株式会社ジェイックは求職者向けへ教育支援サービス、企業向けには採用支援・教育支援サービスを行っている会社です。
就職の為の研修制度の様子は、ガイアの夜明けなどテレビや雑誌でも多く取り上げられています。
長い歴史を持つジェイックですが、実際どうなの?という部分を体験談と事実を基に紹介していきます。
ジェイックは既卒・第二新卒・大学中退・フリーターといった若い世代や、離職中の方向けの転職エージェントです。基本的に20代をメインとした就職未経験者に対するサービスに特化していて、登録は10代後半から35歳までとなっています。(高卒予定はサービス対象外)
ジェイックの売りと言えば、なんといっても講習関連のカリキュラムが充実していることと、書類選考免除の合同面接会で就職支援を受けられること。自己分析、企業研究などといった座学の他、営業体験に即した実地などで、リアルなビジネスマナーを学ぶことができます。
そんな手厚いサポートで就職成功率は80.3%以上。入社後定着率は94.3%と、かなり高い数字を誇ります!就職経験がなく、自分に自信が持てない10代・20代の方にはオススメの転職エージェントです。
公式サイト | http://www.jaic-g.com/ |
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年齢 | 18~35歳 |
地域 | 東京、横浜、名古屋、大阪、福岡、仙台、広島など | 特徴 | 既卒・中退・ニート・フリーター・離職中の人向け |
2023年現在、サービス名称が以下に変更となっておりますのでご注意ください。
営業カレッジ⇒就職カレッジ
女子カレッジ⇒就職カレッジ 女性コース
セカンドカレッジ⇒就職カレッジ 中退者コース
営業カレッジとは?
営業カレッジを受け修了証書をもらった生徒は、書類選考なしで20社参加の集団面接会に参加することができます。
就職できる、入社後活躍できる人材になるになるため、社会人としての基礎・ビジネスマナーを中心とした『7つの習慣』『原田メソッド』を取り入れたジェイックオリジナルの研修内容です。
自分に自信がない、人と話すのが苦手という人も、メンタル面から変わっていける内容となり7日間で構成されています。
※スケジュールに関しては目安であり、前後する可能性がございます。
研修の意図、研修中のルールや、研修を受ける上でのメンタル作りをします。遊びに来ている・気軽な面接対策ではなく、本気で就職するため・変わるため・社会人で受け入れられるための研修にきているという意識をしてもらうマインドセットを行います。
どんな価値観で仕事をしたいのか、働いていて喜びを感じる瞬間は?(給料、仕事内容、感謝されることなど)なにを軸に仕事探しをするか。自分のキャリアについて紙に書き出していきます。自分の幸せと仕事について考えていきます。
企業選びと、自分のしたい仕事の見極め方についてじっくり学びます。
会社の外見だけを見て判断しないことを念頭に、仕事選びの本質を学んでいきます。
※外見;給料、福利厚生、ネームバリューなど求人からわかる情報
中身:企業の考え方、社風、雰囲気など
面接でのマナー、入社後のマナー。挨拶の仕方、名刺交換、上座下座のルールなど
※ジェイックの飛び込み営業研修は、飛び込み実習に変更となりました。
4~5人のチームを組み、テーマ・アンケート内容を決めます。内容に合わせてエリアを決め、4~6人のグループで1日かけて企業へ訪問、アンケートの依頼(調査)開始します。アンケート結果は持ち帰り分析し、発表します。
テーマ:一緒に働いていて気持ちよい社会人の条件とは?
①選択式・記述式などアンケート内容を具体的に作成
②企業訪問(飛び込み実習)
④データをまとめ、夕方にプレゼンテーション
フィールドワークスタイルで、チームでプロジェクトを進めていくイメージとなります。
2人1組のペアで、企業の営業担当者と模擬面接を行います。
一定時間の模擬面接の後は、振り返りをして感想を言い合います。
挨拶の仕方、話題、返答の仕方など企業別の具体的な面接対策を受けることができます。
ネットでも度々目にするジェイックの飛び込み営業。本を売らせている!ブラックだ!などと書かれていますが、実際はどうなのでしょうか?
