dodaチャレンジで自分らしい働き方ができる?口コミ・評判の実態は?

dodaチャレンジ

「障がいがあるから自分なんて…」と自信を持てない方必見。

就職や転職では障がいがある方も健常者の方も「本当に就職できるの?」「自分に合わない仕事だったらどうしよう」と不安でいっぱいです。

今回は、障がい者の方が安心して使える転職エージェントdodaチャレンジをご紹介します。
dodaチャレンジの特徴やメリット、デメリットに加え、実際利用された方の口コミについてもご紹介させていただきますのでぜひご参考ください。

dodaチャレンジとは?

dodaチャレンジは、業界トップクラスの大手人材紹介会社のパーソナルグループ、パーソナルチャレンジが運営している障がい者に特化した転職支援サービスです。障がい者への就職支援実績は4000名を超え、幅広い業界や職種・求人地域から自分に合った仕事を探すことができます。

dodaチャレンジのサービス内容

身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者(発達障がい)など様々な障がい特性に合わせたきめ細かな就職支援が提供されます。障がい者別に就職セミナーやコミュニケーションアップセミナーなどが開催されているため、就職活動をスムーズに進めることができるでしょう。

障がい者手帳を持っている人、もしくは申請中の人であれば障がいの種類を選ばず、在職中・求職中・就業経験なしなど様々な状況の方も利用することができます。
dodaチャレンジ利用の費用・料金については完全無料です。

dodaチャレンジの特徴

dodaチャレンジの特徴には大きな特徴が6つあります。

障がい者に特化したサービス

dodaチャレンジは「障がい者手帳を持っている人」もしくは「申請中の人」が登録できます。障害者手帳には、「身体障害者手帳」、「精神障害者保健福祉手帳」「療育手帳」の3つの種類があり、障がいの種類に制限はありません。

障害者手帳を持っていない方は、心身の状況に合わせて手帳の申請を行うか同じグループの転職エージェントであるdodaを利用しましょう。

キャリアアドバイザーの手厚い支援

カウンセラー臨床心理療法士などの障がい者の知識をもった有資格者であるキャリアアドバイザーが在籍し、厳しい研修を経た専門性の高いキャリアアドバイザーから支援を受けることができます。

身体障がい者への支援では、障がい特性についてだけでなく家庭の事情や通勤の相談、企業に対してバリアフリーの提案などの支援も行われています。

社員の半数以上が障がい者ということもあり、より実践的なアドバイスが可能でキャリアカウンセリングでは相談しやすい環境作りに配慮されています。

じっくり話せるキャリアカウンセリング

dodaチャレンジのキャリアカウンセリングの時間は1回につき約2時間と、他の転職エージェントに比べて長めに設定され、求職者ひとりひとりに向き合ったキャリアカウンセリングが特徴です。

時間を気にせず些細なことでも相談できる環境があり、価値観を肯定してもらえる人がいるからこそ、自分自身と向き合い仕事探しを進めていくことができるでしょう。

豊富な求人件数

dodaチャレンジ約3,000社の取引実績があり、後悔求人数は約450社。大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人があり、障がい特性や希望に合わせて自分に合った求人を選ぶことができるのも特徴のひとつ。求人の質が良く、求人件数が多いため、マッチングする企業と出会う確率も高くなるでしょう。

就活マニュアルが充実

dodaチャレンジ公式サイトには転職事例や転職ノウハウなどの情報が満載。履歴書や職務経歴書の書き方を知りたい方も活用できます。

サイト上での情報だけでなく、キャリアアドバイザーから直接アドバイスを受けることで重要な選考書類である履歴書や職務経歴を上手にまとめることができるでしょう。

企業とのマッチング率が高い

企業と求職者との間に入って支援し、企業に対して入職後に配慮することを伝えたり、バリアフリーの提案、勉強会などが行われます。そのため企業が求職者の障がい特性を理解した上で採用となるため、採用後の不安やストレスが軽減されマッチング率が高いことも特徴です。求職者の不安や希望など、伝えにくいこともキャリアアドバイザーから伝えてもらえるので安心ですね。

