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「表の適性」と「裏の適性」!
看護師に必要な適性は何かと尋ねられたら、いくつか思い浮かぶ内容があると思います。しかし、それらは誰もが納得できる「表の適性」。実は学校ではけっして教わらない「裏の適性」が存在すること、あなたは知っていましたか?一緒に適性チェックしてみましょう。
誰もが納得できる「表の適性」とは?
誰もが納得できる「表の適性」としては、以下のような内容が挙げられると思います。
①医療、看護に対する十分な知識がある
知識がなければ自分で考えて行動することができませんし、ミスも起こしやすくなります。基本中の基本であると言えますよね。
②コミュニケーション能力がある。
看護師として必要不可欠な能力です。この能力がなければ看護師は務まりません。
③判断力、決断力がある。
もちろん普段の仕事においても必要ですが、経験を重ねるにつれ、リーダーや管理職をまかされる立場になれば、さらに要求される機会が増える能力です。
④観察力と行動力がある。
優秀な看護師の鋭い観察力と行動力より、最悪の事態を未然に防ぐことができたなどという事例もまれではありません。
⑤臨機応変な対応ができる
予期せぬ出来事が起こりうるのが看護のお仕事。マニュアル通りの行動しかできないようでは困ります。
⑥体力と集中力、根気がある。
看護師の仕事はかなりの激務であり、集中力を切らすことなく根気よく仕事を続ける必要があります。そのための体力も必要ですよね。
⑦責任感がある
その処置にかかわる100人のうち、たとえ99人が完璧に行っても1人が無責任な行動をとれば、患者さんを死に至らしめる可能性すらあるのが看護師のお仕事です。肝に銘じておきたいですね。
⑧思いやりや優しさがある
もっとも重要な要素ですよね。逆にこの要素さえあれば、ほかの要素は後からついてくるのではとすら感じます。
本当に必要な適性って何?大きな声では言えない「裏の適性」を挙げてみよう!
先に挙げた「表の適性」、もちろん重要ですが、ぶっちゃけた話、それだけでは看護師は務まりません。ここでは学校ではけっして教えてくれない「裏の適性」についてお話ししたいと思います。
①ずぶとさ、したたかさ
女ばかりの厳しい世界、ちょっとしたことでメソメソ泣いていたのでは仕事になりません。いかにもお嬢様育ちというタイプよりも、昔はちょっとヤンチャしてましたくらいの新人のほうがものになる確率が高いのもこのためです。
②演技力
どんなに腹が立っても、内心ウザいと思っても、天使のような満面の笑みで対応できるのが看護師です。その演技力にコロッとだまされて結婚してしまう男性も多いようですね。
③危険察知能力と根回し
できる看護師は「今日の師長の機嫌は最悪だから要注意」「○○医師は今日の手術がうまくいかなかったので、頼み事ははまた別の日に」などと事前に危険を察知して、自身のダメージを最小限にする能力にたけている人が多いようです。また勤務希望などにおいても、自身の希望をとおすためにあらゆる根回しをする労力を惜しみません。
④鈍感力
「叱られたら反省はするけど根に持たない」「嫌味を言われても嫌味だと捉えない」「人の話に余計な意味づけをしない」など楽に生きるための思考回路が確立されており、いわゆる鈍感力が際立っている人が多いようです。危険を察知する能力は敏感だが、割とどうでもいいことには鈍感であるという使い分けも見事ですよね。
いかがでしょうか。「表の適性」は努力次第で何とかなりそうだけど「裏の適性」はちょっと・・・というアナタ、大丈夫です!か弱くて可憐な新人さんたちが、たくましく変貌を遂げる姿をいくつも見てきましたし、私自身も夫に「若いころとは別人だ、詐欺だ」とののしられていますので、やってやれないことはありません(笑)どうか「表」も「裏」もクリアして、この世界の荒波をたくましく乗り切っていきましょう。
「表」も「裏」もクリアできるはず!
看護師には「十分な知識」「コミュニケーション能力」「判断力・決断力」「観察力・行動力」「臨機応変な対応」「体力と集中力、根気」「責任感」「思いやり・優しさ」などの「表の適性」の他に「ずぶとさ、したたかさ」「演技力」「危険察知能力と根回し」「鈍感力」などの「裏の適性」が要求されます。無理だなんて言わないで、あなたならきっと、どちらもクリアできるはずですよ。