Point2018年度から飛び込み実習に変更となりました
2017年度まで行っていたジェイックの飛び込み営業研修は、500円で読本を販売するというスタイルでした。それが『ブラック』『悪徳』など書かれることもありましたが、あくまでも研修なのでそれに対して罰則があるわけでもありません。
実際、営業のスタイルとして『飛び込み営業』というのは今でも主流で、企業から求められる能力の一つです。
営業職といっても、反響営業、ルート営業など色々ありますが、いわゆる新規営業(飛び込み営業)というスタイルは、今でも場合によって会社から指示されることもあります。
2018年度から飛び込み実習に変更になった経緯としては、昨今企業が必要としている能力として『主体性(自分で考えて行動する)』『コミュニケーション能力』があります。
企業にニーズに合わせて研修内容が変更となり、飛び込み営業から飛び込み実習という形に変更となりました。
飛び込み実習だけではなく、企業のニーズに合わせて研修内容全体も毎年変更になっています。
研修期間中に、実際に面接会に各企業の営業担当者から企業の紹介があります。
求人からわかる表面的な情報だけではなく、社内の雰囲気や人事担当者の性格など内情がわかるのでイメージがつきやすく、面接での会話も弾みやすいのが魅力です。
Point志望動機は考えなくてOK
表面をとりつくろった志望動機よりも、お互いの内面を見るような質問が中心となります。
■ ジェイックの研修受けてみてどうだった?
■ どうしてジェイック来たの?
など、ジェイックの研修に関することや、趣味や性格など内面的な要素を大事にする企業が多いのが特徴です。
ジェイックの営業カレッジ修了生は、20社以上参加の集団面接会に参加することができます。
書類選考がなく、事前に濃厚な企業情報を入れ、シュミレーションした上で臨めるので精神的な負担が少ないのがメリット。
書類選考なしで20社以上と面接で会える!
集団面接会は2日間に分け行われ、書類選考なしで20~25社に会うことができます。
ジェイックの集団面接会に参加する企業は内面重視の企業ばかりなので、数多くの中からフィーリングの合う企業を見つけることができます。
集団面接終了後は、個別面接に進み、個別面接の前には、各企業に合わせた面接対策を受けます。
各企業営業担当者から、企業の情報・雰囲気などのアドバイスを直接もらうことができます。
■ 人事部長のお酒がすき
■ この会社は理念を大切にしている
など企業別の面接対策を受けた上で、個別面接へ挑みます。
濃い企業情報と綿密な面接対策が、就職成功率80.3%につながっていると言えます。
ジェイックは主に、学歴・職歴的に不利になってしまっている大学中退、フリーター、既卒者、離職中の方向けのサービスです。
社会人経験がなく、なかなか仕事が決まらない。大学に行けなかったのがコンプレックスで自分に自信が持てない。などとといった人におすすめのサービスです。
学歴だけではなく、ジェイックの営業カレッジ(就職カレッジ)は下記の人にもピッタリです。
ジェイックに向いている人
ジェイックの営業カレッジ(就職カレッジ)がおすすめ
逆にジェイックのサービスに向かない人もいます。
ジェイックに向いていない人
他の就職支援サービスがおすすめ
ジェイックの研修制度に魅力を感じて、あえてジェイックに求人を出している企業も多いので、『研修を受けたくない』『本気で就職を考えてない』人は他の就職支援サービスがいいでしょう。
ジェイックは神保町を本社として構え、それ以外に関東を中心に支店が9カ所あります。
それぞれの地域に根付いた就職支援を行っているほか、支店がなくても、札幌、千葉、神戸、大宮にある出張所では不定期で就職イベントを開催するなど、ジェイックで積極的に支援を行っている地域もあるので、まずは相談してみましょう。
ジェイック拠点一覧
【神保町本社】 | 東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6階(受付) |
【神奈川支店】 | 神奈川県横浜市神奈川区栄町1-1 KDX横浜ビル3階 |
【大阪支店】 | 大阪府大阪市中央区高麗橋4-2-16 朝日生命館4階 |
【仙台支店】 | 宮城県仙台市青葉区一番町2-5-1 大一野村ビル5階 |
【名古屋支店】 | 愛知県名古屋市中区錦2-4-3 錦パークビル3階 |
【広島支店】 | 広島市中区紙屋町2-2-2 紙屋町ビル4階 |
【福岡支店】 | 福岡県福岡市博多区博多駅東1-9-11 大成博多駅東ビル8階 |
ジェイックへ突撃取材を敢行!
