求人選びはどうする?管理栄養士におすすめの転職サイト4選

「管理栄養士が転職を成功させるにはどうしたらいいのだろう」
「転職サービスを使うのってアリ?」

と転職活動の進め方が気になっている管理栄養士の方は多いのではないでしょうか。

今回は、管理栄養士の転職事情サービス求人選びの方法おすすめの転職サイトなどについて紹介します。

転職を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

難航する?管理栄養士の転職事情

近年、高齢社会や健康意識の高まりから、食生活への関心も高まっています。

そのため管理栄養士のニーズは高く、病院や介護施設、保育園だけでなく、委託給食会社やスポーツ関連施設などの求人も増加の傾向にあります。

中でも、特に管理栄養士の需要が高いのは、「病院」と「介護保険施設」の2つです。

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

【病院】診療報酬でニーズが高い!

管理栄養士が活躍する代表的な職場ですが、現在特に需要が高まっています。

なぜ病院での需要が高いかというと、その理由は診療報酬にあります。

病院での管理栄養士の業務は、おもに「病棟訪問型」というものです。病棟を訪れ、栄養管理や給食管理を主に行っています。

しかし、令和4年度の厚労省による診療報酬改定によって、「病棟配置型」の管理栄養士が望ましいとされたのです。

これは管理栄養士が病棟に常駐するという形態です。

入院患者の栄養管理業務の充実をさらに図るため、他職種と連携して栄養管理全般を進めるために、管理栄養士の配置が定められ、診療報酬の加算のポイントとなりました。

つまり、病院は常駐する管理栄養士を求めているということです。

病院における管理栄養士のニーズは高まっているといえるのです。

参考:公益社団法人日本栄養士会『【令和4年度診療報酬改定】厚労省担当技官がポイントを解説! 医療現場、こう変わる』

【介護保険施設】栄養ケアマネジメント強化!

管理栄養士の役割は介護業界でも広がっています。

介護保険施設では栄養ケアマネジメントの強化がされ、現行の栄養士に加え管理栄養士の配置が位置づけられる人員基準が定められています。

管理栄養士は栄養スクリーニングやアセスメントに基づき、栄養ケア計画をたて、一人ひとりに合った食と健康的な生活をサポートし、高齢者が陥りがちな低栄養を防止します。

利用者を中心に、家族や医師、看護師、介護職、リハビリ職が協働するチームアプローチが主な業務になります。

これまで栄養管理計画に基づき個別栄養ケアを提供すれば加算の算定だったものが、令和3年より栄養管理計画をしない場合は減算となりました。

そのため介護施設においても管理栄養士のニーズが高まっている現状です。

Point

管理栄養士の求人数が増えているいま、転職のチャンス!

ミスマッチしない管理栄養士の求人選び

仕事探しには、求人広告やハローワークなど様々な方法があります。

お伝えしたように管理栄養士のニーズが高いことから仕事選びに困ることは少ない、といえるでしょう。

しかし多くの求人情報は様々な職種が総合的に掲載されたものとなり、管理栄養士にとって選びやすい情報とはいえません。

例えば業務内容や職場環境、希望条件など詳細を知りたいと思っても、なかなか把握することができず、分からないまま入職してしまい失敗したというケースが少なくないからです。

多岐に渡る管理栄養士の職場は、それぞれによって役割や業務内容、働き方が異なります。

入職後のミスマッチを防ぐためには、管理栄養士に特化した求人情報をチェックすることが重要なのです。

メリットが多い!管理栄養士特化型の転職サービス

入職前に職場の情報を知り、納得した上で転職することで転職成功につながります。

管理栄養士業界の動向や職場の情報をチェックし、できるだけ自分に合った職場を選ぶ必要があるでしょう。

そこでおすすめなのは管理栄養士の転職に特化した転職サービスを利用することです。

管理栄養士特化型の転職サービスのメリットは以下のとおりです。

  • 管理栄養士の業界や職場の情報に精通している
  • 一人ひとりに合った職場と出会いやすい
  • 求人の紹介(非公開求人・独占求人含む)
  • 履歴書や職務経歴書のアドバイスをしてもらえる
  • 面接対策が充実している
  • 給与・条件交渉に強い
  • 応募先との調整代行をしてもらえる
  • 入職後のアフターフォローに対応しているところもある
  • 円満退職へのアドバイス

