クリエイティブ転職というとどのような仕事を思い浮かべるでしょうか。
例えばファッションデザイナー、インテリアデザイナー、広告デザイナーなど、デザイン関連の仕事をした思い浮かべることでしょう。
そして、こういったデザインの仕事に憧れる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、なかなかデザイナーへの転職はなかなか難しいのが現状です。
そこで、本編では未経験からクリエイティブ職への転職を考えている方にクリエイティブ転職の現状についてお伝えいたします。
まずは、クリエイティブ職の一般的な認識について合わせていきたいと思います。
クリエイティブ職とは、上述でも触れた通り、TV番組や広告、雑誌、Webなどの編集、デザインなどを手掛ける仕事というのが一般的に認識されていることです。
ですので、ディレクター職から、クリエイター職まであらゆる職種があり、商品・サービスのどの制作プロセスに関わるのかがポイントになります。
誰に何を伝えたいのを訴求したいのかを考えつつ、0から1を作り上げていく仕事といえます。
では、クリエイティブ転職に関係する有効求人倍率についてご紹介していきたいと思います。
職種別の有効求人倍率について、リクルートキャリアの調べによると以下のような数値が出されています。
・IT,web専門職:6倍程度
・電気・機械系開発:3〜5倍程度
・デザイナー:1,3倍程度
・製作・編集・ライター:0,6倍程度
前提として、有効求人倍率とは求人数÷求職者数で算出した数値で、転職希望者1人あたりに対して何件の求人があるかを示した基準で、1,0以上の数値だと比較的転職しやすいということになります。
ただし、1つ認識したいこととして、倍率1,0を超えているから誰でもエントリー出来るわけでもないということです。
例えば電気機械系の設計・開発の場合、専門性が高いことから理工系出身者からでないと原則採用されません。
また、ファッションデザイナーや空間デザイナーのような仕事の場合だと全体の募集総数が多くないため、経験者が優先される傾向にあります。
そのため、チャレンジしたいという意欲だけでは選考にかからない、しかし、各企業の採用ニーズは高いためこのような有効求人倍率になってしまうのです。
クリエイティブ系職種への転職を目指すためにはただ求人倍率が高いだけではなく、学歴がボトルネックにならない、未経験を受け入れてくれる業界職種を探していかなければならないとお考えください。
では、未経験、学部学科、専門などを全く気にしないで0からクリエイティブ職を目指しやすい業界、職種はあるのでしょうか。
結論からいえば、IT・web系のwebデザイナーやゲームデザイナーは未経験から就業できるチャンスがあります。
なぜ、IT・web系だとクリエイティブ職に未経験から就業できるのかというと、以下の要因があるからです。
・IT,web関連のサービスが増えてきており、今後も増えていくことが予見される
・一方で、プログラマー、デザイナー、また将来のディレクター、プロジェクトマネージャーなどになる人生が不足しており補強をしなければならない
・有効求人倍率からもそのことは顕著になっている
つまり、IT,webの業界は人手不足が顕著です自らが育成していかないと、にっちもさっちも行かない状況になりうる、もしくはすでになっているのです。
また、この点は上記の有効求人倍率からも明らかだと言えます。
IT,web業界はこれからサービスの裾野が広がる業界で、転職エージェント達の間でも唯一の勝ち組業界であると言われています。
また、IT,webエンジニア、デザイナーとして経験を積めば転職でも有利になりますし、ディレクターやプロジェクトマネージャーになればさらに高い年収を稼ぐことも出来ます。
以上の理由からもクリエイティブ職を目指すのであれば、IT,web業界はおすすめと言えます。
では、未経験かららIT,web業界のクリエイティブ職を目指すにはどういう手法で転職活動をすれば良いのかについて説明いたします。
結論から言えば、転職サイトからの応募をおすすめします。なぜかというと、1求人あたりの応募数が多いからです。
普通、このような募集というのは、大量に入社させて大量に退職していくことが前提になっています。
そのため、毎回求人を掲載している会社、大量募集をしている会社はブラックだということも言われます。
この議論に関していうと、あながち間違いではなく、営業職の案件においては当てはまるお話であると言えます。
しかし、IT,web系のクリエイティブ職種に関してはそうともいえません。
なぜなら、大量採用する理由とは一人に対して教育を施すよりも複数名採用し、まとめて育成したほうが効率よく、かつ戦略補強をすることができます。
手を動かせる技術者、デザイナーというのはIT,webの会社において一刻も早く欲しいというのが企業のニーズとしてあります。
もちろんブラックな会社もないわけではないです。ただ、内定をもらいやすい、早めに経験を積めるという観点からすれば、転職サイト経由での転職活動を行うのがおすすめであると言えます。
かし、転職サイトだけが未経験からのクリエイティブ転職に向いているわけではありません。
転職エージェントからの転職も非常に向いています。ただし、どの転職エージェントでも良いというわけではありません。
やはり未経験からのIT,web業界のクリエイティブ職の転職に強いエージェントを利用されるというのが適しています。
では、どのエージェントを利用すれば良いかというと、2社をご紹介いたします。
dodaは社内SEの求人は大手からベンチャーまで3万件以上のIT系の非公開求人を紹介しています。
また、この案件の中には、業界、職種未経験案件も多数抱えており、紹介に関しても他のエージェントと比較しても柔軟に行ってくれる点から、未経験・ITというキーワードにおいては第一想起される転職エージェントなのです。
また、dodaの最も多く抱えているのはITエンジニアなのですが、プランナーやデザイナーなどのクリエイティブ職も多いです。
ITにおける未経験クリエイティブ職への転職には欠かせないエージェントのひとつと言えます。
最後に、IT,web業界における転職面接において気を付けるべきことを説明いたします。
結論としては以下3点です。
・服装は柔軟な業界でも原則スーツで面接に望むこと
・志望理由について考える
・会社のことはある程度のことは調べておく
会社にもよりますが、IT,web業界のクリエイティブ職は比較的採用障壁が少ないケースが多いです。
とはいえ、面接の服装は特段指定がない限りスーツで行くようにしましょう。また、志望理由を考えたり会社のことも調べ、一般的な準備はしていきましょう。
もし、転職エージェントを利用される方であれば事前に相談しておくとよいのではないでしょうか。
クリエイティブ職は色々ありますが、思いつきでチャレンジできる仕事ではなく、事前に色々な教育、トレーニングを受けてはじめて成れるお仕事が圧倒的に多いです。
また、そこまでいかないまでも関連業界での経験値などが求められるケースも多いため一筋縄にはいきません。
しかし、、IT,web業界のクリエイティブ職であれば、高い有効求人倍率と未経験からチャレンジすることも可能な会社が多く、完全なる未経験からクリエイティブ職種へチャレンジすることも可能な業界です。
また、業界の裾野は広く、好きな、経験した分野×IT,webということも進んでいくため やりたい業界で、また自らの経験値などを生かした転職も可能になっていくでしょう。
とはいえ、クリエイティブ職というと聞こえはかっこいいかもしれませんが地味な仕事も多く非常に大変なことも多くあります。
そのため、自らがなぜ転職しようて思ったのか、何を実現したいと思ったのかちゃんと整理認識してください。
そのうえでしっかり面接で話せるようにし、内定を勝ち取れるようにしましょう。