<コンサルタント(高藤氏・保科氏)へインタビュー!>
ジェイックさんの特長を教えてください。また他社にはこれだけは負けないという点を教えてください。
高藤氏:ジェイックの最大の特長は、入社後1カ月後、3カ月後、半年から1年と就職した後も活躍支援を続けている点です。
入社1か月後、3か月後に当たる壁を事例として集めて、その壁を乗り越えるためにどうすればいいかというところを研修として実施しています。
ジェイックでは「集団面接会」という企業と求職者とのお見合いを実施しています。
集団面接会では、経歴に関係なくたくさんの企業と熱意のある人が会ってもらえる場を提供しています。
結婚にたとえると、結婚した後も本当に結婚生活がうまくいっているかをチェックします。
このように入社してからもずっと支援し続けていることが定着率の高さに繋がっているのかなと感じます。
登録者の男女比を教えてください。
高藤氏:だいたい半々です。若干男性の方が多いかなという印象です。
非公開求人は全求人の何%くらいですか?
高藤氏:基本的に100%非公開求人です。
登録から内定までの流れを教えてください。
高藤氏:ジェイックのホームページや様々な媒体から就職支援の説明会にお申込みいただきます。
そこで登録していただいた方にジェイックから直接一人一人にお電話をいたします。うちでは「御礼電話」と呼んでいます。
今の就活の状況や不安なことなどを聞かせていただき、説明会に来る前にどんな悩みを抱えているのかを把握できるようにしています。
説明会ではジェイックの就職イベントの内容や流れ、就活の情報提供をさせていただいています。
説明会の後は個別の就職カウンセリングになります。1時間から1時間半とじっくり時間をかけてご相談に応じています。
説明会に来ていただく方は既卒やフリーターの方が多く、挫折感があり他の人にはない悩みを抱えているので、どう就職したら良い人生を送れるのかというところを一緒に考えようというスタンスで面談しています。
面談が終わったら研修です。
自分の長所を伸ばして短所を克服する研修を経て、集団面接から個別選考に進んで晴れて就職という流れです。
結婚に例えると、集団面接はお見合い、お互いに気が合ったらデートをして、問題なければ結婚=就職というような形です。
「既卒・第二新卒・フリーター」に特化する理由を教えてください。
高藤氏:既卒・第二新卒の方は転職において「エアポケット」世代なんです。
新卒だったら就職までの流れがある程度整っていて、社会人経験者は自力で転職活動ができます。
しかし、新卒と社会人経験者との間である既卒・第二新卒の方は「未経験者歓迎」と求人にあっても現実は就職活動がしにくい状況にあるのです。
日本全体の56%の企業が、新卒でなくなった瞬間に未経験者は採用しないという現実があります。
大学を卒業する前の3月と卒業後の5月までの2ヵ月で、経歴上一気に切られてしまって、就職ができないという人は結構多いのです。
ジェイックに来る方でも親の介護や身体的な理由などでやむなく就職できなかった方がいざ就職活動を始めたら仕事がなく企業と会ってもらえず、自分自身が望むような環境が得られないということがすごく多いのですね。
そういった方々が努力をして一生懸命頑張れば企業に見てもらえる場を作っていくという支援をしています。
今フリーターの高齢化と言われていて、フリーターや無職の方が179万人いるのですが、その中の106万人は25歳~34歳の人なんですね。
就職できないままフリーター生活を続ける状態にならないように、社会的な意味でも支援できればということでジェイックでは就職支援事業を展開しています。
既卒とかフリーターで就職が決まらない方はどういった特徴の方が多いのでしょうか?