転職サービスには多数の業界や業種に対応した総合型、そして専門の資格や職種に対応する特化型と種類があります。

“管理栄養士”として転職するなら、管理栄養士の転職に強い特化型の転職サービスを選びましょう。

前職場の退職から求人探し、転職活動、入職までトータルサポートしてくれることがメリットといえるでしょう。

働きながら転職活動を進めている方は、忙しくて時間がない方も多いかと思います。

転職サービスを利用されることでスムーズな転職活動を進めることができますね。

自分に合った転職サービスを選ぼう

管理栄養士特化型の転職サービスのメリットをお伝えしましたが、転職サービスの中でも特色や強みがそれぞれあります。

転職サービスは数多く存在するため、ポイントを抑えたサイト選びが重要になります。

転職サービスを選ぶポイントは3つあります。

保有求人数の量や質

求人数が多いほど転職の選択肢が広がりますので「そのサイトが、どれだけの求人数を保有しているか?」がポイントのひとつです。

勤務地や職場形態だけでなく給与や働き方など、より自分に合った職場を探しやすくなるでしょう。

また一般の求人情報として出されない「非公開求人」や特定の転職サービスのみに掲載される「独占求人」の充実度もチェックすべきポイントです。

どちらも求人企業との強い信頼関係があり保有される求人情報なので、内定率が高く、高待遇のレア求人であることが多いからです。

「今よりもいい条件で転職したい!」という方は、ぜひ求人数や非公開求人・独占求人をチェックしてみましょう。

サポート内容の充実度

管理栄養士特化型の転職サービスには、転職サイト型・転職エージェント型の2パターンあります。

・転職サイト型(求人情報をみて自分で応募する)
・転職エージェント型(相談から入社まで手厚いサポートが受けられる)

ご自身が、どんなサポートを受けたいかによって登録すべきサイトが異なってきます。

例えばフルサポートを受けたいなら転職エージェント型、マイペースに転職活動を進めたい方なら転職サイト型がおすすめです。

まずはご自身がどのように転職活動を進めたいかを明確にし、目的に合った転職サービスを選ぶようにしましょう。

転職を迷っている方
客観的な市場価値を評価してもらいたい方
1人での転職活動が不安な方
アピールの仕方が分からない方
スピーディーに転職を決めたい方

上記の方はキャリアアドバイザーのサポートが充実している転職エージェント型のサービスを選ぶことで、業界の動向や職場情報をもとに的確なアドバイスを受けることができるでしょう。

転職サービスは複数登録が◎

転職サービスはサイトによって

・求人数が多いA社
・サポートが充実しているB社
・業界の情報に長けているC社

など、サポート内容や強みが異なります。

転職成功を目指す方は複数登録することで、以下のメリットがあります。

・多くの求人情報にアクセスすることができる
・各社の強みを活かし転職活動を進められる
・キャリアアドバイザーを選べる

それぞれの転職サイトを使い分けることで、1社だけでは得られないメリットがありますが注意点がひとつ。
それは同じ案件に複数の転職サービスから応募しないことです。

アドバイザーや企業からの印象も良くないため、同じ案件の応募についてはしっかり自己管理しましょう。

管理栄養士におすすめの転職サイトランキング

管理栄養士の転職に強い転職サイトは数多くありますので、どのサイトを選べばいいのか分からないという方も多いかと思います。
そこでおすすめの転職サービス4社について、特色や強みも合わせて紹介します。

  1. 栄養士人材バンク
  2. ジョブメドレー
  3. 栄養士ワーカー
  4. 栄養士のお仕事

それぞれ比較していただき、ご自身の希望に合ったサイトを選ぶ参考にしてください。

求人の数・質ともにNo.1「栄養士人材バンク」

株式会社エス・エム・エスが運営する「栄養人材バンク」は、栄養士の転職事情や業界に精通する専門のエージェント手厚いサポートに定評があります。

忙しい方もLINEで気軽に相談できるのでスピーディーな転職が可能。

ご自身の希望する条件を伝えるだけで求職者に合った求人を紹介してくれるのも嬉しいですね。

また非公開求人が充実し、幅広い選択肢から自分に合った求人を探しやすいため納得の転職活動を進めることができるでしょう。

企業との信頼関係も強いため、職場環境や労働条件、実際の職場の雰囲気や人間関係を教えてもらえることもメリットです。

全国の医療・介護・福祉施設、保育園、給食委託会社、一般企業とのパイプが強く、レア求人と出会える可能性が高いでしょう。

公式サイト https://ejb.eichie.jp/
地域 全国
特徴 業界や企業の情報に精通
LINEで相談可能
実績 全国の栄養士約12万人が登録 (2022年3月時点)
求人数 非公開
選ばれる理由 栄養士専門コミュニティサイト「エイチエ」との併用で情報量アップ

