少しずつ周囲に就活の声が聞こえ始めたけど、友達はまだしてないって言うし、やり方もよく分からないしまだもう少し後でも大丈夫でしょ。なんて楽観視していたら、気づけば友人たちまで就活を始めてる!?
もしかして自分、就活の波に乗り遅れてるのかも…なんて不安と焦りを感じ始めたものの、就活のやり方が分からず、余計に焦りが募ってしまう…!
そんな就活のやり方が分からない新卒の方に、自身を持って就活を進められるよう、やり方を一緒に確認していきましょう!
大学3年になると、これまでずっと学生気分であった空気が少しずつ就活モードに切り替わってくる頃。とはいえ、大学受験の頃のように学校や教師からのサポートはなく、かなり自主性に任されてしまうため、積極的に情報収集ができるタイプでないと尻込みしてしまうという学生は多いです。
一体いつから始めればいいのか、何から始めてどうやって進めていけばいいのか分からない…「分からない」というのは誰でも怖いものですから、まだ大丈夫と後回しにしてしまったら就活はあっという間に乗り遅れてしまいます。
そろそろ就活すべき?そう考えた瞬間こそが就活の始め時。その場ですぐに行動を移せるように、就活の始め方と進め方の情報を仕入れてしっかり理解しておくことが必要です。
就活はあまりに自主性に任されてしまうために、多くの学生はそもそもいつから始めればいいのか、そこから悩んでしまいがちです。下の表はリクナビの『就職ガイド』から引用した、25卒(2025年卒)の『就活準備スケジュール』です。
この表から見るに、3年生時の6月から企業のインターンシップ申込みが始まります。インターンシップは業界や職種、企業の内情を学べるいい機会ですし、企業によってはそのまま採用まで進むところもあります。
就活を始める時期が分からないという方は、この6月のインターンシップ申し込みの時期を目指して準備を進めることをおすすめします。
また、このスケジュールは経団連に加盟している企業のスケジュールとなっており、加盟していないベンチャー企業や外資系企業は、更に早い時期からインターンシップを募集し始めるところも多いです。そのため早めの情報収集が必要になります。
上の項目でざっくり自分がどんな尺感で動く必要があるのか、認識はできたのではないでしょうか。企業の就活スケジュールが分かったら、次のステップでは自分自身の就活スケジュールを立てていきましょう。
自分自身の就活スケジュールを立てるためには、自分がどんな業界・企業・職種で働きたいのか。目当ての業界や企業の募集スケジュールは、どのようになっているのかを確認する必要があります。そしてそのためには、自己分析はなくてはならない工程になってきます。
同時進行で自己分析、業界・企業・仕事研究を進めながら、スケジュール調整を同時進行で進めることになるため、混乱しないよう就活用のスケジュール帳を準備し、自分のためだけの就活スケジュールを立てるようにしましょう。
就活スケジュールを把握することは、初歩中の初歩の段階。「一番初めにやること」となると、『自己分析』になると思います。とはいえ、自己分析って何?何をやればいいの?となってしまう学生も多いでしょう。就活における自己分析の意図とは、以下のようなものになります。
自分自身の事を知らなければ、星の数ほどある業界・企業・職種から、自分が働きたいと思う就職先を選択するのは困難です。より詳細に自分の性格や嗜好、過去の経験と未来の目標を見つめ直すことで、その選択肢を絞ることができるようになります。
もしも自己分析のやり方に悩んでしまったときには、就活サイトなどに無料で利用できる自己分析や適職診断ツールがあるので、利用するといいでしょう。
自己分析を進めていくと、自分がどんな仕事をしたいのかが分かっていくると思います。人と深く関われる仕事がしたいという方なら、営業や接客やコンサルタント、1人でじっくり仕事に向き合いたい方なら事務やIT・WEB系クリエイター、ものづくりがしたい方はメーカーや広告業界など。
インターンに参加することで、より有利に就活を進めることができるはずなので、できればここまではインターンシップ申し込み開始の6月までには進めておきたいところです。大手の企業も安定が得られていいのですが、最近ではベンチャー企業や外資系企業も人気です。
自己分析をやりつつ、気になる業界が絞れてきた時点で、気になる企業を探して情報収集を進めていくのがベターです。
