パソナキャリアへ突撃インタビュー
業界トップクラスの秘密は、将来を見据えた“キャリアプラン”の提案。
「キャリアとか、自分は若いし考えてない。」なんて思っていませんか?
キャリアプランってなに?女性でも関係あるの?
秘密のサポート内容をさぐるべく!二人のキャリアアドバイザーさんにお話し伺いました。
パソナキャリア 営業カウンセリンググループ:相澤氏
パソナキャリア キャリアセンターグループ:三友氏
パソナキャリアはどんなサービス?
パソナキャリアの強み、特徴を教えてください。
相澤氏:パソナキャリアは総合型の転職支援会社ということで、業界も幅広く、IT・金融・製造業・メディカル・消費財など多くの求人を紹介できているというところが強みです。
パソナと言ったら女性というイメージがあると思いますが特に管理部門や、女性の転職支援なども幅広くやっていることも特徴の一つです。
パソナキャリアで扱っている求人数について教えていただけますか。
相澤氏:パソナキャリアの求人は平均で約4万件、そのうち約半数が非公開求人です。
パソナキャリアの求人の特徴や傾向があれば教えてください。
三友氏:トレンドとしては管理部門など、女性にフォーカスした採用ポジションが増えてきています。政府の施策の一つで女性活躍推進法が施行されてから、女性をターゲットとした求人が体感的に少しずつ増えてきています。営業職も求人が多く、ご紹介できる求人が他の職種と比べて2~3倍くらい違います。
パソナキャリアに登録した方へ、求人を案内するポイントや基準があれば教えてください。
三友氏:面談の中で、経験の部分と、何にやりがいを感じていたかという価値観の部分、転職して何がしたいのかという希望の部分、この3点を中心にお伺いして、経験や希望それぞれの観点にマッチした求人情報を幅広くご提案させていただいています。若手の場合はポテンシャル採用と言われるような未経験者を受け入れている企業もあるのでその方に合う求人を紹介しています。
パソナキャリアのキャリアアドバイザーは職種で担当を分けているのでしょうか?
三友氏:アドバイザーは基本的には業界で分けています。
相澤氏:IT流通、金融、メディカル、製造など、業界ごとに専門の担当を割り当てていますが若手の営業の方と管理部門は業界横断で求人を紹介するのでここだけ職種で分けています。
転職を成功させるキャリアプランとは
転職で失敗しやすい人はどのような人でしょうか。
相澤氏:初めての転職の場合は就職活動しか経験がないと、どうしても有名な企業に目が行きがちで、知名度はないけれど優良企業を見逃しているケースは有ります。「転職したけど、思っていたのと違った。今度は転職エージェントさんと相談しながらやりたいです」という相談もあります。
初めての転職だと転職活動をしてみて分かることも多いと思うので、見るべきポイントをお伝えしながら転職活動を一緒に進めています。
転職を成功させるためのコツはありますか。
相澤氏:転職する時は大きく2つのパターンがあると思います。1つ目は今の環境を変えたいパターン。「環境を変え年収を上げたい」、「今の会社が嫌でしょうがない、すぐにでも辞めたい」いうような方ですね。
2つ目は、現状に不満はないけれどチャンスがあれば転職したいパターン。将来を見据えた上で「今の会社では無く、もっといいところがあれば転職したい」という方です。転職の動機はどちらでも良いと思いますが、より将来のことを見据えて仕事・会社を選ぶことが転職を成功させるコツになると思います。
具体的に言うと「現状を変える」のは簡単で残業が少なくなるとか年収が上がるなど条件の合う求人を選べば良いのですが、今回の選択によって5年後10年後の将来を見据えられる転職の方が圧倒的にその人のためになると思いますし、長く働くという面でご自身のキャリアにつながると思うので、「今回転職活動して決めた結果によって自分が将来どうなるのか」というキャリアプランを考えた転職の方がより成功に近づくと思います。
キャリアプランという言葉にピンとこない方が多いのではないかと思います。女性や若い方、キャリアを意識せずに働いている人がキャリアプランを立てようと考えたときにどういったことから始めればいいでしょうか。
相澤氏:明確にビジョンを持っている方は少なく、だからこそ相談に来ていただいています。キャリアプランは大きく2つあるのですが「専門性、長所を伸ばす」というキャリアの積み方と、若手だからこそできる「やったことがないことを経験する」方法です。
やりたい事が分からないというご相談もあるのですが「どういう瞬間が楽しいのか」「どういう瞬間が楽しくない、つらい、苦手なのか」など、よりかみ砕いて聞くようにしています。
女性や若手でもキャリアを構築できる?
