【TOEICスコアアップ】独学・通信講座・スクールで一番良いのは?

TOEIC

グローバル化が進んでいる日本では英語の必要性が年々高まっています。

大手企業を中心に国内でも社内公用語を英語にする動きがあるように、今後の就職活動や転職活動、キャリアアップに於いて益々英語力が大きな比重を持つことになるはずです。

TOEICのスコアはビジネスで使われる英語力を客観的に証明する基準として一般的となっていますが、TOEICスコアの基準や就職や転職で必要となるスコアの目安を知っていますか?

ここでは、就職・転職・キャリアアップに於けるTOEICスコアの重要性やTOEICスコアをアップさせる勉強法などTOEICについて分かりやすく解説していきたいと思います。

また、2020年度の新型コロナウイルス感染拡大によるTOEICテストへの影響についてもお伝えします。

TOEICとは?

TOEICはビジネスや日常生活での英語によるコミュニケーション能力を幅広く測定するテストであり、世界約160カ国で実施されています。

テスト結果は合否ではなく10点から990点までのスコアで評価され、評価基準が一定に保たれているTOEICではいつ受験しても自分の英語力を正確に把握することが可能です。

よく英検と比較されることがありますが英検は”受験英語”とも言われ大学受験を視野に入れた中高校生に受験者が多く、TOEICは”ビジネス英語”と言われ就職・転職を控えている大学生や社会人の受験者が多いことが特徴です。

TOEICの種類

TOEICには2つのテストブランドがあり、それぞれ4技能のスキルを測定することができます。

TOEIC Tests(一般的なTOEICテスト)
  • TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)‥聞く・読む力を測る(10~990点)
  • TOEIC Speaking & Writing Tests‥話す・書く力を測る(0~200点)
  • TOEIC Speaking Test‥話す力を測る(0~200点)
TOEIC Bridge Tests(英語学習初級者から中級者を対象)
  • TOEIC Bridge Listening & Reading Tests‥聞く・読む力を測る(30~100点)
  • TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests‥話す・書く力を測る(30~100点)

一般的に言われる10点から990点までのスコアで評価されるTOEICテストはTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)のことを指しており、最も実用性の高いテストであるため「TOEICテストを受ける=TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)」と認知しておきましょう。

これからお話する内容もTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)となります。

TOEIC試験概要

TOEIC L&Rは年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国約80都市で実施されています。

◆受験資格:特になし
◆申込み方法:インターネット
◆受験料:6,490円(税込)

TOEICは就職・転職・キャリアに必要なのか?

TOEIC必要

「TOEICスコアは就職・転職に有利」と言われることもあれば、「TOEICは意味がない」と言われることもあります。

日本でTOEIC Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会がTOEIC Programを活用している企業・団体などへの調査を行い「英語活用実態調査2019」として結果をまとめています。


重要な知識やスキル

ビジネスパーソンにとって「英語」が重要なスキルであり、企業・団体が目標とする英語スキルでは「英語で行われる会議で議論できる」が最も多い結果であることが調査から分かっています。

特に海外売上高比率20%以上の企業・団体では「英語で行われる会議で議論できる」以外にも「通訳なしでの海外出張に一人で行ける」「海外赴任できる」が英語スキル水準の目標としています。

TOEICプログラムの活用

※参照:国際ビジネスコミュニケーション協会「英語活用実態調査2019」
https://www.iibc-global.org/library/default/toeic/official_data/lr/katsuyo_2019/pdf/katsuyo_2019_corpo.pdf

企業・団体におけるTOEIC Programの活用に関しては、新卒採用で「要件としている 4.2%」「参考としている 44.9%」「新たに要件・参考とする可能性がある 6.3%」。

英語を使用する部署の中途採用では「要件としている 10.2%」「参考としている 43.6%」「新たに要件・参考とする可能性がある 7.4%」。

新卒採用、英語を使用する部署の中途採用ともに半数以上が要件や参考としていることが分かっています。

 
そして、要件・参考とするTOEIC L&Rスコア平均は【新卒:545点】【英語を使用する部署の中途採用:620点】

社員・職員に期待するTOEIC Programの平均スコアも上記のようになっています。

就職・転職・キャリアで必要なTOEICスコアに関しては次に詳しく解説しますが、これらの調査結果を見ると当たり前のことですが「英語を使用とする部署」をはじめとして「外資系企業」「海外転職」「海外赴任」などの就職・転職にはTOEICスコアが重要であり、その他の企業であっても”本当の英語力”を評価してもらう以前にTOEICスコア次第で”英語力がある人”として直感的に評価される基準の一つになることには変わりません。

