『アドヴィックス』と言われてもなんの会社?となる方もいるかもしれませんね。
実際にアドヴィックス期間工の募集ページでは、「耳馴染みのない方がほとんどでは」といった文言から始まる募集記事が上げられています。
けれど、実際にアドヴィックスのことを知ると、そんなに凄い企業なの!?とみんな驚くことでしょう。
そんなアドヴィックスの高時給・厚待遇の期間工求人を紹介します!
まず最初に、アドヴィックスがどのような企業なのかを説明し、凄さを知ってもらおうと思います。
アドヴィックスは部品メーカーですが、事業内容としては、自動車にはなくてはならないブレーキシステムとそれに関連した部品を開発・製造しています。
日本にはトヨタや日産、スズキなど数多くの大手自動車メーカーがありますが、アドヴィックスのブレーキシステムは日本で生産される自動車の2台に1台、世界で生産される自動車の10台に1台という驚異的な割合で搭載されていると推定されています。
ブレーキシステムがなければ自動車を生産することも不可能であり、今後も発展し続ける企業であると言えるでしょう。
そもそもアドヴィックスの成り立ちですが、アイシン・デンソー・住友電工・トヨタ自動車という大手企業4社による合弁会社として設立されました。
アドヴィックス自体はアイシングループの傘下企業となっています。
現在アドヴィックス本社が建っている場所は、かつてトヨタ自動車が量産化を始めた工場跡地建っており、周囲にはアイシン、デンソー、トヨタ車体に囲まれた立地です。
これらの背景から、後ろ盾もしっかりしており安定した職場として、安心して働くことができるでしょう。
アドヴィックスで期間工として働く場合は、以下の仕事に従事することになります。
鋳造や加工工程で出来上がってきた部品を組み立てて、製品にする工程です。
手先の器用さが求められ、軽作業なので女性が配属されることが多いです。
機械やロボットを使って、素材に加工を加えて必要な部品を製造していく工程です。
自動車メーカーなどのように大きな部品を扱うことはほとんどなく、ロボットを使うため他のメーカーに比べて作業的には比較的楽だと思います。
溶けたアルミを型に流し込み、冷えて固まったら型から取り出しバリ取りを行って、必要な部品を造る工程です。
作業場は基本的に暑いため、夏場は大変な部署かと思われます。バリ取り以外は機械で行うので、体力面では熱さ以外は比較的楽に仕事ができると思います。
できあがった製品の出荷作業を行う工程です。
一日中製品が入った荷物を運ぶことになるため、体力は最低限必要な部署と言えるでしょう。
どの部署に配属されても、最初は慣れない作業にみんな四苦八苦するようです。
しかし、それはアドヴィックスの期間工に限らず、どんな仕事でも言えることです。
実際にアドヴィックスの期間工を体験した方の多くは「最初は大変だった」と言いますが、仕事をするうちに慣れて余裕を持って仕事ができるようになるという口コミ多数なので、あまり気にせず挑戦してみることが大事です。
給料とは、働き手が提供する作業内容に見合った報酬として与えられるものです。
そのため、作業の大変さに比例して金額は上下します。
部品メーカーの期間工は、自動車メーカーや重工業系の期間工より作業環境や作業内容が楽と言われているので、給料が低くなりがちです。
その点、アドヴィックスの期間工は、他の部品メーカーに比べて給料が高めの設定になっているのが魅力!そんなアドヴィックス期間工の時給をチェックしてみましょう。
基本時給は1,420円で、平均的な部品メーカーの期間工時給より100〜200円ほど高くなっています。
残業・深夜・休日勤務でそれぞれ割増された金額も上記のようになっていますが、かなり貰える満足感がありますよね。
アドヴィックスのサイトによると、月収は30万円可能で計算式も乗っているので、気になる方はチェックしてみてください。
多くの期間工ではシフト制を取っていますが、アドヴィックスの期間工も同様にシフト制になっています。
アドヴィックスでは2パターンあるので、休日と一緒にサイトから抜粋してまとめました。
(A)8:30〜17:20、9:00〜17:50、21:30〜翌6:20
(B)8:00〜16:50、21:00〜翌5:50
完全週休2日制(土日&工場カレンダー)
※年間休日121日
※年末年始・GW・夏季休暇あり
※有給・慶弔・リフレッシュ休暇制度あり
応募資格として「昼夜勤務可能な方」とあるため、夜勤はやりたくない、体力的に夜勤は無理という方には残念ながら向いていません。
またアドヴィックスの期間工は残業が多いという口コミも多数あります。
残業や深夜勤務をするほど高い時給で働くことができるので、夜勤や残業はさほど苦ではないしできるだけいっぱい稼ぎたい!と考えている方には、おすすめですね。
福利厚生の面から見ても、アドヴィックスの期間工はかなり厚待遇です。
これらの一般的なものから、以下のお得な福利厚生もあります。
入社祝い金と特別手当
アドヴィックスの期間工では、まず入社した際に20万円を受け取ることができます。
さらに規定内で『生産協力金』として月に1万円、『契約更新謝礼金』という正社員ではボーナスに当たる手当も受け取ることできます。
資格取得支援制度
仕事中に使用する製造・加工用機械や、大型車両関連など仕事で利用する様々な資格を取得するための費用などを支援してくれる制度です。
資格を取得することで職能給が付いたり、正社員登用に有利になったり、またもし転職することになったとしてもスキルとしてアピールできるため、とても助かる制度です。
アドヴィックス期間工の勤務地は愛知県のみで、「半田工場」と「刈谷工場」の2か所となっています。
刈谷工場はアドヴィックス本社や親会社であるアイシン本社と隣接しており、周囲にはデンソー本社もある立地となっています。