働きたい業界が絞れたとしても、業界内には多種多様の企業があってどう絞ればいいか分からないとなる学生も多いでしょう。そんな時には自己分析から「どんな働き方をしたいか」にシフトしていきましょう。
社風や企業理念に合った企業を選ぶのが入社後の満足感は高いのですが、企業サイトでそれを推し量るのは難しいものです。それと合わせて実際に働いたことがある人の口コミを探してみると、より社員の本音を知ることができます。
また、それらの他に就業条件から絞るという手もあります。
したいことが分からないという方なら、逆に「残業、休日出勤はしたくない」など、「やりたくないこと」など消去法で考えてみましょう。
実際に就活の準備をする上で、これは絶対にやっておくべきことについて、詳細に説明していきましょう。
働きたいと思う業界や企業を見つけたら、まずは業界や企業についてしっかりと調べて研究していきましょう。業界内の給与平均はどれくらいか、どんな職種があるか、業界の将来性は確かか。企業の業態や業績、企業理念や社風、社員の入れ替わりなどできるだけ詳細に調べるようにしてください。
業界の将来性や今後の情勢によっては、給与が下がったり、人員整理に遭う場合もありえます。企業に関しても社員を大事にしてくれる企業か、ブラック企業ではないかという内情の他、面接の際に「なぜこの業界/会社を選んだのか」といった質問に答えるためのネタになります。
就活では避けて通れない面接。また最近では多くの企業が実施しているGD(グループディスカッション)。これらは普段の生活で経験値を稼ぐことができません。初めての経験では誰もが緊張して、本来の力を発揮するのは難しいです。
しかも就活の場ですから、会話の内容も難しく特殊なものになり、普段使わない題材を取り扱うことも多いので、出たとこ勝負、一発勝負はあまりにも危険です。
家族や友人同士で練習するのもいいですが、面接やGDのやり方が学べるセミナーも昨今では多くあります。プロの目線で指導してもらえるので、利用してみるのもいいでしょう。
履歴書・ES(エントリーシート)などの応募書類も、普段から書くわけではなく独自のルールなどもあるため、事前にしっかり内容を練って対策をしておく必要があります。
応募書類はそもそも就活の場では第一関門にあたり、ここを突破しないことには何も始まりません。多くの応募書類の中から無機質な紙面上で選ばれる必要があるため、ある意味1番アピール力を求められることになります。
また、就活中の企業とのやり取りは、最近ではメールで行うことが多いです。ビジネスメールにも形式というものがあり、無機質な文面であるだけにビジネスマナーが求められます、普段友人に送るような文面では失礼になるので、ビジネスメールの書き方も学ぶ必要があります。
筆記試験対策も重要ですが、最近では新型コロナの影響でWEBテストを実施するところが増えています。主にSPI・玉手箱・TG-WEBなどの形式があります。企業によって違うので、事前にしっかり確認して対策しておくようにしましょう。
筆記試験やWEBテストに関しては対策用書籍が多数発行されていますし、就活サイトなどでも対策ツールを設置しているところがあるので、利用するといいでしょう。
当たり前の事ではありますが、意外とこれがかなり大事だったりします。ぎりぎりになって慌ててスーツ売り場に駆け込んで、適当に買ったらサイズが合っていないとか、就活スーツではなくて周囲から浮いて見えるとか、そんなミスをする方は意外と多いです。
人の印象というのは、第一印象を引きずるものです。第一印象で「不潔」「だらしない」「不真面目そう」などの印象を持たれてしまうと、数十分の面接時間で覆すどころか、数多く居る
ライバルたちに勝てるほどの好印象にまで持っていくのは至難の業です。
早めにスーツ売り場に足を運び、店員に相談しながら体に合うものを探すようにしましょう。
就活前にやっておくべきことに対して、今度はやっておくとなお良いということについて話していきます。
就活は長引けば長引くほど、強いストレスと焦り、孤独感との戦いになっていきます。そんな時に同じ目線で相談や愚痴を言い合える相手が居るだけで、かなりメンタルケアに繋がってきます。
また就活中に企業や業界の情報を1人だけで収集するのは、時間的にも体的にも限界があり骨が折れる作業です。お互いにそれぞれが得た情報を交換し合うことで、人数分の情報の広がりが得られるわけで、効率も格段に上がることは間違いありません。