TOEICの意味や必要性は人それぞれに感じ方があると思いますが、英語の基礎的な力と高スコアを取るための努力を判断してもらえるものでもあるため「TOEICには意味があり必要である」と考えます。

就職・転職で有利になるTOEICスコアは?

先ほどの「英語活用実態調査2019」の中では、海外部門以外の社員・職員にはTOEICスコア500~595点(英検2級程度)を期待するとありましたが、業種・職種、日系企業なのか外資系企業なのか?日常的に英語を使う仕事なのか?‥など環境によって求められるTOEICスコアは異なります。

ちなみに、2020年1月に実施された「第247回 TOEIC L&R」の平均スコアは以下のようになっています。

TOEIC平均スコア

※参照:国際ビジネスコミュニケーション協会「平均スコア・スコア分布 詳細 (第247回)」
https://www.iibc-global.org/toeic/official_data/lr/data_avelist/247.html#anchor01

平均スコアは581.2点であり、「英語活用実態調査2019」で企業が社員・職員に期待するTOEICスコアと同じくらいであることが分かります。

最低でも平均スコアは取っておきたいところです。

【英語を使わない仕事】
スコア600~695点‥簡単な仕事関係のメモが理解できる
 
【海外部門への配属】
スコア700~795点‥最低限のビジネス英語を習得
 
【外資系企業、海外赴任など】
スコア800~895点‥本格的なビジネス英語を活用できる
 
【全体の3~4% 希少な人材】
スコア900~990点‥日常会話からビジネス英語までネイティブスピーカーに近いレベル

英語を使わない仕事であれば600点が目安であり、英語を使う仕事であれば700点以上は必須!

800点前後のTOEICスコアが取れていれば選択肢が広がります。

また、周りと差別化できるTOEICスコア900点以上を目標とするならば海外就職や外資系企業への転職を有利に進めていけるでしょう。

採用や昇進・昇格の条件としてTOEICスコア○○点以上と求めている企業は多く、有名なところでは採用時のTOEICスコアがソフトバンクは730点以上、楽天は800点以上、野村ホールディングスが860点以上など。

昇進・昇格時は、ファーストリテイリングが700点以上、サイバーエージェントが800点以上など大企業を中心に就職・転職・キャリアに於いてTOEICスコアが重要であることを理解していただけたと思います。

【TOEIC】スコアアップできる効率の良い勉強法はどれ?

勉強法

まずTOEICの勉強を始める前に最低限やっておくべきことが2つあります。

・現在の位置を知る(受験する、もしくは公式問題集を解く)

・目標スコアを設定する

現時点での自分の実力を知り、TOEICスコアで何点を目指しているのか?何点アップが必要なのかを明確にしておきましょう。

そして、学習スケジュールを立てTOEICの勉強を習慣化させることが大切です。

勉強時間

※出典:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』
https://elt.oup.com/elt/students/exams//pdf/elt/toeic_teachers_guide_international.pdf?cc=us&selLanguage=en

上記の表はオックスフォード大学出版局がまとめた、現在のスコアから目標スコアを達成させるまでの勉強時間を示しています。

縦(Current score):現在のスコア
横(Target score):目標スコア

目標スコアを達成するための勉強時間の目安が分かったでしょうか?

100点アップさせるだけでも200~300時間前後が必要と言うことになります。

 
資格取得を目指すとき一般的に考えられる勉強法には、参考書などを購入しひとりで学ぶ「独学」やテキストを中心に自分のペースで学習をし課題の添削や質問ができる「通信講座」、講師から専門的な授業を受けられる「資格スクール」があります。

TOEICのスコアアップを目指すのであれば、この3つのうちどれが一番良い勉強法なのでしょうか?

