女子就活生の人気企業ランキングで上位を独占するのが「化粧品メーカー」です。
華やかなイメージがあるだけでなく、日本製化粧品は訪日外国人からの需要が高くここ数年は国内化粧品市場が広がり続けているため、将来性を考えたときに化粧品業界への転職を女性だけでなく男性も視野に入れている人が多いのではないでしょうか?
ここでは、化粧品メーカーにはどのような職種があるのか?仕事内容は?未経験からでも化粧品業界への転職は可能なのか?‥など、化粧品業界の基礎知識に加え、化粧品業界への転職を成功させるためのポイントも併せて紹介していきたいと思います。
※参照:楽天みん就「2020年卒 女子就活生就職人気企業ランキング」
https://www.nikki.ne.jp/event/20190418/
上記の表は、楽天みん就「2020年卒 女子就活生就職人気企業ランキング」の総合トップ10です。
1位 資生堂(昨年1位)
2位 花王(昨年2位)
3位 コーセー(昨年10位)
4位 カネボウ化粧品(昨年9位)
このように、化粧品メーカーが1位~4位を独占しています。
このランキングは 「若いうちから活躍できそう」「結婚・出産後も活躍できそう」「プライベートも充実できそう」「女性社員が魅力的」「理系女子学生に人気」と、働きやすさも考慮されており、それぞれのランキングに於いても化粧品メーカーは上位に名を連ねています。
化粧品の利用者は女性が多い傾向にあるため女性からの人気が高い業界であり、実際に化粧品メーカーの男女比は3:7と女性の比率が高いと言われています。
女性社員の多さもあり“女性が働きやすく活躍できる会社”というイメージが強いことから、女性からの人気の高さにも頷けます。
では、転職先の候補となり得るかもしれない化粧品メーカーの売上高ランキング&平均年収(2018-2019)を業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/)のデータを参考に見ていきましょう。
※業界動向サーチ(https://gyokai-search.com/3-kesyo.htm)の内容を元に作成
資生堂の売上高は他社を大きく引き離し、業界シェア47.6%(対象企業16社)を占めています。資生堂は国内のみならず海外事業部の売上高が好調であることも売上高トップの理由となっています。
ちなみに、花王の売上高に関しては化粧品事業のみの数値であり、花王全体の売上高では15,080億円となります。
アジアをはじめとした海外展開にも力を入れている化粧品メーカーや外資系企業の化粧品メーカーも多いため、語学力を活かした働き方・グローバルな働き方を希望している人にも化粧品業界はやりがいを感じられるかもしれません。
具体的に化粧品メーカーにはどのような職種があるのでしょうか。
化粧品業界特有の職種を中心に仕事内容も併せ紹介していきます。
自社製品を取り扱ってもらえるように百貨店やバラエティショップ、ドラッグストアなどで営業活動をする仕事。
既存店には売上動向のチェック、新商品の提案、売り場レイアウト管理なども行う。
営業職は男性が多い傾向にある。
百貨店や化粧品専門店、ドラッグストアの化粧品売り場などの店頭でカウンセリング・商品の説明・アドバイス・タッチアップなどをして自社商品の販売をする仕事。
自社商品はもちろんのこと化粧品に関する深い知識、メイク技術、コミュニケーション能力が必要となる。
新商品の企画・アイデア・コンセプトの提案、販売戦略、商品デザイン・ネーミングなどを考えていく仕事。
時代のニーズや消費者のニーズに合った化粧品を生み出す、化粧品メーカーでも人気のある職種の一つです。
企画を元に化粧品の製造を行う仕事。
薬事法、皮膚科学、細胞生物学などの専門知識が必要であり、安全性や美容効果を追求した製品を開発していきます。
研究・開発の経験があり、理系大学出身・理系学部出身であることが必須となるでしょう。
化粧品製造で必要な素材・原料などの発注・調整・在庫管理などを担当する仕事。
紹介した職種の中で、未経験から働きやすいのは「営業」や「ビューティーアドバイザー・美容部員」です。
他業界でも営業経験があればよりプラスになりやすく、体力がありコミュニケーション能力にも自信がある人には向いているでしょう。
営業職は女性社員が多い化粧品メーカーであっても、男性が活躍しやすい職種とも言えます。
また、消費者にとって身近な存在であるビューティーアドバイザー・美容部員は研修・教育体制がしっかり整っていることが多いので未経験からでも商品知識・メイク技術を高めることが可能です。
化粧品メーカーの中でもビューティーアドバイザー・美容部員の募集は比較的多いので転職のチャンスが期待できます。
人気のある商品企画・マーケティング職には販売員など他の仕事を経験しキャリアを積んでいくことで異動できる可能性があります。
商品企画・マーケティングを目指すのであれば、まずは現場でしっかりと経験・知識を身につけていきましょう。
どのような仕事にも向き・不向きがありますが、化粧品メーカーにはどのような人が向いているのでしょうか?
