卒業まで残り3ヶ月。多くの学生が内定を獲得している12月の時点で“内定なし“。
「就活は12月からではもう遅い?」
「どうすれば内定をもらえるのか分からない」
「このまま内定ゼロで卒業したらどうなる?」
と、このような不安や悩みを抱えているのではないでしょうか?
絶望的な状況と感じていると思いますが、12月に内定なしでも卒業までに内定を獲得するチャンスはあります!
ここでは残り3ヶ月で内定を獲得するためにやるべきことをはじめ、仮に内定ゼロで卒業した場合の進路についても詳しく紹介していきます。
まずは卒業までの内定獲得を目指し、今できる対策を一つ一つ始めていきましょう。
参照:厚生労働省『令和4年3月大学等卒業者の就職状況(4月1日現在)』
厚生労働省が公表した就職内定率の調査によると、令和4年3月卒(22卒)の内定率の推移は以下の通りです。
10月1日時点:71.2%
12月1日時点:83.0%
2月1日時点:89.7%
4月1日時点:95.8%
大学4年生12月1日時点で83%もの学生が内定を獲得していることが分かります。
他の機関の調査では12月時点での就職内定率が94%と公表しているところもあり、就活生の8~9割は内定を獲得している時期のため“内定なし”の就活生は非常に厳しい状況と言えるでしょう。
様々な内定率調査がありますが、厚生労働省の調査結果を元に話を進めていくと12月からも内定率が確実に上がっていることに気が付くと思います。
・12月から2月 → 6.7%
・2月から4月 → 6.1%
12月から4月までの間に12.8%もの就活生が内定を獲得している事実は、12月内定なしの就活生にとって勇気・希望が見えてくる結果です。
これまで内定を獲得できなかったことも踏まえると12月からの内定獲得は決して簡単なことではありませんが、対策次第では十分可能なので諦めずに就職活動を継続していきましょう。
秋採用も一段落してしまった12月以降に採用募集をしている企業はどのくらいあるのか?と不安になると思います。
もちろん春・夏採用と比べるとかなり少ないことは確かですが、12月~3月にかけては「冬採用」が行われます。
冬採用を行う企業の特徴を見ると、様々な理由で採用予定人数を確保できていない企業が多いので一般的には“応募が集まらない人気のない企業、知名度の低い企業”や飲食業界・介護業界など“慢性的な人手不足となっている業界”ということが考えられます。
しかし、冬採用を行う企業には名は知られていなくても優良中小ベンチャー企業が存在するのでネームバリューに囚われずに企業研究を通して自分に合った企業を選びましょう。
また、通年採用を行っている企業には大手企業や有名企業も名を連ねますが、採用枠が少なく高倍率となることは必至です。
残り3ヶ月で内定を獲得するためには、これまで内定を獲得できなかった原因を明らかにしていくことが大切です。
12月に“内定なし”の人にありがちな特徴を以下に挙げていきます。
就職活動のファーストステップとして自己分析からはじめる人が多いと思います。
自己分析は価値観や考え方などから自分に合った業界・会社選びをするためや自分の強みを企業にアピールするときに役立ちますが、自己分析が不十分の場合は就職活動の軸がぶれてしまい間違った方向に進んでしまうことも。
人気企業ばかりを何となく受けていませんか?あなたの強み・特徴は?あなたが仕事で達成したいことは?どうしても譲れない条件は?
自己分析をやり直しあなたの適性に合った仕事・会社をしっかりと見つけましょう。
自己分析と同様に企業研究が不十分な場合も内定獲得から遠ざかります。企業研究は志望する企業への理解を深め自分の志向と合っているのかを判断すること、志望動機を明確にすることができます。
企業研究ができていないと、「志望動機に説得力がない」「企業が求める人物像にマッチしていない」「的外れなアピールをしてしまう」このような事態になりかねません。
・(他社ではなく)この会社に入社したい理由
・どんな活躍をしたいのか?
・自分の経験を仕事にどう活かしていきたいのか?
