「大手企業で月収30万円以上!」と求人広告で目にして気になっている方も多いのではないでしょうか?高待遇でガッツリ稼げる魅力的な期間工、今すぐお金を稼ぎたい方、貯金をしたい方にはおすすめですね。
さらに学歴や経験、年齢不問で門戸が広いとされているため採用のハードルが低いイメージがあります。しかし、実は誰でも期間工になれるわけではありません。
どんな人材が採用されやすいのでしょうか?
今回は、期間工が稼げるといわれる理由や期間工になるメリット・デメリット、採用のポイントなどについてご説明させていただきます。
期間工を目指している方はぜひご参考にしてください。
期間工とは期間従業員ともいわれ、雇用期間に制限がある契約社員のことをいい、雇用期間は法律で35カ月と定められています。
正社員含め、派遣会社からの派遣やメーカーに直接雇用される契約社員など様々です。
工場が活発になる時期に求人募集があり、他のアルバイトや契約社員に比べると高待遇で働けるため1度は検討した方もいらっしゃるのではないでしょうか?
大手自動車メーカーや製造メーカーでの勤務や未経験OKの募集が多いことが特徴です。
期間工の仕事は、自動車や電子部品、家電製品などの製造ラインでのオートメーション作業がメインとなり、いわば産業の縁の下の力持ちとなる仕事です。
期間工で正社員を目指す場合は、各メーカーが定める正社員登用試験への合格がひとつのハードルとなります。
メーカーによって正社員登用試験の頻度は異なりますが、基本的に期間工の正社員への登用は景気に影響されるため、好景気の場合は仕事が多く担い手となる人材募集のため優秀な人材は正社員に登用される可能性が高いでしょう。
そのため、期間工から正社員を目指す場合は不景気の時期よりも好景気の時期が狙い目です。
正社員登用の声がかかりやすい人の特徴は、「企業に貢献してくれる人材」がポイント。
これからのポイントに適した人材であれば上司から推薦をもらって正社員登用への道が切り開けるでしょう。
期間工は求人広告や転職サイトでも「稼げる仕事!」のひとつとされ、平均月収は30万円~40万円程度で一般企業と比較すると高め。
ガッツリ稼ぎたいなら期間工、といわれている理由として高い給料以外に寮が完備されていることが理由として挙げられます。
期間工は福利厚生が手厚く、求人の多くには“寮完備”と書かれてあり、家賃や水道光熱費は会社が負担してくれる特徴があります。
中には食堂完備や食事も無料という太っ腹なところもあり、期間工として働いている間は使うお金が少なく給料のほとんどを貯金にすることができます。
普通の賃貸住宅のようなワンルームで一人暮らしするのと変わらず、出費を抑えて生活できるので短期間でガッツリ貯金したい方には嬉しいですね。
期間工のメリットとデメリットについてご説明します。
期間工に必要なものは健康な肉体と働く意欲。
特別なスキルや資格は必須ではなく、未経験や職歴なしのニート、社会経験の浅い方にもチャンスがあります。未経験で仕事ができるか心配…という方も入社後の研修でスムーズな仕事ができるようになるでしょう。
急な退職で生活資金が必要な方、奨学金や借金返済のため稼ぎたいという方も入社ハードルが比較的低いためすぐに働きやすいというメリットがあります。
期間工のメリットNO1といえばやっぱり高収入。平均月収は30万円~40万円程度に加え、定期的な報奨金や満了慰労金があるため給料の心配はいりません。
半年働けば200万円は稼げる計算になり、ガッツリ稼いで帰る方も少なくありません。
そして嬉しいのは高額な入社祝い金制度で、入社祝い金20万円~50万円が貰えるメーカーもあります。
人材不足から転職業界が売り手市場というのも頷けますね。
基本的に期間工の採用は健康で体力があって働く意欲がある方全てに門戸を開いています。
メーカーによっては年齢制限がありますが、20代であっても30代であっても年齢だけで採用が左右されることは少ないです。
ただし体力が必要な仕事内容であれば、若年層が採用に有利というケースもあります。
30代、40代であっても体力に自信があり健康、仕事への意欲がある、基本的なビジネスマナーが備わっている方であればポテンシャルを活かしたアピールができるでしょう。
しかし年齢を重ねるごとに採用は厳しくなるのは覚えておいてください。
期間工のメリットについてご説明しましたが、主に3つのデメリットがあります。
どんな仕事でもしんどいことはありますが、力仕事が多く体力的きついことが特徴です。体力や健康に自信のない方にはあまり向いていません。
また日勤・夜勤のシフト勤務なので生活リズムを崩しやすく、慣れていない方はシフト勤務のしんどさが辛く感じるでしょう。
メーカーによって2交代制、3交代制と様々ですが稼げる反面きついという点がデメリットです。
夜勤の仕事は慣れの要素が大きいですが、慣れるまでに体力が持たず辞めてしまう方も少なくありません。
自信のない方や生活リズムを崩したくない方は夜勤手当を諦め、日勤のみの求人をチェックするのもひとつの方法です。
もうひとつのデメリットは、ライン工として仕事をする場合スキルが身につかないということです。
製造ラインでの単純作業がメインになるため、働いた期間が実務経験にならず次の転職に活かすのが難しい可能性があります。
期間工の経験をアピールする場合、「業務の継続性」や「根性」のアピールができますが転職のアピールとしてはやや不足がちになり、希望する正社員の職につけないといったリスクがあります。
期間工をするなら正社員登用でキャリアアップを目指すか、“お金のため”と割り切って期間や稼ぎたい金額の目標を定めて働くことがおすすめです。
どんな業界の非正規雇用にもいえますが、特に期間工では雇用が景気に左右されやすいため、不景気からの生産縮小で雇い止めのリスクが高いデメリットがあります。
当然、雇い止めになれば家賃、水道光熱費のかからない寮にも住めず、職も失うリスクが高いことも覚えておいてください。
期間工は基本的にスキルや資格は必要ありませんが専門分野の期間工では、資格者は採用に有利で他の人と差をつけることができます。
おすすめ資格
期間工の仕事内容によって異なりますが、年齢で不利な場合でも資格があれば採用されやすく、資格手当もつくため給料アップにもつながりますね。
入社のハードルが比較的引く期間工…のはずがどうしても期間工に採用されないという方もいらっしゃいます。
ガッツリ稼ぎたいのに採用されない理由はいったい何でしょうか?