スカウト応募で内定率1.7倍「ジョブメドレー」

医療介護職に特化した全国30万件以上の求人を取り扱う「ジョブメドレー」は、業界トップクラスの求人数№1を誇る転職サービスです。

求人検索の使いやすさに定評があり、キーワード検索では「駅チカ」「住宅手当」「子育て中」など他社にはないような様々な条件で求人を検索することができます。

時短勤務や子育て支援を取り入れている職場の求人も多く、仕事とプライベートの両立を実現できる可能性も高まるでしょう。

またジョブメドレー最大の強みはスカウト機能で、登録後スカウト経由で応募すると内定率が1.7倍にアップ!

充実した検索機能で求人を探しスカウト機能を併用することで、効率の良い転職活動ができるでしょう。

公式サイト https://job-medley.com/nrd/
地域 全国
特徴 求人数豊富
勤続支援金あり
実績 医療介護求人数No.1
利用者満足度約96%
求人数 公開求人数:11,035件(2022年12月11日現在)
選ばれる理由 転職に役立つ情報満載
スカウト機能で内定率アップ

サポート重視で転職するなら「栄養士ワーカー」

人材業界大手のトライトグループが手掛ける「栄養士ワーカー」は、病院や介護施設、保育園など幅広い分野の求人を取り扱っています。

保育園や委託給食会社の求人が充実しているので、栄養管理だけでなく実際に調理にも携わりたい方におすすめです。

栄養士業界に強い専任アドバイザーが丁寧にキャリアカウンセリングし、転職をフルサポートしますので初めての転職で不安な方も安心ですね。

応募先のいいところだけでなく、リアルな職場情報を教えてもらえるので入職後のミスマッチを防ぐことができます。

また検索機能も充実しているのも強みのひとつ。

エリアや施設形態のほか「高額求人」「残業少なめ」「教育体制充実」など17項目のこだわり条件から検索できるので、自分に合った職場と出会える可能性が高いでしょう。

公式サイト https://eiyoushi-worker.com/
地域 全国
特徴 専任のアドバイザーが希望に合った求人を紹介
レア求人・非公開求人豊富
実績 年間転職成功者数30,000人
求人数 公開求人数:8,238件(2022年12月11日現在)
選ばれる理由 保育園・委託給食会社の求人豊富
入職後のアフターフォローあり

保育園の管理栄養士を目指すなら「栄養士のお仕事」

「栄養士のお仕事」は病院や介護施設、保育園など幅広い分野で活躍したい管理栄養士におすすめの転職サービスです。

栄養業界に特化したキャリアアドバイザーのキャリアカウンセリングを通じ、希望に合った求人を紹介してもらえるのでマッチング度が高いことに定評があります。

履歴書の添削や面接対策、給与などの条件交渉もサポートも万全なので転職に不安を抱える方も安心して利用できるでしょう。

また「オープニング求人」「上京サポートあり」「調理業務少なめ」といった希望に合った求人を簡単に検索できる機能も充実しています。

特に保育園の求人が豊富なので、子供と関わる仕事をしたい方は登録必須です。

公式サイト https://eiyoushi-shigoto.com/
地域 全国
特徴 管理栄養士の転職お役立ち情報満載
専任のアドバイザーが求人をマッチング
実績 栄養士が使いたい転職サイトNo.1
求人数 公開求人数:2,420件(2022年12月11日現在)
選ばれる理由 保育園の求人豊富
LINE限定の求人情報アリ

【まとめ】管理栄養士の転職は“情報”がカギ

管理栄養士の転職事情やサービス求人選びの方法、おすすめの転職サービス4選をピックアップして紹介しました。

転職活動では、応募前のリサーチが転職成功のカギとなります。

しかし一人では思うように情報を入手できず、結局は入職しないと分からないことの方が多いケースがほとんどです。

そこで紹介した転職サービスを利用することで、業界や事業所の情報を把握し選択肢を広げた転職を進めることができるでしょう。

転職サービスを選ぶ際は、自分が希望する働き方や条件に合った求人が多いサービスを利用することがおすすめです。

ぜひキャリアアドバイザーにご自身のキャリアプランや希望をしっかり伝え、転職成功を目指してくださいね。

参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