半田工場は、周囲に豊田自動織機、三洋化成工業など様々な大手企業の工場がある工業地域となっています。
2か所ともに最寄駅からさほど遠くなく、自動車、バイク、自転車など移動手段を持っていればそんなに不便な場所ではありません。
アドヴィックスの期間工では、半田工場・刈谷工場の2か所ともに社員寮を完備しています。
社員寮は両方とも完全個室の一人部屋、家具・家電付きとなっており、完全プライベートな空間を保つことができますし、荷物も最低限で入寮可能です。
ただしお風呂は大浴場になっており、食堂があるため自炊禁止となっているようなので、注意が必要です。
またインターネット環境も整っていないため、必要な方は自分でポケットWi-Fiなど準備する必要があります。
寮費は、家賃・共益費・駐車場代の合計金額7割を会社が負担します。
ということはまったくの無料とはいかず、家賃・共益費・駐車場代を3割、その他光熱費に関しては自費となります。
とはいえ、自分で部屋を借りようと思えば家具・家電・光熱費・その他引越費用全額負担となるため、格安であることに変わりありません。
期間工求人は大体どこでも正社員登用制度を設けていますが、実際にどれだけの実績があるかについては企業によってかなりムラがあります。
その点、アドヴィックスの期間工では正社員登用実績が約30%となっており、積極的な部類に入ると思います。
自動車のブレーキシステムを開発・製造しているアドヴィックスは、国内外シェアトップクラスで常に人手不足と言われています。
ブレーキシステムは自動車にとってなくてはならない存在ですし、常にアップデートをし続けることを期待されている業界でもあります。
そのため、優秀な人材は積極的に採用し、人材不足を補いたいという流れがあるようです。
技術的な面だけでなく、意欲と熱意があれば上司の目にもとまりやすく、いいアピールにも繋がります。
入社半年から正社員登用試験にチャレンジ可能なので、正社員志望の方は積極的に技術を身に着け資格取得なども検討しつつ、チェレンジしてみてはいかがでしょうか。
ここまでアドヴィックス期間工の内情について調べてみました。
では実際にアドヴィックスの期間工を選んだ際のメリットとデメリットをまとめてみましょう。
他の部品メーカー期間工の求人を見ていると、大体時給1,200円前後のところが多いように思います。
中には自動車などの大型製品に関わらないような、小型製品を扱う組立オンリーの期間工では1,100円台というところも…。
その点で言えば、アドヴィックスは部品メーカーにしては少々大きめの製品を扱うものの、自動車メーカー程の重作業もなく時給1,400円超えなので、かなり給料面で条件がいいといえます。
期間工の求人は、かなり大型の部品や製品を取り扱うところも多いです。
重機を扱って仕事をするような現場も多く、危険を伴うような作業もあると、体力だけでなく精神力も消耗してしまいます。
そういう職場には男性の従業員が多く、職人気質で体育会系の気風が強くなりがちで、怒声が飛び交うようなところは少なくありません。
その点、アドヴィックスは重いものをあまり取り扱わず、ブレーキシステムという繊細な製品を製造しているだけあって、手先が器用な女性も多く雇用しています。
期間工は非正規雇用ではありますが、社保完、各種手当、特別休暇など正社員同様の福利厚生をしっかり利用できます。
契約更新時に特別手当として満了金が出るのは期間工求人では一般的ですが、入社祝い金が支給される企業は限られます。
また資格取得支援制度がある企業も限られるため、働きながら非正規雇用からのスキルアップとキャリアアップを同時に狙えるのは、かなり助かる制度ですね。
アドヴィックスの期間工は寮完備であるものの、寮費がかかるのはちょっと残念なところです。
中には家具家電付きで完全個室、お風呂もトイレも部屋にあり、寮費も光熱費も会社が全額負担してくれるという期間工求人もあるにはあるので、それと比較すれば出費が「もったいない」と感じてしまうでしょう。
とはいえ、そこまでの企業は稀で、企業が一部負担という形態を取っているところが多いです。もちろん負担割合は企業によって様々なので、より寮費がかからない求人を探すというのも手ではあります。
アドヴィックス期間工では、入社したら日勤と夜勤を自分で選んで働くことはできません。
決められたシフトにしっかり対応していかなければいけないため、夜勤は絶対やりたくない!という方には向かない求人です。
口コミでは、「最初はきつかったけど、途中から慣れた」という声も多く聞きますが、同じくらい夜勤がキツすぎて辞めたという声も聞きます。
そこは自分で夜勤があっても働けるのか、働くからにはしっかり責任を持って働ける環境の仕事先を決めるべきです。
アドヴィックス期間工は「組立」「加工」「鋳造」「物流」の4つの部署があります。
それぞれの部署で仕事内容は大きく変わり、どこも立ちっぱなし動きっぱなしの環境は変わりませんが、必要とする力や体力は大きく変わってくるでしょう。
部署希望は基本的には考慮されないので、配属されるまでどこに行くことになるかは分かりません。どこに行ってもしっかり働く覚悟は必要になるでしょう。
期間工で働きたいけど、自動車メーカーはキツいって聞くし…そんな風に考えて尻込みしてしまっている車好きの方にぜひおすすめしたいのがアドヴィックスの期間工です。
車に関わる仕事がしたいけど、体力的に難しい方も居るでしょうし、できればあまりきつくない仕事でそこそこの給料をもらいたい。
アドヴィックスは自動車に搭載するエンジンシステムを製造しているので、車好きの方ならきっと楽しく仕事ができるのではないでしょうか。
また、車のことをよく知らなくても体力に自信がない方、女性など部品メーカーのため重作業はほとんどなく、しかも厚待遇で働けるためぜひおすすめです!