dodaチャレンジのメリットとデメリット

dodaチャレンジのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

障がいの種類に制限なく利用できる

身体障がい者・知的障がい者・精神障がい者(発達障がい)や重複障害を持っている方も利用できるということがメリットのひとつです。

特に精神障がい者(発達障がい)では、見た目では健常者と変わらず身体障がい者に比べて転職しにくいため他の転職エージェントでは対応が少ないのが事実。

しかし、dodaチャレンジでは専門スキルを持ったキャリアアドバイザーがひとりひとりの障がい特性に合わせてキャリアカウンセリング、求人紹介を行っています。

企業側としても、キャリアアドバイザーから分かりづらい障がい特性を詳細や配慮すべきポイントを伝えてもらうことで安心して採用できます。

求人数&情報量が豊富

障がいを持った方が仕事を探す場合、どうしても制限された求人の中からの選択しかありませんでした。dodaチャレンジでは、公開求人が約450社以上・非公開求人が全体の9割と豊富な求人数、幅広い業界・業種から自分に合った企業を選択することが可能です。

公式サイト内には障がいに合わせた豊富なコンテンツが用意され、登録から就職までの流れも詳細に紹介されているので、じっくりと読み込み不安なく利用することができます。

公式サイトコンテンツ内の転職成功ストーリーではdodaチャレンジを利用して転職成功した方や企業のショートインタビューが掲載されています。同じ障がいを持つ方や不安を抱えながら就職活動を成功させた方の事例や企業のアドバイスはぜひ参考になるでしょう。

障がい特性に合わせた支援

身体障がい、精神障がい(発達障がい)、知的障がいと様々な障がいがありますがひとりひとり病状や状況が異なります。画一的なサービスではなく、それぞれの障がいに精通したキャリアアドバイザーが特性や個性に合わせた支援をしてくれます。

キャリアカウンセリングについても、フォローが手厚く初めての就職や転職も不安なく進めることができるので心強いでしょう。企業との面接や入社日、希望条件などの調整はキャリアアドバイザーが代行してもらえるので伝えにくいことも安心ですね。

事務系に強い

2019年9月21日現在の職種別公開求人は以下の通りです。

  • クリエイティブ系職種(4件)
  • 事務系職種(819件)
  • 企画・管理系職種(40件)
  • 医療系専門職種(医療/介護/福祉)(6件)
  • 営業職(5件)
  • 専門職種(コンサルタント・マーケティング・不動産・士業系)(2件)
  • 技術系職種(IT/通信)(84件)
  • 技術系職種(建築/土木/プラント/設備)(45件)
  • 技術系職種(機械/電気/組み込み)(86件)
  • 技術系職種(素材/化学/食品/その他)(15件)
  • 販売・サービス系職種(56件)
  • 金融関連専門職種(3件)

全職種1165件のうち、事務系職種が819件と事務系に強いことが分かります。
障がい者の職場では、工場や作業中心の職場が多い中、一般の就職や転職に人気の高い事務系の求人数が多いのはメリットといえるでしょう。

また、dodaは母体数が大きいため登録されている企業は、大手企業や中小企業、ベンチャー企業など幅広く質の高い求人が多いこともメリットです。

就職、転職活動では障がいの有無にかかわらず期待と不安がつきものですが、求職者に寄り添った支援や安心感は心の支えとなり、初めて利用される方も安心して利用できるといえるでしょう。

デメリット

パソコンが苦手な方や高齢者は使いにくい

メリットでもご初会しましたが、dodaチャレンジはとにかく情報量が多いのが特徴です。メリットでもある反面、パソコンが苦手な方や多くの情報を処理しにくい方、高齢の方にとってはデメリットと感じてしまうかもしれません。

