未経験・年代・学歴別の転職しやすい職種23選!求人票の見方も解説

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転職活動を考えている方にとって、気になるのが経験や年代、学歴による転職のしやすさです。

転職したい業界があっても、年齢や経験の有無が気になり、転職に踏み切れない方も多いかと思います。

今回はデータを基に各業界の入職率・離職率を紹介するとともに、様々な条件を想定して転職しやすいおすすめの職種を解説します。

転職活動を成功させたい方は、ぜひ本記事を参考に志望業界への転職を成功させましょう。

データで見る転職しやすい職種・業界

最初にご紹介するのは、令和3年度の男女別入職率・離職率と業界別の入職率・離職率です。厚生労働省のデータを引用すると次の通りです。

転職しやすい職種

男性の入職率が12.5%、離職率が12.8%、女性の入職率が15.7%、離職率が15.3%という結果でした。女性の入職率と離職率が男性より高いのは、結婚・出産・子育てにより一旦退職するものの、子育てが落ち着いたら復職する方も多いためです。

転職しやすい職種

産業別では生活関連サービス業、娯楽業が最も高い入職率28.6%、宿泊業が23.8%、サービス業(他に分類されないもの)が18.5%です。

そして、金融業の入職率が6.2%と最も低く、次いで複合サービス業の6.6%、製造業と電気・ガス・熱供給・水道業の8.2%と続きます。

ただし、入職率の高い業界は離職率も高い傾向があり、人材の入れ替わりが激しいことがわかります。未経験での転職を狙うなら、人材の入れ替わりが多い業界を狙うと採用率が高くなるでしょう。

参照:厚生労働省 『令和3年雇用動向調査結果の概要 入職と離職の推移』図1-1 入職率・離職率の推移

参照:厚生労働省 『令和3年雇用動向調査結果の概要 産業別の入職と離職』図3-1 産業別入職率・離職率(令和3年(2021))

未経験でも転職しやすい職種・業界と理由

未経験から異業種への転職を検討中の方のために、どのような職種が転職しやすいのか、理由と一緒に解説します。

介護・福祉業界

介護・福祉業界は入職率が高く、未経験者OKの求人も多い業界です。中でも、施設利用者へのケアを行う介護職員の需要が高く、多くの人材を必要としています。

日本では高齢化が進むにつれて、介護業界のマンパワー不足も深刻になっており、年齢を問わず意欲のある方が採用されやすくなっています。夜勤のある職場が多いため体力は必要ですが、仕事に慣れてくれば大きな苦労もなくなるでしょう。

介護業界は実務経験を積めば国家資格の受験資格を得られるため、キャリアアップを目指す方にも最適です。

建設業

建設業は労働者の高齢化が進んでおり、若手の人材を積極的に受け入れている業界です。現場作業員なら資格なしでも採用されやすく、経験の有無も問われないため、転職しやすい業界の1つです。

季節を問わず外での仕事になるため、体力に自信のある方におすすめします。一昔前は建設業界と言えば、肉体労働で厳しい職場環境というイメージをもたれていました。

しかし、建設業界にもDXやICTが普及しており、キャリアアップや社会保険などの雇用条件も整備されてきています。実務経験を積むことで国家資格取得のチャンスもあるため、キャリアアップを目指す方におすすめです。

製造業

製造業は工場で自動車や重機の製造、精密機器の部品製造などを行う業界です。生産工程は作業のマニュアル化が進み、学歴、資格、経験を問わず働きやすい点が特徴です。

また、IoTに取り組む工場も増えており、肉体労働も大幅に少なくなっています。製造業は若手の労働者が不足しており、技術の継承が課題になっています。

20代はもちろん、30代以上の社会人経験のある方も積極的に採用しており、転職しやすい業界です。製造業は中小企業でも給与の高いところが多く、高収入を狙うならおすすめします。

不動産業

不動産業は賃貸物件や仲介を行う業者が転職しやすくおすすめです。不動産業には資格や経験が必要なイメージを多くの方が持たれますが、賃貸業や仲介業者なら資格も経験もいりません。

