オシャレで華やかなイメージのあるアパレル業界。
しかし、憧れのショップで働けることになって、最初はやる気に満ちていた方でも「イメージしていた仕事とは違った」と感じる部分は多いことでしょう。
アパレルを辞めたい理由や退職を決めたきっかけは人それぞれ。アパレル・ファッション業界は人によって向き・不向きが分かれます。
「辞めたい」と思うことは決して逃げることではありません。
「自分だけが悩んでいたわけじゃないんだ!」ということがわかれば、転職へもきっと前向きな気持ちで取り組めるはず。
今はwithコロナ時代で、アパレル業界も大きな打撃を受けています。今一度アパレルの仕事について考え直してみましょう。
「もうアパレル辞めたい…」
アパレル業界は、スタッフの入れ替わりが他の業界に比べて非常に激しく、不満を漏らして辞めていく人が後を絶ちません。
その背景には、いつまで経っても解決しないアパレル業界の人手不足問題があります。
販売員が足りないため、商品企画やバイヤーがやりたくても、販売員からスタートさせられるのは、もはや暗黙の了解。
そしてほとんどの人がここで脱落してしまうのが現実です。
やりたいことが決まっているのに、やりたくない仕事を何年もさせられるのは、誰でもストレスに感じますよね。
更に、販売員である自分をぞんざいに扱われれば、より一層辞めたい気持ちは高まるものです。
この人手不足は、アパレル業界がこれからも抱え続けざるを得ない現実問題なのです。
アパレル業界を辞めて異業種に転職したいと思っても、なかなか勇気が出ない方も多いはず。
未知の業界が不安だったり、自分には「販売の経験しかない」とネガティブに考えてしまったり。
辞めたいのに踏みとどまる気持ちも分かります。
しかし、アパレル職から異業種へ転職するメリットはたくさんあります。
新しいことにチャレンジする時は、未経験ということが大きなハンデになったり、「転職先が自分に合う業界・仕事ではなかった」といったデメリットに遭遇することもあります。
仕事選びを間違えると、今までよりも残業が増えたり休みを取りづらくなるかもしれません。
とはいえ、これらのデメリットは念入りに企業についてリサーチすることで未然に防げることばかり。
事前に知っておくことが異業種転職への覚悟にもつながります。
あなたの人生において、ストレスや不満が満載のアパレル業界を辞めるメリットの方が何倍も大きいのです。
アパレル販売員の経験を活かせる仕事といえば、接客業。
未経験OKの求人が多い接客業ですが、誰にでもできる仕事というわけではありません。
接客時のマナーや適切な対応、言葉遣いなどにはやはり経験の差が出るもの。
業種が変わったとしても、経験者というだけで即戦力として歓迎されることでしょう。
特にインテリアや雑貨の販売はノルマがない職場が多く、「接客は好きだけどノルマがしんどい」と思っていた方にもオススメ。
ホテルやブライダル施設、レジャー施設など、国内外の方とふれあったり様々な出会いがあるサービス業も新たなチャレンジとしては面白いでしょう。
接客・サービス業はあらゆる業界で必須の仕事。採用率が高いので未経験でも始めやすく、大手企業にも入りやすいことが魅力です。
「手に職を付けたい」という方には、エステティシャン・ネイリストなどの美容系や介護士などの医療・介護系が人気です。
接客の経験を活かせる上に、高収入を目指せるのが営業・セールスの仕事です。
販売ノルマがあったとしても、歩合制で努力が報酬として返ってくるのでモチベーションを高く保つことが可能。
接客業で培ったコミュニケーション力とトークスキルを武器に、自分次第でバリバリ稼ぐことができます。
「ノルマがあっても努力が数字となって現れる」
「自分の能力をダイレクトに上司にアピールできる」
そんな職場を求めていた方には天職と言っても過言ではありません。
保険業界をはじめ、営業職も未経験OKの求人が充実しており、業界の選択肢が豊富なのもおすすめポイントの一つです。
次の転職先に「接客以外の仕事」「ノルマがない・残業が少ない職場」「立ち仕事ではない職種」といった条件を希望する方はオフィスワークをチェック。
一般事務や総務などオフィスワークの鉄板のほか、営業事務・貿易事務・経理事務・医療事務などさまざまな事務職があります。