地方の方は利用しにくい

2019年9月21日現在の勤務地別公開求人は以下の通りです。

  • 北海道・東北(36件)
  • 北関東(14件)
  • 首都圏(607件)
  • 北信越(13件)
  • 東海(320件)
  • 関西(234件)
  • 中国・四国(39件)
  • 九州・沖縄(53件)
  • 広域展開(45件)

どの転職エージェントにもいえますが求人が都心部に多いため地方での就職や転職には狭き門です。積極的に障がい者を採用している企業はどうしても規模の大きい企業や設備の整った企業が多く、地方ではこのような大きい規模の企業自体が少ない傾向です。
上記は公開求人数だけの件数なので、登録後に非公開求人を見ると地方の求人にも出会える可能性が高いでしょう。

また、キャリアカウンセリングの拠点やセミナーの開催が都心部のため、地方の方にはデメリットとなるかもしれません。キャリアカウンセリングについては、オフィスに来社できない方のために電話やチャット、テレビ電話でのカウンセリングに対応しています。

精神障がい者にはハードルが高い

就職や転職市場において、身体障がい者に比べ障がい特性が理解されづらい精神障がい者は就職が厳しいのが事実です。dodaチャレンジでも対応はしていますが、求人件数自体は少な目でやはり狭き門となっています。

企業側としても「どのような配慮をしたらよいか分からない」「どのような仕事をしてもらったらよいか分からない」というのが課題のようです。

しかし、障害者雇用促進法において法定雇用率の対象障がい者の範囲が身体障がい者と知的障がい者のみでしたが、2018年4月より雇用義務の対象に精神障がい者(発達障がい者)が加わりました。
そのため、これから精神障がい者にとって就職しやすい環境となる可能性は多いにあると考えられます。

dodaチャレンジの利用に向いている人

dodaチャレンジはこんな人に向いています。

  • 初めての就職・転職をする人
  • 事務系で働きたい人
  • 大手企業で就職したい人
  • 仕事への意欲がある人

キャリアカウンセリングが充実しているため、初めての就職・転職で不安を抱えている人やデスクワーク、dodaチャレンジに登録されている優良企業の中から大手企業を希望する人に向いています。

しかし、これ以上に利用をおすすめしたいのは仕事に対して前向きで積極的な就労意欲がある人で、障がい特性を理解したプロに相談しながら仕事を探したい方に向いています。
就職・転職市場では求職者のポテンシャルを重視される傾向なので、前向きな意欲がある人は企業からの印象も良く就職・転職の成功率が高まるでしょう。

反対にdodaチャレンジに向いていない人は、第三者のサポートを受けず自分自身で就職・転職活動を進めていきたい方です。

dodaチャレンジ利用の流れ

「dodaチャレンジを利用してみたいけどどんな感じか分からない」という方は、ぜひdodaチャレンジ利用の流れを理解して安心して登録してください。

  1. 登録
  2. まずはdudaチャレンジ公式サイト(https://doda.jp/challenge/)から会員登録をクリックし、登録します。会員登録フォームを入力した後はdodaチャレンジからの連絡を待ちましょう。
    会員登録フォームでは障がい手帳についても記入します。

  3. 電話面談
  4. 会員登録後dodaチャレンジから連絡があり、キャリアカウンセリングの日時を決めます。
    電話面談の面談内容では、仕事への希望や困っていることなどの他、障がいの内容や状況、障がい者手帳について尋ねられることがあります。

  5. 面談
  6. 障がい者の知識に精通した専任のキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングをマンツーマンで受けます。面談内容は、面談時間2時間でじっくりと希望の業界や職種、経歴、キャリアプランなどを伝えます。就職への不安や悩みなども気軽に話すことができるよう配慮されています。
    面談場所は東京(本社)・大阪・愛知県となり、一人での面談が難しい方は家族や支援者などの同伴も可能です。オフィスへの来社が難しい方や対面式以外の面談を希望する方へは、直接の面談だけでなく電話・チャット・テレビ電話でのキャリアカウンセリングに対応されています。

