パソナキャリアは人材最大手の株式会社パソナが運営する人材紹介サービス。転職エージェントの中ではそれほど知名度が高くありませんが業界トップクラスの求人数を誇るなど、無視できない転職エージェントです。
ここでは実際にパソナキャリアを利用した人の口コミから利用するメリットや求人紹介を断られることについての真意などをご紹介。
あなたにとって利用するべきエージェントかをじっくり見極めてください。
パソナキャリアに訊く「転職を成功させるキャリアプランづくり」
利用する前にパソナキャリアの口コミ・評判が気になりますよね。SNSのリアルな評判をまとめましたのでご紹介します。
対応がスピーディー
パソナから3時間後に面談の日時調整の返信きまして、さっそく面談希望日時送ったら1時間後に予約決定の返信がくるという迅速対応。土曜日いってきますーパソナビル前はよく通るのですがまさか転職面談にいくことがあるとは #転職エージェント #パソナ #面談
— すなふきぬ@転活かあさん (@cosmosophia1) 2016年5月25日
#パソナ から明日の9時(面談の2.5h前)までに提出と連絡がきてた1職務経歴書、キャリアシート、面談前ヒアリングシート、をメール提出しました
— すなふきぬ@転活かあさん (@cosmosophia1) 2016年5月27日
面接のポイント・自分の転職の軸を見直せるガイドブックがもらえる
パソナキャリアはガイドブックとかくれて丁寧に教えてくれる
— ゆほー🏄Five-O (@Yuhoo_BB) 2019年1月16日
女性転職も強い
最近、この記事もよく読まれてる。
時期的にも4月までに転職したい人多いんだろうな。
女性ならこの記事で紹介してるリブズキャリアとパソナキャリアは登録するといいかな。
どっちも女性の転職支援に強く、評判良いから。 https://t.co/6hCQLCqFNs— ワタベー@ 元GSパラレルワーカー (@dw9018) 2019年1月13日
パソナキャリアは担当アドバイザーによってサポートに差が出るようです。
求人紹介できないと言われ、他の提案がない
人材紹介?dodaは登録してるけど、はなっから「事務で探すの難しいのわかってる?」的な発言するし、パソナは紹介できる仕事はありませんって、登録した途端に突っぱねられたの。
他にいいところある?— かっか (@kakkapopppo) 2016年7月22日
担当者のやる気が感じられない
マイコミエージェントはちゃんとしごとしてくれてありがたいなあ。それにくらべてパソナキャリアのやる気のなさといったら…。
— thirdman (@thirdman) 2010年4月28日
転職成功のカギを握っているのがキャリアアドバイザーといっても過言ではありません。
もし『担当者にやる気が感じられない』『希望通りの求人を紹介されない』『担当者と性格が合わない』と感じたら担当者を変更してもらうか、他の転職エージェントに登録するなど解決方法を考えましょう。
パソナキャリアの特徴は主に次の4点が挙げられます。
パソナキャリアの特徴
パソナというと派遣のイメージが強いですが、パソナキャリアも女性の転職支援に力を入れています。
ここではパソナキャリアを利用するメリットを解説していきます!
パソナキャリアでは業界トップクラスである40,000件以上(※2018年5月末時点では、総求人数49,136件、非公開求人数29,490件)の豊富な求人数が魅力です!
パソナキャリアが保有する求人情報の約70%は”非公開求人”であり、応募が殺到しやすい人気大手企業・優良企業の求人や極秘の重要プロジェクトに関する人材募集など、一般には公開されていない好条件求人や希少求人を数多く取り扱っています。
非公開求人の中にほど理想とする求人が見つかりやすい傾向にあるので、希望に合った求人になかなか出会えない人はパソナキャリアへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。
パソナキャリアは男性・女性ともに30~40代の転職に強く、支援実績で最も多いのは35歳~44歳です。
この年齢の方は、転職で重視する条件としては「年収」が大きなウェイトを占めると思いますが、実際パソナキャリアでは年収500万円以上の求人を多く取り扱っています。
さらには年収800万円以上のハイクラス求人も、非公開のものを含めて約31,000件。他のエージェントでは取り扱っていない企業の求人も豊富です。
また、パソナキャリアを利用し転職を成功させた人の特徴として、上記のようにはじめての転職でパソナキャリアを利用する人が多く、登録者の約67%以上もの人が年収アップに成功しています!
