転職活動をしている人が悩むことといえば「書類通過しない!一体どんな書類を書いたら書類通過するの!?」ということでしょう。
一般的に転職の流れは応募→応募書類(履歴書・職務経歴書)選考→1次面接→2次面接→内定→入社となっていますが、書類選考率は平均30%程度という狭き門となっています。
しかし転職サイトを活用すれば書類選考なしで面接まで進むことができ内定率もグンとアップする可能性も。
「書類選考がなくていきなり面接なんてブラック企業なんじゃないの?」と疑心暗鬼される方もいらっしゃいますが、なぜ書類選考なしで面接までいけるのか?というと、転職サイトでフィルタリングを行っていることから、そもそもマッチングする可能性の高い求職者が応募するようになっています。
企業側は希望の条件の人材を転職サイトへ伝え、それにマッチングする求職者を探し応募するという流れです。転職サイトがもつ求人情報の多くは非公開求人となっており、誰でもが応募できる求人情報ではなく、マッチングした人材のみが応募できる仕組みになっているからです。
企業側がマッチングするできるだけ多くの求職者に会えるように書類選考なしと定めています。
求職者側も書類選考がないことで、面接に進むことができ文字では伝わらない自身の想いヤキャリアビジョンを直接企業へ伝えることができることがメリットですね。
書類選考なしの転職サイトをご紹介します。
延べ10万人以上の利用実績をもつリクルートが運営している仕事紹介カウンター「就職shop」。
プロのキャリアコーディネーターの個別面談によってマッチングする企業への入社を支援してくれます。
面談によって求職者の希望条件をもとに強みやアピールポイントを引き出し、正社員として働くことができる企業を紹介。
登録されている企業は2021年6月現在、10,000社を突破。
100%キャリアコーディネーターが企業訪問をした求人情報で、ネットでは知ることのできない職場環境や雰囲気、教育体制など生の情報を教えてもらうことができます。
書類選考なしで面接まで進むことができ、キャリアコーディネーターによる面接対策によって内定率をアップさせ、企業との連絡や調整は全てキャリアコーディネーターが個別的にサポートしてくれます。
首都圏を中心に全国9カ所に拠点を持ち、全て駅から5分程度の駅近ロケーションで求職者にとっては利用しやすいことがメリットです。
東京都から委託を受けた公益財団法人東京しごと財団が就職支援を行う東京仕事センター。2004年東京都民の就業支援を目的に設立されました。
年齢によって3つのコーナーに分かれそれぞれで職業相談をすることができます。
他社エージェントとは異なり、直接的な求人紹介ではなく就職や転職の相談や支援となりますが、若い方を対象としたコーナーにはハローワークが併設され、こちらで求人紹介をしてもらうことも可能です。
公益財団法人東京しごと財団は定期的に就職相談会や合同企業説明会を開催しており、企業ブースをまわり直接企業の採用担当者と意見交換できる機会が設けられていますので、採用に直結しやすく内定を掴むチャンス。
また、会場ではプロカメラマンによる履歴書写真の無料写真会も開催され撮影したデータをもらうこともできます。
東京都民の方は利用必須の施設でしょう。
新卒の方で多くみられるのは、応募書類(履歴書・職務経歴書)の書き方がまず分からないということ。大学の就職支援センターなどで応募書類の書き方や対策を行っていますが、不十分なものが多くみられます。
履歴書や職務経歴書には規定のルールがあり、記入方法や提出方法に関しては各企業に合わせて応募しなければいけません。
例えば、証明写真のサイズや文字の修正、添え状の有無など、社会人として必要なマナーが必要です。
丁寧で読みやすい応募書類は良いイメージを与え、誤字脱字がないことはもちろん、丁寧に書かれているか、適切な言葉や漢字が用いられているかどうかによって採用が左右されます。
企業の採用担当者は毎日多くの書類に目を通さなければいけません。パッと見たときに誤字脱字が多く、乱雑に記入されている書類は「読みたい」「この学生に会いたい」と思うでしょうか。「この学生に会ってみたい」と思わせるような読み手が読みやすい工夫された書類作成を意識しましょう。
採用企業の求人情報と新卒者の適正がマッチングしていないことが挙げられます。就職活動に必須の自己分析が十分行われておらず、自身の性質や能力を認識できていないことが理由です。自分自身を知ることと、企業が求める人材を見極め、企業を選ぶ必要があります。