高藤氏:主体性が低く、自分の目標やどう生きていきたいのかっていう軸がない方が多いですね。
「私ジェイックに来たけど、なにかあります?」というような意識から脱却させなきゃいけないというのを心掛けています。
そもそも「何かがしたいから就職出来ない」とかではなくて、「何か」が分からないみたいな方が多いんですよね。
だから自分の人生で本当に幸せな姿っていうのを1つイメージさせてそこに辿りつけるようにやりましょうっていう話をしています。
就職成功率80.3%の理由を教えてください。
高藤氏:就職成功率が高いのには3つ理由があります。
1つめは、研修内容がしっかりしていること。
面接対策、履歴書の添削、基礎的なビジネスマナーをかなり高いレベルで身につけていただくようにしています。
企業の面接官の方には「ジェイックの研修は基礎地が高いよね」と言っていただけるなど、高評価を頂いています。
2つめは、企業の担当者と会える機会が圧倒的に多いという点。
社会人未経験者の場合、就職活動を自分でやると月4~5社くらいしか面接に辿りつけないのですが、ジェイックの場合、研修をクリアして修了証をもらえれば30歳の誕生日まで全国で開催している就職イベントや集団面接に何回でも参加ができます。
東京の場合、集団面接を月3回開催し、1回あたり企業が25社来るので、仮に全部でたら75社と面接できることになります。
それだけ面接をしていれば自分が入りたい企業とマッチングしやすいですし、たくさんの業界・職種と会うことで自分はこういうことをやりたいんだなと気づくきっかけにもなります。
数多くの企業と会うことで自分が納得できる企業に入りやすくもなります。
企業にも未経験の方をしっかり育ててくださいねというのを前提に参加していただいているので、採用がしやすいというのもあるかなと思います。
3つめは、一般的に入社したくないといわれる業界を呼んでいません。
飲食店・不動産の投資用マンション販売・生命保険・介護・パチンコ業界は除いています。
就職を決める受講者はどのような人が多いのでしょうか?
高藤氏:素直で一生懸命な方ですね。
ジェイックに来る方は既卒とか早期退職者が多いので挫折している方が当たり前で、「自分には何ができるのでしょうか?」という方が多い。
けれど、その挫折をバネにして将来的に作る家族の為や自分の未来の為に頑張るんだと前向きに一生懸命頑張ろうとする人は強いですね。
大学中退して3年間のフリーター生活を経て、入社半年でチーフになった方のケースでは、入社した会社が挨拶もなく覇気のない会社だったのですが、半年間挨拶をし続けていたら結果挨拶をする会社になったんです!
会社が変わった功績でチーフに抜擢されたんですね。こんな僕でも認めてくれる人がいるから頑張りたいと言ってくれて。
就職を決められる人というのは、挫折も経験したけれど、それでも一生懸命やりたいという気持ちが強い。
自分の弱い部分にもちゃんと向き合って覚悟を決めて前に踏み出せる人が内定取って就職していくという印象はありますね。
経歴が乏しい方のほうが意欲は高かったりします。
もう後がないから頑張るしかないという意識がある人のほうが強いですね。
営業カレッジを受講しない登録者でも仕事の紹介は受けられるのでしょうか?
高藤氏:原則仕事の紹介は受けられません。
例えば社会人経験が3~5年ある、TOEIC900点以上、中国語でCHSK5・6級を持っているなどスペシャリスト人材の方に限って直接企業と会って就職後研修を受けていただくということもありますが、研修を受けて集団面接という形が基本です。
登録者に多い転職への悩みを教えてください。
高藤氏:大学を中退した、経歴不安、就職活動の仕方がわからない、どんな会社が自分に合っているかが分からない、入った会社を早期退職してしまって次は失敗したくないなど色々ありますが、悩みに共通しているのは自分に自信がないということですね。
自信をつけるためには成功体験を積むというのが一番大きいのですが、成功体験を積めていなかったり、頑張ったのに人から認められず自信が持てないという人は多いです。
学歴や経歴に自信がない・・・という場合、登録者にどう自信を持ってもらい、強みをみつけているのでしょうか?