就活ではOB・OGから話を聞いたほうがいいらしい、というのは聞いたことがある学生は多いでしょう。
これは本当の話で、過去に実際に就活を体験し、現在社会人として働く経験者の体験談と情報が得られるわけですから、積極的に会う事をおすすめします。また今自分が置かれている状況や、行き詰まっている悩みなども、経験者からの目線で助言を貰うことができます。
その他、企業座談会や合同説明会など実際企業で働く社員の方と接触できる場では、社内の様子や仕事の事など教えてもらえるいい機会です。積極的に話を聞こうという姿勢は、「熱意がある」とポジティブな印象づけができるチャンスでもあります。
ただし、相手の様子はしっかり伺いつつ相談することを心がけるようにしましょう。迷惑そうにしているところを強引に引き止めてしまうと、逆に「空気が読めない」「自己中心的」などマイナスイメージを持たれる可能性もあります。
就活は誰にとっても初めての経験となるため、勝手がわからないのは当然です。PCやタブレット、スマートフォンなどインターネットにアクセスできる媒体が一家に1台どころか1人1台となる昨今、誰でも容易に情報を収集できるようにはなりました。
とはいえ、やはり実際に体験するのとは情報量が大きく違います。就活のノウハウを得られる就職セミナーや、実際に企業の社員と会って話を聞ける企業座談会、合同説明会などには積極的に足を運び、有益な情報を得るように行動していきましょう。
就活において、インターンに参加するのは必須事項ではありません。とはいえ、実際に企業に赴き、社内見学や仕事体験ができるインターンで得るものはかなり大きいです。
また、長期インターンでは社員同士のコミュニケーションもより深くなり、仕事の知識やスキルを身につけることができます。企業側も優秀な人材獲得のために実施しているところも多く、そのまま内々定まで進むケースも実際にあります。
ここまで就活に必要な項目をそれぞれに説明してきましたが、実際にどのような流れで実践すればいいのか、説明していきます。
段階的ではなく同時進行で準備をすすめる
やるべきことの優先順位としては、
おおよそこのような流れになるでしょうか。1〜2の間にスーツを準備しておきたいところですし、インターンに参加するなら3〜4、就職セミナーや企業座談会、合同説明会は4あたりの時期と考えるといいと思います。
そしてこれらの項目は一つずつ段階的にこなすというよりは、2〜7まで同時進行で進めていく、先に進むごとに戻ってアップデートしていくことを意識してほしいと思います。段階的にやろうと思うと、就活シーズンの間にはとても間に合わないと思うので、ペース配分には気をつけてください。
就活において「後回しにする」は絶対にやるべきではありません。とても面倒くさい作業ですし、ストレスもかなりかかります。長期的な行動になるため、まだ先でも大丈夫でしょと後回しにしたくなる気持ちも分かるのですが、多くいるライバルたちの中、自分を律して行動することができる人ほど企業側には魅力的に映ります。
また、ギリギリ行動は気づいた時には思った以上に時間がなく焦りを生みがちで、妥協も増えます。作業が雑になるし、余裕がない様子は意図せず言動に出るものです。「まだ早いかな?」くらいが丁度いいと思って行動に移していきましょう。
どれだけ情報を得られているかが、就活では大きく影響してきます。企業の募集状況、業界や企業の内情、将来性、業態、人間関係などすべて情報です。就活の効率化、優良企業や面接での質疑応答など、あなたが得た情報によってすべてが成功するか、失敗するかに繋がります。
インターネットはとても便利なツールではありますが、中には真偽の程が危うい情報も多く溢れています。SNSやインターネット掲示板だけでなく、新聞やニュースから世情を知ることもおすすめします。
就活中にやらなければいけないことは大量にあるのに、講義やら卒論やらインターンやら合同説明会やら…行かなければならないところも多すぎて、混乱で頭が爆発してしまいそうですよね。そしてすべて慣れないことばかりで、勝手も分からないままこなさなければ、内定も貰えないってなかなかに過酷です。
自分一人では就活に自信が持てない。誰か助けてほしい…そんな風に追い込まれてしまった方には、ぜひ就活エージェントの利用をおすすめしたいです。
就活エージェントは全サービス利用無料なところがほとんどで、就活のプロがマンツーマンであなたの就活をサポートしてくれます。