【アパレル11職種】アパレル業界でやりたい仕事・やりがいを見つける!

好きなこと、好きなものを仕事に出来るのなら楽しく働けるのではないか?と考えたことはありませんか?

ニュースなどで子ども達の「将来なりたい職業」を目にすることがあると思いますが、大人になると理想と現実を知ってしまい無難に会社員で‥という人も多いのではないでしょうか。

ソニー生命保険株式会社が2019年に行った「将来なりたい職業」の調査結果は以下のようになっています。

アパレル職種

※参照:ソニー生命保険株式会社「中高生が思い描く将来についての意識調査2019」
http://cdc.type.jp/ir/report/sales_report201101.pdf

高校生ともなると将来のことを考えた現実的な職業がランクインしていますが、華やかで女子が憧れる職業と言えば「芸能人」や「ショップ店員」。

特に「ショップ店員」はファッションに興味のある女子には自分が将来働く姿を想像しやすい身近な存在です。

ショップ店員を含むアパレル業界の仕事をやってみたい、今は別の仕事をしているけれど興味のあったアパレル業界に転職したいと思っている人はいませんか?

ここでは、アパレル業界の職種&仕事内容・アパレル業界で働く方法などを詳しく紹介していきたいと思います。

アパレル業界の職種

アパレル業界の職種は商品を【伝える】【作る】【広げる】と大きく3つの分野に分けられます。

一つ一つの職種を仕事内容とともに見ていきましょう。

◆伝える◆

【販売員】
企画・製造された商品を実際に販売する仕事。店舗での接客を通して消費者と商品を結ぶ重要な役割を担っています。

アパレル職種の中で最も人員が多く、求人募集も多い職種。未経験からでも可能。

仕事内容:接客(商品の提案・アドバイス)、販売、検品、在庫管理、商品レイアウト、クレーム対応など

【SV(スーパーバイザー)】
エリアマネージャーとも言われるスーパーバイザーは、複数店舗を担当し店舗運営のアドバイス・指導・管理を行う仕事です。本社と店舗とのパイプ役となっています。

販売員から店長職を経てスーパーバイザーになることが一般的です。

仕事内容:店舗運営管理、店長・販売員の教育、競合他社分析、マネジメントなど

【EC(イーコマース)】
アパレルメーカーのオンラインショップの運営を担当する仕事。ネットショッピングは生活に欠かせないものとなりつつあるため、アパレル業界でもEC事業に力を入れている企業が多くあります。

仕事内容:サイト構築、商品データ登録、在庫管理、商品発送、PR活動、商品の撮影など

◆作る◆

【デザイナー】
洋服や靴、バッグなどファッションアイテムの企画・デザインをする仕事。

アパレルメーカーで勤務する人は企業内デザイナーと呼ばれ、ブランドコンセプトに沿ったデザインをしていきます。

仕事内容:デザイン画作成、縫製仕様書作成、素材選定、サンプル依頼、パタンナーへの指示など

【パタンナー】
デザイナーが描いたデザイン画を元に立体的な形の洋服の型紙を起こし、サンプルを作成する仕事。最近ではアパレルCAD(製図ソフト)を使った作業も多くなってきているため、基本的な操作が出来ると良いでしょう。

仕事内容:デザイナーとの打ち合わせ、型紙の制作、工場への仕様書作成など

【MD(マーチャンダイザー)】
商品開発・販売計画・予算管理などを専門的に行い、商品が売り場に並ぶまでの計画・管理を総合的にしていく仕事。市場調査、売上動向分析などデータ分析・判断能力が必要となる。

販売員やバイヤーとしての経験を積みマーチャンダイザーとなるケースが一般的です。

仕事内容:商品開発、販売計画、予算管理、納期管理、販売促進活動など

【バイヤー】
生産元から店舗に並べる商品を買い付ける仕事です。売れる商品を見極め、国内外から商品を仕入れていきます。
未経験からバイヤーになることは殆どなく、アパレルメーカーなどで販売員として経験を積みニーズを理解した上で適正が認められればバイヤーへ転身する流れが一般的です。
仕事内容:買い付け、仕入れ、商品のコンセプトを伝える、価格設定、商品の振り分けなど

【生産管理】
販売計画を元に製造ライン(生産から出荷)を管理する仕事。工場へ品質・原価交渉・納期・計画などの指示、製造工程の調整(生産の増減など)も生産管理が行います。

アパレルメーカーが生産管理者を置く場合と、外部に生産管理者を委託する場合があります。

仕事内容:生産計画、コスト計算、工場への発注、資材調達、品質管理、原価交渉など

◆広げる◆

【広報・プレス】
ブランドや商品の認知度を高めたりイメージアップを図るためのPR活動をする仕事です。ファッション雑誌などで商品を紹介することや商品をサンプルとして貸し出しをするなど、メディアでのPR活動などを行っています。

アパレル業界に於いて広報・プレスは人気のある職種であるためプレスアシスタントからスタートすることや、販売員からキャリアチェンジをして広報・プレスを目指す方法があります。

仕事内容:PR活動、広告制作・管理、掲載誌チェック、サンプル貸し出し対応、資料作成など

【営業】
商品を百貨店、小売店、アパレルショップなどへ営業販売する仕事です。マーチャンダイザーなどと連携し予算売上を達成することを任されています。

アパレル営業には「リテール営業(自社が運営するショップのマネジメント)」「ホールセール営業(セレクトショップなどへ商品を卸すための交渉)」「百貨店営業(新規出店、既存店維持などの交渉)」と大きく3つに分けられます。

仕事内容:営業活動、情報収集・分析、展示会対応、新規開拓など

【VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)】
ブランドの魅力、商品イメージを分かりやすく伝えるための売り場作りをマーケティング戦略を用いながら計画し、実践する仕事です。ブランドの世界観を視覚的に伝えます。ビジュアルマーチャンダイザーの腕次第で売上が変化する重要なポジションです。

仕事内容:内装・商品レイアウトのプランニング、ディスプレイの調整・変更、ショップデザイン、スタッフ指導など

アパレル業界で働くためには?