高藤氏:自信というものは、カウンセリング学的に言うと、「自己効力感」と表すのですが、社会人になって何かを一生懸命にやって評価されると自信になっていきます。
それを研修の中で疑似体験していただき、自分で決めたことを意欲的に取り組んでもらって、できたことはものすごく評価させていただきます。そこで「できた」という自信をつけてもらいます。
ダメだったらなぜダメなのか、それが自分の将来にとってどういけないのかを説明し改善していきます。
あなたはこれから成功するだけの素質を十分に持っているんだよということを僕らがメッセージとして伝えていかないと入社しても早期退職の原因になってしまうので、その人を認めて自信をつけてもらうようにしています。
企業からみて、色がついている経験者を雇うより、色がついていない可能性のある未経験者を採用したいというニーズもあるのでしょうか?
高藤氏:あります。だからジェイックを使うという企業もあります。
未経験だけど社会人のスキルや最低限の基礎の部分は身についていて欲しいという企業からの要望はありますが、両立できている方はあまりいないものです。しかしジェイックはそれができる。
ジェイックの応募者は社会人未経験者だから、あえて経験者じゃない人を採用したいというニーズはあります。
ジェイックの登録者の約7割は社会人未経験者です。
紹介先企業はどのような業界や業種が多いのでしょうか?
高藤氏:メーカー、商社、IT、広告、不動産、この5つが多いです。
主な求人の地域をお聞かせください。
高藤氏:東京、神奈川、名古屋、大阪、に拠点があります。
拠点がない地域でも期間限定でキャラバンを展開しているので、求人の紹介は可能です。
安定的に求人の見込みがあるとなれば拠点化するという流れになります。
今後全国的にある程度カバーできるようになっていく予定です。
紹介企業は全て「外食産業、先物取引、投資用不動産、アミューズメント産業」関連企業は紹介しないということですが、その由縁を教えてください。
高藤氏:ニーズはあるのですが離職率が高い業界だからというのが理由です。
自分が30歳で働いているイメージが湧かなくなってしまいそうな企業はお断りしていきましょうという方針です。
ブラック企業はお断りということですが、ブラック企業かホワイト企業かを判別するポイントをお聞かせください。
高藤氏:ジェイックの中で5カ条というものがありまして、1つめがミッションやヴィジョンを掲げている会社であること。
つまり夢を語れる会社かどうかというところ。
2つめは、経営基盤が安定している、もしくは自社ならではの強みというのがしっかりしている会社。
「国内シェアNo.1の会社」「輸入量日本一」など自社の強みがしっかりしている会社というのは、自分が誇れる商品を売っている自覚があって仕事しやすいというのはありますね。
3つめは、未経験者に対しての教育の基盤がちゃんとある会社がどうか。
こういう風に育てたいという指標があったりするとジェイックとしても紹介しやすいです。
未経験者をちゃんと育てる風土があるか、誠実で真摯な対応をしてくれる会社か。
ジェイックの社員が2回以上企業に訪問して、大丈夫だと思えたら参加していただいています。
営業カレッジの研修内容を教えてください。
高藤氏:社会人スキルを身につけるものと、就職活動スキルを身につけるというこの2つに大きく分かれます。
シャイな方の場合、面接で言いたいことが伝えられないので、伝える力を身に着けることが「就職活動スキル」。
「社会人スキル」はビジネスマナーや報告・連絡・相談のような社会人としての常識。
一般常識として大事なことは全て教えていきます。
研修の概要としては「なんのために働くのか」とか、「働くことの価値はどうなのか」とかを考えてもらうプログラムになっています。
仕事のキャリアというよりは、自分の人生を良くしていこうという話をすることは多いですね。
研修スタイルは、講師=会社の上司みたいな形で、職場を体験するような形ですね。
上司への口の利き方だったりといったものを学んでいく場が社会人スキル習得の場ですね。
就職活動スキルの方は、履歴書の添削や面接のロールプレイング。
