ハイクラス向け転職エージェントは、収入向上とキャリアアップを両立したい30代以上の方に多く利用されています。
今回はハイクラス転職エージェントに焦点を当て、おすすめのサービスやその理由、評判などを詳しく解説。
「管理職まできてしまったけど、今の待遇を下げずに転職できないかな…」なんて考えている方に必見の記事です。
ハイクラス向け転職エージェントを厳選し、おすすめの3社の特転職したい業界や職種の求人に徴と評判をご紹介します。
公式サイト | https://jp.lhh.com/ |
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公開求人数 | 29,000件(2023年10月時点) |
対応地域 | 全国・海外 |
おすすめポイント | 360度式コンサルティングで重要な一次情報を入手しやすい |
LHH転職エージェントは、スイスに本社があるAdecco Group(アデコグループ)の転職支援サービスです。
世界60カ国に拠点があり、外資系企業や海外企業への転職に強みがあります。
対応している業界はIT・クリエイティブ系・マーケティング・エンジニア・医療・法務・物流・不動産など、他にも幅広い求人を取り扱っている点も特徴です。
LHH転職エージェントの調査では、転職者は3人に2人が年収アップしており、10人に1人は年収1,000万円以上となっています。
また、360度式コンサルティングにより、担当者が直接企業から得た情報をフィードバックしてくれる点も魅力です。
企業の内部情報を詳しく知ったうえで、転職を判断したい方に向いています。
大手企業の求人は少なく、20代にはやや利用しにくい点がデメリットではありますが、高年収の転職を成功させやすい転職エージェントと言えるでしょう。
LHH転職エージェントについての口コミ・評判をチェックすると、求人の質の高さ、コンサルタントのサポートが丁寧などの声が目立ちました。
特にコンサルタントは業界と業種に応じて専門の担当者がいるため、業界への理解度の高さが好評のようです。
一方で、他の転職エージェントに比べてコンサルタントからの関わりが少なく、求人紹介が少ない点を残念に感じている方もいました。自分からも積極的に動ける人には利用しやすいサービスと言えるでしょう。(*)
*参照:みん評『Spring転職エージェントの口コミ・評判』
公式サイト | https://www.bizreach.jp/ |
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公開求人数 | 約10.1万件(2023年10月時点) |
非公開求人数 | 非公開 | 対応地域 | 全国・海外 | おすすめポイント | ヘッドハンターからスカウトが届くので、有利な条件で転職の交渉ができる |
ビズリーチはハイクラス転職エージェントの中でも、知名度の高い転職支援サービスです。
求人数も豊富で業界・業種に偏りがないため、総合型の転職エージェントとして登録するならおすすめサービスの一つです。
ビズリーチでは求人紹介の形式ではなく、ヘッドハンティング式を採用しています。
2023年1月時点で6,200人のヘッドハンターが登録しており、定期的にスカウトの通知が届きます。
ビズリーチを自分の市場価値把握に利用する方も多く、転職市場における自分の位置を知るためにも利用可能です。
サービス利用自体は無料ですが、サポートをすべて受けるには有料会員になる必要があります。
ハイクラス向けの転職支援サービスとなっているため、転職をスムーズに進めるにはある程度の費用がかかる点は理解しましょう。
ビズリーチの口コミ・評判は、高年収の求人が多いこと、マッチング率の高さなどを高評価する声が見られました。
30代以上で年収アップを目指したい方には、おすすめできるサービスと言えるでしょう。
一方で、一定の年収がないとマッチング率が極端に低くなること、有料会員の費用の高さ、審査基準の曖昧さなどをいまいちと評価する声もありました。
多少費用をかけてでもハイクラスへの転職を実現したい方は、ビズリーチの利用が向いています。(*)
公式サイト | https://doda-x.jp/ |