ただし、転職する際は営業職の経験があると、採用されやすくなるでしょう。知識は転職後に身に付ければ問題ありませんが、働くにはコミュニケーション能力が求められます。

過去に営業職の経験がある方は、営業成績や実績をアピールしましょう。

宿泊業

宿泊業は入職率・離職率がともに高く、コロナ禍以降に需要の再復活が期待できる業界です。宿泊業への転職は資格不要で、業務内容も多くがマニュアル化されています。

各ホテル・旅館によって独自の業務はありますが、慣れれば働きやすい点が特徴です。アルバイトなどでサービス業や接客業の経験がある人は、宿泊業でも採用されやすいでしょう。

また、外国人観光客を中心としたホテルや旅館もあるため、外国語を話せる人はアピール材料になります。

高卒が転職しやすいおすすめ職種

高卒者におすすめの転職しやすい職種をご紹介します。

公務員

高卒の方が転職するなら、景気に左右されず安定した公務員が転職しやすい職種です。地方公務員は高卒レベルの知識が基準になっているため、しっかりと対策を行えば合格できます。

転職後は安定した給与と賞与が得られるほか、キャリアアップも目指せます。学歴に関係なく正社員転職を目指すならおすすめです。

営業職

営業職は自社の商品やサービスを売り込む仕事で、学歴よりもスキルが重視されます。コミュニケーション能力やプレゼンテーション、状況への対応力に自信がある方は営業職が転職しやすいでしょう。

成果に繋がればインセンティブやキャリアアップもできますから、努力を評価されやすい点もおすすめの理由です。

接客業・サービス業

接客業・サービス業は対面でお客さまとコミュニケーションを取り、店舗の商品を販売する仕事です。学歴よりもコミュニケーションやマーケティングスキルが重視され、人材育成にも力を入れている企業が多い点が特徴です。

キャリアアップすれば1つの店舗を任されるほか、企業の本部で管理職になる道もあります。男女問わず実力重視の世界ですから、将来自分のお店を持ちたい方にもおすすめです。

IT系

IT業界にはインターネット事業、ソフトウェア事業、通信事業、ハードウェア事業など様々な分野があります。専門性の高い業界ですが、学歴よりも知識とスキルが重視される傾向があります。

特に若い方はITリテラシーが高く、成長も期待できることから学歴を問わず採用されやすい点がメリットです。ただし、プログラマーを目指す場合は、最低限のIT知識を身に付けてから転職を進めた方が採用率は上がります。

20代が転職しやすいおすすめ職種

20代の方におすすめの転職しやすい職種を3つご紹介します。

プログラマー

IT知識があり、未経験の業界に挑戦したい方はプログラマーがおすすめです。IT業界は中小企業が多く、優秀な人材や意欲のある若手を積極的に採用しています。

自社で独自の教育体制を用意している企業もあり、学習意欲の高い人なら採用される可能性が高いです。論理的な思考が得意な人ほどプログラマーに向いているため、数学が得意な人や物事を論理的に考える人におすすめの職種です。

事務職

女性に人気の高い職種として、事務職もおすすめです。AI化の流れが進んでいますが、経理や医療事務など専門性の高い分野は人の手で行う必要があります。

特にお金に関する内容は間違いがあってはならず、最終チェックは人が行います。業界によって事務職向けの資格やスキルも異なるため、専門性も高い点がおすすめの理由です。

デザイナー

デザイナーにはファッションや空間をデザインする仕事のほか、グラフィックデザイナー、Webデザイナー、CGデザイナーなど多様な職種があります。

デザイナーの仕事はユーザーが直感的に使いやすいだけでなく、見た目、居心地、動線なども考慮したデザインを提供することです。IT系のデザイナーは論理的思考の得意な男性、空間やビジュアル系のデザイナーは感受性の豊かな女性に向いています。

経験が少なくても20代ならスキルを磨く機会も多く、転職しやすい職種です。

30代が転職しやすいおすすめ職種

30代の方におすすめの転職しやすい職種を3つご紹介します。

コンサルタント

コンサルタントは顧客となる企業の経営や人事、マーケティングなどへのアドバイス、戦略立案を行う職種です。30代からの転職では、それまでの社会人経験を生かし、専門分野に特化したコンサルティングを行える人材が重宝されます。

ただし、コンサルティングファームは高学歴の人材を採用する傾向があるため、過去の実績や資格を上手くアピールすることが転職成功のポイントです。

マーケティング担当者

マーケティングは企業の実施する調査結果などから、数字を分析してユーザーの需要や商品の改善点などを見つけ出す仕事です。インターネットやSNSのマーケティングスキルを持つ人材の需要が高く、高収入の求人も多く出ています。