何度も面接のロールプレイングを繰り返すことで面接への自信をつけてもらうということをやっていきます。
あとは名物「飛び込み営業」 。
ずっと座学で「はい、名刺の渡し方はこうですよ」とか「電話の応対の仕方は―」ということは学ぶのですが、正直座学だと身に付かないんですよね。
実際にグループ組んで池袋や新宿の企業に訪問してもらって、「就活生ですけど」ということで、弊社が販売している本を売り込んでもらいます。
もし売れたらみんなのお小遣いにしていいよというかたちでやっているので、「よっしゃー頑張るぞ!」と結構それで盛り上がりますね。
その中で名刺を実際に渡したりとか、受付で電話を取ったりとか、実際に目上の社会人の人とたくさん話をしたりする。
時には「君みたいな人は頑張んなきゃだめだから、頑張れよ!」って背中を押してもらえたりとかする中で、戻ってきた時にはちょっと精悍な顔立ちになっているんですよね。
最後総合実習で設けて卒業していきます。
研修は厳しいのかどうかなど研修中の雰囲気を聞かせてください。(飛び込み営業など)
高藤氏:研修の内容が厳しいと感じるかどうかは、その人のレベルによるところがあります。
社会人経験を積んでいる人は「何が大変なんだろう?」と感じますが、未経験者は「報・連・相」も知らなかったりするので、それで社会人って大変だなっていう人はいるかもしれない。
でも結構和気あいあいとやっていることが多いです。
講師はどのような方が担当されていますか?
高藤氏:全員社会人経験者で人生の中で多くの経験を積んだ方にお願いしています。
アドバイザーと講師は分業して、講師は研修の中でも一人一人フォローアップとか徹底してやっていて、アドバイザーはサポートと新規の入学者のカウンセリングをやっています。
営業職に力を入れている理由、営業職の魅力についてお聞かせください。
高藤氏:例えば企画をやりたいとかマーケティングをやりたいという方はいるのですが、会社入っていきなり商品開発を任せられるということはありえない。
最初はまず現場を経験して、自分自身で商品を売って自社商品の良さを知らないと商品開発ってできないですよねと。
現場に必要なメンバーを知らないと人事もできないですよねと。
まずは入口として現場で商品を紹介するというのがひとつ。
あとは、コミュニケーション能力とか社会人基礎的なものはお客さんと会ったりしていかないとなかなか身に付いていかないので、将来的にたくさんの視野、選択肢を持った人生を送ってもらうためにも最初は営業職、総合職っていう形で紹介することが多いです。
長期的なキャリア形成する上でも営業職の土台があった方が、いろんな職種へのチャレンジが幅広くできるので、営業職の魅力を彼らには伝えています。
社会人経験が少ない受講者にとって営業体験は難しいのでは?と感じてしまうのですが、自信をつけてもらうための秘訣があるのでしょうか?
高藤氏:大事なのは、なりたい自分の姿やしたい生活のイメージを明確に持てているかなんですよね。
ゴールを心から目指したいって思えたら、やること全部に意味が出てくる。
本当に辿りつきたい自分の姿をイメージしてもらうように指導しています
飛び込み営業をやるっていうのだけの意識だと足が止まってしまうのですが、飛び込み営業は何のためにやるのかをしっかり彼ら自身に考えてもらって、自分で目標を設定してもらうっていうことが一番大事かなと思います。
――ただ「頑張れ」というだけではなく、御社の研修を通じて自分のなりたい姿っていうのをきちんと描いてもらって、そのための必要なプロセスとして営業体験があるということを理解してもらう。
なのでなりたい自分に本当になりたい方はちゃんとやっていけるということなんですね。
営業カレッジを修了した後、受講者の心構えや行動はどのように変わってきていますか?
高藤氏:研修の中で自分自身が将来的にどうなりたいかを一緒に考えて、自分の志向性で何が強いのかを診断するのですが、研修を通して改めて自分のゴールを考えて、自分の方向性がわかった方は自信を持てるようになってきます。
ただ「内定をもらったらOK」っていう考え方は絶対ダメ!