パソナキャリア登録者の転職回数
転職後の年収の増減
はじめての転職の人でも不安を感じることなく丁寧で親身な対応が魅力であり、キャリアアドバイザーの適切なアドバイス・サポートにより多くの人が年収アップを実現させています。
もちろん年収ダウンの人も居ますが、パソナキャリアでは年収面だけでなく転職希望者が「転職をするうえで一番大切にしていること」を尊重し、満足の転職へと導く転職サポートを心掛けています。
パソナキャリアは、はじめての転職に不安がある人、年収アップを目指している人、総合的に満足のいく転職を成功させたい人におすすめの転職エージェントです!
待たれてたwww
dodaは求人数も多いし私の担当者さんは転職対策を色々勧めてくれたり、面接後のフォローもしっかりしてくれたよ!担当者と会うことはなかったけどね。
パソナは直接会って色々話を聞いてくれるからよりマンツーマンで進めたいならこっちかな?— あまのす@貯金はじめました。 (@snow_d_106) 2017年3月7日
パソナキャリアの特徴として外せないのが「女性の転職」に力を入れていることです。
パソナキャリアのサイトには「女性のための転職支援サイト ウーマンキャリア」といったバナーがあり、多様化する女性の働き方に寄り添い、女性が自分らしくキャリアを築いていくための転職支援を行っている転職サイトが用意されています。
パソナグループとしても”女性活躍推進”の取り組みが成されており、女性が十分に能力を発揮し活躍できる環境が整えられています。
パソナグループの女性活躍度
パソナグループは女性社員比率・女性管理職比率が高い点なども評価され、経済産業省主催 平成26年度「ダイバーシティ経営企業100選」に選出された実績があります!
このような背景もあり、パソナキャリアではライフステージ(結婚・出産・育児など)により働き方の変化を余儀なくなさがちな女性にスポットを当て、女性の転職サポート実績のあるプロのキャリアアドバイザーが今のポジション・経験・環境、今後目指すキャリアに合わせた転職活動をサポートしていきます。
「ウーマンキャリア」では女性が働きやすい企業の求人情報を豊富に取り揃えているので、自分らしく働きたい女性におすすめです!
20代・30代の転職に特に強いと言われているパソナキャリア。
『初めての転職の方へ』といったノウハウページがあり、そこでは転職に当たっての心構えや気を付けるべきこと、そもそも転職とは?転職の手順など細かく基本的な情報を掲載しています。
転職エージェントの多くに該当する特徴ですが、スキルやキャリアを見られて、目立ったスキルがない。適正年収が低いと判断されると、紹介できる案件がないと断られる事も多くあります。
更に、大手の転職エージェントは人気なだけあって、キャリアアドバイザーの一人あたりの負担が大きいために、「対応が淡白」「希望していた職種と違う案件ばかり紹介される」といった対応に不満を覚える人もいます。
その点パソナキャリアは一人ひとりにしっかりと対応してくれると評価が高く、転職初心者の第二新卒でも手厚いサポートを受けることができます。
パソナキャリアの弱みは以下のとおりです。
パソナキャリアの弱み
パソナキャリアの口コミには「電話連絡がしつこい」「大手企業の求人が少ない」「地方の求人が少ない」などが見られます。
パソナキャリアを使う上でのデメリットとその対策をご紹介します。
●パソナキャリアのマイページで完結出来ないことが多く必然的に電話・メールでの連絡が多くなり、「また電話‥」と感じてしまう。
●紹介を受けた求人にあまり魅力を感じず断った場合でも、同じような内容の求人案件の紹介がある。
担当者は熱心なサポートをしているのですが人の感じ方は色々。
電話・メールを受ける時間を指定する、相性が合わないと感じたらキャリアアドバイザーの変更を申し出る、うやむやにせず迷惑と感じることはきちんと伝える。
●約75%が関東エリアの求人情報
●メインのエリアは東名阪(東京・神奈川・千葉・埼玉・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪・兵庫・和歌山・京都・奈良・滋賀)
