初めての就職活動で「何からすればいいのか」「どう進めればいいの?」と悩んでいる方は多いと思います。
就活では、しっかりとしたスケジュールをたて、やるべきことを整理することで、就活の流れにスムーズに乗ることができます。
今回は、就活ではなにをすればいいのかについて詳しく紹介します。
これから就活準備を始める学生の方は、ぜひ参考にしてください。
就活で最も大切なことは、就活スケジュールのチェックです。
「なにをすればいいか分からない」と悩んでいる方は、計画性なく準備を進めている可能性があります。
ここでは一般的な就活スケジュールについて、卒業時期から逆算して考えていきましょう。
就活のスケジュールは、企業の採用スケジュールや業界によって異なりますので、最新の情報を収集し、自分にあったスケジュールを立てて行動しましょう。
就職支援サイトやイベント、キャリアセンターの活用がオススメです。
一般的に就活のはじまりは3年生(卒業前年度)の4月からとされています。
この時期にやる内容は以下のとおりです。
この時期から就活準備をスタートすれば、夏休み期間中のインターンシップに参加しやすくなるでしょう。
インターンシップに参加する学生は年々増加しており、中には複数企業のインターンシップに参加する方も少なくありません。
夏休み期間中のインターンシップのエントリーは6月頃に行われます。
4月・5月で自己分析や業界研究を行った結果をみて、希望する企業を選定しましょう。
大学が長期休みとなる7月~9月の間は、夏インターンに参加します。
インターンシップは、業界や企業の理解を深め、実際の働き方を知る貴重な機会なので、ぜひ参加しましょう。
近年ではオンライン・インターンシップという、場所を選ばず就業体験ができるインターンシップも増えてきました。
時間が取れない方や地方在住の方も参加しやすい環境が整っています。
この時期になると、自己分析や企業研究、インターンシップによって、だんだんと志望する業界や企業、自分自身の強みが明確になってきます。
夏休みが終わったら筆記試験(SPI)や面接対策の準備をはじめていきましょう。
また、10月には秋冬インターンシップを開催する企業もあります。
夏に参加していない方や参加したい企業があった方は、ぜひ秋冬インターンシップを検討してください。
この時期にしかインターンシップを開催していない企業もありますので、関心のある企業がどの時期に開催するのかしっかり確認しておきましょう。
大学3年生の3月からは、いよいよ内定を意識した活動に突入していきます。
気になる企業にプレエントリーし、会社説明会に参加したり、社会人の先輩に話を聞いたりと、選考に向けた準備を進めていきましょう。
大学4年生の6月は、採用面接などが解禁され、内々定が出るようになる時期です。
これまでの準備を本番でしっかり発揮できればOK。
中には独自のスケジュールで採用選考を進める企業もありますので、情報チェックはしっかり行いましょう。
内々定をもらっている学生も、10月以降の内定式や内定通知を経て正式な内定となります。
労働条件などを確認し入社承諾書を提出。入社手続きを行います。
これで就活終了となりますので、就職に必要な準備を進めていきましょう。
次に、就活で絶対やるべき内容について、具体的に説明していきます。
一つずつ確認し、就活に向けて準備を進めていきましょう。
『就活=自己分析』といっても過言ではなく、就活でまず初めに行うべきことです。
自分自身の強みや弱み、関心、価値観、キャリアビジョンなどを明確にし、自己PRを構築していきます。
自分を振り返ることで自分に合った企業を見つけやくなり、履歴書や面接での自己PRや志望動機を具体的に考えることができるでしょう。
自己分析を行うためのツールとして、専用ノートやアプリなどが様々ありますので試してみましょう。
オススメは、メジャーリーグで活躍中の大谷翔平選手も活用した「マンダラチャート(目標達成シート)」です。
マンダラチャート(目標達成シート)の作り方