その場合は応募資格や面接について見直してみましょう。
採用のポイント
期間工の求人募集をしているメーカーではそれぞれ応募資格が定められています。
例えば、「3ヶ月勤務可能な満18歳以上の方」「満18歳以上の方 交替勤務ができる方、3ヵ月以上勤務ができる方」などの応募資格を満たしているか、まず確認しましょう。
必要最低限の資格なのでこれがクリアされてから応募のスタートラインに立てることになります。
期間工の求人の多くは応募資格を満たしていれば学歴・経験不問でも歓迎されやすく「誰でも応募できる」「誰でも採用される」と思われがちです。
しかし、求人募集しているのは日本を代表するトップクラスの大企業ということを忘れてはいけません。
大手企業の雇用条件と同様に恵まれた職場待遇で働くことができるため、企業の採用条件に合わない場合は不採用となる結果も…
例えば、面接での対応では好印象を与えるマナーが必要とされ、挨拶や適切な言葉遣い、服装など面接にふさわしいビジネスマナーを身につけましょう。
また、面接の身だしなみとしてスーツ着用や清潔感のある髪型に気を付けることも大切です。
期間工のメーカーが求めている人材は、「体力があり健康で、勤務態度が真面目、仕事への意欲がある人」です。
履歴書や面接で志望動機を伝える際はこれをしっかりアピールしましょう。
多くの方はお金を「ガッツリ稼ぎたい・給料がいい」といった理由で応募されているかと思いますが、このような待遇面について嘘をつかずシンプルに伝えてもOKです。
ただし、志望動機が“お金だけ”に終わらないよう一言添えてアピールすることが重要です。
例えば「留学費用貯金のため、満期満了まで働いて夢を叶えたい」など満期満了まで真面目にしっかり働ける人材だとアピールすれば印象が良いでしょう。
期間工で採用されない人は、「転職癖」や「すぐに辞めてしまいそう」といった特徴があります。
期間工だからと思って応募書類や面接を軽く考えるのではなく、十分な準備を行い入社意欲や人柄などのポテンシャルをアピールし貢献できる人材であることを伝えましょう。
どんな仕事でもそうですが、自分に合った求人を見極めることが重要です。
給料の高さや待遇だけで選ばず、体力が続きそうな仕事か・興味のある分野かといったことも考慮して求人選びをしましょう。
入社して「こんなはずじゃなかったのに」とミスマッチから短期間で退職してしまうのは、後々の転職にも影響しますので避けた方が無難です。
力仕事で体力が必要な期間工は男性が働くイメージが強いですが、女性の期間工の募集もありガッツリ稼いでいる女性も多くいらっしゃいます。
期間工の求人の中で女性がターゲットの求人は1割程度と少ないですが、品質管理の目視検査や軽作業では女性期間工のニーズが高いとされています。
女性期間工は夜勤のない職種が選べたり仕事内容が優遇されやすかったり、女子寮の設備が良く暮らしやすいといったメリットがありますが、夜勤や残業がない職場では場合は給料が安くなるデメリットがあります。
「稼ぎたい」を重視するのか「働きやすさ」を重視するのかよく検討しましょう。
明確な年齢制限がなく「年齢不問」とされている期間工ですが、年齢によって採用のされやすさが異なります。
健康で体力に問題なく、これまでの職歴に問題がなければ採用に有利な年齢です。
メーカーもメインターゲットとして求人募集しているケースが多く、勤務態度によって正社員登用のチャンスもあります。
30代でも後半になるにつれて採用は厳しくなりがちですが、資格所持者や経験者は採用に有利。未経験であっても採用のチャンスはありますが、体力ややる気のアピール次第でしょう。
ますます不利になってくる40代。未経験でも採用されるケースはありますが、メーカーによっては資格者のみ採用というケースも。
40代で期間工未経験の方は「年齢不問」「未経験歓迎」の求人情報を選びましょう。
未経験や体力的な問題で採用はかなり厳しくなりますが、応募するメーカーによっては採用されるチャンスがあり、資格者や経験者は採用される確率が高くなります。体力や健康のアピールはもちろん、仕事に真面目に取り組む姿勢のアピールは必須。
期間工は「年齢不問」「年齢制限なし」とされているケースが多いですが、体力面や健康面の不安から年齢を重ねるごとに不利になるのは事実。
40代以降で期間工を目指す方は資格取得や応募する企業選びを見極めましょう。
いかがでしたでしょうか?
期間工の稼げる理由やメリット・デメリット、採用のポイントについてご説明させていただきました。
短期間にガッツリ稼げる期間工は、待遇も良くお金が必要な方にとっては魅力的な求人です。正社員登用を目指したり、貯金をして夢を叶えたり、貯めたお金で将来に必要な資格取得を目指したりも良いでしょう。
これまでの転職に失敗して「人生終わった…」と諦めかけている人でも期間工でガッツリ稼いで人生逆転にチャレンジしてみませんか?
自分に合った求人を見つけ、ポテンシャルをアピールして採用を目指しましょう!