2016.5.28
#パソナ で面談。担当は30代前くらいの女性で、しっかりしてそうだけどあっさり風味の対応。事前送付書類の内容を口頭で確認後、3件求人紹介。内2件はリクルートで見たもので応募しなかったやつでしたw— すなふきぬ@転活かあさん (@cosmosophia1) 2016年5月28日
地方での転職を希望している人にはあまり向かない。これらの面を補うためには10万件単位の求人を保有する他の転職エージェントと併せて登録する。
パソナキャリアのキャリアアドバイザーの評判は悪いわけではないのですが、キャリア志向の高い人や複数の転職エージェントを利用し転職に多少慣れている人にとっては、不便に感じたり、求人数に物足りなさを感じる人も居るようです。
他社エージェントを利用したほうが良い方
逆に未経験業界・職種への転職、はじめての転職に不安を感じている人や関東エリアでの転職を希望している人であれば、年収アップ率67.1%の実績を誇るパソナキャリアの転職サポートに満足出来るのではないでしょうか。
パソナキャリアは登録時に以下の内容を入力する必要があります。
一見、入力フォームが多く面倒に感じる方もいると思いますが、氏名などの個人情報以外は選択式で入力していくためスマホでも手間いらずです。
PCからですと履歴書・職務経歴書をアップロードすることも可能なため、既に作成している方は登録時に送付すると手間なく登録できます。
登録後、約1週間以内にパソナキャリアの担当者から電話かメールが届きます。
パソナキャリアのオフィスにてカウンセリングを行います。面接ではないため、ざっくばらんにお話しすることが可能です。
ここであなたの経験・実績・転職理由・希望条件などをお伝えして、プロによる視点から転職の方向性・プランを決めていきます。
面談で一通りヒアリングが完了したら、担当者が一時退室して、経験・実績・希望条件を元に求人を探してきてくれます。
パソナキャリアは、派遣業で培った企業との信頼関係が強いため、大手転職エージェントにはない独自求人を扱っている点が特徴です。
求人を紹介されたら、絶対応募しなくてはいけないわけではありません。
希望条件に合わなければ応募しないのも可能ですし、一度持ち帰って考えてみることも可能で、無理に応募を強要してこないのがパソナキャリアの特徴です。
ですが、少しでも気になる企業があれば積極的に応募していくことをおすすめします。
紹介された求人から応募したい企業を選んだら、担当者が企業に推薦してくれます。この時点で書類選考がスタートすると考えてください。
応募手続きは担当アドバイザーが行ってくれるため、求職者は応募する求人を選ぶだけでOKなので在職中の方には手間いらずです。
面接日時は担当アドバイザーが調整してくれます。
在職中で平日の夜じゃないと厳しい方はキャリアカウンセリング時に(面談)お伝えしておくことで、その日時に合わせて日程調整を行ってくれます。
面接前に過去の質問内容の情報提示だけでなく、希望者には模擬面接を行ってくれます。
また、残念ながら不採用になった場合は「不採用になった要因」を担当アドバイザーが教えてくれるため、次の選考に向けてブラッシュアップがしやすい強みがあります。
無事に面接を通過すれば内定となり、入社手続き・条件交渉は担当アドバイザーが行ってくれます。現職の退職交渉の助言もしてくれるため、揉めそうな方は相談しましょう。
入社させたら終わり!ではなく、パソナキャリアでは入社後もサポートしてくれます。
入社前の条件と相違がないか、人間関係は大丈夫か…などをヒアリングしてくれます。
仕事は人生の大切な一部ですが、入社前と後ではイメージに若干違いがあるのは事実です。不満がある場合は、アドバイザーに相談に乗ってもらえるため安心して働くことが可能です。
登録や転職成功の流れについて説明しましたが、パソナキャリアではサポート・求人紹介をお断りされる場合があり、対応がひどいという口コミ・評判にに繋がっています。
では、いったいどうゆう方がサポートの登録・求人紹介の拒否に繋がってしまうのでしょうか?