  7. 求人紹介・応募
  8. キャリアカウンセリングからヒアリングした内容や障がい特性、キャリア、スキルに合った企業の紹介がされます。公式サイトから閲覧できる公開求人だけでなく非公開求人を含む多くの求人から仕事探しをすることができます。
    就職活動や転職活動のノウハウのアドバイスや就活セミナー・面接会に参加するなど活動を進めていきます。

  9. 応募書類の作成
  10. 働きたい企業が決まったら選考・面接が待ち構えています。求人応募に必要な履歴書・職務経歴書を作成します。キャリアアドバイザーから採用されやすいポイント、印象に残る自己PRなど添削、具体的なアドバイスがあるので初めての方も不安なく記入することができます。応募書類の提出では、dodaチャレンジから推薦状を添えられ書類選考の通過率が高く、書類が通過すればいよいよ面接です。

  11. 面接
  12. 面接前には模擬面接や面接のアドバイスも行われますので緊張することなく、面接にチャレンジできます。アフターフォローが充実しているのも特徴で面接後は企業へ確認し、評価ポイントをフィードバックしてもらえますので次回以降の面接にも活かすことができます。

  13. 内定・入社
  14. 面接を重ね、双方合意すれば採用となり、希望の企業へ就職となります。
    企業への入社日や給与など伝えにくい条件面などはキャリアアドバイザーが代行交渉してくれる他、現在の職場での円満退職の進め方についてもアドバイスしてもらえます。

  15. アフターフォロー
  16. 入社後もdodaチャレンジの支援は継続します。入社後1カ月、3カ月のタイミングでヒアリングが行われ、仕事での不安や職場環境について相談することができます。

dodaチャレンジの口コミ・評判ってどう?

実際にdodaチャレンジを利用された方の口コミ・評判をTwitterで調べてみました。

ダメリ@疲れ気味
@owata19811121
返信先:
@vahtht
さん
障害者枠でもdodaチャレンジとかBABナビ、あと大手のなかなか登録できない所だと月給20万くらいは大体あるんですけどね。

大手の職業紹介会社良いですよ、

就労移行支援の職業紹介求人見たことありますが安くてびっくりしました。
午前0:38 · 2019年9月18日·Twitter for iPhone

ゆきにゃ(≡’・’≡)
@yukinyat335
返信先:
@ch1ka15
さん
dodaチャレンジとか求人いっぱいあったよ_(:3」 ∠)_トランスってことも事前に伝えてもらえれる。
午前11:01 · 2019年8月22日·Twitter for iPhone

バキア
@bakia298
Dodaチャレンジに登録しようとしているのだけれども、このサイト、数年前からいつも重い。障害者雇用というニッチな分野だから、売り上げを期待されておらず、安いサーバを契約するしかないくらい予算割いてもらえないのかな
午後0:27 · 2019年4月4日·Twitter for iPad

まいな
@Lime0730
私も利用したのはDODAチャレンジ。
すごく親身になって対応してくれたし、何より日本で有数の大企業がインターネット非公開で募集かけて、無事入社出来た。
障害者雇用での私の転職オススメサイトはDODAチャレンジ!

>RT
午前9:35 · 2019年4月20日·Twitter for Android

ペソア
@ChantillyPessoa
dodaチャレンジも他社の転職サイトのように求人に障害別の採用実績を記載すればいいのになぁ。
基本的にエージェントが紹介するタイプとはいえ、求人でハナから精神お断りの会社かどうか分かるだけでも、利用者の動き方がだいぶ違うと思うが。
午後8:04 · 2018年12月4日·Twitter for iPhone

🍃🌙Masato.U🍃🌙
@masa_feu
障がい者のための面接対策セミナーに行ってきた。
いろいろ新しいことを知れて、とてもためになった。
面接は難しい。
終わった今、脳が疲れてる。
#DODAチャレンジ
午後6:32 · 2018年11月26日·Twitter for iPhone

