2歳児になると、外遊びの際に室内遊びで溜まった鬱憤を晴らす様になります。

それだけ体力が付くという事でもあり、動き回る様になるので注意が必要です。
好奇心が更に強くなり、遊具を使い遊ぶ様になりますし、坂道なども全力で駆け下りたりするので怪我もしやすくなります。

今回は2歳児にオススメの外遊びと、その注意点なども併せて紹介していきます。

電車ごっこ

電車ごっこは子ども達同士の協調性を少しずつ身に付けさせる為にもオススメの遊びです。

紐などは用意しなくても、前の子どもの腰や肩に手を添えて列を作って、先頭の保育士の声に合わせて進む簡単な遊びです。何も必要ないのでどこでも始められるのが良いですね。

一見簡単に見えて楽そうにも感じますが、子ども達はそれぞれで歩幅が違いますし、まだ2歳児なので上手に進む事が出来ない為に蛇行したり離れたりと、非常に楽しめます。

つい力が入って前の子を押してしまい、直線になっている場合は将棋倒しになる場合もあります。
なので、絶対に駆け足で進まない事、ゆっくり歩きながら蛇行したりして楽しむ事、子ども達を見て距離が詰まり過ぎている場合はすぐに離れる様に声掛けしましょう。

けんけんぱ

2歳児前半はまだ丸に合わせて跳ぶ事も、跳び方を変えるのも難しいです。
ですが、少しずつ保育士が手本を見せて、まずはその場で跳ぶ事から始め、跳びながら前に進む、片足で跳んで見せる、線を意識して跳んでみる、そして最終的に声に合わせて片足跳びと両足跳びを交互に行い進んでいく事を覚えていきます。

けんけんぱ遊びの過程を行う事で、線を意識する事、そして片足で跳ぶバランス力を養っていきます。
片足跳びを行う際には転んでしまう危険があるので、十分他の子と距離を取って練習をする様に声掛けしましょう。

線に沿って歩く

将来的にトラックを走る事を意識した練習兼遊びです。

子ども達はいきなりカーブのトラックを走る事は出来ません。
もっと言うと、歩いてトラックに沿って歩くのも2歳児では難しいです。
線に沿うという概念がない事が原因なので、少しずつ線に沿う練習をする為にこの駆けっこを行います。

線を意識しながら走る、2つの事を同時に行うのは2歳児には非常に難しく、つい線を見ながらになると下を向いてしまうので他の子との衝突や転倒の原因となってしまいます。
まずは線に沿ってゆっくり歩いてみる、それに慣れて来たら駆け足、など徐々に子ども達を慣らしていきましょう。

だるまさんが転んだ

「だるまさんが転んだ」は、子ども達の瞬発力を上げるのに非常に使える遊びです。
また、とっさの判断力を養う訓練にもなりますし、身体だけではなく脳の発達も促してくれます。

また、『だるまさんがうんちした』など、転んだ以外の子どもが喜ぶワードを織り込むと子ども達は余計に盛り上がりますし、ポーズを取る事が面白くて仕方ないと喜びます。

後半になると鬼も子どもに任せる事も徐々に出来る様になるので、保育士は子どもの補助、サポートに回りましょう。

掴む力を強める遊具

取り入れたいのは掴む系の遊具です。

子ども達は3歳~5歳になると鉄棒をする様になります。
その他にも、うんていや登り棒も行う様になるので、握力を2歳から鍛えておくのは大切な事です。
しかし、いきなり鉄棒などは足がつかない為に不安になりますし、トラウマになってしまう可能性もあるのでやめた方が良いでしょう。

上下に登るタイプのうんていは、保育士が補助をしていれば十分に楽しむ事が出来ます。
足もしっかり使って登るので、足場の不安定を感じる事もないでしょう。
手の力だけではなく、全身を使って登るので、身体を鍛える事にも繋がります。

また、ロープタイプの網状のうんていもオススメです。
子ども達の掴む力を鍛える事にもなりますし、鉄の物と違って揺れたり、動く事で登りにくく、登り切った際には大きな達成感を得られます。

成功体験は大切なので、どんどん練習させて登れる様に声掛けを行いましょう。
ただ、必ず保育士が付いている事、そして高所恐怖症の子などは登るのを本気で嫌がるので、無理に登らせるような事はしないでください。

園外散歩

2歳児になると、保育士の指示も徐々に通る様になりますし、後半になると落ち着いてくるので、2歳児は園外保育のチャンスです。

また、子ども達の手を繋ぐ練習にもなります。

意外ですが、子ども達は練習をしなければ手を繋いで歩く事は難しいのです。
園の中で手を繋ぐ練習を重ね、3歳児の進級を視野に入れて園外保育も利用しながら手を繋ぐ事を子ども達に伝えていきましょう。

2歳児にとっては保育所の周りをぐるりと回るだけでも十分冒険になるので、10分程度の園外保育を月に2~3回行いましょう。

鬼ごっこ

2歳児では、1歳児と違い、『保育士に役割がある事』を意識させて鬼ごっこをおこないます。
名称も、追いかけっこから鬼ごっこに変えるタイミングです。

また、『鬼に捕まったらいけない』という簡単ながらもルールのある遊びを行う事で、幼児クラスに進級した際にルールを意識する様になっていきます。
2歳児中盤~後半の間に、なるべくルールのある遊びを取り入れる様にしておきましょう。

また、走り回る事は子ども達の発散にも繋がります。
2歳児は体力が付いてくるので、身体を動かさないとストレスが溜まり、子ども同士の喧嘩の原因となってしまいます。

走り回る事でストレス発散にもなりますし、お昼寝や夜の入眠も早まります。
なかなか眠らない子は、保育士が誘ってこうした走る遊びをさせると良いでしょう。

【まとめ】2歳児はルールのある遊びを始める月齢

上記で紹介して来た様に、2歳児は幼児クラスへの進級を意識した、『ルールのある遊び』を取り入れていく月齢です。
線を意識する、だるまさんが転んだでは掛け声と共に止まる、けんけんぱでは決まった所で片足跳びになる、そういった基本的なルールを覚えながら、何事にも決まりがあり、それを守る大切さを遊びの中で学んでいきます。
2歳児の遊びは、なるべくそういった社会性も身に付けさせる為に、ルールのある遊びを率先して取り入れていきましょう。