新卒や20代に絶大な支持を得ている『マイナビエージェント』と転職業界トップクラスの求人数を誇る『リクルートエージェント』。
転職を考えるならマイナビ、リクルート共に登録しておきたいエージェントですが、両社にどのような違いや特長があるかも気になるところ。
ここでは『マイナビエージェント』と『リクルートエージェント』の公開求人数、非公開求人数、実績、休日面談OKかなどを比べてみました。
あなたを転職成功に導くエージェントはどちら?
今回対決するエージェントの紹介
今回は、転職エージェントの中でも有名な大手二社を徹底比較!
転職を考えている方なら誰もが知っている「マイナビエージェント」と「リクルートエージェント」の強みや弱点、利用するメリットなどをご紹介したいと思います。
WEBサイトで検索できる公開求人情報の数は、リクルートエージェントの勝利!
2万件以上の差をつけたリクルートエージェントは、「営業・販売」「経営・企画」「マーケティング」「事務系」「IT・エンジニア」「電気・機械」などバラエティに富んだ求人を取り扱っています。
マイナビエージェントも多様な業界・職種を取り扱っていますが、選択肢の数ではリクルートエージェントに敵いません。
公開求人数では劣るものの、マイナビエージェントは「春に年収を20%上げたい」「企業特集」といった具体的な特集を組んでいます。さまざまな視点から求人情報を探すことができるため、楽しく転職活動をしたい方は必見だと言えます。
リクルートエージェントは「業界最大級の非公開求人数」を誇る転職エージェントであり、他の追随を許しません。
一般的な求人サイトや他の転職支援サービスには掲載されておらず、リクルートエージェントでしか出会えない非公開求人が山のようにあります。
取り扱っている案件の80%が非公開求人となっているので、まずはリクルートエージェントに登録しないと転職活動が始まらないとも言えるでしょう。
企業が求人情報を非公開にするのにはさまざまな理由があり、「好条件のため応募者が殺到してしまうから」「公にできない新規プロジェクトの募集だから」といった裏があります。
非公開求人は即戦力を求める案件が多いため、前職の経験を活かして働きたい方や資格・スキルなどの武器がある方は見逃せません。
数年の差ですが、マイナビの勝利!
歴史がある方が地域に根付く人脈があったり、独自の実績やノウハウがあります。
リクルートエージェントもマイナビエージェントも大本の会社は古く、どちらも信頼できる転職エージェントと言えるでしょう。
マイナビエージェントの運営元であるマイナビグループは40年以上の歴史があり、人材紹介サービスとしてはかなりの老舗企業です。
楽天リサーチ2018において、「20代に信頼されている転職エージェントNo.1」を獲得した実績もあり、20代から絶大な支持を得ています。
リクルートエージェントは公開求人・非公開求人ともに業界トップクラス。
転職支援実績は2017年の時点で累計41万名以上であり、業界No.1として知られています。
マイナビグループもリクルートグループも人材紹介業界では独自の地位とパイプを築いています。
どちらの転職エージェントも確かな実績があるだけに、口コミなどは利用者の好みに左右される部分が多数。サイトの使い勝手やコンサルタントとの相性など、実際に使ってみてから判断することをオススメします。
マイナビエージェントを利用する年代は幅広く、25~35歳が全体の約6割を占めている一方で、36~45歳の利用者も18%と比較的多数。30代以降は転職が難しいと言われる昨今ですが、実際は36~45歳の転職者も数多くいることがわかります。
リクルートエージェントにも年齢制限はなく、年齢を問わず数々の転職成功実績があります。年代の割合は、26~30歳が44%、31~35歳が26%、36~40歳が10%、41~50歳が5%、51歳以上が1%、25歳以下が14%となっています。
40代以上の転職希望者は受け入れない転職エージェントもある中で、50代が転職に成功しているというのは心強い結果だと言えます。
マイナビエージェントの拠点は全国に7ヶ所。関東地方に3ヶ所、関西・東海地方に2ヶ所、そのほか北海道と福岡にオフィスを構えています。
それに対してリクルートエージェントの拠点数はなんと16ヶ所。関東や関西はもちろん、北海道、東北地方、中国・四国地方など全国各地にオフィスがあるため、地方にお住まいの方でも直接会ってキャリアカウンセリングを受けることができます。