ごー@また転職したくなってきた
@adhdgo
正社員で仕事してますか?それであればDODAチャレンジはかなりオススメです。面接対策、書類の作り方、面談していく中でその人に合った求人を探してくれます。そこで紹介された求人は基本的に面接だけでした。これの良い所は担当の人が実際に受けようとする会社に事前調査してくれます。
午後11:36 · 2018年7月6日·Twitter for Android

バシ
@funaken11
返信先:
@cocoromenko
さん
わたしの場合はdodaチャレンジおよびぽじチャレさんという転職エージェントを使いました。基本的には200万円以上のものがゴロゴロしております。もしくは総合職でやってきた実績がおありなら、体調に合わせて最初は時短勤務が可能です。
午前10:57 · 2018年6月8日·Twitter for iPhone

Twitterでは、概ね良い口コミ・評判が多く見受けられました。

「障がいがあるから」という理由で断れたという記載はなく、障がいをオープンにすることで働きやすい環境に配慮してもらえるという点が良いとされています。

キャリアアドバイザーの評価も高く、親身に相談に乗ってくれた・事前に企業へ障がい特性について説明してくれたり働きやすい環境かどうかの調査をしてくれたというという方もいらっしゃいました。

キャリアアドバイザーについては、他の転職エージェントと同様に相性があり「話しにくいな」と感じる方に当たるかもしれません。しかしdodaチャレンジではキャリアアドバイザーとの相性が合わないなと感じたら担当者を変更することができますので安心ですね。

「dodaチャレンジ公式サイトが重い」という口コミ・評判もありましたが、閲覧する環境や時間によって重い場合があるかもしれません。また、障害別の採用実績の記載がないことについても口コミがありましたが、キャリアアドバイザーから障がい特性や希望に合わせた企業を紹介してもらえるので事前情報としてなくても問題ないかと思います。

年収に関してもスキルやキャリア、働く状況により年収200万円台の企業から年収400万円を越える企業まで幅広く登録されています。就労継続支援サービスや就労移行サービスの利用と比べると賃金面でのメリットは大きいですね。

障がいのある方が仕事を探すうえでの苦労は?

仕事探しの定番といえばハローワークや求人サイト、新聞の折り込みちらしなどの一般就労などがありますが、障がいのある方がこれらを利用すると離職率が高いデメリットがあります。

一般就労での離職の理由

  • 雇用する企業の障がい者とのコミュニケーションや採用ノウハウの不足
  • 障がいがある方が条件をうまく伝えられない
  • 仕事内容があっていなかった
  • 障がいの特性を理解してもらえない

といった理由から早期退職に繋がってしまいます。

障がいがある方にとって“就職する”ということは高いハードルとなっていますが、障がいがあっても働きたいという意欲を支援するためのサービスとして2種類「就労継続支援サービス」「就労移行支援」があります。

就労継続支援サービスと就労移行サービス

障がいや病気などで一般就労が難しい方の就職支援する事業所のことです。

就労継続支援サービス

就労継続支援サービスは障がい者へ「働く場所」を提供する事業所で、就労継続支援A型と就労継続支援B型の2種類あります。

事業所によって仕事内容は異なり、一般企業と同様の仕事もありA型・B型によって雇用契約の有無も異なりますが、デメリットとしては工賃(賃金)の安さ。就労継続支援A型での平均月収は70,720円、就労継続支援B型での平均月収は15,295円と自立した生活を営むには難しい賃金です。

※1 出典:厚生労働省 障害者の就労移行支援対策の状況
平成28年度平均工賃(賃金)月額の実績について

就労移行支援

一方就労移行支援は就職活動支援というスタイルで、一般企業への就労を目指す障がい者に対して就職活動に向けての職場見学やスキルアッププログラムの提供、キャリアカウンセリングなどの就職までの支援を目的としています。

