「無い内定(NNT)のまま9月になってしまった‥」
「9月に“内定なし”はさすがにやばい‥」
このような危機感を抱きながら就職活動を続けていくのはとてもつらい状況だと思います。
大学4年生の夏頃までに就活を終えている学生が多いなか、9月以降も就職活動を続けている学生は全体の何割程度いるのでしょうか?
ここでは9月に内定がない就活生に向けて、卒業まで残り6ヶ月となった今からでも間に合う就活ポイント、大学4年生9月以降の就活で狙うべき「秋採用」について詳しく解説していきます。
諦めずに内定を獲得するための参考としていただけると幸いです。
株式会社学情が運営する『あさがくナビ』の調査では、23卒の9月時点での内定率は以下の通りです。
参照:あさがくナビ『2023年卒 内々定率調査(2022年9月度)』を元に作成
1社以上の内定をもらっている就活生は86.4%、まだ内定をもらっていない就活生は13.6%でした。ちなみに9月時点の一人あたりの内定(内々定)獲得平均社数は2.73社でした。
この調査結果を見ても分かるように大学4年生の9月には9割近くの就活生が内定を獲得していることが分かります。
本来であれば10月に行われる内定式までに内定先から1社を選ぶ時期なので、約14%の“内定なし”の就活生にとっては厳しい現実と感じてしまうのも仕方がありません。
自分の周りでは9月に就職活動をしている人は他にいないと感じている人も多いと思いますが、学情の調査によると9月の時点で26.4%が「就職活動をしている」と答えています。
参照:あさがくナビ『2023年卒 内々定率調査(2022年9月度)』を元に作成
この中には1社以上の内定を獲得している人も含まれていますが、就職活動を続けているのはあなただけではありません。
ネガティブな感情から抜け出せずにいると負のループに入りやすくなるので、考え方を変えてみることや気持ちを切り替えることが大切です。
そして、春採用(3月~6月頃)・夏採用(6月末~8月末)後に「秋採用」や「後期採用」という形で採用活動を実施している企業もあるので9月内定なしでもまだまだ諦めてはいけません。最後のチャンスの気持ちで「秋採用」を目指してみましょう!
【21卒のみなさんへ】
Twitterで時折
自分を否定するような
つぶやきをしている学生さんを
見かけることがあります。でも、今なお諦めずに頑張っている
その継続力や忍耐力は
あなたの“才能”だ、と私は思います。きょうも本当におつかれさまです。
おやすみなさい😴#就活応援NHK— NHK就活応援ニュースゼミ (@nhk_shukatsu) September 9, 2020
秋採用とは、夏休み明けの9月初旬~12月初旬頃までに行われる採用活動であり、10月頃から年末までには内定が出されます。
・春・夏採用で内定を取れなかった学生
・公務員試験や大学院進学試験に落ちてしまった学生
・体育会の部活に入っており就活のスタートが遅くなってしまった学生 など
・採用予定人数を確保できなかった
春・夏採用で学生が集まらなかった、内定辞退者が出たなどの場合に秋採用で人員補充をする。※人員の確保ができた時点で早めに募集を終了する企業もある
・通年採用を行っている
年間を通して採用活動を行っている。外資系やベンチャー企業に多い。
・効率良く採用活動を進めるため
採用情報が一斉に解禁される大学3年生の3月は大手企業や名の知れた企業への注目度が高いため、採用活動の成果が出にくい中小企業は敢えて採用活動が落ち着いた秋採用を行うケースも多い。
秋採用は9月まで内定なしの就活生にとって大きなチャンスであることには間違いありませんが、メリット・デメリットをよく理解した上でしっかりと対策を重ねて臨みましょう。
メリット
デメリット
エントリーから内定までの選考フローが短いことは秋採用のメリットですが、選考スピードが速く短期間で採用枠が埋まってしまい募集を終了してしまう可能性があるので早いうちにエントリーをしておくことが必須!
秋採用での内定獲得を目指すのであれば、今まで内定が取れなかった理由を明確にしていき改善していくことが大切です!
9月に内定がない人にありがちな特徴を以下に挙げていきます。
参照:あさがくナビ『2023年卒 内々定率調査(2022年9月度)』
自己分析ができていないことで自分に合った企業を選べていない、自分の強みやアピールポイントを伝え切れていない、企業研究が不十分の場合は企業ごとの特徴を理解しておらず志望動機が弱い‥など、“やっているつもり” “できているつもり”で間違った就活をしていたのかもしれません。
これまでの就職活動を振り返り見直すことで「秋採用」の選考に活かすことが可能です。
春・夏採用での失敗を無駄にせず、良い経験として前向きに考えてみましょう。
卒業まで残り6ヶ月!やるべきことをしっかり押さえて後悔のない就職活動にしましょう。
9月に内定がない人の特徴に当てはまっている人は、秋採用で内定を勝ち取るために以下のポイントを意識して就職活動を進めてみてください。
自己PRや志望動機を企業ごとにしっかりと練り直すことが大切!自己PR・志望動機の使い回しは熱意が伝わらないのでNG
これまで見てこなかった、考えてこなかった業界や企業にも目を向けるようにしましょう。ネームバリューには囚われず自分の能力を活かせそうな企業を選んでみては?そのためにも自己分析・企業研究が重要となります!
基本的な面接マナーや身だしなみを再度確認しましょう。
そして、企業ごとに合わせた面接対策を行うこと、絶対に質問される「なぜこの時期まで就活を続けているのですか?」にしっかり答えられるようにしておく。
秋採用を行う企業は入社の可能性が高い学生を優先して選考に進める傾向にあります。説明会や面接の前までには入社志望度を明確にしておき、自分の言葉で気持ちを伝えられるようにしておきましょう。
一人で考え込んでしまうことや悩みを抱え込んでしまう、ネガティブになってしまうと就活に行き詰まってしまい負のループに陥りやすくなります。
身近な友人や先輩に相談してアドバイスをもらう、大学のキャリアセンターや就活エージェントに就活のサポートをしてもらうことは就職活動の視野を広げる意味でも大切です。
・就活に疲れてしまった
・自信がない
・このまま内定が出ないのでは?と不安
・気軽に相談できる人が周りにいない
・友人には相談したくない
このような人は就活のプロが内定獲得までをサポートしてくれる就活エージェントに相談してみてはいかがでしょうか。
就活エージェントの主なサポート内容
これ以上何をしたらいいのか分からない、不安が大きい“9月内定なし”の就活生には必須のサービスといっても過言ではありません。
キャリアアドバイザーと始めに行う面談を元にあなたに合ったサポート、的確なアドバイスをしてくれるのでとても心強く感じるはずです。
就活エージェントのサポートは全て無料で利用できるので、まずは深く考えすぎずに気軽な気持ちで登録してみましょう。
就職活動の期間が長くなればなるほど焦りや不安が大きくなってくるものです。
「もうダメかもしれない」「就活をやめたい」と考えてしまう人もいると思いますが、例年3月の卒業時点では約97%が内定を獲得しているデータがあります。
残り6ヶ月、就活とどう向き合っていくかが重要になってくるでしょう。
諦めないこと!これまでの就活を振り返り見直すこと!就活エージェントを活用する!
これらを意識し行動に移していくことが内定獲得への一歩となるはずです。