前職で営業や広報を担当していると、転職では非常に有利です。また、未経験者でもマーケティング講座を受講し、マーケティング・ビジネス実務検定やネットマーケティング検定などの資格を取得していれば採用されやすくなります。

ライター業

ライター業は紙媒体やWebサイト向けに文章を書く仕事です。副業からスタートする方も多く、学歴や資格に関係なく取り組める仕事です。

クライアントからの要望に沿って記事や広告の構成を考え、Webデザイナーやディレクター、エンジニアとも相談しながら、魅力的な文章を書くことになります。

自身の経験や専門性を生かし、1つの業界に特化したライターもいます。IT系企業でのライター募集も多く、社会人経験があるほど採用されやすい職種です。

40代以上が転職しやすいおすすめ職種

40代以上の方におすすめの転職しやすい職種を4つご紹介します。

ドライバー

ドライバーはタクシー、バス、トラックなどの人と物資を運送する仕事です。自動車運転免許を持っていれば採用されやすく、未経験からでも働きやすい点が特徴です。

どの業界でもドライバーの人手不足は深刻で、運転免許取得を金銭的に支援する企業もあります。40代以上の方は、体力的に比較的楽なタクシーやバスの運転手がおすすめです。

警備員

警備員は施設の警備や道路の交通整理などを行う仕事で、40代以上の方も積極的に採用しています。警備員は男性のイメージが強いかもしれませんが、女性の警備員も増えています。

警備には1~4号まで種別があり、1号が施設等警備、2号が交通誘導警備、3号が貴重品や危険物の運搬警備、4号が身辺警備です。基本的に立ち仕事が多くなるため体力は必要ですが、健康で体力のある方は警備員への転職がおすすめです。

工場・倉庫などの軽作業

工場や倉庫などのライン作業、商品の検品・梱包などの軽作業もおすすめです。軽作業は複数の工程がありますが、基本的に1つの工程を1人が担当します。

生産ラインを遅らせてはいけませんが、慣れてくればマイペースに仕事をしやすく、体力的にも楽に感じるでしょう。給与は低めですが、長く仕事を続けたい方に向いています。

清掃員

清掃員やビルやマンション、施設などの清掃を行う仕事です。モップやワックスがけ、大型の掃除機を持ち運ぶため体力は必要ですが、作業内容はシンプルで覚えやすいです。

清掃員同士で最低限のコミュニケーションは取りますが、人との交流が苦手な方にも向いています。人から評価されることは少ないですが、縁の下の力持ちとして欠かせない存在です。

文系におすすめの転職しやすい職種

文系が得意な方、文系学部卒者におすすめの転職しやすい職種をご紹介します。

保険業界

保険業界は未経験の方には難しいイメージがあるかと思います。しかし、未経験から転職した方でも成功しているケースが多く、やりがいも多い仕事です。

仕事を通して多くの方と交流する機会があり、様々な人生の一部を知ることができます。顧客との関わりを通じて自分の価値観も広がりやすく、人生設計でもプラスになることが多いです。

また、保険に詳しくなると世の中の仕組みも理解できるようになり、日常生活でも仕事の知識を生かせるようになるでしょう。

保育士

保育士も文系の方におすすめの職種です。日本は共働き世帯が多いため、保育園に子どもを預ける家庭が大半です。

そのため、保育士の需要が高く、子どもが好きな方なら保育士をおすすめします。保育士になるには保育士資格が必要ですが、必ずしも専門学校に通う必要はありません。

学校教育法の規定する大学または短大を卒業、または必要な単位を取得していれば受験できます。子どもに関わる仕事がしたい方は、保育士を目指しましょう。

理系におすすめの転職しやすい職種

理系が得意な方、理系学部卒者におすすめの転職しやすい職種をご紹介します。

研究・開発職

研究・開発職は企業の開発室や商品企画室などに勤務し、実験と検証を行いながら商品開発を進める仕事です。業界によって求められる知識は様々ですが、最も重要なのが論理的思考力です。

1つの商品を開発するには数年かかるケースもあるため、プロジェクトを遂行するには論理的な思考力と忍耐力も求められます。1つのことを徹底的に追求することが好きな方は、研究・開発職向きです。

