派遣脱出の道のり

派遣スタッフの中には、正社員就職ができなかったから派遣になったという人もいれば、プライベートで優先したいことや夢があるために派遣スタイルを選んだという人もいます。

派遣として働く理由は人それぞれですが、どんな派遣スタッフにも等しくのしかかる現実があります。

それは、社会的な立場が正社員よりも下だということ。

あまり知られていない現状ですが、派遣法改正でさらに不遇となってしまった派遣……脱出するタイミングは今しかありません!

というわけで今回は、派遣を脱出する方法を年代別にご紹介。さらに、正社員になる近道についてもご案内したいと思います。

派遣の現状&デメリット

職場の雰囲気にもよりますが、派遣という存在は正社員よりも下にみられがちです。年下の正社員にいばられたり、チームの一員として扱われなかったりなど、派遣のみじめな現状を嘆く体験談も多数あります。

実際この記事に辿り着いた方は、派遣ライフを送る中で多かれ少なかれ不安や悩みがあるのではないでしょうか。

残業が少なかったり、仕事上で重い責任を負う立場ではない派遣は気楽で良い面もたくさんありますが、生涯賃金や福利厚生面でデメリットが大きいことは否めません。

派遣法改正で不利に?

2015年9月に成立した改正労働者派遣法、いわゆる派遣法改正によって派遣労働者の立場が危ぶまれています。

派遣の待遇を改善するために、3年ごとに派遣社員の所属部署を変えなければならないという法律ですが、実のところ「3年でクビになる」とも「課を移動すれば無期雇用=永遠に派遣止まり」とも捉えられる状況です。

3年のうちに会社への貢献度が評価されて正社員になれればいいのですが……受け取り方次第で評価が分かれると言えるでしょう。

20代の派遣脱出

新卒時に希望通りの就職ができず派遣を続けていたり、夢を追いかけるためのつなぎとして派遣になった20代は非常に多くいます。はじめにブラック企業などのはずれを引いてしまい退職した人は、派遣として放浪している今が幸せに感じるかもしれませんね。

以前の就職氷河期は乗り越えたとはいえ、やはり求職者にとってまだまだ厳しい時代であることは確か。その一方で、20代後半になると派遣としての価値が下がり始めるのも事実です。

正社員を目指すならば若さは最大の武器! 企業から「育てがいがある」と思われる20代のうちに派遣生活から脱出しましょう。

30代の派遣脱出

現在、自分の仕事量やスキルに見合った給料や待遇を得られている自信はありますか?

20代のうちは好条件に思えた派遣という働き方も、30代になると「派遣会社や人材会社に搾取されている」と強く感じるようになります。「現状を打破したい」「経験もスキルもあるけれどキャリアがない……」という30代派遣の方は今が最後のがんばり時なのです。

30代は、一度は諦めてしまった正社員の道を歩めるギリギリの年代。30代派遣から正社員を目指す転職サイトなど、専門性のあるサービスも増えているのでそれらを上手く活用していきましょう。

40代の派遣脱出

30代は派遣から正社員になるギリギリのラインではありますが、40代になったからといって諦めてはいけません。

40代に突入してから派遣切りなどに遭ってしまうと、次の仕事探しに苦労することは必須……たとえ退職後のブランクがあるとしても、正社員を目指すのが最良の策だと言えます。

技術や経験のある40代ならば、契約社員を目指してみるのも手です。契約社員になってから1年ほどで正社員にランクアップできたというケースもあるので、あらゆるパターンでの派遣脱出方法に挑戦してみましょう。

紹介予定派遣・常用型派遣で正社員!

最後に、年齢や経験に関わらず、幅広い層の方におすすめの就活方法をご紹介します。

一つ目は、正規雇用を前提とした「紹介予定派遣」。

一定期間、派遣として働いたあと、本人と企業側の意見がマッチすれば晴れて契約社員や正社員として採用される仕組みです。

勤務期間は3ヶ月から最長6ヶ月。期間が決まっているとモチベーションも高まりますよね。派遣でも社内の雰囲気や業務内容は把握できるので、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。

二つ目は、派遣と正社員が融合したような「常用型派遣」。

派遣という形でありながら、正社員・契約社員と変わらない待遇を受けられます。雇用期間は基本的に無期限。有休申請や福利厚生サービスが利用でき、残業代・ボーナスも支給されます。

さらに安定した環境で働きたい方は、常用型派遣から正社員を目指しましょう。普通の派遣を続けるよりもたくさんのチャンスを掴めます。

派遣から脱出!正社員へのワンチャンス まとめ

派遣として働きながら、「派遣のまま終わりたくない!」と闘志を燃やしている人はたくさんいます。年代や業界・職種によってアプローチは異なりますが、どんな境遇にも共通して言えることは「諦めたらそこで終わり」ということです。

紹介予定派遣や常用型派遣を活用するのもおすすめ。思い切って全く未知の職種に飛び込むのもいいでしょう。

「今から正社員を目指せる業界はどこだろう?」
「自分に合う仕事がわからない……」

このように、あと一歩が踏み出せない方は派遣サイトだけでなく、就職に関するアドバイスを得られる転職エージェントも併用してみてはいかがでしょうか。