広告業界に転職したい!未経験でも売り込めるスキルとは

華やかなイメージのある広告業界。おしゃれでかっこよくて、やりがいもあって収入もいい。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

しかしそんなイメージがあれば、自然と人気が上がってしまうのが就職・転職の場です。新卒では競争が激しく、結局諦めざるを得なかった…という方が、数年社会人を経験して、自信をつけてもう一度トライしてみよう!と思った時、業界未経験で転職できるか否か…。

新卒と中途の競争から一歩リードを取るには、自己プロデュースが大事です!業界未経験でも広告業界に売り込めるスキルについて考えてみましょう!

広告業界の業務の流れは複雑!

広告業界の業務の流れというものを、まずは理解できているでしょうか?いわゆる広告代理店の業務の流れはなかなかに複雑です。

主なパターンを分かりやすく分けると、下記のようになります。

  • クライアントの依頼で、自社で広告のプランニングを行い、自社で制作。出稿・納品を行う。
  • テレビやラジオCM、街頭や折込広告、インターネットなど各種の広告を企画し、制作している会社に発注する。
  • テレビや新聞など、メディア広告枠をメディアに変わって必要とする広告主に仲介販売をする。

広告代理店がすべてこれらの業務を行っているというわけではなく、代理店ごとに業務内容は変わってきます。

自分がどんな業務で仕事がしたいか。どんなメディアに関わりたいか、またどんな分野に関わりたいかによって企業調査をしつつ応募しなければ、ミスマッチが起こる可能性もあります。

『広告代理店』はひとつじゃない

一口に『広告代理店』と言っても、上記でも見られるように決してひとつではありません。ただでさえ上記のように業務の流れに違いがある上で、業務内容も細分化することができます。

次はどんな業務内容があるのかについて見てみましょう。

総合広告会社

テレビ・ラジオCM、新聞や折込広告、雑誌、電車広告、街頭広告、インターネットなど各種メディア媒体の広告を取り扱う広告会社のことを言います。
電通、博報堂、アサツーディ・ケイ、読売新聞社、日本経済新聞社、大広などがこれにあたります。

専門広告会社

各種メディアのどれかをそれぞれで専門に扱ってプロモーションを行う広告会社です。
読売IS、アイアンドエフなどの広告会社があります。

インターネット広告会社

最近ではかなりインターネットの分野で広告を行う会社が増えています。インターネット上の広告を専門に取り扱う会社なので、分類としてはこちらも専門広告会社といえます。
サイバーエージェントグループ、オプト、セプテーニ、トランスコスモスなどがこのインターネット広告会社に該当します。

ハウスエージェンシー

上記の広告会社が不特定のクライアントから受注するのに対し、ハウスエージェンシーは特定企業の専属としてプロモーションを行う企業のことを言います。
JR東日本のジェイアール東日本企画、フジサンケイグループのクオラス、トヨタ自動車のデルフィス、東急グループの東急エージェンシーなどがあります。

広告業界にはどんな職種がある?

そして転職に肝心なのはやはり職種ですよね。
あなたが希望する職種、または適正があるのはどんな職種でしょうか。

営業部門

広告代理店営業の業務は少々特殊です。
新規顧客を開拓したり、既存の顧客から受注を受けて要望の聞き取り、社内とのすり合わせ、納期管理をするなど、一般的な営業の業務の他に、代理店によっては企業コンペの準備という業務が追加されます。

広告を行いたい企業がコンペを行い、広告代理店が依頼主の要望に合わせたプロモーション案を準備し、コンペでプレゼンテーションを行います。そのコンペに参加した代理店の中から企業が一社を選び、広告制作を依頼するという流れになるため、プレゼンテーションの準備は仕事が穫れるか穫れないかのかなり重要な業務になります。

企画部門

実際にキャンペーンやイベントなどの企画・運営を担う部門です。
基本的には現場に出ていることが多く、キャンペーンやイベントの準備、開催中に問題が起こらないか、進行などに滞りがないか監督を行い、撤収までを管理する立場になるため、体力と精神力が必要になるでしょう。

マーケティング部門

市場の分析や調査を行い、プロモーションに反映させてより効果的な広告を行えるよう管理する部門です。
年齢、性別、商品、場所、流行などで効果的なプロモーションの内容は大きく変わってきます。クライアントの商品がどの世代、性別、場所や流行にとって必要か分析を行い、その条件に対してどの媒体でプロモーションを行えば、より効果的に売り込めるか徹底的に調査する必要があるため、分析力や情報収集能力が必要です。

クリエイティブ部門

営業やマーケティング部門などから受け取る情報を元に、実際に制作を行う部門です。具体的には下記のような職種がこの部門に含まれます。

  • コピーライター
  • ライター
  • アートディレクター
  • CMプランナー
  • クリエイティブディレクター
  • グラフィックデザイナー
  • Webディレクター など

メディア部門

広告媒体に直接関わる職種です。

  • クライアントの依頼に対して、どんなメディアで広告を作成するかのプランニングを行う。
  • テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、インターネット、折込チラシ、電車広告や街頭広告など、各種メディアの広告枠の買付けを行う。

その他

一般事務や経理、営業事務といった各種事務職など

未経験で広告業界に…ライバルは新卒

広告業界は新卒にも人気が高い

広告業界が中途に人気の転職先となれば、当然新卒にとっても人気の業界です。特に新卒は正社員としての社会人経験がない分、一見して華やかな業界に憧れを抱く方が多いと言えるかもしれません。