「社会人生活始まってそこからがスタートだと思います」という心構えの人が多いですね。
営業カレッジの卒業生の中には入社3~4年で役員になっている女性もいます。
結局マインドの問題なんですよね。出世する人はみんなが高学歴でハイスペック人材じゃない。
マインド一つで学歴が高くなくても一気に昇進するみたいな人たちはいっぱいいますので、そこをシフトさせてあげるっていうのがこの営業カレッジや女子カレッジというところですね。
そのサポート役が就職アドバイザーで、それを牽引しているのが講師ですね。必ずその回専属の講師がいます。
営業カレッジを修了したら20社との集団面接になりますが、面接まで進める受講者は何割くらいでしょうか?
高藤氏:これはほぼ全員です。
書類選考なしで面接が受けられるということですが、あえて書類選考を省略している理由をお聞かせください。
高藤氏:新卒でもなく経験者でもない、ブランクが空いているとなると、一般的に履歴書すら見てもらえないということがあります。
人柄も良くてとても明るい。新しい家族が増えたから仕事にはヤル気がある。
しかしブランクが長すぎて履歴書だけを企業さんに提出した段階では見てもらえない、会ってももらえない。
そういう方の場合は書類を出す必要はなくて、企業の担当者と直接会ってもらってその人そのものを知ってもらう。
未経験者なのでたくさんの業界と会ってもらわないと、本当に自分が納得する就職には辿りつけないという考えで書類選考を省かせてもらっているというのがジェイックのこだわりです。
企業に定着できるように採用後研修を行っておられますが、入社前研修・入社後1~3か月後研修、入社後3~6か月後研修、入社後6~12か月後研修、電話フォローなどそれぞれの研修内容についてお聞かせください。
高藤氏:入社1~3カ月研修では、まだ仕事に慣れていない期間なので、入社~入社3ヵ月で躓きそうな事例を基に研修させていただいています。
簡単な報告・連絡・相談がちゃんとできているか、トラブル例を出してミスを起こさないためには何をすればいいんだろうといったワークを実施しています。
入社3~6カ月研修では、仕事にも慣れてくる時期なので一人立ちできるくらいの実力をつけなくてはいけません。求めているレベルを達成していくにはどこを気をつければいいのかという研修内容になっています。
入社半年~12カ月研修では、だいぶ仕事慣れてくるころなので、成功した事例を出して、こういうことをやったら良くなったというのをディスカッションしてもらうという内容になっています。
あと、企業の依頼があれば、「リーダーカレッジ」という会社のリーダー格になってきた方がリーダーとして機能できるよう、マネジメントの仕方などを学べる研修も行っています。
ジェイックは元々企業様向けの教育研修の会社から始まっている会社なので、「教育」と「就職支援」を連動することによって就職するだけではなく、就職後もずっとジェイックでその時々に合ったフォローアップが出来ているのかなと思います。
2016年5月に仕事の定着の支援が評価されて、「日本HRチャレンジ大賞」で奨励賞を受賞しました!
人の人生に貢献するということが革新的だということが理由のようです。
土日関係なく電話で応対して一生懸命ちゃんとフォローできているというのが誇りですね。
フォローアップ研修はいつ実施しているのでしょうか?
高藤氏:フォローアップ研修は平日の業務時間帯に行います。企業様にも事前にOKをいただいた上でお給料をもらって振り返りをするみたいな感じですね。
就職支援の際、心がけていることはありますか?
高藤氏:まずその人が幸せな人生を送るために本当にやるべきことは何なのか?ということを心掛けています。だから土曜日でも電話は出ることもあります。
保科氏:自立をしていただくのが一番なのかなと思っています。
講師がいるからできているという状態だと、結局彼らが会社に入って一人になったときにすぐ定着できずに辞めてしまうことになったら意味はありません。
支援しているとどうしても自分がやってあげたくなってしまうのですが、フォローと自立のバランスを考えて、彼らが自分自身で考えて行動できるように指導させていただいています。
就活も自分自身の足でちゃんとやるようにしてあげたいなと常に考えています。
アドバイザーさんの社内研修はありますか?
