが高く人気企業です。

地方の暮らしと経済を支える九州電力・東北電力など地方の電力会社、その地域に本店を持つ「ローカルデパート」も根強い人気があります。
 

地方や地元でも一流の仕事ができるIT業界

最先端の仕事を地方で携帯電話・パソコン等情報機器の発達と浸透で幅広い仕事で大都市圏外での就業が可能になってきました。

IT業界の仕事はまさにその顕著で、企業に所属しなくてもスキルとコネクションさえあれば地方でも首都圏と遜色ない仕事に従事できると言います。

例えば、企業にシステムエンジニアとして働いていた人が独立・地方移住しその企業の「外注先」として仕事を請け負うことになったり、webデザイナーがクラウドソーシングの会社に登録し様々な企業のコンペに参加し顧客を開拓したり同業者とチームを組んで大きなプロジェクトに参加するなど、働き方が確実に広がっています。

ネットショップ管理業務やECサイト運営代行の仕事などは在宅でもできるので、地元や地方に移りたい人にはピッタリの仕事と言えるでしょう。
 

どう探す?地方や地元の求人

地方や地元の求人を探すといえば「ハローワーク」が王道。

開庁時間が長くなったり場所によっては分室を設けたり土曜開庁したりと、お役所の「本気度」が一昔前とは大きく違います。

世代別のセミナーやマナー講座は、場所によってはかなりの人気になっています。

求人数の充実ぶりを考えると、複数の転職サイトに登録するという方法も有り、都市部より求人数が限られる地方の求人情報を取りこぼさないようにするためには、サイトに登録するだけで提携する複数のサイトから条件の合う求人が出るとメールが来るサービスを展開しているリクナビNEXTを利用すると良いかもしれません。

遠距離就職活動では、スケジューリングがポイントになってくるので、効率よく面接日程を組むために転職エージェントの利用を考えてもいいでしょう。

大都市圏では「地方就職相談会」や「Uターン・Iターン就職フェア」などを不定期で開催しているところも多くあります。

中には、ココでの人事担当者との面談が第一次面接としているところもあり、二次面接以降は地方の本社に出向く必要が出てきますが、企業によっては支店・営業所での面接が可能な場合も出てきます。

本社が大都市で各地域の支店や支社の求人を応募している会社などでは都会にいながら面接を受け採用が決定されるケースもあり、Uターン転職でネックとなる交通費や宿泊費の負担が軽くなります。

また、Uターン転職で複数の企業と面接の予定を組むには時間の余裕と効率がポイントになってくるので、その点でも多くの就職サポート経験がある転職エージェントを使わない手はありません。

担当エージェントが「面接設定代行」を請け負ってくれるので、効率よく面接のクケジュール組などサポートしてもらえます。
 

立っているものは親でも使え! 縁故採用

「平成になって30年近くたつこの時代に、コネ入社?!」と思われるかもしれませんが、業界・職種・会社の規模を問わず依然として脈々と続いているのがコネ入社。

人事の情報を掴んだヒトが親戚の子を入社させたり、企業の上層部が取引先企業に親戚の子供を引き合わせたりという事は珍しくありません。

その地域選出の議員に一筆書いてもらってすんなり採用という事も、特に地方の就職ではあり得るケースです。

しかし、いくら強力なパイプがあると言っても中途採用の場合は採用のタイミングがまちまちなのでタイミングが難しくなります。

仮に晴れてコネ入社できても、入社後はあくまで本人の力量次第なので、あまりに自分の実力とかけ離れたところに入社してしまうと周りからの期待値が高いだけに相当なプレッシャーを感じる事も考えられます。

とはいえ、会社には「入ったモン勝ち」という側面も無きにしも非ずなので、「希望の職種・業務」に近いところなら縁故採用に頼ってみるのも一つの方法です。

ただし、短期間で辞めてしまったりすると口を聞いてくれた方にも迷惑が及ばないとも限らないのでくれぐれも慎重に。
 

まとめ

せっかく地方への就職を考えるなら、その地域ならではの業界に挑戦するのはいかがでしょう。

その場合、転職エージェントやハローワークなどで地域の将来性や取り巻く環境を充分リサーチすることが必要です。

就職エージェントを使えば、自分では気が付かない客観的なポイントもアドバイスしてもらえます。

また、「縁故採用」はタイミングと縁次第。

いつどこから話が来るとも限らないので、常にアンテナは高く張っておくことが大切です。
 

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