② 創始者。創設者。
③ 創造的な仕事に携わる人の総称。
④ 広告制作者。
※出典:三省堂 大辞林 第三版
IT・マスコミ・ファッション・エンターテインメント・芸術・建築‥と様々な分野で作品を創り出す人を「クリエイター」と言います。
ソニー生命株式会社が行っている高校生の“将来なりたい職業ランキング”でも「Youtuber」「ゲームクリエイター」「絵を描く職業」「文章を書く職業」などクリエイターになることに憧れている学生が多いことが分かります。
※参照:ソニー生命株式会社「中高生が思い描く将来についての意識調査2019」
https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190806.html#sec7
自分が楽しいと思うこと、好きなものを形として創り出し世の中に送りだすことが出来るクリエイターという仕事に就くためにはどうしたらいいのでしょうか?
学生だけでなく社会人として働いている人の中にも、クリエイターに憧れている人・仕事を通して興味を持ち転職を目指している人も多いのでは?
ここでは、クリエイターの職種・仕事内容、クリエイターのやりがい・大変なこと、クリエイターになるためには?などクリエイターへ転職するために役立つ転職サイト・転職エージェント情報などを紹介していきたいと思います。
クリエイターとは
① 造物主。神。
② 創始者。創設者。 ③ 創造的な仕事に携わる人の総称。 ④ 広告制作者。 ※出典:三省堂 大辞林 第三版 |
クリエイターにはこのような意味があります。
「創造的な仕事に携わる人の総称」と言うことからも分かるようにクリエイターは様々な分野で活躍しています。
以下に主な職種と仕事内容を挙げていきます。
企画内容やコンセプトに基づき、雑誌・新聞・広告・ポスター・商品パッケージ・カタログなどのデザインをする仕事。
グラフィックデザイナーとして経験を積むことでアートディレクター(ビジュアルデザインの責任者)として活躍が広がることも。
◆勤務先:広告代理店、広告制作会社、フリーランス など
雑誌や書籍、商品、ポスターなど様々な媒体で使用されるイラストを依頼者の要望に合わせデザインし描く仕事。
◆勤務先:デザイン事務所、フリーランス、一般企業(広報) など
企業や個人から依頼されたWebサイトの全体を制作する仕事。サイト構成・レイアウト、デザイン、コーティングなどを行う。
◆勤務先:Web制作会社、Webサイト運営会社、フリーランス など
テレビCM、アニメ、映画、ミュージックビデオ、ゲームなど様々な映像コンテンツを制作する仕事。映像制作のスペシャリスト。
◆勤務先:映像制作会社、テレビ局、広告代理店 など
映画やテレビ、ミュージックビデオなどで使用される映像を監督やディレクター、映像クリエイターのニーズに合わせ撮影する仕事。ドローン・水中・登山などの撮影を専門に行うカメラマンもいる。
◆勤務先:映像制作会社、映画制作会社、テレビ局 など
映画やテレビドラマ、アニメ、ゲームのシナリオ(場面の順序、台詞、動作を記した台本)を執筆し物語の流れを決めていく仕事。アプリゲームをはじめゲームシナリオライターの需要が高くなっている。
◆勤務先:映像制作会社、ゲーム制作会社 など
サイトやアプリなどWebサイトを使い心地よく(画面、操作、機能など)デザインし制作する仕事。
UXデザイナーはサービス全体の設計をデザインし、UIデザイナーはUXデザイナーの要求を設計し実現します。
◆勤務先:Web制作会社、Web事業会社 など
書籍や雑誌の企画立ち上げ、取材依頼、取材、予算管理、原稿デザイン、原稿チェックなど出版物が完成するまでの全般に関わる仕事です。
◆勤務先:出版社、編集プロダクション など
編集者などからの依頼を受け、取材や資料、情報収集などをして雑誌・書籍・フリーペーパー・Webなどに掲載する文章を執筆する仕事。
◆勤務先:出版社、編集プロダクション、フリーランス など
カメラを使い写真を撮影する仕事。スポーツ・報道・芸能・動物・風景・結婚式などそれぞれの得意分野を活かし活躍する人が多い。
◆勤務先:出版社、新聞社、写真スタジオ、広告会社、デザイン事務所、フリーランス など
雑誌・書籍・広告・カタログ・ポスターなど印刷物制作の現場で、写真・イラストなどを用いデザインから入稿データまでを制作する仕事。
デザイナーがデザインを制作し、オペレーターが入稿データの制作をする。
◆勤務先:広告制作会社、印刷会社 など
この他にも、小説家やマンガ家、画家や陶芸家、ファッションデザイナー、インテリアデザイナー、シンガーソングライター、造型師/原型師、伝統工芸家などクリエイターには自らが持つイメージやアイディアを創り出していく職業があります。
子どもの頃からテレビゲームや携帯用ゲームで楽しんでいる人、スマホゲームアプリをしている人など、ゲームが好きな人は自分で楽しいゲームを作ってみたいとゲームクリエイターに憧れている人も多いのではないでしょうか?