書類選考で不採用となる履歴書は「長所/短所」「趣味/特技」「志望動機」「「自己PR」に関して一貫性がなく根拠がない書類が多くみられます。
企業側は、これらの情報をもとに自社が求める人物像を想像し、キャリアビジョンを描くのです。ただ単に「長所/短所」「趣味/特技」を知りたいわけではなく、記入されている内容をもとに自社にマッチングした人材かどうかを見極め、採用を検討します。
特に「志望動機」「「自己PR」により、自身のキャリアビジョンを伝え企業との将来性やキャリアビジョンがマッチングしていることが大切です。「一緒に働いてみたい」と思わせる具体的で説得力のある内容を記入しましょう。
中途採用の方は社会経験の長い方もおられ、応募書類に関しては書き慣れた方もいらっしゃるでしょう。しかし書類選考で不採用となるケースも多く、理由としてはミスマッチが原因であることがほとんどです。
採用企業が求めている人材と求職者がマッチングしていない場合は、不採用となってしまいます。例えば、年齢や性別、経験の有無、希望する業務内容やキャリアビジョンについてなどが挙げられます。
履歴書や職務経歴書の内容がいくら質の高いものであっても、マッチ指定の場合は即不採用となるケースが多いでしょう。
企業と求職者とのマッチングが大切なことが前提ですが、その次に大切なのは履歴書や職務経歴書といった応募書類の内容。
「志望動機」「自己PR」といった内容は企業側が自社のキャリアビジョンに合っているかを確認する項目ですので、適切に記入しましょう。
履歴書や職務経歴書には、前職の業種や職種、経験内容を記載しますが、企業側の視点としては「この方はどれだけの能力を持っているだろう」「自社でどう活躍してくれるのだろう」ということです。
経験内容やスキルについて具体的に記入することで企業の採用担当者に自身のスキルをアピールすることができます。前職の社名と年数だけでなく、培った経験と得たスキル(応募企業へどう活かすか)、転職後のキャリアビジョンまで記入し、アピールすることが大切です。
書類通過率30%と言われており、「数打ちゃ当たる」と思いながら書類応募されていませんか?それぞれの企業毎に企業の特色に合った書き方を工夫し、応募することが大切です。
ネットや雑誌からそのまま引用しただけのもの、どこの企業でも使えそうな言い回しの無難なものは質の高いものにならず、企業へ熱意は伝わりません。
書類選考後、なかなか返信がなく「もしかして落ちたのかな」とモヤモヤした経験はありませんか?一般的に採用の連絡まで1週間から2週間程度としている企業が多く、応募者が多い大手企業になればなるほど書類選考に時間がかかるケースが多いです。
選考に時間がかかっているケース以外に人事の採用担当者が不在の場合、締切日までに期間がある場合、選考期間が長く設定されている場合などが考えられます。
また、企業により採用する人材、不採用の人材と応募者の比較に時間がかかったり、不採用通知をまとめて出したり、採用者の対応を先に行い、不採用者の通知が後回しになったりと不採用の場合は通知の連絡が遅い場合があります。
採用の通知は気長に待つことが大切で、合否についての問い合わせはできるだけしない方がベター。採用なのか不採用なのか不安になりますが、焦って電話で問合せをしてしまった場合、企業側の印象はやはり良くはありません。会社に合わすことができる人材ではないと判断され、その場で不採用とされるケースも少なくありません。
書類応募した企業から「書類選考の結果は1週間後です」と言われた場合、カレンダーを見て判断していませんか?企業によっては、営業日で計算し日数を伝えている場合がありますので、休日を除いた営業日で計算しゆったりとして待ちましょう。
転職における書類選考は大変厳しい基準となっています。応募するたびに書類を作成している時間も手間だし、書類の作成が苦手という方は、今回ご紹介した書類選考なしの転職サイトを活用することもひとつの方法です。
書類選考がなければ、直接企業の採用担当者と話す面接にすぐ進むことができ、自分の想いを伝え、自己アピールしたりできるということは、採用のチャンスが広がるということ。書類選考のない企業は、書類だけでは分からない求職者の人柄や熱意を実際に会って確認したいという企業が多く、採用までの時間が短いことが特徴的です。
企業との強いネットワークをもっている転職サイトだからこそできる「書類選考なし」をうまく活用して、本当に行きたい企業の情報収取や企業研究を行い、応募する書類を書く時間を面接対策に当て、充実した転職活動を進めていきましょう。