目標達成に向けて思考の整理と自己理解ができる方法で、やるべきことの優先順位をつけやすくなるメリットがあります。
マンダラチャートは、紙とペンさえあれば、いつでもどこでも自己分析できるシンプルなツールなので、ぜひ活用してみてくださいね。
自己分析の次に行うべきことは企業情報の収集と研究です。
関心のある業界や企業について情報をチェックし、応募する企業を選定する作業のひとつです。
四季報や企業のホームページ、SNS、就職サイト、口コミなどを活用し、事業内容や企業風土、動向、社員の声などを調べましょう。
自己分析、企業研究で自分が目指す企業が明確になれば、自己PRや志望動機を記載した履歴書・職務経歴書を作成します。
書式や内容は企業によって異なるケースがあるので、事前に確認してから作成しましょう。
イベントやインターンシップ参加時に企業へ提出する、エントリーシート(ES)対策も必要です。
企業はエントリーシートを通じて、応募者の強みや志望意欲などを判断します。
エントリーシートはただの申込書ではなく、就活の原点となる書類なので、あなたの人柄が伝わるように、丁寧に作成することが大切です。
自分の想いを伝え、アピールするためには、面接対策の徹底が重要です。
ビジネスマナーの確認や模擬面接を行い、自分自身のアピールポイントを伝える方法を確認しましょう。
また、面接官からよく聞かれる質問についてどのように答えるか練習しておくことも必要です。
コロナ以降のニューノーマルとして、説明会や面接、インターンシップをオンラインで行う企業が増えました。
全て対面で行う企業もありますが、自分が希望する企業がオンラインだった場合のことを考え、事前に自宅の通信環境などを見直しておきましょう。
Web面接や説明会ではパソコンやスマートフォンなどを使用します。
インターネットの接続やマイク付きイヤホン、Webカメラ、ライトなどを準備し、環境を整えておきましょう。
先述した「就活で絶対やるべきこと」は就活の基礎となる部分です。
すでに終わった方は、次にできればやるべきことを実践し、就活への自信をつけていきましょう。
就活生が企業の情報を集め、キャリアビジョン構築にオススメなのが就活イベントや合同説明会への参加です。
様々な企業が合同で行う説明会は一度に多くの情報収集ができ、採用担当者や社員と直接話ができるので、企業の雰囲気を知ることができます。
参加する際は、事前に企業研究し質問を用意しておくと意欲が伝わりやすいでしょう。
インターンシップは、職場で業務を実際に経験することができますので、自身の適性を確認し企業理解を深めることができます。
企業が求める人材像を掴めるので本選考への対策や企業選び、自己PR作成などのメリットがあります。
入社後のミスマッチを防ぐためにも、できれば参加しておいた方がいいでしょう。
OB・OG訪問とは、その企業で働く先輩から業務内容や職場の雰囲気、働き方などを聞くことです。
説明会やセミナーでは聞けないリアルな情報を知ることができるので、入社後のイメージがしやすいことがメリットです。
就活のやり方がわからない就活生は、就職支援サービスやハローワークに相談することもひとつの方法です。
就活では大学のキャリアセンターを利用される方が多く、「就職支援サービスやハローワークは転職で利用するところ」というイメージを持たれている方もいらっしゃいます。
しかし就活生と企業をマッチングする「就職支援サービス」や「新卒応援ハローワーク」では、新卒の就職に特化したアドバイザーによりサポートを行ってくれます。
就活の進め方や悩み、選考対、企業の紹介などに対応しているので、一人での就活に不安を感じる方は利用を検討してみてください。
就活を始める際は、まず就活スケジュールを把握し、流れに合わせて「やるべきことは何か、何の目的で行うのか」を考えていくことが大切です。
紹介した就活スケジュールは一般的な企業の流れになりますが、アフターコロナや企業の多様化により、就活の早期化の傾向もあります。
ご自身が希望する企業の情報をチェックし、いつから行動すればいいのか確認しておきましょう。