クリエイターの職種の中に「ゲームクリエイター」が入っていないのは、ゲームソフトやゲームアプリの制作や開発に携わる職種全般のことをゲームクリエイターと呼ぶからです。
人気のあるゲームクリエイターの細かい職種をいくつか挙げていきます。
ゲーム制作におけるプロジェクト全体を統括する。予算・チーム編成・スケジュール管理など。
ゲーム制作現場のリーダー。進行状況の確認・管理、スタッフへの指示出しなど。
ゲームのストーリーや台詞を作成する。
新しいゲームのアイディアを考え、企画書や仕様書を準備する。シナリオ作成、画面レイアウト、ゲームキャラクターなどの設定にも関わる。
ゲームに使用される2次元や3次元のグラフィックスを作成する。
ゲームで使われる音楽(メインテーマ、BGM、効果音など)の作成を行う。
ゲームがスムーズに動くようにプログラムを組み、バグが出なくなるまで修正をする。
このようにゲーム制作には様々なクリエイターや技術職の人達が関わっており、1つのゲームが完成するまで数ヶ月から数年の月日を費やしています。
ゲームクリエイターの勤務先は、ゲームメーカー、ゲーム制作会社、映像制作会社、サウンド制作会社などが挙げられます。
クリエイターには様々な職種がありますが、クリエイターが共通して感じられるやりがいや大変と感じることにはどのようなことがあるのでしょうか?
やりがい
大変なこと
“作品を創り出し、送り出す”仕事であるクリエイティブ職全般に言えることは、締め切りや納期目前になると残業が多くなることや休日出勤があることも少なくはありません。
そのため激務となり生活が不規則になりがちであること覚悟しておきましょう。
職種によって感じる「やりがい」「大変なこと」はこの他にもそれぞれにありますが、クリエイティブ職として働く人の仕事に対する満足度が高いというデータもあることからクリエイターは大変なこと以上にやりがいの大きい仕事であることは確かなようです。
クリエイターになりたい!クリエイターに転職したいと思ったときにどうしたらいいのでしょうか?
まず、クリエイターに向いている人の特徴には「発想力がある」「独創性がある」「コミュニケーション能力が高い」ことなどが挙げられます。
新しいアイディアを生み出す、新しい表現方法を模索する発想力や独創性、チームとして作品を作り上げていくときやクライアントの要望を汲み取るためのコミュニケーション能力はクリエイターにとって大切です。
そして、大学、専門学校、スクール、独学などでそれぞれの職種に関する専門知識を身につけることも就職・転職に於いて必要です。
社会人であればスクールに通うことや独学で学ぶこと、アシスタントとして制作会社などに就職することが考えられます。
クリエイターは他の職種よりも専門知識や技術が必要な職種である場合が多いため、実務経験が問われ異業種・職種から未経験で就職・転職することはやや難しめですが、自ら進んで学んでいく姿勢、行動に移す姿勢が求められます。
まず、出来ることとしては‥
これらを明確にしておき、それぞれの職種で必要な知識・技術・経験などを精査しておきましょう。
やってみたい職種、興味のある職種に関する情報はインターネットで調べることが可能ですが、より詳しい情報、実際に転職活動を進めて行くための方法を効率良く集めるためにはその道に精通したサービスを活用しましょう。
クリエイターに限らず効率良く有利に転職を進めていけるサービスとして転職エージェントがあります。
「リクルートエージェント」や「doda」のような総合型転職エージェントでは、様々な職種の求人情報を取り扱っているためクリエイティブ職への転職を目指すためのサポート体制も万全です。
転職相談をはじめ、現職からクリエイターとして転職をするために必要なことのアドバイスや求人の紹介など様々な可能性を模索しより良い転職を叶えるためのサポートをしてくれます。
このように転職エージェントでは転職成功までを一貫してサポートしてくれるので安心して転職活動を進めて行くことが可能です。
総合型転職エージェント以外にも、クリエイティブ系転職に強みを持つ特化型転職エージェントの「CREATIVE VILLAGE」や「MOREWORKS」などもあるので、総合型と特化型を併用して利用することをおすすめします。
未経験からクリエイターとして活躍することは難しいイメージを持つかもしれませんが、実務経験が問われる仕事であるならば少しでも早くクリエイター経験を積んでいくことが大切だと思いませんか?
ここ数年はWeb業界やゲーム業界の求人市場規模が拡大しているため、実務経験者だけでなく未経験者にもチャンスがあります。
未経験では無理だ‥と諦めてしまった時点でクリエイターへの道は閉ざされてしまったのも同然です。
“手に職”とも言えるクリエイティブ職は実力次第でどうにでもなる仕事であるため、経験を積み、高いスキルを身につけいずれはステップアップのための転職をすることで大幅な年収アップも望めます。
夢や憧れを実現させるのか、諦めてしまうのかはあなたの気持ち次第です。
どうしたらいいのか悩んでいるのであれば、一度転職エージェントに相談をしてみましょう。仕事に関する方向性が見えてくるはずです。