など、しっかりと企業研究をして他の就活生との差別化を図ること、求める人物像に合ったアピールをしていくことが大切です。
これまでにエントリーシートの段階で落とされることが多かった人は、エントリーシートの内容にも問題があります。
構成が悪い、結論が伝わらない、余計な情報が多い、よくありがちな話題を選んでしまっている(他の就活生と内容が被っている)‥など、内容が薄いESや読みにくいESになっているのではないでしょうか?
また、エントリーシートの使い回しは絶対にNG!気持ちや熱意が全く伝わりません。
面接では書類だけでは伝わらない印象や人柄、コミュニケーションスキルなどを見られており、就職活動の選考に於いて大きなウエイトを占めています。
・身だしなみ
・言葉遣い
・要点を絞った話し方(結論→理由→まとめ)
・受け答え(質問の意図を理解し的確な回答をしている)
・自然体で(回答の丸暗記ではなく自分の言葉で伝える)
エントリーシートと同様に企業ごとに対策をしていく必要があります。「面接が苦手」と諦めてしまうのではなく、繰り返し面接の練習をしていきましょう。
12月まで“内定なし”であることが自信をなくしてしまう原因にも繋がりますが、明るい表情で第一印象をよく見せることを心掛けることも大切。
面接・身だしなみ・メールの送り方など、就活マナーは知っているけれど面倒だからと軽視している人は要注意です!
どんなに素晴らしい志望動機を述べていても、「マナーが悪い」「身だしなみがだらしない」それだけで低評価に繋がり内定を獲得するのは難しくなります。
あなたが思っている以上に就活マナーは合否に直結しています。一つ一つをしっかりと見直して好印象を与えられる就活マナーを身につけましょう。
卒業までに内定を獲得するためには今までの就職活動方法を振り返り、見直し改善していくことがポイントになります!
『12月に内定がない人の特徴』を参考に、以下のポイントを意識して就職活動を進めていきましょう。
就活エージェントは内定獲得への近道!?
就活エージェントとは就職活動のサポートをしてくれるサービスです。
先ほど挙げた“就活ポイント”の内容をあなた一人ではなく就活のプロと二人三脚で進めていけるので、効率良くスムーズな就職活動を可能とします。
就活エージェントの主なサポート内容
あなたに合った的確なアドバイスを受けられるため、とても心強く安心した気持ちで残り3ヶ月を頑張っていけるはずです。
就活エージェントは無料で利用できるので、就活に行き詰まりそうになる前に相談してみましょう!
文部科学省が公表した「令和4年度学校基本調査」によると、9.4%の学生が“進学でも就職でもないことが明らかな者である“とされています。
※進学準備中、就職準備中、家事手伝いなど
この9.4%の中には「内定ゼロ」で卒業した学生も含まれており、卒業後の選択肢は以下が考えられます。
メリット:既卒枠で採用をしている企業もある
デメリット:中途採用と同じ扱いにある
メリット:スキルを身につけ新卒として再度チャレンジできる
デメリット:学費が掛かる、卒業の頃には今より年齢が上がる
メリット:正社員登用を狙える可能性も
デメリット:フリーター期間が長くなると注意が必要
メリット:新卒扱いで就活できる
デメリット:学費が掛かる、留年理由を聞かれることもある
それぞれにメリット・デメリットがありますが、なるべく早く就職をしたいと思っている人は既卒として就職活動を継続することがおすすめです。
卒業3年以内の既卒者は新卒枠で応募できるように定められていますが、実際はリアル新卒者の方が採用されやすい傾向にあるので“既卒枠”で応募できる企業を探してみましょう。
新卒採用よりも難易度が高いとは言え、20代前半の若い人材を求める企業は多いためチャンスはあります!
先ほど紹介した就活エージェントには既卒者のサポートに特化したサービスもあるので利用しながら内定獲得を目指してみましょう。
12月に“内定なし”は厳しい状況であることは確かです。まだまだ大丈夫!とのんびりしている人はさすがにいないでしょう。
でも、落ち込んでいる暇はありません。まだ3ヶ月もあります!諦めずに就活を続けましょう!
一人ではどうしたらいいのか分からない、不安で仕方がない人は就活エージェントに頼ってください。
あなたの行動次第では今からでも遅くはないですよ!