医療情報担当者(MR)

医療情報担当者(MR)は、医薬品メーカーや医療機器メーカーの職員として、最新の医療情報を医師や看護師などに提供する仕事です。自社の製品の有効性を伝えるほか、診療報酬の改定、医療機器の取り扱いなど多岐にわたる内容を適確に伝える能力が必要です。

営業職の側面も強いため、医療従事者との良好な関係を構築できる人が求められます。そのため、誠実さと勤勉さ、高いコミュニケーション能力、細かな気配りまで幅広いスキルを持つ人に向いています。

【要注意】求人票で見るべき6つのポイント

転職活動で求人票を調べる際、どのようなポイントを見るべきなのか解説します。

給与は額面と手取りを計算

求人票を確認する際は、給与の項目の額面と手取り額を計算しましょう。額面とは総支給額のことで、所得税や社会保険料などを引かれる前の金額です。

額面から20%程度引いた金額が手取りになるため、手取り額がいくらになるか把握しておくことは非常に重要です。一般に転職直後は年収が下がるため、生活に影響がないレベルかどうか確認しましょう。

仕事内容は詳細を確認

求人票に記載する仕事内容は、主な業務であっても簡略化して書かれていることがほとんどです。求人票に書ける欄に限度がある以上、細かく記載することができないという事情もあります。

気になる求人を見つけたら、仕事内容の詳細をしっかり確認しましょう。ハローワークや転職エージェントの場合、職員やアドバイザーを通して確認してもらえます。

仕事内容を詳しく把握してから、転職する企業を選びましょう。

勤務地は近場を優先

仕事は月の3分の2を出勤する場所ですから、あまり遠い勤務地は避けましょう。理想は30分以内、遠くても1時間以内の場所を選ぶと通勤の手間が省けます。

また、あまり遠くに住んでいる方の場合、交通費支給の観点から企業側も近場に住んでいる人を優先して採用します。総合的に考えても、近場で仕事を探すのがおすすめです。

保険などの福利厚生は充実しているか

企業が従業員を雇用する際、義務付けられている保険は雇用保険と労災保険の2つだけです。健康保険や厚生年金保険は任意になるため、求人票で加入できる保険を忘れずチェックしましょう。

正社員として転職するなら、基本的に社会保険の加入対象となるため、義務以外の保険に加入しているかどうかは非常に重要なポイントです。

医療費や年金など金銭面が大きく変わってくるため、保険加入が記載されていない企業には要注意です。

休日の条件を細かくチェック

休日の条件でチェックするのは、週休2日制と完全週休2日制の違い、および年間休日数の2点です。完全週休2日制なら毎週必ず2日の休日がありますが、週休2日制は1カ月間のうち最低1週は2日間の休日があるという意味です。

そのため、同じ週休2日制でも全く意味が異なるため、求人票では必ず確認しましょう。また、年間休日については年間113日以上あるとホワイト企業とされています。

年間休日が極端に少ない企業は、ワークライフバランスが悪いため要注意です。

応募資格と歓迎される条件

求人票には、応募資格と歓迎される条件が書かれていることがあります。応募資格は求人に応募するために必要な条件で、条件を満たしていないと書類選考も通過できません。

ただし、応募資格も状況によって緩和される可能性があるため、絶対に無駄になるわけではありません。求人を掲載して1カ月以上応募がなければ、応募資格を緩和する企業もあるからです。

一方、歓迎される条件は採用で有利になる資格やスキルなどを記載しています。そのため、歓迎される条件を複数満たしている場合、採用率が大幅に高くなります。

まとめ:興味のある求人には積極的に応募しよう

今回は転職しやすい職種と求人票で見るべきポイントをご紹介しました。紹介した職種は転職しやすい仕事ばかりですが、本人の努力なくして採用されることはありません。

気になる求人を見つけた時は、まず求人票をチェックしたうえで、積極的に応募しましょう。応募資格が「経験者のみ」となっていても、歓迎される条件が自分にマッチしていることもあります。

そのため、不安で迷っていたとしても、積極的に応募することが成功への鍵です。職場見学や詳しい話を聞き、自分に合わないと判断したら断ればよいだけです。

それでも自分に合う仕事が見つからない時は、転職エージェントを利用しましょう。自分の市場価値を理解し、自分に合った転職先を見極めるのにおすすめです。


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