就活は慣れない事だらけで、肉体的にも精神的にもかなり酷使する上にストレスも溜まる一方。就活を楽しいと感じる人の方が圧倒的に少ないでしょう。中には本当につらすぎて、就活鬱を患ってしまう人も居るほどです。
あまりにもつらすぎて、もうこれ以上は耐えられない。いっそ就活やめてしまいたい…でも就活をやめてしまったら自分の未来はどうなってしまうんだろう…追い詰められている方に、行き詰まった就活の打開策を見つけるヒントになれば幸いです!
就活とは、これまで学生だった人たちがいきなり社会に飛び込まねばならない場です。書類の作成、ビジネスマナー、企業研究など、初めての事だらけなのに誰も教えてくれず、自主的にすべて自分で調べて行動しなければなりません。
心身ともに削られて、当然ストレスは並のものではありません。そんな状況に「もう無理!」となってしまう就活生は多いです。
就活うまくいかなさすぎてもう消えたい。
周りの友達とか彼氏はやばいって言いつつも着実に次の選考に進んでいく。
いくら成績が良くても、やっぱり就活は自分との戦いに勝てる人じゃなきゃ無理だよな。今から頑張ってももう間に合わなさすぎて消えたい。
戻れるなら去年の今頃に戻って欲しい…😿— あるちゃん (@aruchansyukatsu) May 8, 2023
周囲の人たちが自分よりも先に進んでいると不安になりますよね。
就活こんなにきついとは……2年生の時は思ってなかった……精神が無理かも
— たにっち☆たにやんの裏垢やん就活編★24卒 (@pojinegadeiku) May 8, 2023
これまで経験したことのない状況にいざ直面して、その難しさに心が折れそうになるのも分かります。
就活でメンタルボロボロ
もう無理— mai (@Yuno74789624) May 8, 2023
このように、就活に疲れてもう無理やめたいと追い詰められてしまう就活生は、かなり多いのです。まずは「こんなに苦しんでいるのは自分だけじゃない」と気づくことで、周囲に相談するハードルは下がるでしょうし、少しだけでも気持ちが楽になるのではないでしょうか。
もう無理…となってしまうと、その事ばかりに気持ちが囚われてしまい、ドツボにハマりがちです。就活生はどんな状況で「就活もう無理」となってしまうのか、まずは客観的に自分の事を見てみましょう。
就活は「落ちて当たり前、数打って当てろ」と言われるほど、確立の低い無理ゲーのようなものです。多くの人が数え切れないほど選考を受けて、お祈りメールを受け取っていることでしょう。
内定が貰えず、ひたすらお祈りメールが溜まっていく…むしろ時間と手間をかけて作ったESすら通らないなんて状況も多くあるでしょう。
かけた時間と手間が無駄になるのは、かなり精神にきますよね。
友人や恋人など、周囲はどんどん内定を決めているのに、自分はまだ内定0のままで見通しも立たない…となれば、本当に自分は就職できるんだろうかと不安になってしまう気持ちも分かります。
内定が既に決まっている人に相談するのも、まだ決まっていない自分を素直にさらけ出すのを恥ずかしいと感じてしまう人もいるでしょう。
これまで学生だった就活生が、初めて面と向かって社会人と触れ合うということも多いでしょう。特に面接官は就活生を評価し、選抜する立場にあるわけですから、ただでさえ「下手を打てない…」と緊張してしまいます。
中には圧迫面接なんてしてくる面接官も居たりするわけで、面接官の表情ひとつで一喜一憂してしまう立場からすれば、高圧的な態度の面接官は恐怖に感じても仕方ありません。
就活は想像以上にお金がかかります。リクルートスーツ、鞄、靴を一式揃える必要があり、数十社受ける選考や合同説明会に赴くための交通費も積もり積もれば馬鹿になりません。
特に地方から首都圏、首都圏から地方など、長距離移動必須の就活をしている就活生ならなおさらです。
すべて親が出してくれる人なら安心でしょうが、そうもいかず学費や生活費をバイトで賄う苦学生も多く、就活とバイトの両立に悩む人も多いのです。
毎日毎日就活、今日も明日も明後日も就活。でも学校の講義にも出なければならないし、課題の提出もある…忙しい就活生は、睡眠時間も削られがちです。
また日々の緊張から眠れなくなってしまったり、眠りが浅くなってしまう人も多く、ひたすら疲労が溜まって疲れ切ってしまう人も少なくありません。
ストレスだらけの就活で、もう無理となってしまう就活生は多いのですが、決して全員が心折れてやめてしまうわけではないですよね。しっかり内定をもらってる人も実際にいるわけで、そんな人達との違いは何かあるのでしょうか?