これまでにアパレル業界に携わったことがない全くの未経験者でもアパレル業界で働くことはそう難しくはありません。

とは言っても、アパレル業界には様々な職種がありどの職種でも未経験OKと言う訳ではありません。

デザイナーやパタンナーのように専門技術や知識が必要である職種や、ある程度の経験・知識を身につけてから就ける職種もあるため、「販売員」から仕事を始めていきブランドへの理解力、商品の知識、コミュニケーション能力、分析力、判断力、提案力など‥様々なスキルを身につけていきましょう。

販売員として仕事をしていく中でバイヤーやスーパーバイザーになりたい!といった目標が見えてくるかもしれません。

自分が好きなブランドで働けることが第一ですが、ステップアップやキャリアチェンジを望むのであれば、研修制度やキャリアパス制度が整ったアパレルメーカーを選んでみることもおすすめします。

店舗の求人募集、ブランドHPの掲載求人、求人・転職サイト、転職支援サービスなどでアパレル業界の求人を探すことが可能です。

アパレル販売員のメリット・デメリット

未経験からアパレル業界で働きたいと考えたときに一番働ける可能性の高い「販売員」。

女子高校生の将来なりたい職業9位にもランクインするほど、身近で憧れる職種です。

華やかなイメージがある一方でアパレル販売員が感じているメリット・デメリットにはどのようなことがあるのでしょうか?

メリット

・商品が安く買える(社割)
・平日に休みが取れる
・コミュニケーション能力が身につく
・人脈が広がりやすい
・ファッション知識が身につく

デメリット

・土日祝は休みにくい
・洋服代にお金が掛かる(店頭では自社の商品を身につけるため)
・給料が低い(正社員でも平均20万弱)
・ブランドイメージと年齢が合わなくなるため長く働けない
・体力的にキツい(基本的に立ち仕事のため)

このように、アパレル販売員にはメリット・デメリットが挙げられます。

「洋服が安く買えるが、買わなければいけないことでの負担」「出掛けやすい平日が休みでも家族や友人と休みが合わない」といったように、メリットでもありデメリットにもなり得る部分があることも確かですが、ライフスタイルや価値観の変化により働き方を見直していくことも大切です。

また、「給料が低い」「長く働けない」というデメリットも未経験から働ける販売員であれば仕方のないことであり、店長を目指す、同じアパレルでキャリアチェンジを目指す、販売員としての経験を積み同業界へ転職をしてキャリアアップを目指すことで解消されやすい業界です。

メリットにもあるようにファッション知識を身につけ、仕事を通して築いた人脈を活かしゆくゆくは転職を視野に今できることを頑張ってみるのも良いのではないでしょうか。

転職エージェントで好条件の転職を叶える

未経験からのスタートであるならば、まずは販売員として経験・スキルを磨き実績を上げていくことを目標とすることがベストですが、「好きなブランドだから」といった理由だけで職場を決めてしまうと後々後悔することもあります。

女性向けファッションを取り扱うブランドであれば、主に女性が多く活躍しているため人間関係など職場環境を理由に退職する人も少なくはありません。

先ほども少し触れましたが、好きなブランドであることも大切ですがキャリアパス制度や研修制度などを含む待遇・福利厚生面や労働環境、人間関係などの職場環境も事前に情報として集めておくことが失敗しない仕事選びのポイントです。

待遇・福利厚生面は求人票を確認すればある程度は分かりますが、労働環境や人間関係といった部分はなかなか知ることが難しいところです。

個人では知ることが難しいことでも転職エージェントを利用して転職活動を進めて行くことで、労働環境や人間関係などの内部事情を事前に知ることが可能であるため、これからアパレル業界を目指したいと思っている人には是非転職エージェントの利用をおすすめします。

転職エージェントのサポート

・キャリアカウンセリング
・求人紹介
・応募書類作成サポート
・面接日程調整、面接対策
・雇用条件交渉
・アフターフォロー

このように入社までをトータルでサポートしてくれるので安心してスムーズな転職活動を進めて行くことが出来ます。

転職エージェントには、様々な業界・職種の求人を取り扱う【総合型】や特定の業界の求人を取り扱う【特化型】などがあります。

アパレル業界への就職・転職を目指すのであればアパレル業界の転職サポートに特化した【特化型】はもちろんのこと、求人数が多く転職の可能性を広げてくれる【総合型】の両方を利用することがおすすめです。

【アパレル特化型転職エージェント】

・クリーデンス
・ファッショーネ
・IDA
・エラン

【総合型転職エージェント】

・リクルートエージェント
・Spring転職エージェント
・doda
・type転職エージェント

転職エージェントの利用は最低でも2~3社に登録をして比較検討をしながら転職活動を進めて行くことが賢い使い方であるため、【アパレル特化型】から1社、【総合型】から1社というように自分に合いそうなサービスを選んでみてはいかがですか?

アパレル業界はすぐそこに?

おしゃれが好きな人、ファッションに興味がある人、流行に敏感な人。

好きなこと、憧れていることを仕事にしてみませんか?

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように、好きな仕事ならもの凄い力を発揮でき今後の可能性を広げていけるかもしれません。

また、今すぐにアパレル業界へ就職・転職と考えていない場合でも、転職エージェントに相談をして話を聞いてもらうだけでも進むべき道が見えてくるのではないでしょうか?

憧れから現実へ、一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

アパレルにおすすめの転職サービス一覧

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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