上記のような特徴に当てはまる人は化粧品メーカーで働くことへの適性が備わっていると考えていいと思います。
職種によって必要なスキルや適性は異なりますが、「化粧品・美容に興味がある」「(誰かを)綺麗にしたい・幸せにしたい」という気持ちを持っていることが一番大切なのではないでしょうか。
化粧品を消費者に販売する経路・販売方法は大きく分けて3つあります。
・百貨店
・小売店
・通販
販売チャネルごとに特徴があり、転職のしやすさ、求人傾向がそれぞれに異なります。
それぞれの売上高(2017年)は、「百貨店 約3,149億円」「小売店 約2兆619億円」「通販 約6,063億円」となっており、ドラッグストアやバラエティストアでの販売チャネルを持つ小売店の売上が好調です。
※参考:彩職(https://cosme.ten-navi.com/topics/#guide)
化粧品業界への転職に限った話ではありませんが、転職を成功させるためには事前準備が大事なポイントとなります。
自己分析
情報収集
転職活動に於いて【自己分析】と【情報収集】といった事前準備は欠かせないものであり、仕事をしている場合は在職中から計画的に進めていきましょう。
準備不足のまま転職活動を進めてしまうと、自分に合った求人を見つけられない、面接で上手くアピールすることができない、会社への熱意が伝わらない、上辺の情報だけで転職先を決めてしまい後悔する‥など理想的な転職とはほど遠いものとなる可能性があります。
しっかりと事前準備して転職活動に臨むことが化粧品業界への転職を成功へと導くポイントになりますが、より効率良くスムーズに化粧品業界への転職を成功させるには転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントとは転職のプロであるキャリアアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を進めて行く転職支援サービスのことです。
転職エージェントには以下のようなサポートがあります。
初めに行うキャリアカウンセリングを通して【自己分析】をすることができ、あなたの希望条件にマッチした求人紹介の際には、紹介先企業の内部情報を含む詳細情報の提供を受けることができるので、転職エージェントのサポートの中で【情報収集】も可能です。
また、化粧品業界は人気があるため個人での転職活動では希望に合う求人に出会うことすら難しい場合もありますが、転職エージェントであれば一般には公開していない非公開求人の中からも紹介が受けられるので、理想的な求人に出会えるチャンスが高くなります。
「効率良く」「有利に」転職活動を進めて行きたいのであれば転職エージェントに相談をしてみましょう。
転職エージェントのサポート・サービスは全て無料で利用出来ます。
いかがでしたか?
化粧品業界には様々な販売チャネルがあり、職種があり、それぞれの特徴や仕事内容・求められるスキルは異なります。
化粧品メーカーというと「資生堂」や「コーセー」のような大手企業が真っ先に思い浮かぶと思いますが、自分がやってみたいと感じる仕事は大手ではなく中小やベンチャーにあるかもしれません。
転職エージェントに相談をしながら転職活動を進めて行くことは、転職の可能性を広げるチャンスにもなり得るのです。
化粧品業界へ理想的な転職をするためには転職エージェントを活用してみましょう。