マイナビエージェントは関東・関西エリアを中心に、北海道から九州・沖縄エリアまで全国の求人情報を取り扱っています。シンガポールや台湾、韓国、タイといったアジア圏をはじめ海外勤務のある企業求人も掲載。語学力を生かして活躍したい方は狙い目です。
リクルートエージェントも全国各地に対応。国内16ヶ所に拠点を置いているだけあって、首都圏はもちろん地方在住の方も手厚いサポートを期待できます。マイナビエージェントと同じく、海外での勤務も実現可能。国内トップシェアメーカーのプロジェクトや大手IT企業の支店起ち上げにも携われます。
マイナビは首都圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、群馬)特化のエージェントです。リクルートは都内には1カ所の拠点ですが、近隣のさいたま、横浜、宇都宮などに拠点を持つため同じく首都圏に強いと言えます。今回は都内への勤務ならということで、東京都に2カ所拠点を持つマイナビが勝利とします。
リクルートエージェントは関西圏に多くの拠点を持ち、求人も多く扱っています。
マイナビエージェントは、関西へのUターン・Iターンに力を入れていて、転職相談会やセミナーを行っている ので、関西出身の方には心強いですね。
マイナビエージェントの面談可能日は平日と土曜日。平日の夜でも面談が難しいという方は、土曜日でも面談を受け付けてくれます。
しかし、土曜日の面談を希望する人は多く、希望する日時に予約ができないことも……転職活動がずるずると先延ばしになることは避けたいものです。
リクルートエージェントは平日になかなか時間を取れない方の強い味方。土曜日や日曜日でも面談を受け付けています。
日曜日も面談が可能な転職エージェントは少ないため、それだけでもリクルートエージェントを選ぶ決め手の一つになるでしょう。
全国に拠点を持つマイナビエージェントとリクルートエージェントですが、遠方にお住まいの方は両社とも電話でのカウンセリングOK。思い立ったらすぐに転職活動をスタートすることができます。
月曜日に登録したら金曜日頃がマイナビ、リクルートは月曜日に登録したら来週になる可能性があるというところでしょうか。その時々によりますので、参考程度にどうぞ。
とにかくスピーディーに転職活動を進めたい方にとって、転職エージェントの利用の手順はとても重要です。
「面倒くさい手続きはあるのか?」「適当に求人を紹介されたりしないか」といった疑問や不安は事前に解消しておきましょう。
マイナビエージェントの利用の流れ
リクルートエージェントの利用の流れ
マイナビエージェントもリクルートエージェントも、ステップとしては大きな違いは見られません。
気になるのはマイナビエージェントのアフターフォロー。
転職成功後もパートナーとして長期的にキャリアアップを支援してくれます。
新しい会社でキャリアについて悩むことがあれば、いつでも相談できるというのは嬉しいポイントです。
どちらも企業情報に力を入れているようです。転職活動をする上で、応募先企業をよく知ることがミスマッチを防ぐことにつながるので、情報収集はしっかりしておきましょう。
履歴書・職務経歴書の書き方や面接対策、自己PRに関するアドバイスなど、転職エージェントの鉄板ともいえるサービスはマイナビエージェントもリクルートエージェントも実施しています。
マイナビエージェントのユニークなポイント
リクルートエージェントのユニークなポイント
読み物としてのコンテンツ充実度はリクルートエージェントの勝利。フランクなスタンスで転職者の声やリアルな体験談を知ることができます。マイナビエージェントは業界や企業の内情を取り上げたコンテンツが多く、やや真面目な印象を受けます。
転職支援業界では最大手のマイナビエージェントとリクルートエージェント。
今回は公開・非公開求人数で圧倒的上回るリクルートエージェントの勝ちという結果となりました。
転職活動では企業や業界の情報をリサーチするのはもちろん、やはり「より多くの好条件求人を見つける」ということが重要です。
公開求人・非公開求人が充実しているリクルートエージェントは当然要チェック。
さらに念を入れて、各業界で独自のパイプを持つマイナビエージェントを併用すれば完璧な布陣となるでしょう。