もちろん、アパレルメーカーの事務員などは過去の経験も生かせることでしょう。
事務職ばかりに目が行きがちですが、ITエンジニアなど専門性の高いオフィスワークもねらい目。
未経験でも中途採用を歓迎している企業が多数あり、キャリアアップの目標設定もしやすくなっています。
事務系の仕事は比較的残業が少ない傾向。男女を問わず、定時で上がりたい方や時短勤務をしたい方にも人気です。
しかし、事務スタッフの正社員求人は他の職種よりも少なめ。
大幅なキャリアアップも望みにくいので、高年収よりもワークライフバランスや安定性を求めている方向きだといえます。
やはり接客経験者は接客への転職が難易度は低くなります。また接客業への転職をするなら、より条件の良い会社に転職したいもの。
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アパレルショップの店員は「笑顔がステキ」「話し上手」という印象が強いですが、誰もが持って生まれたスキルではありません。
みんな自分なりに工夫して接客スキルを磨いているのです。
とはいえ、時間をかけたからといって接客業に喜びや楽しさを見いだせる人ばかりではないでしょう。
「お客様に積極的に話しかける」「気分が乗らなくても笑顔で対応する」「嫌な客にあたっても顔には出さない」といった積極性や感情的な面はもちろん、「商品について質問されたらすぐに答えられるようにする」など、知識も常に最新であることを心がけなければいけません。
もしも先輩や仲間の仕事ぶりを見て「接客が上手い」「私にはできない」と感じ、それが苦痛やストレスとなっている場合は接客業から離れることをオススメします。
1日中立ちっぱなしで体力的にきついにもかかわらず、やることがたくさん。
タイムカードを打ったあとにミーティングやSNS更新、ダイレクトメールの作成など。
働き方改革が叫ばれている昨今も労働環境がなかなか改善されないのが実情です。
残業代はあるものの、ほとんどが定額残業代制を導入している会社が多く、長時間労働が横行してしまっています。
販売スタッフや営業スタッフなど、売り上げにノルマが課せられる職場が多くあります。
接客が苦手な方は当然ノルマ達成にも苦労することでしょう。
店舗全体のノルマは、チーム一丸となって協力しあえます。しかし、個人に販売ノルマがあり店舗内や会社内でランキング付けされる場合のプレッシャーは多大なもの。精神的に追い詰められてしまいます。
基本的にアパレルショップでは、服やアクセサリーなどを自社ブランドのアイテムで固めます。
つまり、仕事用のコーディネートを自腹で購入します。始めのうちは「好きなブランドの服を着て働ける」「社割でたくさん服を買える」といった喜びが勝っても、シーズンが変わるたびに買い揃えていたらいくらお金があっても足りません。
ゴールデンウィークなどの大型連休、お盆や年末年始に合わせてセールを行うアパレルショップは多く、もちろんスタッフも総動員となります。
土日休みの職場もめずらしく、「家族や友人とスケジュールが合わない」というのは多くのアパレル業界人が不満に感じている部分です。
有給休暇を申請するにしても繁忙期は避けなければいけません。
シフト制の職場では代理のスタッフが見つかりにくく、急な体調不良や身内に不幸があった際でも休みをとるのが心苦しいことでしょう。
繁忙期にかかわらず、「慢性なスタッフ不足で休めない」「有給を使うと嫌な顔をされる」という職場はブラック企業だといえます。
理想のライフスタイルを諦めてまで「この会社に尽くし続ける意味はあるのか?」と疑問に感じた時も、絶好の転職チャンスだと考えましょう。
同じアパレルメーカーに勤めていると、自社アイテムに魅力を感じなくなったり、それを着て店頭に立つことが恥ずかしくなることがあります。
歳を重ねていくうちに服の好みが変わるのは自然なこと。
仕事だと割り切れればいいですが、好きでもないアイテムを自腹で買ったり、自分がいいと思わないものを他人に売りつける後ろめたさは決して気持ちのいいものではありません。
若者向けのファッションブランドは特に引き際が難しく、マネージャー職やオフィスワークに移れずに「販売員を続けたくない」と退職する人も多くいます。