若手の転職実績が豊富のパソナキャリアですが、20代と言えど「無職・ニート」「フリーター」という場合は登録のお断りや、紹介できる求人がないと言われてしまうことがあります。
正社員の経験がない場合は、【就職エージェントneo】など、ニート・フリーターから正社員の就職をサポートするエージェントに登録しましょう。
パソナキャリアに関わらず、転職回数が多い方は「またすぐに退職するんじゃないか…」というエージェントの懸念材料になります。
特に1年以内で転職を繰り返している方は、サポート・求人紹介を受けられない可能性が高い傾向にあります。
パソナキャリア利用者の転職回数は以下となっております。
転職回数が多くなるにつれサポート実績が少ないことがわかりますね。
様々な退職理由があるため、転職回数が多いことは悪いことではありません。
ですが、断られてしまった場合は別のエージェントに登録してみましょう。特に大手である【doda】がおすすめです。
営業職が1年・エンジニア職6ヵ月・サービス業1年半など業界・職種にバラつきがある場合は、活かせる経験・スキルが見つけられずサポートが難しくなるため、登録拒否・求人がないと言われてしまいます。
「パソナキャリアの求人はブラック企業ばかり」という口コミ・評判が出回っていますが、これは事実なのか登録前は特に不安に感じますよね。
結論から申し上げますとパソナキャリアは【良質な優良企業の求人】の方が多いです。
そう言い切れる理由としては、パソナキャリアは求人のほとんどが派遣業で培った信頼できる企業から正社員の求人をいただいています。
そのため、派遣で働いている方から現場の声を直に聞けるため、労働環境が劣悪・パワハラの声を聞いた企業は徹底的に除外しているため、ブラック企業の求人が紹介されることは低いと言えます。
また転職エージェントは、求職者が入社して半年から1年が経過しないと企業から報酬が貰えません。
そのため、ブラック企業に紹介して求職者がすぐに退職してしまった場合、転職エージェントは金銭面の損だけでなく企業との信頼関係もなくなってしまうためデメリットしか残りません。
それはもちろんパソナキャリアも例外ではありませんので、ブラック企業にあたる確率は限りなく低いと言えます。
ですが、派遣業から信頼ある企業だけでなく、新規で企業の採用の依頼を受けることもないとは言えません。ネットでの企業の口コミ・評判は信憑性は何とも言えませんので、面接時にブラック企業かを判断することは必須です。
パソナキャリアでは大きく分け11職種の求人に対応しており、勤務地に至っては日本国内のみならず海外の求人まで幅広く取り扱っています。
※パソナキャリア 公式サイトより引用
※2018年5月時点
非公開求人も含めた求人件数を参考に、パソナキャリアが得意とする職種をランキング形式でまとめたところ「電気・電子・機械・化学エンジニア」「企画・人事・総務・経理・事務」「営業」の3職種それぞれが1万件以上の求人件数であり、これらの求人案件に強みがあることが分かります。
また、パソナキャリアの特徴として拠点数が他を圧倒するほど多いことも挙げられます。
大手転職エージェントであるリクルートエージェントの拠点数は16ヵ所であるのに対し、パソナキャリアでは全国94ヵ所(※2016年11月末時点)日本全国47都道府県を網羅しています!
パソナキャリアは特定の地域・エリアだけでなく幅広く展開しているからこそ、それぞれの地域に合わせたきめ細やかな転職サポートを可能としています。
丁寧で親身になった転職サポートが魅力のパソナキャリア。「転職をするうえで一番大切にしていること」に気づかせてくれ、不安を感じることなく転職成功までの道のりを全力でサポートしてくれます!
また、パソナキャリアでは女性の転職にも力を入れているので”自分らしく働く”ことを諦めようとしていた女性には特におすすめです。
求人数や求人の質に関して物足りなく感じる人が一定数いることは確かですが、パソナキャリアのサービス・サポート体制に満足と感じている人が多くいることも事実です。
総合人材サービスのパイオニアであるパソナグループだからこそ出会える求人・サービスに興味のある人は、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?
あなたの転職の可能性を広げるチャンスがパソナキャリアにあるかもしれません。
パソナキャリアへ突撃インタビュー
業界トップクラスの秘密は、将来を見据えた“キャリアプラン”の提案。
「キャリアとか、自分は若いし考えてない。」なんて思っていませんか?
キャリアプランってなに?女性でも関係あるの?
秘密のサポート内容をさぐるべく!二人のキャリアアドバイザーさんにお話し伺いました。
パソナキャリア 営業カウンセリンググループ:相澤氏
パソナキャリア キャリアセンターグループ:三友氏
パソナキャリアはどんなサービス?
パソナキャリアの強み、特徴を教えてください。
相澤氏:パソナキャリアは総合型の転職支援会社ということで、業界も幅広く、IT・金融・製造業・メディカル・消費財など多くの求人を紹介できているというところが強みです。
パソナと言ったら女性というイメージがあると思いますが特に管理部門や、女性の転職支援なども幅広くやっていることも特徴の一つです。
パソナキャリアで扱っている求人数について教えていただけますか。
相澤氏:パソナキャリアの求人は平均で約4万件、そのうち約半数が非公開求人です。
パソナキャリアの求人の特徴や傾向があれば教えてください。
三友氏:トレンドとしては管理部門など、女性にフォーカスした採用ポジションが増えてきています。政府の施策の一つで女性活躍推進法が施行されてから、女性をターゲットとした求人が体感的に少しずつ増えてきています。営業職も求人が多く、ご紹介できる求人が他の職種と比べて2~3倍くらい違います。
パソナキャリアに登録した方へ、求人を案内するポイントや基準があれば教えてください。
三友氏:面談の中で、経験の部分と、何にやりがいを感じていたかという価値観の部分、転職して何がしたいのかという希望の部分、この3点を中心にお伺いして、経験や希望それぞれの観点にマッチした求人情報を幅広くご提案させていただいています。若手の場合はポテンシャル採用と言われるような未経験者を受け入れている企業もあるのでその方に合う求人を紹介しています。
パソナキャリアのキャリアアドバイザーは職種で担当を分けているのでしょうか?