働く場所ではないので、賃金は発生しません。
自分に合った仕事を知りたい、就職までに体調を整えたい、パソコンスキルを身につけたいという目的のある方についてはメリットがあるといえるでしょう。

しかし、自立した生活を送るために働きたいという方についてはどちらの就労サービスも適してはいません。一般就労と同様の給料の支給を希望するなら障がい者の就職に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。

障がい者就労の実態~20歳、発達障がいを持つ女性の場合~

最後に、筆者の従妹のお話をさせていただきます。

従妹は今年20歳になった女性で発達障がいを持っています。こだわりや思い込み、自己主張が強く、十分な説明を受け納得できるまで行動できず、他者との交流に関しても周囲の輪に入りづらいなどはあり、一般企業への就労は厳しい状況でした。

高校を卒業した後、進学や就職ができず1年経過し、区役所の勧めで就労移行支援へ通うことになりました。就労移行支援では同じ境遇の仲間ができ楽しく通っていましたが、学習することは基礎的なパソコンの操作やコミュニケーション、校外学習として動物園や水族館に行ったり…とても就職に結びつくような状況ではありません。

就労移行支援では賃金はなく、交通費は自費なのでコスト面での負担が大きく、「働いてお金を稼ぎたい」という意欲が強くなり、現在は区役所で紹介された就労継続支援B型で働いています。

お弁当屋さんでの調理、カフェでの接客をしていますが、はじめは他の社員やうまく仕事ができないことについて毎日悩んでいました。数カ月経ち環境にも慣れ、今では「働くのが楽しい」と言い週3日~4日、5時間程度働いています。

様々な障がいをもつ方が働き、障がいに理解のある方達が働いているため良い環境に恵まれていますが、ただひとつ、工賃(賃金)に関しての不満が出てきました。【就労継続支援サービスと就労移行サービス】で、先述したように就労継続支援B型の平均月収は15,295円と、賃金の低さがデメリットです。

「障がいのない人と同じ時間、同じように働いてもお給料が少ない」「欲しい服や本が買えない」「普通の仕事なら〇〇円貰えるのに…」と不満を口にするように。

働き収入を得たことで自信や意欲が高まり、今後は一般就労を目指したいと思うようになったようです。「まだ自分には難しい」「もう少し働くことに慣れてから」と言っていますが、dodaチャレンジの利用も近い将来あるかもしれません。

彼女を含め、障がいのある方達は自分の居場所、自分が認められる場所として働く場所を求めているのだと思います。社会との繋がりや働く場所が確保されたらさらに高みを目指し、給料や自己実現など可能性を広げていきます。

障がいの有無が見た目では分からない彼女ですが、一般応募での就労はやはり厳しいのが現実。障がい特性や状況をオープンにし、対応や職場環境にも配慮された彼女に合った企業と出会えることが「働きやすい」「生きやすい」選択肢でしょう。

dodaチャレンジは仕事のバリアフリーを目指し、障がいがある方の自己実現の一歩だろうと思います。「障がいがあるから…」と社会に出ることに一歩踏み出せない方は、ぜひdodaチャレンジの利用を検討してみて欲しいと思います。

【まとめ】就職はゴールではなく自立した生活へのスタートライン

障がいへの不安、生活の不安など様々な不安を抱えながらも「働きたい」「自立した生活を実現したい」と前向きな意欲を持っている方に対して、個々に合った就職支援に力をいれているdodaチャレンジ。

障がいや病気に関する専門知識や就職ノウハウを持った専任のキャリアアドバイザーがマンツーマンで寄り添った支援をしてくれるので、自分に合った企業へ就職する第一歩となります。

就職がゴールではなく、長く働きキャリアプランを実現させることをゴールとした支援で、障がいがあってもいきいきと働ける社会を目指すことを目的としたdodaチャレンジで自分らしく働ける場所を見つけていきましょう!

参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