就職サイトで有名なマイナビグループが運営する人材紹介サービスの『マイナビエージェント』と大々的にCMを打ち積極的に転職イベントを開催する『doda(デューダ)』。
マイナビもdodaも転職支援サービスとしては有名ですが、似たようなサービスでいまいち違いがわからない・・・という人も多いはず。
ここでは『マイナビエージェント』と『doda(デューダ)』の公開求人数、非公開求人数、拠点数、対応の早さ、20代登録者の多さなどを徹底比較。
どちらに登録しようか迷っている人は必見です!
今回対決するエージェントの紹介
サイト上で検索できる公開求人は、転職エージェントの特色がもっとも現れるポイント。自分が希望する業種・職種の傾向をチェックするのにも役立ちます。
マイナビエージェントもdodaも、さすがは大手転職エージェント。両者ともにバラエティに富んだ求人情報を公開していますが、数万件もの差をつけてdodaに軍配が上がりました。
dodaは「応募締切間近の求人」や「新着求人」の項目も見やすく、自らどんどん求人情報を開拓したい方には使いやすさが抜群です。
とはいえ、マイナビエージェントには「約2万件の非公開求人」に関する記載もあり。公開求人数だけを見て、「マイナビエージェントを使うメリットはない」と判断してしまうのは時期尚早だと言えます。
転職エージェントに登録しないことには閲覧することもできない非公開求人。企業の公式サイトにも掲載されていないプレミアム求人には好条件の案件が多数隠れています。
公開求人に続いて、非公開求人数でもdodaの情報量は圧倒的! 中には企業内でも極秘とされるポジションや、新規プロジェクトの求人情報も含まれています。
気になるポイントは、マイナビエージェントもdodaも「非公開求人に力を入れている」ということ。
転職エージェントとしても求人企業側としても、「より条件にマッチした人材をスピーディーに見つけたい」という思いがあるようです。応募者が殺到してしまうのを避けるためにも、企業と求職者を直接結び付ける非公開求人は有効的だと言えるでしょう。
マイナビエージェントの拠点は関東地方3ヶ所、関西・東海地方2ヶ所。そして北海道と福岡の計7ヶ所です。
dodaの拠点は北海道から九州までバランスよく点在し、中国・四国エリアを代表する広島にもオフィスがあるレアな転職エージェントとなっています。
拠点数ではdodaに及ばないマイナビエージェントも、駅から徒歩ですぐの場所に拠点を置いているので、自宅からアクセスしやすいオフィスがあるかチェックしてみましょう。
マイナビエージェントは全国に求人を持ちますが、特に力を入れているのが首都圏・関西圏となっています。その他地域なら拠点数の多いdodaを利用するのがいいでしょう。
マイナビエージェントの取り扱い求人は、北海道から九州・沖縄エリアまで幅広くカバーしています。さらには海外での勤務もあり、グローバルな活躍をしたい方も必見です。しかし、求人情報の多くは首都圏エリアに集まっており、続いて東海・関西エリアとなっています。北陸エリアや中国・四国エリアは求人が少ないので、地方在住の方はやや不満に感じるかもしれません。
dodaの対応地域も全国各地であり、国内のどこにお住まいでも利用することが可能です。マイナビエージェントよりも拠点数が多い分、面談がしやすいというメリットがあります。また、doda主催の転職フェアも全国の主要都市で開催されており、ネットだけでなく自分の足で転職市場を見てみたい方にもおすすめです。
どちらも自社対応している地域ではUターン・Iターンに力を入れているということでこれは引き分けです!マイナビはセミナー、dodaは個別相談会など、それぞれUターン・Iターンを希望する求職者のニーズに応えるためのサービスが充実していると言えます。
マイナビエージェントの利用者は25~35歳の20代・30代が60%、35~45歳の40代が20%となっています。企業のニーズも既卒・第二新卒からキャリアを積んだ30代半ばに集中。利用者と採用ニーズがマッチしていると言えます。
dodaの利用者は25~29歳の20代が最も多く、30代は約40%、40代の割合は1桁台です。転職活動が活発となる20代から30代前半に、dodaが強く支持されていることがわかります。これらのことから前職の経験やキャリアに自信がある方はマイナビエージェント、若さを武器に新しいことにチェレンジしていきたい方はdodaが向いていると考えられます。
マイナビエージェントは平日と土曜日に面談が可能。仕事を続けながら転職活動を行う場合は、どうしても平日の面談が難しいこともあるでしょう。しかし、土曜日の面談希望者はとても多いため、ずるずると先延ばしになってしまう恐れもあります。可能ならば平日の夜に面談することをオススメします。
dodaは平日または土曜日のみ面談が可能。平日は9:00~20:00、土曜日は10:00~18:00までキャリアカウンセリングを行っています。どうしても面談の時間が取れない方は電話でのカウンセリングもOK。年末年始・ゴールデンウィーク・夏期休暇などは営業時間が変更になることもあるので要注意です。
マイナビエージェントを運営するマイナビグループは1973年設立の老舗企業。人材紹介業界で確固たる地位を築いています。また、「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」に輝いた実績もあり(楽天リサーチ2018調べ)。利用者アンケートの満足度の高さが魅力の一つです。
dodaは年間18,000人以上の転職希望者を成功に導いています。「キャリアアドバイザーとの相性の良さ」「転職活動のノウハウが聞ける」「紹介される求人数」「経験を活かせる求人数」「求人紹介の頻度」といった項目において、満足度No.1となっています。
各業界での信頼が厚いマイナビエージェントか、転職成功者の数を明確にしているdodaか、どちらも利用価値の高い転職エージェントだと言えるでしょう。
より早く対応してくれるのはマイナビですね!dodaも1週間以内の連絡ですが、転職サイトを兼ねていることもあり、自分でアクション取りやすいという面では◎
マイナビエージェントの独自コンテンツ&ツール
dodaの独自コンテンツ
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dodaの主催イベント
マイナビエージェントは転職活動に役立つノウハウはもちろん、業種・職種・年代別の平均年収ランキングなどみんなが知りたいリアルな情報を発信しています。業界を牽引する企業代表者のインタビューや転職市場レポートも見ごたえたっぷり。
dodaは楽しみながら自分の強みを導き出せる独自ツールが充実しています。
コラムや転職事例、インタビューなど読み物としてもコンテンツも満載。求人情報以外の業界トレンドも押さえておきたい方にとって飽きの来ない仕様となっています。
公開・非公開求人数や拠点数、独自コンテンツ&ツールの充実度など、数字の面ではdodaがすべてリードしています。
転職活動では情報収集力が成功の秘訣となるので、dodaを利用しない手はないでしょう。
その一方で、dodaはエンジニアや営業職の求人に強く、勤務エリアによっては偏りが見られます。
大手マイナビグループは長年の実績による企業からの信頼が厚く、「マイナビ系列にしか求人情報を出さない」といった企業も存在します。
つまり、自分の希望に合った好条件の求人を見つけるならば2つのサービスを併用するのがベスト。
充実したdodaの独自ツールで自分のセールスポイントを見つけつつ、プレミアムな非公開求人が多いマイナビエージェントでも求人を探すというのが効率的だと言えます。