三友氏:アドバイザーは基本的には業界で分けています。
相澤氏:IT流通、金融、メディカル、製造など、業界ごとに専門の担当を割り当てていますが若手の営業の方と管理部門は業界横断で求人を紹介するのでここだけ職種で分けています。
転職を成功させるキャリアプランとは
転職で失敗しやすい人はどのような人でしょうか。
相澤氏:初めての転職の場合は就職活動しか経験がないと、どうしても有名な企業に目が行きがちで、知名度はないけれど優良企業を見逃しているケースは有ります。「転職したけど、思っていたのと違った。今度は転職エージェントさんと相談しながらやりたいです」という相談もあります。
初めての転職だと転職活動をしてみて分かることも多いと思うので、見るべきポイントをお伝えしながら転職活動を一緒に進めています。
転職を成功させるためのコツはありますか。
相澤氏:転職する時は大きく2つのパターンがあると思います。1つ目は今の環境を変えたいパターン。「環境を変え年収を上げたい」、「今の会社が嫌でしょうがない、すぐにでも辞めたい」いうような方ですね。
2つ目は、現状に不満はないけれどチャンスがあれば転職したいパターン。将来を見据えた上で「今の会社では無く、もっといいところがあれば転職したい」という方です。転職の動機はどちらでも良いと思いますが、より将来のことを見据えて仕事・会社を選ぶことが転職を成功させるコツになると思います。
具体的に言うと「現状を変える」のは簡単で残業が少なくなるとか年収が上がるなど条件の合う求人を選べば良いのですが、今回の選択によって5年後10年後の将来を見据えられる転職の方が圧倒的にその人のためになると思いますし、長く働くという面でご自身のキャリアにつながると思うので、「今回転職活動して決めた結果によって自分が将来どうなるのか」というキャリアプランを考えた転職の方がより成功に近づくと思います。
キャリアプランという言葉にピンとこない方が多いのではないかと思います。女性や若い方、キャリアを意識せずに働いている人がキャリアプランを立てようと考えたときにどういったことから始めればいいでしょうか。
相澤氏:明確にビジョンを持っている方は少なく、だからこそ相談に来ていただいています。キャリアプランは大きく2つあるのですが「専門性、長所を伸ばす」というキャリアの積み方と、若手だからこそできる「やったことがないことを経験する」方法です。
やりたい事が分からないというご相談もあるのですが「どういう瞬間が楽しいのか」「どういう瞬間が楽しくない、つらい、苦手なのか」など、よりかみ砕いて聞くようにしています。
女性や若手でもキャリアを構築できる?
働く女性ならではの仕事の悩みはどういったものが多いでしょうか。
三友氏:20代の方ですと、先輩たちが結婚や出産をきっかけに辞めていくので将来も仕事が続けられるか不安を持っているという話は多いですね。
女性が転職をしたときにどこでも通用してキャリアも積んでいけるような仕事というとどのようなものがありますか。
三友氏:そうですね、管理部門は専門職になりますが業界を変えても通用するスキルなのでキャリアも積んでいけると思います。
パソナキャリアに相談にくる若手の方はどのような方が多いでしょうか。
相澤氏:そうですね。「これしかやりたくない」という方と、「何をやったらいいか分からない」という方と、大きく分けて2つの傾向があるかなと思います。
「希望職種しかやりたくない」と思考が固まっている方へは、どのようにお話しをされていますか。
相澤氏:転職活動をしてみないとわからないこともあるので、まずはご希望の職種を中心に受けていただいて、実際の転職市場を体感していただくことが多いですね。仮に選考が不合格になってしまっても、転職活動が失敗ということではないですし、「この職種は競争率が高いんだ」 ということを知ること自体が転職活動で有意義な情報だと思うので、活動をしてみて書類が通らないとか面接通過しないということを経験した上でどうしていきましょうかというご相談を一緒にすると、より良い転職活動になるかなと思います。
働いていく上で若いうちから気を付けておいた方がいいことはありますか。
相澤氏:「将来何がやりたいのか」ということを考えた上で、現在がきちんとそのゴールへの通過点になっているかどうかが考えられると一番いいと思います。
ただこれを考えられる方って本当に少ないと思うので、今の仕事でも新しい仕事でも「やりたいこと」や「やりがいに感じること」「得意だなと思うこと」を見つけて目の前にあるものをしっかり1つ1つ向き合っていくということは大事だと思います。経験を積み重ねることは転職時の強みにもなります。
“転職とキャリア”のバランス
“キャリアチェンジ”というのはどういったものを指すのでしょうか。
三友氏:一般的には職種が変わる、業界が大きく変わるという事がキャリアチェンジだと思います。一般的には若いほうが選択肢が多いので、特に業界・職種を両方変えると場合は20代のうちに動いた方がいいと思います。
「キャリアアップ=年収アップ」と考えて大丈夫でしょうか?