就活に心が折れて、もう無理やめたいとなってしまう人には、実は特徴があったりします。自分はどんな思考に陥りやすいのか、当てはまるタイプはあるのかチェックしてみましょう。
昔からすぐに人と自分を比べて、「自分にはできないこと探し」をしているタイプは、就活の場でコンプレックスを抱きがちです。
就活の場は学生が一斉に初めての就活を行う場なので、同じ環境の人たちと比較しやすい状況を作ってしまいます。日頃から人と自分を比べてしまう人は、他の就活生の良いところばかりが目について自信をなくしてしまいがちです。
元々自己肯定感が低いタイプというのは、まず「自分にアピールできる長所なんてない」と考えてしまいがちです。
アピールできることがない、自信がないわけですから、ESに書く内容が薄くなってしまったり、面接でも他の就活生に比べて引け目を感じて、積極的にアピールできなかったりして、更に自己評価を下げてしまう結果になります。
自分の趣味や、好きなことを仕事にできたらそれは素敵なことですよね。しかし、それで職種や業界の志望を絞りすぎてしまい、選択肢を自ら狭めてしまっている場合があります。
この業界、企業、職種でしか働きたくないという拘りは、就活の場では意外と就活の長期化を招きがちです。
すべて完璧じゃないと気が済まないというタイプは、就活において時間と手間をかけすぎて逆に疲れてしまう場合が多いです。
就活は長期戦であり、更に時間との戦いでもあるので、選考を受ける企業一つ一つすべてに全力を注ぎすぎてしまうと、休まる隙が無くなってしまいます。
もちろん企業研究やES作成などしっかり真面目にやるのはとてもいいことです。ですが、長い期間の活動になるので、「適度」のラインを見極める事も時には必要になります。
やりたいことがあるわけじゃないし、目標とする将来像も特に描けていない。でも働かないわけにはいかないから、ひとまず就活をしている。そういう人は、就活に対するモチベーションを保つのが難しく、嫌気が指しがちです。
就活がつらすぎて、もうこのまま続けるのは無理。そう決断した場合の選択肢として、よく挙げられるものがあります。「新卒で就職するのが人生のすべてではない」なんていう言葉も目にすることはありますが、実際にそれを体験するのはあなたです。
就職することを一旦諦めた場合に、どんなメリットとデメリットがあるのか、しっかりと認識した上で自分の責任で選択する必要があることを知っておきましょう。
今年就職ができなかったので、来年また新卒として就活するために、大学を留年するという方法です。
メリット
デメリット
既に1年先に就活を経験しているので、勝手が他の就活生よりも分かっており、初動を早くフットワークを軽くして就活を有利に運ぶことは可能になります。
ただし余計な学費が必要になるため、経済的に余裕がなければ難しいですし、面接時にはほぼ確実に留年した理由を聞かれます。
「昨年就職できなかったので、留年しました」と正直に答えてしまえば、面接官にはネガティブな印象を与えて逆に他の就活生よりも不利になってしまいかねないので、ポジティブな印象を与えられる理由が必要不可欠になります。
こちらは大学を卒業した上で、もう1年かけて就活をする手段です。
メリット
デメリット
こちらも1度就活の経験をしているために、新卒よりは就活の勝手が分かるとはいえ、大学を卒業している限りは「新卒」ではなく「既卒」として扱われます。
新卒を求める求人に応募ができなかったり、中途採用としては経験がないため応募資格が無かったりと、求人の幅が狭ままってしまうことは覚悟しなければなりません。
一旦就職を諦めて、大学院に進学し学生を続けるという手もあります。
メリット
デメリット
まだ学生のままでいたい。就職したくないという理由で、大学院進学を考える方もいます。とはいえ、そんな理由で進学してしまうと、より勉強や課題に追われすぎて後悔してしまう人も少なくないようです。
また、学部によっては大学院に進んだことで逆に就職しづらくなってしまう場合もあるよう。大学院に進む場合には、自分の学部の大学院卒業生の就職履歴をしっかり確認しておくことをおすすめします。
大学を卒業して、アルバイトで当面の生活費を稼ぎつつ就活をする人、就職を諦めてフリーターとして働く人、様々な選択肢があります。
メリット
デメリット
就職できなかったから、ひとまずバイトでフリーターやりながら就活続ければいいかと考え、フリーターになる人がいます。しかし、一旦フリーターとしてある程度収入を得てしまう生活を経験すると、就活の時間がない、面倒くさいとなりがちでダラダラと続けてしまう人は多いです。
また、実際に働いてみたら新卒で正社員になった友人より月収が高い事は多く、もうフリーターでいいとなってしまう人も多いですが、実際のところボーバスもないし、昇給率も正社員より低かったりで、気づけば逆転されてこんなはずでは…となる人もかなり多かったりします。
