3歳児になると、走りが安定して来るので更に力いっぱい外を走る様になります。
体力も2歳児から更に付きますし、お昼寝の時間も1時間程度など短くする園が多いです。

体力が付いた故に、やはり動かないとストレスが溜まりやすくなりますし、3歳児と言っても言葉は出ていても自分の気持ちを相手に伝えるのが難しい月齢です。
ストレスからトラブルに発展する事もあるので、身体を積極的に動かす遊びを中心に取り入れていきたい所です。

また、幼児クラスの仲間入りをする月齢でもあり、社会的なルールを身に付け始める月齢でもあるので、ルールのある遊びを取り入れましょう。
ルールのある遊びを取り入れる事で、子ども達のルール遵守の心を育てる事が出来ます。

鬼ごっこ

『けいどろ』などの役割が変わる遊びも出来る事は出来ますが、認識の違いや混乱から、『〇ちゃんは捕まったのに泥棒してる!』などトラブルの元にもなります。

2歳児クラスから上がったばかりでは、自分の役割を意識するのも難しいので、鬼ごっこの方が適しています。
保育士が全て見ておければ良いですが、3歳児になると担任の数は多くても2人~3人(※加配など)になってしまうので、子ども達だけでも遊べる単純なルール遊びの方が好ましいです。

そこで、単純ながらも力一杯遊べる鬼ごっこがオススメです。

走るのが苦手な子に当たってしまった場合の事も考え、鬼は2~3人、1人の子を皆で狙うのはダメとシンプルなルールを作っておけば、子ども達は楽しく遊ぶ事が出来ます。

中当て

子ども達のボールを投げる練習にもなりますし、ボールを避ける事で瞬発力も身に付きます。

まだ保育士が傍に付いてルールを教えながらでないと難しいですが、異年齢クラスの場合は見守りつつも4~5歳児に任せても良いでしょう。
4~5歳児は下の月齢の子ども達に物を教える機会になりますし、3歳児は月齢の高い子ども達との触れ合いにもなります。

3歳児のルールとしては、相手の顔面にボールを投げない、ワンバウンドで友達に当てる、この2つくらいで充分楽しめます。
月齢が低い内はコートを狭めに、3歳児後半はコートを広めにとって、ワンバウンドなしで相手に当てる様にルールを変更すれば月齢が上がっても楽しめます。

缶ぽっくり

3歳児はバランス力を鍛えるのに大切な時期です。
4歳~5歳、そして就学してからは平均台などのこれまで以上にバランス感覚を必要とする内容も入って来ます。
その前段階として、缶ぽっくりでバランス力を養いつつ、友達と競争する事で競争心を養いましょう。

最初は直線のみのレース、慣れて来たらコーンを立ててカーブなどを取り入れる事でより一層楽しめます。
転倒の危険もあるので、最初はゆっくりと行う様に指導をし、保育士が常に一人見守って怪我を未然に防ぐ声掛けを行うようにしましょう。

鉄棒、うんてい、上り棒

鉄棒やうんていはオススメです。
握力を鍛える事は勿論ですが、子ども達は鉄棒やうんてい、上り棒を成功させた時に非常に大きな達成感を味わいます。

鉄棒やうんてい、上り棒は毎日の地道な握力の訓練や、慣れが必要な遊びです。
特に上り棒は手だけではなく、足でしっかりと挟む力、身体全体の体重移動の方法を覚えないと出来ない、3歳児にとっては難しい遊びです。
しかし、地道に繰り返している内に4~5歳児に進級する際に、出来るようになる子がほとんどです。

鉄棒も、いきなり前回りなどは危険ですし、まずは鉄棒に慣れる為にもぶら下がる事から始めましょう。
ぶら下がるだけでも、誰が一番長くぶら下がれるかのレースだって出来るので、様々な方法で子ども達が楽しめる様に工夫しましょう。

コーナー沿いの駆けっこ

2歳児でコーナーに沿って歩く事を覚えたら、今度は走る練習です。
3歳児からは一気に二つの事も、練習すれば出来る様になってきます。
コーナー沿いの駆けっこも、ラインを引いた上にコーンを立てておけば、子ども達は徐々に上手にコーンと線に合わせてカーブし、トラックを走れる様になります。

しかし、走りが安定したと言ってもやはり転倒とは常に隣り合わせですし、カーブは体重の掛け方が難しいので特に転倒が多いです。
少しずつ練習を重ねて、運動会などで実力を発揮できる様にしましょう。

手を繋いでの園外保育

2歳児は園の周りを回るだけでしたが、3歳児になれば手を繋ぎ並んで歩く事が徐々に出来る様になるので、少し遠出の園外保育も出来る様になります。
子ども達の体力も考えて、大体5~10分程度の圏内にある公園へと遊びに行ったり、町内をぐるっと回っても良いでしょう。

目的を持った園外保育などでは、少しずつ将来の夢などを意識させる為や、いつも自分達を助けてくれる存在である消防署や警察署への職業見学もオススメです。
子ども達は消防士や警察官の話を聞いて更に憧れを強くし、普段の遊びの中に職業の絡む『ごっこ遊び』を取り入れていきます。
こうした自分の役割を意識し、遊べるようになるのは大切な事です。

じゃんけん橋

3歳児はじゃんけんなども覚えていかなければいけません。
そこで、使える遊びがこのじゃんけん橋です。

ルールはいたってシンプルで、一本線を縦に引き、2チームに分けた上でそれぞれ端から一人ずつ走り、ぶつかった場所でじゃんけんをして負けた人は退く、勝った人はそのまま進むという遊びです。
どちらか全員が相手の陣地に行くまで続けるのも良いですし、一人でも陣地に入ったらその時点でゲーム終了でも良いでしょう。
子ども達の月齢に合わせてルールを変えて、楽しめる様に配慮しておきましょう。

【まとめ】3歳児はルールと役割を意識する月齢

3歳児の遊びで大切なのは、ルールを守る事を覚える事、そして遊びの中で任された自分の役割を意識して全うする事です。

3歳児の時にきちんと指導を受けていないと、就学しても自分の我儘を押し通そうとしてルールを守ろうとしない姿勢が続いてしまいます。
そうなると、誰もその子とは遊びたがらなくなってしまうので、その子は孤立してしまいます。子ども達の為にも、ルールを守る事は徹底しておきましょう。

そして、役割を意識出来る様に、『ごっこ遊び』も外遊びの中でしか出来ない消防士ごっこなど身体を沢山動かす遊びも取り入れていきましょう。