相澤氏:個人的には、どの会社に行っても転職することはキャリアアップになると思っています。違う人、違う場所、違う仕事をする、違う経験をすること自体がキャリアアップになると思うので、キャリアアップ=年収アップということだけではないかなと思います。
年収を下げてでも「職種を変えたい」という方はどのくらいいらっしゃるのですか。
三友氏:体感的には少なくないと思います。現在の年収は、現職で数年の経験や実績を評価された上での年収なので、今までの経験がマッチしていれば同程度の年収もしくは年収アップということもありえますが、未経験の職種に挑戦する場合は年収が下がることも想定しておいた方がいいと思います。
例えば同じ人事としての転職でも、これまでは採用のみだったのでゼネラリストとして次は労務に挑戦したいとなると、労務は未経験になるので、その分を考慮して年収は下がる可能性があります。
ただ仕事の幅は広がることになるので、それはキャリアアップと捉えられると思っています。年収は下がってしまったけど、キャリアにつながる転職はたくさんあります。
印象に残っている転職エピソードかあれば教えてください。
相澤氏:業界を変えたのに年収が上がったという例があります。その方は、不動産の営業をやっていた男性の方で、結婚し家庭を持ったので年収を上げたいという点と、現職が忙しく残業が多いので家族サービスをする時間がほしいという点で、転職のご相談をいただきました。
最終的にIT業界に転職が決まり、年収も150万円ほど上がって、残業は3分の1に減るという転職をなさいました。
企業様側の採用の視点として、業界未経験の採用となると、その方に教えたいと思えるかというお人柄の部分や、同じ会社のチームメンバーとうまくやっていけそうか、というのも採用の視点に入ると思います。
その方は悩みの内容も明確で、素直でお人柄も良く、しっかり学んでくれそうだなとか、協調性をもってやってくれそうだということで採用が決定し更に年収も上がる転職ということになりました。「素直さ」や「学ぶ姿勢」は転職において大事だと思います。
相澤さん、三友さん、ありがとうございました。
「パソナキャリア」、取材を終えて
【まとめ】秘密のキャリアプランとは?
“キャリア”という言葉に、あまりピンと来ていませんでしたが、「キャリアを考えない転職は、マイナスになること・若いうちから意識することで将来の可能性を広げられること」を勉強させていただきました。
今すぐに転職という方でなくても、長期的なサポートも行っているとのことなので、「自分・仕事・将来」を見つめ直すきっかけとして、パソナキャリアに相談してみるのもいいですね。
パソナキャリアの拠点は日本全国にあるため、地方の方でも現地の転職状況を知るスタッフのサポートを受けることができます。
以下の拠点情報を確認の上、自分の希望する勤務地に該当する地域を確認してください。
東京(本部) | 東京都千代田区大手町2-6-2 パソナグループ本部ビル 7階 |
東京(新丸の内ビルディング) | 東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング14F |
大阪支店 | 大阪市中央区淡路町4-2-15 |
名古屋支店 | 名古屋市中区栄3-6-1 栄三丁目ビルディング |
横浜支店 | 横浜市神奈川区鶴屋町2-23-2 TSプラザビルディング10F |
静岡支店 | 静岡県静岡市駿河区南町18-1 サウスポット静岡4F |
広島支店 | 広島県広島市中区本通7-19 広島ダイヤモンドビル7F |
福岡支店 | 福岡県福岡市中央区天神1-6-8 天神ツインビル13F |