気づいて慌てて就活を始めても、アルバイトは職歴として扱われないため、ブランク期間としてかなり不利になります。
就職をせず、フリーランスとして仕事を請け負ったり、自分で会社を作る事も選択肢の一つではあります。
メリット
デメリット
フリーランスや起業は、一見自分のペースで好きなことができるように見えるでしょう。憧れる人も多いかもしれません。しかし、正社員雇用で先輩や上司が仕事を与えて、丁寧に教えて育ててくれる、そんな環境はまったく望めません。
就活でキツい、つらいと感じる理由の多くは、面接や毎日走り回るような忙しさ、思うようにいかないもどかしさや焦り、将来の不安ではないかと思うのですが、フリーランスや起業した場合には自分や会社の売り込み、取引先との交渉、経理関係などすべて自分で行動を起こさなければ仕事になりません。
自分のペースでのんびり仕事をしていても、生活できるだけの収入を得るのは難しく、逆に定時がある会社勤めより忙しく、将来の不安に苛まれる可能性すらあります。
今がつらくて、どうにかして他の道を探したい、就活やめたいと思っている人には残念な話なのですが、やはり今つらい就活を後回しにしても、いつかはそのツケが来るというのが現実だったりします。
日本の新卒採用は世界的に見てもかなり特殊で、国内一斉に全国の新卒採用を行います。そのため、既卒や中途採用などに比べて求人数は圧倒的。選択肢もかなり広く選び放題と言って過言ではありません。
就活は確かにつらいものではあるのですが、もしかしたらあなたの身の丈に合っていない企業の選考ばかり受けてはいないでしょうか?有名な大企業は競争率が高く、その分厳しい評価を受ける上に落ちやすくなってしまうものです。
中小企業やベンチャー企業なども視野に入れてみるのはどうでしょうか?今のあなたに合った企業に妥協したとしても、数年で知識とスキルを身に着け、キャリアアップ転職をするのも今では当たり前の働き方です。
それでもやっぱり無理なものは無理。もうこれ以上頑張れない!という人ももちろん居るでしょう。無理を押して頑張り続けた結果、体や精神を壊してしまっては元も子もありません。そうならないために、まずは試してみるといいことを紹介します。
内定が貰えない、就職できないという状況は、家族に話すと心配させてしまうかもしれないし、友人や恋人など身近な人には恥ずかしかったり、コンプレックスを刺激されてしまうなどして話しづらいと感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、就活は孤独との戦いとも言われます。精神の負荷がかなりかかる状況で、誰にも相談できないのは煮詰まりやすくなりますし、同じ就活生なら悩みに共感してくれる人も多いですよ。
家族や友人など、周囲の人に相談するのは気が進まないという人は、大学のキャリアセンターや常駐するカウンセラーに相談してみるといいですよ。
普段からよく接するような相手ではない分、逆に客観性を持って相談に乗ってくれますし、あなたも適度な距離感で話すことができて気も楽に相談できると思います。
真面目な人ほど「就活に関係ない事は我慢しなきゃ!」「就活が終わったら思い切り遊ぼう!」と一点集中で就活を頑張りすぎる傾向にあります。
しかし、まったく息抜きなく1年以上かかる就活にだけ集中していては、疲れてしまうのも当然です。
予定が入っているのをサボっては問題ですが、予定が空きそうな時を狙って1日や2日くらい思い切り遊んだところで、就活に影響なんて出ません。むしろ1度就活のことなんてすっかり忘れてしっかり遊ぶことで、気持ちもすっきりしてまた心機一転、就活に向き合えるなんてこともあります。
自分一人で就活することに行き詰まってしまって、もうこれ以上何をしたらいいのか分からない。そもそも就活自体が怖くて不安で、誰かに助けてほしい。そんな風に追い込まれてしまう方は、いっそ就活のプロである就活エージェントに頼ってしまうのも手です。
就活エージェントはすべてのサービスが無料になっているところが多く、キャリア相談、求人紹介、応募書類添削、面接対策、条件交渉など様々な就活を個別担当制で支援してくれます。
慣れない就活だからこそ、勝手が分かるプロに相談してみると思ったよりも簡単かも、なんて認識が変わるかもしれませんよ。
無理を押して就活を頑張り続けた結果、病気になってしまい、入院する羽目になった。鬱になってしまい、何に対しても無気力で引きこもるようになってしまった。
そんなことになってしまっては、将来も何もありません。そうなる前に、まずはぜひ休んでほしいと思います。
しかし、日本における新卒の就活は、既卒や中途採用に比べて活動を行いやすい環境が整えられています。どこかで必ず就活の必要性というのは出てくるものなので、できれば環境が万全に整えられている新卒の就活で内定を勝ち取ってほしいと思うのです。
もしも辛ければ、就活エージェントなどの就活のプロを活用するのもおすすめです。あなたに合った就活法を探してみてくださいね。