働く女性ならではの仕事の悩みはどういったものが多いでしょうか。
三友氏:20代の方ですと、先輩たちが結婚や出産をきっかけに辞めていくので将来も仕事が続けられるか不安を持っているという話は多いですね。
女性が転職をしたときにどこでも通用してキャリアも積んでいけるような仕事というとどのようなものがありますか。
三友氏:そうですね、管理部門は専門職になりますが業界を変えても通用するスキルなのでキャリアも積んでいけると思います。
パソナキャリアに相談にくる若手の方はどのような方が多いでしょうか。
相澤氏:そうですね。「これしかやりたくない」という方と、「何をやったらいいか分からない」という方と、大きく分けて2つの傾向があるかなと思います。
「希望職種しかやりたくない」と思考が固まっている方へは、どのようにお話しをされていますか。
相澤氏:転職活動をしてみないとわからないこともあるので、まずはご希望の職種を中心に受けていただいて、実際の転職市場を体感していただくことが多いですね。仮に選考が不合格になってしまっても、転職活動が失敗ということではないですし、「この職種は競争率が高いんだ」 ということを知ること自体が転職活動で有意義な情報だと思うので、活動をしてみて書類が通らないとか面接通過しないということを経験した上でどうしていきましょうかというご相談を一緒にすると、より良い転職活動になるかなと思います。
働いていく上で若いうちから気を付けておいた方がいいことはありますか。
相澤氏:「将来何がやりたいのか」ということを考えた上で、現在がきちんとそのゴールへの通過点になっているかどうかが考えられると一番いいと思います。
ただこれを考えられる方って本当に少ないと思うので、今の仕事でも新しい仕事でも「やりたいこと」や「やりがいに感じること」「得意だなと思うこと」を見つけて目の前にあるものをしっかり1つ1つ向き合っていくということは大事だと思います。経験を積み重ねることは転職時の強みにもなります。
“転職とキャリア”のバランス
“キャリアチェンジ”というのはどういったものを指すのでしょうか。
三友氏:一般的には職種が変わる、業界が大きく変わるという事がキャリアチェンジだと思います。一般的には若いほうが選択肢が多いので、特に業界・職種を両方変えると場合は20代のうちに動いた方がいいと思います。
「キャリアアップ=年収アップ」と考えて大丈夫でしょうか?
相澤氏:個人的には、どの会社に行っても転職することはキャリアアップになると思っています。違う人、違う場所、違う仕事をする、違う経験をすること自体がキャリアアップになると思うので、キャリアアップ=年収アップということだけではないかなと思います。
年収を下げてでも「職種を変えたい」という方はどのくらいいらっしゃるのですか。
三友氏:体感的には少なくないと思います。現在の年収は、現職で数年の経験や実績を評価された上での年収なので、今までの経験がマッチしていれば同程度の年収もしくは年収アップということもありえますが、未経験の職種に挑戦する場合は年収が下がることも想定しておいた方がいいと思います。
例えば同じ人事としての転職でも、これまでは採用のみだったのでゼネラリストとして次は労務に挑戦したいとなると、労務は未経験になるので、その分を考慮して年収は下がる可能性があります。
ただ仕事の幅は広がることになるので、それはキャリアアップと捉えられると思っています。年収は下がってしまったけど、キャリアにつながる転職はたくさんあります。
印象に残っている転職エピソードかあれば教えてください。
相澤氏:業界を変えたのに年収が上がったという例があります。その方は、不動産の営業をやっていた男性の方で、結婚し家庭を持ったので年収を上げたいという点と、現職が忙しく残業が多いので家族サービスをする時間がほしいという点で、転職のご相談をいただきました。
最終的にIT業界に転職が決まり、年収も150万円ほど上がって、残業は3分の1に減るという転職をなさいました。
企業様側の採用の視点として、業界未経験の採用となると、その方に教えたいと思えるかというお人柄の部分や、同じ会社のチームメンバーとうまくやっていけそうか、というのも採用の視点に入ると思います。
その方は悩みの内容も明確で、素直でお人柄も良く、しっかり学んでくれそうだなとか、協調性をもってやってくれそうだということで採用が決定し更に年収も上がる転職ということになりました。「素直さ」や「学ぶ姿勢」は転職において大事だと思います。
相澤さん、三友さん、ありがとうございました。
「パソナキャリア」、取材を終えて
【まとめ】秘密のキャリアプランとは?
“キャリア”という言葉に、あまりピンと来ていませんでしたが、「キャリアを考えない転職は、マイナスになること・若いうちから意識することで将来の可能性を広げられること」を勉強させていただきました。
今すぐに転職という方でなくても、長期的なサポートも行っているとのことなので、「自分・仕事・将来」を見つめ直すきっかけとして、パソナキャリアに相談してみるのもいいですね。