「ITエンジニアになりたい」
そう思う方が年々増えています。
ですが、ITエンジニアを未経験から目指す人が、疑問や不安を抱えることは少なくありません。
「未経験からなれるのか不安」
「何から始めたらいいのか分からない」
「求人がなくて就職できなかったらどうしよう」
「そもそも何をする仕事なのか知りたい」
「どんなスキルが必要なの?」
この記事では、未経験からITエンジニアになるために必要な知識と最適ルートについて紹介していきます。
ITエンジニアになりたいと思っていても、実際の目的と現実が異なっていてはいけないので、ITエンジニアを取り巻く状況について把握しましょう。
先ほども述べましたが、ITエンジニアになりたい人は年々増えています。
ITエンジニアになりたい人の主な理由は次の通りです。
以上の点を踏まえ、実際ITエンジニアは給料が高く、手に職があり、将来が安定しているのかを検証してみました。
ITエンジニアの給料は平均で457万円です。これは事務職や営業などの販売系職種よりも、1.4倍の給与水準です。エンジニアは長く続けられる職業なので、平均年収にたどり着く可能性は高いと言えるでしょう。
(引用元:https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/)
結論ですが、ITエンジニアはどこにでも通用するスキルが身につきます。
なぜかというと、ITエンジニアは基本的に勤める会社が変わっても求められるスキルが大きく変化することがないからです。
つまり、一度身につけたスキルが無駄になることがないのです。
長く働けるのか?と不安に思う方もいらっしゃいますが、ITエンジニアの将来は安定しています。
まず第一に、先述の通り、「どこにでも通用するスキル」を持っているからです。
スキルが身につくので転職も簡単で、自分に合わないなと思った企業に就職してしまっても、新しい環境へ行くことができます。
そのため、ストレスをためないで働けるので、将来は安定しています。
そして重要なのは、求人の多さです。
ITエンジニアの求人はどれくらいあるのかご紹介します。
大手求人サイトのindeedでは、未経験のITエンジニアの求人は1万件以上です。(2019年11月調べ)
このように求人が多い背景は、スマートフォンやPCの普及に伴って人々が使う電子端末が増えたというものがあります。
電子端末が普及したことで、様々なシーンにおいてITエンジニアのスキルが求められるようになりました。
具体例を挙げるとSNS、ゲームなどのスマートフォンアプリが代表的です。
パソコンの普及によって、ウェブサイトの開発需要も絶えません。他にも、コンビニのレジやATMのような日常で触れるものも、プログラミングで成り立っています。そのため求人はこれらも増加していくと言えるでしょう。
次にITエンジニアの職務内容について見ていきましょう。
ITエンジニアにはいくつも種類があり仕事内容が全く異なります。
エンジニア求人でよく見かける職種を中心にご紹介します。
フロントエンジニアとは、Webサイトを作るエンジニアのことを言います。
主にWebサイトを作る時に、「目に見える部分」を作るコーディングを担当します。
サイトのデザインも担当区分のことがあります。
サーバーサイドエンジニアとは、主にWebサイト作りにおいて、人の目に見えないところを担当するエンジニアのことを言います。
具体的には、データを扱います。
例えば、ソーシャルゲームで言うと、データを保存したりロードをして、データを呼び出したりする仕組みを担当しています。
インフラエンジニアとは、フロントエンドエンジニアとサーバーサイドエンジニアが作ったものを動かすための環境を用意して整備するエンジニアのことを言います。
今はクラウド環境を整えることが主です。
テストエンジニアとは、作ったものが正常に動くかどうかのテストをし、品質を保証するエンジニアのことを言います。
テスト呼ばれる専門のコードを書いて、プログラムが意図通りに動くかどうかを確かめます。
AndroidやiOSにインストールするアプリを作ります。
デザインの知識も必要になってきます。
いかがでしょうか。
エンジニアといっても職務内容が大きく異なっています。
ITエンジニアになる最短ルートというと、未経験可の求人にたくさん応募することだと思い浮かべるかもしれません。
未経験からのITエンジニアの求人数は確かに多いです。
しかし、「本当に未経験」状態では採用されるまで実は遠回りなのです。
実のところ、ITエンジニアの仕事は企業にとって非常に重要な機能を担うので、スキルがない人に任せるわけにはいきません。
仮に採用されても、簡単にITエンジニアになれる求人というのは全く簡単な「作業」しか任されない求人である可能性がとても高い。
誰にでもできる確認作業などにしか携われません。
つまり、「未経験」で「スキルが身につくエンジニア」にはなれないのです。
経験がなくITエンジニアを目指したい人はどうすれば良いでしょうか。
それは「自分でコードを書くこと」です。
ITエンジニアになるためには、自分でひとつ作品を作ることから始めましょう。
全くの未経験で、「コードは書いたことがないけどやる気があります」よりも、「簡単なものですが、作ったことがあります」の方が、企業の面接官に意欲が伝わるかどうかは明白です。
自分でコードを書いてみることでITエンジニアへの適性も分かってきます。
独学で作品を作るにはどうすればよいのでしょうか?
まず初めに、プログラミングとは何かを理解することから始めましょう。
初心者向きプログラミング学習サービスを使って学習し、実際に作品をつくることをおすすめします。
『Progate』はイラストを使った説明のあとに実演問題があり、正誤も示してくれる学習サービスです。
扱っている言語も豊富なので、一通りやってみるとプログラミングの基本が身についています。
自分で作品を作る方法としてブラウザで動くシンプルなアプリケーションを作ることをオススメします。
それを作るためには『Progate』で学習した、HTML,CSS,JavaScriptがあれば十分です。
不格好でもいいので、自分の作品を仕上げて面接に持参していきましょう。
ITエンジニアには、「未経験歓迎」の求人がたくさんありますが、その多くがブラック企業や「IT土方」と言われる、下請けで単純労働ばかり求められる給料の安い仕事ばかり。
ブラック企業に入社してしまったら最後、年齢が上がっても年収はあがりません。
ITエンジニアに転職する際は、企業を見る目が必要です。そんな時には転職エージェントに優良求人を紹介してもらいましょう。
エージェントの力を借りることで、企業の見極め、書類の添削、面接対策まで行ってくれます。事前に詳しい企業情報も提供してくれるので、転職後のミスマッチも防ぐことが出来ます。
ITエンジニアの需要はスマートフォンやPCの普及に伴い増加傾向にあります。
しかし、コードが全く書けない状態でITエンジニアを目指すには無理があります。
仮に採用されたとして誰にでもできる簡単な仕事しか与えてもらえないでしょう。
企業はやる気やポテンシャルよりも実際に作品にできるかどうかを見ています。
未経験でITエンジニアを目指すならば、まずはコードを書いてみることから始め、作品を完成させることから始めましょう。
そして、転職エージェントにあなたの希望にあった求人を紹介してもらい転職を成功させましょうね。