解決策としては、年齢がネックなだけならば「今の会社でキャリアアップを目指す」、ブランドに飽きてしまったら「会社や業界を乗り換える」などが挙げられます。
ノルマ競争での仲間割れや、おしゃれな女性同士のマウントの取り合いなど、人間関係のトラブルが原因で転職する方も少なくありません。
大人になったら仕事上だけの付き合いができなくてはいけない……それは確かに正論ですが、求人サイトが普及して昔よりも転職のハードルが下がった現代においては時代遅れな考え方です。
「この人といっしょに働きたくない」というのは立派な転職理由であり、個人のわがままではないのです。
転職した先で円滑な人間関係が築けるか不安な方は、派遣として働いたあとに直接雇用に切り替わる「紹介予定派遣」をおすすめします。
「年齢を重ねるごとにブランドに合わなくなる」と感じる人が多く、転職を考える人も多くいます。
また土日出勤が普通で勤務時間も厳しいアパレルでは、出産後に働き続けることが現実的に厳しいと感じるようです。
キャリアアップ制度も整っていないし、店舗異動の多いアパレルはライフステージを考えると長く働くのは難しいのが現実です。
異業種・同業種を問わず、アパレル企業から転職するときに気を付けるべきことがいくつかあります。
転職するタイミングを誤ると今の職場だけでなく転職先に迷惑がかかる可能性があります。
というのも、アパレル業界には繁忙期があり、その時期に人員が欠けると職場だけでなく会社全体のダメージとなってしまうから。
メンタル的にもう職場に行くことすらできない……というような事態でない限り、「あなたが辞めるせいでお店が回らない」「休みが無くなった」といった不満が発生しないタイミングを狙いましょう。
せっかく転職するならば恨まれたりせずに、気持ちよく送り出してもらいたいですよね。
「販売員の経験しかない」「誇れる職歴がない」など、自分のスキルを過小評価しすぎて、転職先の選択肢を狭めないようにしましょう。
「こういう会社で働きたい」というビジョンがあるのに、チャレンジする前から「この職歴ではどうせ無理だろう」とあきらめるのはもったいないことです。
転職先の候補を出すにしても、自分の適職を見つけるにしても、転職のプロからアドバイスを得るのが一番効果的です。
今までより悪い条件や環境の職場に転職してしまったり、自分に向いていない業界を選んでしまったり、何度も転職を繰り返すことにならないようにリサーチするならば、転職支援サービスの活用は必須。
キャリアカウンセリングや適職アドバイス、面接訓練など、ありとあらゆる面で転職活動をサポートしてくれますよ。
転職支援サービスは主に「転職エージェント」と呼ばれ、「転職先を決めてから退職の意思を会社に告げる」、「退職してから次の転職先を探す」、どちらの場合でも無料で利用することができます。
マジでアパレル辞めたいけど逃げたと思われたくないプライドと転職先の無さで踏ん張ってるのにィ
— 🌷チカナ🌷 (@kh1122_mx0514) July 11, 2018
お正月なのにこんな朝早くから仕事とかおかしい。
アパレル辞めたい。おもち食べたかった— yuria*° (@yuri_a0502) 2018年1月1日
貯金したいからアパレル辞めたいわもう
— みやこ (@miya51228) 2017年7月13日
アパレル業界を辞めたい理由で最も多いのは、「接客」や「ノルマ」に対するストレスです。
この二つはアパレル販売員とはきっても切り離せず、転職しないことには解決しません。そのほかのアパレル職に就いていても、ストレスを感じるシーンの方が多いのならば、アパレル業界自体が向いていないのでしょう。
働きだしてから数週間ほどで判断するのは早いですが、楽しくもないのに何年も同じ職場に尽くしている方はすぐにでも転職を考えるべきです。
同業界で転職するメリットも、異業種で転職するメリットもそれぞれにあり、もちろんデメリットも存在します。
転職コンサルタントのアドバイスも得つつ、今の自分にとって最適な働き方と仕事はなんなのか、一度しっかりと向き合ってみましょう。
サイト名 | サービス詳細 |
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