新卒と中途の違いといえば、社会人経験と業界・職種の経験の差です。そんな認識から、広告業界が未経験だとしても、社会人経験があるし新卒の先を行っていると自信を持って転職しようとする方がいますが、軽く見るのは大間違い。

新卒は「社会人経験がなくて当たり前」と企業は思っており、最初からポテンシャル採用と認識しています。対して、中途に対しては「経験があって当たり前」の即戦力として見ています。この時点で業界未経験となれば、「なんでこの業界に鞍替えしたの?」という疑問から入られてしまうことに。

ポテンシャルに勝つ武器が必要

新卒の自己アピールは、業界や仕事に対する熱意とやる気プラス将来性をアピールすればいいのに対して、中途は更に自分がいかに即戦力になるかを、アピールとして加えなければいけません。未経験だから教育してという姿勢でいれば、だったら新卒取るのと変わらないと思われてしまいます。

しかし未経験なのだから、業界の経験は当然ありません。だったらもう無理じゃん…と諦めてしまう程度の熱意なら、今までの経験を生かした仕事に転職したほうが失敗しないでしょう。
社会人としての経験ならあるのだから、その経験がどのように広告業界に活かすことができるのかを考えられる人が、転職で成功を呼び込むことができるのです。
新卒にはない武器が自分にとってどの部分なのか、考えてみてください。

広告 転職

未経験でも新卒に勝てる!広告業界でも通用するスキルとは

「考えてみて」というくらいなら誰でもできる。ということで、広告業界が未経験でも新卒に対して武器にできるスキルとは何か、具体的に挙げてみたいと思います。

転職業界では『ポータブルスキル』というスキルがあることをご存知でしょうか?ポータブルスキルは直訳すれば『持ち運べるスキル』。どんな業界や職種でも通用するスキルということです。

広告業界でも十分通用するポータブルスキルとはなんでしょうか。
こちらは厚生労働省が提唱するポータブルスキルの構成要素の表です。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11800000-Shokugyounouryokukaihatsukyoku/0000091180.pdf

専門知識や専門技術の他に、『仕事の仕方』と『人との関わり方』に分類して細かく明記されています。少々細かく書かれすぎていて、とっつきにくいなぁと感じてしまう方もいるかも知れません。分かりやすく砕けて挙げてしまえば、要するにこんなスキルのことを言っています。

  • 情報収集、情報分析力
  • スケジュール管理
  • 応用力
  • コミュニケーション能力
  • マネジメント能力

こんな風に言うとなるほどとなりませんか?これらのスキルは社会人経験を積む上で、自然と身についてくるものです。人によって得手不得手があり、みんな漏れなく身につけられるものではないのが現実ですが、少なくとも新卒よりはこれらのスキルを社会人として活かした経験はあるのではないでしょうか。

このポータブルスキルが何かを理解して、自分はどのスキルを持っているか、そして広告業界にどう活かせるかを突き詰めていけば、自己アピールの方法にも繋げていけるのではないでしょうか。

そのほかにも、広告業界ではクライアントの依頼でプロモーションを行う業界であるため、他業界にも関わる可能性は大いにあります。
今まで働いていた業界の広告を得意とする広告代理店なら、今まで培った知識や経験もそのまま武器として使うことができます。
業界は未経験だとしても、今持っている知識や経験、スキルをどう応用できるかを考えてみてください。

志望動機を調べるよりも、業界や企業について調べろ!

転職活動で最大のストレスと言えば、やはり面接ですよね。落とされないためにはどんな受け答えをすれば良いのか…多くの求職者が悩む問題です。ネット上には面接の質問とそれに対する回答例なども多く見られますし、また志望動機もどんな風に言えば体裁よくなる?なんて話題もよく見かけますよね。

でもここで問題なのが、その回答例、企業の人事担当者の目に絶対ついていないって言える?ということ。
『広告代理店 面接 志望動機』こんな検索ワードで簡単に出てくる回答例なら、誰でも見られるし、誰でも考えついて個性はないし、自分より前にそのワードを既に誰かが言っているかも…。

面接を行う人事担当者は、あなたにとっては一人かもしれませんが、人事担当者にとってのあなたは数多く見てきた求職者の一人です。思っている以上に、嘘や取り繕いは見破ります。
志望動機例を調べる時間があるなら、少しでも業界や企業研究に時間を費やしてください。

そうすれば企業や業界の内情も分かってきて、この企業なら働いてみたい!という興味や、自分ならこんな案件ではこんなプロモーションをしたい!というイメージ、業界は今どうなっているんだろうといった疑問点なども湧いてくるはず。そうしたら、それをそのまま伝えれば良いのです。
深くまで掘り進めた努力もまた、人事担当者は気付いてくれるものですよ。

広告業界が未経験だからって、スキルが皆無とは限らない!

『未経験』というワードは、意外と自分の常識を自分で狭めてしまうワードではないかと思っています。ネガティブになりやすいワードですし、実際に弱みもある。「だって未経験だし…」この一言で、自分で弱気を呼び込んではいませんか?

確かに未経験であることは事実だし、それをひっくり返すこともできません。とはいえ、社会人経験はあるのです。そこでは何も身につけてはいませんか?新卒から一ミリも成長できていないでしょうか?
「どうせ未経験だから」とネガティブになるより、今持っているもので武器になるものを探してみてください。きっと何かあるはずですよ!


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