0歳児はまず、外の世界に慣れる事が大切です。
毎日の外遊びは子ども達の体力に合わせて長くても20分、夏場だともっと短くなりますが、子ども達がその短い時間で楽しめる様に配慮する事が必要です。

今回は0歳児の外遊びについて紹介していきます。

感触遊び

0歳児は歩行が安定しませんから、基本的には座位での遊びになります。
(※早い子は0歳児中盤~後半で安定はしないものの歩き出します)

座位でオススメの遊びが感触遊びです。

0歳児から様々な物に触れておくとそれが刺激となり、脳が発達して感受性が豊かな子どもへと成長していきます。
砂場の砂、芝生、葉っぱなど、感触の違う物に触れさせて外にはどんな物があるのか、それぞれの物は感触が違う事を遊びを通して子ども達へと伝えていきます。

また、虫などもこの時期から見せておくと子ども達は馴染みが深くなり苦手意識も持たない子が多いです。
なるべく早い段階から虫との触れ合いを取り入れる様にしましょう。

しかし、0歳児は菌に弱い年齢でもあるので、触らせる物はなるべく衛生的な物、触った後は手洗いを徹底する事が大切です。

参考:赤ちゃんの触覚(皮膚感覚)を刺激する知育一覧!新生児期~乳児期向け!

砂遊び

座位で遊べる外遊びの中でも特に子ども達に人気なのがこの砂遊びです。

保育士と共にスコップなどの玩具を使って山を作ったり、お団子を作ったりと砂の感触を楽しみつつ目的を持って遊びます。

特に子ども達が驚くのが、お山を作ってからトンネルを作りその中で手を握る事です。
子ども達はまだ想像力や物事を客観的に見る事が難しく、トンネルの中で何故保育士と手が触れ合うのか非常に興味を持って喜びます。
人との触れ合いも子ども達の脳には大きな刺激を与えるので、是非とも取り入れて欲しいですね。

また、砂場の穴に水を入れてそこに手を漬けるだけでも子ども達には一大事です。
水の冷たさや砂との感触の違いを知る事が出来ますし、濡れた後の砂の感触も楽しめるので一気に子ども達の遊びの幅が広がります。
バケツや小さなコップを模した玩具なども用意しておきましょう。

そしてもう一つポイントが、この月齢の子ども達はまだ相手の気持ちに立つ事が出来ません。
保育士が『順番ね』と伝えても、順番の概念もないので、いきなりそう言われても子ども達は戸惑ってしまいます。

そこで、まずは玩具などを用意する際には人数分用意し、段々と月齢が高くなるにつれて玩具の数を減らして貸し借りを保育士が代弁しつつ行っていくのが理想です。

芝生遊び

0歳児の園庭に芝生が必要だというのは、勿論座位も安定しておらず、歩行も安定していない中で転倒がつきものだからです。
転倒が起きてしまっても最低限の怪我で済む様に、クッションの役割として芝生を用意します。

それだけではなく、芝生の柔らかながらも少しチクチクとした刺激は子ども達の脳を刺激して、脳の発達を促してくれます。

芝生の上で転がって遊んだり、はいはいをしてみたり、子ども達の思うままに遊ばせて刺激を与えていきましょう。
芝生であれば足の怪我の心配もありませんし、子ども達を裸足にしても問題ありません。

生まれたばかりのほとんどの赤ちゃんは偏平足ですが、足の裏からの刺激を鍛える事で、子供の足踏まずの形成にも効果があります。

シャボン玉遊び

シャボン玉遊びは、子ども達がまだ遊具を使ったり出来ず、保育士の与えるものに集中している時期だからこそ出来る遊びでもあります。

シャボン玉は子ども達からすれば何故浮いているのか、何故七色に輝くのかなど、謎と夢の詰まった存在です。
子ども達とのんびりシャボン玉が宙を浮く姿を眺めるだけでも充分に楽しめます。

子ども達がまだ自分で遊ぶ事が出来ずに保育士が楽しませる事が主になる為に、シャボン玉の大きさを工夫したりするのも大切です。
ハンガーで大きな輪っかを作りそれでシャボン玉を作ったり、百均などにあるバブルガンなども子ども達は大喜びします。
飽きさせない工夫もきちんと考えましょう。

お散歩

保育士の人数が多いのは乳児クラスだけです。
確かに0歳児は絶対に目が離せませんし、かなり手が掛かる存在です。

ですが、保育士が多い為にフォローもしやすく、乳母車などを使える月齢なので短い距離でのお散歩には適しています。
車の走る音、住民の声、飛行機の音など、様々な音や視覚的な刺激に触れ合う機会なので、是非取り入れていきましょう。

日光浴

遊び回るだけが外遊びではありません。
日光浴をゆっくり楽しむのも、0歳児に適した外遊びだと言えます。

風や日光を身体で感じ、まだ言葉こそ出てきませんが、『風が強かったね』『ぽかぽか気持ち良いね』と保育士が視線を合わせて子ども達へ肯定・共感する事で、子ども達の感性が養われて自己肯定感も得る事が出来ます。

日光浴なので、テラスなどにゴザを敷いたりして楽しんでも良いでしょう。
まずは外気と触れ合い、楽しむ事を知る所から始まります。

水遊び

0歳児は自分での体温調節が難しく、すぐに着替えさせる事が必要ですし、少しの体調不良も見逃さない事が絶対条件になりますが、水遊びも楽しむ事が出来ます。

本格的なビニールプールは危険ですが、たらいに水を入れてそこに足を触れさせてみたり、手で触ってみたり、玩具を浮かせて遊んでみたり、じょうろで身体に軽く水をかけて遊んでみましょう。
小さい頃から水に触れ合っておく事で、水への抵抗・恐怖心が軽減します。

『水遊びは楽しいものだ』という成功体験も非常に大切です。
その際に、子ども達の目線より高い位置から水を掛けてしまうと、見えない所から突然水を掛けられる恐怖心で子ども達は水が苦手になる事もあるので、『お水かけようね』と声を掛けながら、子ども達が見ている前でお腹や手などに優しくじょうろなどでかけてあげましょう。

【まとめ】大切なのは楽しむ事

現在はテレビやゲーム、動画サイトの発達で、外で遊ぶのを嫌う子ども達も増えています。
保育所では、自然と触れ合う事の楽しさを知る事、外部からの刺激を受け脳や感性を発達させる事をねらいに、体調に気をつけながらどんどん外遊びを取り入れましょう。

そういった積み重ねで、子ども達は外遊びを楽しいと思う様になり、身体も健康に発達していきます。
まず0歳児は外遊びを楽しいと思う事、少しずつ外からの刺激を受け入れていく事を大切にしましょう。