高藤氏:ジェイックでは、常に第三者視点を大切にしているので、全国に数少ない『キャリアコンサルティング2級』の有資格者の中でも、とある大手有名を成長に導かれた経験を有する方に、キャリアコンサルタントとしてあるべき姿について研修を受けています。
人の人生に深く関わる仕事『就職アドバイザー』向けの研修ということもあり、研修内容はとても厳しくて、CDAというキャリアコンサルタントの国家資格を取得するように社内で推奨されています。
最後にこの仕事をやってよかったと思えたことは?
高藤氏:これはとても多いです。
例えば面談の時、今まで辛かったこととか思い出して泣いてしまう方がいたのですが、「頑張る!」と言ってくれて、決意表明文をいただいたりしたこともありました。
あと研修後卒業式があるのですが、卒業生が言ってくれた言葉に深く感動したことがありましたね。
集団面接会の時に「卒業生入場」の際、社長と会う前にみんなで「はい」って返事して入っていくんですけど、その堂々とした姿に感動してしまったりですとか。
実際に就職できてなかったら、フリーターのまま結婚できなかったし、向こうの親にも言えなかった。決意してやるなら今だと思って、「結婚できました」と聞いたときはすごい嬉しいですよね。
やはり「その人の人生がいい方向に迎えたきっかけが自分である」と思えた時はすごく嬉しいです。
小さい時親の転勤が多く独りぼっちの時が多くて、「周りから認めてほしい」という気持ちが強かったので、誰かの役に立っている自分を強く実感できるようになると人生が豊かになるような気がします。
人の人生っていう大きいところに関わる瞬間が多いことが、この仕事のやりがいです。
保科氏:私が特にやりがいを感じるのは、研修の最後の卒業式でコメントを一人一人言うんですけれども、ジェイックとの出会いを通して自信が持てましたと言ってくれて。
自分の成長を感じていただけたときは本当に良かったなと思います。
ある方の場合はずっと親とわだかまりがあったのですが、「初めて向き合って話せたんです」と言ってくれました。
ジェイックの研修を通じて彼らの生活そのものに影響が広がっているんだなと思うと心から良かったなと思えますね。
――高藤さん、保科さん、ありがとうございました!
就職成功率80.3%のヒミツとは?
概要
未経験でも大丈夫
未経験での就労可能な優良企業だけを厳選して紹介します。ジャイエック転職エージェントは書類選考がないので、「社会人経験がない」「就職してもすぐに辞めてしまったことがコンプレックスになっている」という方でも、安心して就職活動ができます。
正社員をめざすなら・・・
ジャイク転職エージェントは正社員にこだわった就職支援を展開していて、外食業界・アミューズメント業界・投資用不動産など一部の業界は取り扱っていません。
単に「正社員として就職できればいい」ではなく「正社員という安定した雇用形態で着実にキャリアを積んでいく」ことがジャイック転職エージェントの目標です。
フォロー体制も万全です
ジェイエック転職エージェントでは無料の就職講座を開催。社会人経験の短い20代の方を就職支援の対象にしているため、ビジネスマナーや自己PR・志望動機のまとめ方などをレクチャーしてくれます。
面接に役立つのはもちろん、就職後も周りの人とのコミュニケーションに役立つと好評です。
第二新卒やフリーターなど、20代対象にした就職支援エージェント「ジェイック」。80.3%が優良企業に就職成功という実績で、登録者数も大きく伸ばしています。
ジェイックの特徴は、書類選考なしで厳選20社を紹介してくれること。そして、「正社員」という待遇にこだわっていることです。
もちろん、正社員ならどんな企業でもいいというわけではなく、先物取引・投資用不動産・アミューズメント業界などは紹介していないという徹底ぶり。
社会人経験もなく不安・・・という方のために、専任の就職アドバイザーが就職に関する様々な疑問にお答えします。
また、無料の就職講座を10日間開催するので面接対策もバッチリ。各地で行われている無料説明会への参加は公式HPから予約できます。
一足お先に就職に成功した先輩のコメントも公式HPに掲載されています。