それぞれのメリット・デメリットを挙げながら考えていきましょう。

独学
勉強期間:3ヶ月~ ※現在のレベルにより異なる
費用:参考書、問題集など
 
○ メリット:費用が安い、自分のペースで進められる、好きな場所で学習できる
× デメリット:自己管理が難しく挫折しやすい、分からない問題を質問できない
通信講座
勉強期間:2ヶ月~1年 
費用:2万円~
 
○ メリット:添削・質問ができる、好きな場所で学習できる、自分のペースで進められる
× デメリット:対面でのやり取りはできない(主にメールなど)、自分のペースなのでサボることもできる
TOEIC対策スクール
勉強期間:2ヶ月~6ヶ月 
費用:15万円~
 
○ メリット:専門的な授業を受けられる、対面での質問ができる、理解度が高くモチベーションを維持しやすい
× デメリット:スクールに通わなければいけない、費用が高い

自ら目標を掲げ計画的に学習を進めていけるのであれば費用も安く済み、自分のペースで進めていける「独学」でもTOEICスコアアップは十分可能ですが、独学はつまずきやすく挫折しやすいので合う・合わないがあります。

また、確実に限られた期間内でTOEICスコアアップを目指したい人には「TOEIC対策スクール」がおすすめですが費用が高額になりやすいところがネックです。

そう考えていくと、自分で参考書や問題集を探し購入することなく与えられたカリキュラムをこなしていく「通信講座」が手軽に始められるTOEICスコアアップ勉強法として適しているのではないでしょうか?

TOEIC対策におすすめ!通信講座の選び方

TOEIC対策の通信講座には様々なものがあるためどの通信講座を選べば良いのか?と悩んでしまうのではないでしょうか。

頑張る!と決めた以上は目標スコア達成のために失敗はしたくないはずです。

改めて通信講座のメリットを紹介していき、TOEIC対策通信講座の選び方のポイントも解説していきます。

通信講座メリット

  • TOEIC対策スクールよりも費用が格段に安い
  • 仮に独学で参考書や問題集をたくさん購入するなら費用もさほど変わらず、通信講座の方がサポートもあり充実している
  • 自分の現在のレベルに合わせたコース(講座)を選べる
  • 決められたカリキュラムに沿って学習を進められる
  • 添削指導や模擬試験が受けられたり、質問もできる

通信講座 選び方のポイント!

  1. 現在のTOEICスコア、目標スコアに合わせたコース(講座)をしっかり選ぶ
  2. 「○○点以上を目指す」、入門・初級・中級・上級などのレベル、標準勉強期間を確認し合ったものを選ぶ

  3. 教材内容をチェックする
  4. テキストやCDだけなのか?パソコンやスマホアプリからも学習可能なのか?自宅でじっくり学習する以外にもスマホを利用して通学・通勤中などの隙間時間を有効活用できるものもオススメ

  5. サポート・サービス内容やキャンペーン
  6. 通信講座ごとにオリジナルのサポート・サービスや期間限定のキャンペーンを実施していることがあるので、「お得に受講できる」「モチベーションをアップさせるサービスがある」などもチェックしてみましょう

TOEIC対策通信講座 おすすめ4選

TOEIC対策に適したおすすめの通信講座を4つ紹介します。

先ほど紹介した『通信講座 選び方のポイント』も踏まえて通信講座選びの参考にしてください。

アルク

アルク

アルクのTOEICテスト対策講座は、目標スコア別に超入門コース~900点コースまで一人一人に合わせた最適なコースを選ぶことができ、1日単位の学習時間が用意されているので無理なく続けることができます。

無料専用アプリ「ALCO」を利用することでスマホ学習も可能であり、通信講座受講生専用サイト「テストコ」では学習計画・学習の進捗状況・テスト提出・専任コーチによる学習相談など通信講座での学習をサポートしています。

 
期間目安:3ヶ月~
受講料目安:34,100円(税込)~

※コース内容により異なる

ユーキャン

ユーキャン

ユーキャンにはTOEIC L&Rテスト対策講座があり、「はじめて受けるTOEICコース」「500点コース」「650点コース」とレベルに応じた3つのコースを用意しています。