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対応地域 | 全国 |
おすすめポイント | ヘッドハンティングと求人紹介が無料で利用でき、希少なハイクラス求人も多い |
dodaXはハイクラス転職サービスの中では珍しく、ヘッドハンティングと求人紹介をどちらも無料で利用できるサービスです。
通常はヘッドハンティングのみ、求人紹介のみとなりますが、dodaXはどちらも利用できるため、スムーズに転職活動を進められます。
また、求人の質が高く、年収1,000万円以上の公開求人も豊富です。
総合型エージェントで幅広い業界・業種を取り扱う一方で、年収800万円以上の管理職からスタートする希少求人も多いです。
管理職求人が多いことから、現職での実績とスキルが豊富な方ほど利用しやすいサービスです。
求人は40代以上に向けたものも多いため、30代後半からの転職に向いています。
国内の上場企業や大手企業へのハイクラス転職を目指すなら、dodaXの利用をおすすめします。
dodaXの口コミ・評判を検索すると、初めての転職におすすめという声やアドバイザーの質の高さ、都市部の求人が豊富などの声が見られました。
ハイクラスを中心に扱っている転職サービスなだけに、都市部の求人が多い傾向があるようです。
一方、アドバイザーとの相性次第で転職が進まない、希望条件に合わない求人を紹介される、連絡がしつこいなどの意見もありました。
コンサルタントに関する不満が多いため、自分とは合わないと感じたら、早めに交代してもらうのがよいでしょう。
参考:X(旧Twitter)
リクルートエージェントと合わせて、ix転職なるものに登録してみた。ハイクラス転職らしいから、興味本位だったのですが、登録してすぐにプラチナスカウトと通常スカウトがきた…。明日、明後日面談なので頑張って職務経歴書書きます🥲なお、今もう1社書類選考通過連絡が!頑張る!
— めめたん (@meg_7799) August 27, 2021
久しぶりのツイートですが、転職活動継続中。40代の転職活動で使って良かったな、僕にとって有益だなと思う転職サイト・エージェントの順位は
1.doda
2.ビズリーチ
3.iX転職
4.リクルートエージェント
5.JAC
6.パソナエージェントとの相性もありますが、僕は正直パソナには幻滅かな😰
— たけ@半導体 (@kojitakeda27) June 19, 2020
華金🙂
仕事でクタクタに疲れて帰宅後、 #iX転職 経由でスカウトがあった神戸の零細エージェントとZoom面談。
笑っちゃうくらいクセがすごいおっちゃんエージェント。
まさかの20分で面談終了ww開始10秒で「ハズレだな😅」と悟ったけれど、ネタだと思うといい経験になりました^ ^#転職活動
— もちろー@凡人ゆるIT転職戦略 (@mochi_low) March 19, 2021
ビズリーチ、リクナビ、iX転職は希望業種/経験に合ったスカウトが来てた。ビズリーチは優良企業からの直接メッセージが多めだった印象。
リクナビの直接メッセージは待遇含め期待薄な感じ
dodaは関係ない求人が毎日大量に届いてスパムと化してた。数だけは多いからこだわりがなければ使えるかも— 千 (@Rai_Chi_1090) August 19, 2022
なぜ転職活動でハイクラス転職エージェントがおすすめなのか、3つの理由をご紹介します。
ハイクラス転職エージェントは、基本的に登録前の審査が必要になるため、身元や仕事が確かな人しか利用できません。
その分、求人も高収入の優良求人を中心に扱っており、管理職や専門職のキャリアアップに強い傾向があります。
そのため、現職よりも高収入の職場や大手企業の求人に出会いやすい点が特徴です。収入アップを目指したい方には、ハイクラス転職エージェントをおすすめします。
ハイクラス転職エージェントの求人は、管理職や専門職が中心です。
特にマネジメントスキルや希少な資格を持つ人は、ハイクラス転職エージェントでは多くの求人紹介を受けられます。
キャリアコンサルタントやヘッドハンターも、高度なスキルを持つ人材には優先的に転職活動のサポートをしてくれます。
スキルに自信のある人は、ハイクラス転職エージェントを利用すると効率的な転職活動を進めやすいです。
転職エージェントには非公開求人や独占求人があり、そのサービスでしか紹介してもらえない求人があります。
ハイクラス転職エージェントは独占求人が多く、企業の質も高い点がおすすめの理由です。
ハイクラス転職エージェントには大企業や外資系、業績の伸びている企業が登録しているため、他の転職エージェントにはない求人も多数扱っています。
独占求人が多ければ他の利用者との競争も起きにくく、採用率も高くなるメリットがあります。
高収入の企業に一日も早く転職するなら、非公開・独占求人の多いハイクラス転職エージェントを利用しましょう。
ハイクラス転職エージェントを利用すると、どんなメリットがあるのか解説します。
ハイクラス転職エージェントを利用すると、一般的な求人サイトや転職エージェントに出回っていない求人も紹介されます。
そのため、通常の転職活動では出会えない求人を知る機会になり、転職先の選択肢が増やせます。
また、非公開求人や独占求人も多いことから、複数のサービスに登録すると良い求人と出会いやすくなる点もメリットです。
たくさんの求人をチェックしながら、競争相手の少ない求人を見つけたい方におすすめです。
転職エージェントのキャリアコンサルタントは、各業界や企業情報に精通しているため、転職前に内部事情を教えてもらえます。
求人条件では良さそうに思えても、転職後に「聞いていた話と違った」というケースは珍しくありません。
しかし、事前に内部情報を知っておけば、転職後のミスマッチや後悔を防げます。ハイクラス転職エージェントを利用して、能力を発揮できる職場への転職を成功させましょう。
ハイクラス転職エージェントの利点は、自分が転職活動に時間を割けなくても、志望企業との条件交渉や日程調整を代行してくれる点です。
転職に成功すれば企業から報酬が支払われる仕組みになっており、キャリアコンサルタントも真剣に取り組んでくれるからです。
転職活動に慣れていない方でも、キャリアコンサルタントに交渉を任せれば好条件での契約を結びやすく、理想に近い条件で転職を実現できます。
企業との交渉に自信のない方、初めて転職活動を行う方は、利用するメリットは大きいです。
ハイクラス転職エージェントに登録すると、最初にキャリアコンサルタントとの面談があります。
現職の状況と転職の希望条件、適性診断などを経て、自身が転職市場でどのくらい価値があるのかわかる点がメリットです。
現職での待遇が自分の価値と見合っているか、スキルを生かしたキャリアアップの選択肢も把握できるため、自分に合った志望企業が理解できます。
また、スカウト型を利用すればヘッドハンティングも受けられるため、他者から見た自分の価値を把握できる点も特徴です。
市場価値を把握するためにも、スカウトメールは受信できるようにしておくのがよいでしょう。
ハイクラス向けの転職エージェントには、国内の大手企業や外資系企業も多くの求人を出しています。
しかも、大企業や外資系企業は優秀な人材を厳選するために、非公開求人にしているケースも多いです。
そのため、ハイクラス転職エージェントに登録しておけば、そうした有名企業の非公開求人に出会う可能性があります。
新しい部署の立ち上げや新サービスに向けた人材確保など、優秀な人材を効率的に集めるのに非公開求人は有効な手段だからです。
大手企業とのつながりを得たい方は、ハイクラス転職エージェントに登録して選択肢を増やしましょう。
ハイクラス転職エージェントを利用する際は、自分に合っているかどうかも重要です。どんな人が利用に向いているのか、特徴をご紹介します。
ハイクラス転職エージェントは30代以上の方が利用するケースが多く、転職活動に時間をかけられない人が少なくありません。
そのため、利用すると転職サポートが充実しており、自分で転職活動を進めなくても、ある程度はキャリアコンサルタントが代行してくれます。
最終決定権は利用者にあるため、条件が気に入らなければ再交渉することも断ることもできます。転職活動に多くの時間をかけたくない人、サポート内容が豊富な転職支援サービスを選びたい方におすすめです。
現職でのキャリアアップが頭打ちとなり、スキルアップに限界を感じている方にもハイクラス転職エージェントが向いています。