無理なく楽しく学習できるように1日1レッスンで30分が目安。添削指導あり、1日3問までの質問もOKです。

受講生専用サポートサイト「学びオンライン プラス」では、スマホを利用して復習に役立つWebテストをスキマ時間に学習できます。

 
標準学習期間:3~4ヶ月(受講開始から12ヵ月まで指導OK)
受講料:一括払い 35,000円(税込)~ ※分割も可能

Z会

Z会

Z会のTOEIC対策講座は学習スタイルに応じた2タイプのTOEIC講座があります。

・スキマ時間を活用!オンライン実践演習でスコアアップを目指す「TOEICテスト Adaptie」
6ヶ月版(6ヶ月):受講料 18,500円(税込)
通常版(1年):受講料  30,500円(税込)

 
・弱点を克服!テキストと動画で英語力を底上げする「TOEIC®テスト 100UPトレーニング」
学習期間 :2~3カ月 (サポート期間は1年間)
受講料 :22,000円(税込)

スタディサプリENGLISH

スタディサプリENGLISH

スタディサプリENGLISHは自主学習型のWebサービスであり、TOEIC L&Rテストの全対策をスマホで完結することが可能です。

TOEIC L&R TEST対策コースは、「TOEICテスト20回分相当の演習問題」「1日3分からOK」「満足度90%の神授業で傾向と対策を解説」などの特徴がありスキマ時間に効率良く学習を続けていくことができます。

ベーシックプランにプラスして専属コーチの個別アドバイスが受けられるパーソナルコーチプランも用意されています。
 

料金プラン:月額 2,980円(税抜)/6ヶ月パック 16,680円(月あたり2,780円)/12ヶ月パック 29,760円(月あたり2,480円)

TOEICテストにもコロナの影響が!【※2020年8月時点】

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け様々なイベントや資格試験が中止・延期となっていますが、TOEIC L&R公開テストも例外ではありません。

【2020年上半期】
  • 1月→ 通常通り実施
  • 3・4・5月→ 中止
  • 6月→ TOEIC Speaking & Writingテスト/TOEIC Bridge Speaking & Writingテスト/TOEIC Bridge Listening & Readingテストは実施。※TOEIC Listening & Readingテストは中止

 
そして、2020年9月13日(日)実施予定「第252回TOEIC Listening & Reading公開テスト」の申込みが7月8日朝10時にスタートしましたが、3・4・5月のテスト中止、6月のTOEIC Listening & Readingテスト中止の影響から受験希望者のアクセスが殺到しシステム不具合が発生する事態となりました。

また、2020年10月4日(日)実施予定「第253回TOEIC Listening & Reading公開テスト」の申込受付を8月5日(水)12:00正午より先着順にて開始予定でしたがこちらもアクセス殺到のため受付を一時中断しました。

 
【抽選方式による申込受付へ変更】

第252回・第253回とアクセス殺到のため申込受付自体が困難な状況となったことを踏まえ、第253回の受付を先着順から抽選方式に変更しました。

ちなみに、第253回の抽選対象者数は約9万9000人であり当選者は約2万3000人であったことから倍率は4.3倍!

TOEICを受験したくても受験すらできない人が続出しています。

当面の間は抽選方式を継続する予定とのことですが、新型コロナウイルス感染の状況次第で今後の申込方式の変更もあるためホームページなどでTOEIC関連情報を小まめに確認しておきましょう。

なお、2020年10月25日(日)実施予定のTOEIC L&R公開テストより、2020年度内に実施予定の公開テストは午前と午後の1日2回実施されることになっています。

TOEICはあなたの価値を高める!

価値を高める

就職や転職、キャリアに役立つTOEICスコア。

もちろん、転職やキャリアアップの際には”TOEICスコアが高ければ良い”という訳ではなくこれまでの経験・実績・業務スキルも大切になります。

あなたの価値をプラスしてくれる手段としてTOEICを有効活用してみましょう。

ここでは通信講座をおすすめしましたが、色々な勉強法を比較し自分に合ったものを選び学習に取り組んでください。

働きながら資格を取ること、勉強することは大変ですが努力はきっと様々な形で報われるはずです。

頑張ってください!


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