紹介される求人の多くは将来的な管理職、経営に携わる人材向けですから、転職後のキャリアアップに期待が持てます。
高度なスキルを持つ専門職の求人も多く、キャリアプランも描きやすくなるでしょう。
現在の職場でできることが限られ、キャリアや収入の伸び悩みを感じている方は、ハイクラス転職エージェントで転職を目指しましょう。
ハイクラス転職エージェントの求人は、多くが年収600万円以上の仕事です。
国税庁の調査によると令和3年の平均給与は443万円ですから、転職成功後は大幅な収入アップが見込めます。
また、求人の中には、将来的に年収1,000万円を超える仕事もあります。
そのため、現在の仕事では年収が低いと感じている方、年収1,000万円以上を目指したい方はハイクラス転職エージェントを利用するのがおすすめです。
参考:国税庁 「令和3年分 民間給与実態統計調査」
ハイクラス転職エージェントでは、求人紹介だけでなく、プロヘッドハンターによるヘッドハンティングを受けられるサービスもあります。
ヘッドハンティングは現職の業種、年収、スキルなどの条件が優れているほど、多くのスカウトが集まる仕組みです。
一般的な転職エージェントはヘッドハンティング制度を採用していないところが多く、ハイクラス転職エージェントならではの特徴の一つです。
ヘッドハンティングを受けると通常よりも好条件を提示されやすく、高収入とキャリアアップの両立が期待できます。
優良企業からのスカウトで転職したい方にも、ハイクラス転職エージェントは向いています。
ハイクラス転職エージェントの選び方のコツをご紹介します。
ハイクラス転職エージェントには、総合型と特化型があり、それぞれ目的によって使い分けることが重要です。
業界を絞らずに求人を見るなら総合型、専門職の求人を探すなら特化型を選びましょう。
ハイクラス転職エージェントを選ぶ際も、自分がどの業界・職種に転職したいのか、目標とする業界の求人を多く扱っているサービスを選ぶのがポイントになります。
ハイクラス転職エージェントは一般的な転職エージェントとは違い、登録前に審査が必要なサービスが多いです。
加えて、登録審査を通過しても、現職の年収や職種によっては求人紹介やスカウトをなかなか受けられないことがあります。
ハイクラス転職エージェントをうまく活用するには、自分自身の条件と転職エージェントの求人に乖離が生じないように意識することも大切です。
例えば、自分の年収が400万円の場合、転職で年収800万円をいきなり狙うのは無理があります。
自分の適性や職種に合わせ、着実にキャリアアップしやすいサービスを選びましょう。
ハイクラス転職エージェントに登録する際は、求人紹介とスカウト・ヘッドハンティングを併用できるサービスがおすすめです。
どちらかしか対応していない場合は、複数のサービスに登録しましょう。
ヘッドハンティングは企業との条件が合わなければ通知がこないため、転職活動の効率と選択肢を減らしてしまいます。
どちらも併用しながら転職活動を続ければ、効率的にハイクラス転職を実現できます。
ハイクラスへの転職を目指す際は、あえて大手企業ではなく、中小企業やベンチャー企業を狙う方法もあります。
成長が見込める企業の管理職になれば、年収もキャリアアップも実現できるからです。
そのため、大手企業を取り扱うハイクラス転職エージェントだけでなく、中小企業の求人数が多いサービスにも登録しましょう。
転職先の選択肢を広げるには、様々な求人を扱っているサービスを選ぶことが大切です。
今回はハイクラス転職エージェントのおすすめ理由や選び方、メリットなどを解説しました。
ハイクラス求人は一般の転職エージェントや求人サイトにはほとんど出回らないため、ハイクラス転職エージェントへの登録が必要になります。
また、1社のサービスだけを利用すると、転職先の選択肢を狭めることになります。
2社以上のサービスに登録しつつ、自分の希望条件に合う転職先を探すのが効率的な利用方法です。
そして、コンサルタントとの相性が良く、自分が利用しやすいと思えるサービスを選択することが何よりも大事です。
ハイクラスへの転職を成功させるためにも、転職エージェント選びでは妥協せず、複数のサービスを比較して登録しましょう。