「就職はしたものの、なんだか毎日張り合いがなくてつまらない。」
「この仕事は自分がやるべき仕事なんだろうか?」
仕事や職場に対して不満をためて、やがてもっと自分に向いている、やるべき仕事というのが他にあるんじゃないかと感じてしまう。
でもいざ転職を考えても、自分に何が向いているのか分からない。や
りたいことがなくて、求人をいくら見てもしっくりこない…そう感じてはいませんか?
特別やりたいことがないけど、とにかくこの仕事や職場が自分に合っていない気がする。だから転職したい。
でもそんな気持ちで転職すると失敗してしまう可能性も…。
やりたいことが分からないという方が、どうしたらやりたいと思える仕事を見つけることができるのか。その方法を探ってみましょう。
転職したいのに、やりたいことが分からなくて悩んでいる方。
若い世代には意外と多いのですが、そこで安易に転職するのはかなり危険であることをまず認識してほしいです。
仕事が楽しめない、職場の人間関係がつらい、希望してた企業に落ちたから仕方なく入った企業、元々やりたくて入った会社じゃない…
やりたいことが分からないのに転職したいと考える方の理由では、これらのものが多いと思われます。
しかし、これらの不満は転職したからといって、必ず解消されるとは限らない理由ばかり。特にやりたいことがないのに行った転職なら尚更です。同じことを繰り返しかねません。
楽しめない仕事に毎日通わなければならない苦痛は分かります。けれども、転職してまた同じ状況に陥ってしまうとしたら、給料が下がる可能性もあり、また新しい仕事を覚えなければならない、新しい環境に慣れなければならないなど多くのリスクを背負ってまで転職をすべきなのか、本当にその転職は必要なのかをまず考えてほしいと思います。
自分のやりたいことが分からず、求人を見ていても目が滑る。どんな求人を見てもしっくり来るものがない。
そんな方は、自分の事について考える時間が足りていないかもしれません。
やりたい仕事について考えるということは、自分の適性について考えるということです。
今まで自分が何をして楽しいと思えたか、何をしている時につまらないと感じたか。好き嫌い、向き不向きなどは自分を知ることで得られる情報です。そしてそれらが分からないと、自分がどんな事をしたいのか、どんな仕事に関わりたいかも分からないでしょう。
現在、自分が何をしたいのか分からなくて悩んでいるという方、自分自身と向き合えているでしょうか?
やりたいことがないまま転職をして失敗する人には、なにか特徴があるんでしょうか?もしも特徴があれば、そこを重点的に治すようにすれば変われるかもしれませんね。
体験談などを見て、共通点と感じた点を書き出してみたので、現在やりたいことが分からず転職に踏み切れない、転職活動が思うように進まないという方は、自分も当てはまっていないか確認してみてください。
新卒の就活の時期に、周りが次々に就活を始める中で、出遅れて慌てて自分も就活を始める人。
特にやりたいことも無いけど、みんなが始めてるから自分もやらないとマズい!?というタイプではないですか?
みんながやってるから。自分だけ周囲の足並みから遅れると不安になるから。そんな風に周囲に流されるまま、自分の意思とは別の行動を取ってはいないでしょうか?
次に何をすればいいのか、人に言われるまで何もしない。そんな指示待ち人間タイプになっていないでしょうか?
自分から率先して次にどう行動すれば良いのか考えることを放棄してはいませんか?
指示を待っているということは、自分で考える力を使っていないということになります。思考力は使わないと衰えてしまいます。
使うことで訓練されるものなので、人の言うことだけやってればいいやという姿勢でいると、いざという時に頭は働きません。
社会人になると、誰もあなたの道筋を用意してはくれませんよ。
自分には何もできることがない。どうせやっても上手くいかない。そんな風に自己評価を実際よりも下げてしまうことで、自分の可能性を潰してしまう方もいます。
自分ではとてもできるとは思えないから、この仕事は諦めよう…と気になる求人をスルーして、結局やりたいことがないという結論に自分で導いてしまってはいないでしょうか?
実際にできるかできないかは、やってみないと分かりません。自分から逃げる道を選択するのは、とてももったいない行為です。
逆に、転職することで「給料が上がった」「キャリアアップができた」「本当にやりたいと思える仕事に巡り会えた」など、成功する人の特徴とはどんなものでしょうか。
こちらも自分を変えるための参考としてぜひ自分と比較してみてください。
転職で成功する人というのは、将来自分がこうなりたいというビジョンをはっきりと持っている方が多いです。
将来のビジョンがはっきりしていれば、今自分がすべきことも自ずと明確になるので、それをしっかりこなすという目標も生まれます。
自分の好き嫌い、得手不得手をしっかりと理解することが転職成功へのカギだと先ほど言いましたが、やはり転職成功するタイプは、この自己分析がしっかりとできています。
好きなこと・得意なことを仕事にするための自己分析だと思われるかもしれませんが、自己分析の大事な所は苦手な部分からも目をそらさないことです。
苦手なこと、自分の欠点などを正しく理解し、それをカバーするためにはどうすればいいか。何か他の事で補うことはできないか、デキる人というのは、そこまで考えています。
できないからやらない、ではなく、できないからこそどううまくカバーするか。仕事をする上では、苦手だから、嫌いだからといってやらなくていいという事にはならないので、自分でカバーする工夫もまたスキルのうちになります。
転職を成功させる人は、視点を「やりたいこと」一つだけに絞らずに、広い視野で自分の適性について考えている人が多いです。
自分がやりたいことを実現するにはまずどう行動を起こせばいいか。自分のスキルがどこまで通用するか。
いきなり高いレベルの企業求人に飛び込んでも採用されるのは難しいですし、逆に今の自分のスキルではもっと上が狙えるようなレベルの企業ではやりがいを感じられないかもしれません。
昨今の転職市場では、この市場価値が注目されています。転職エージェントや転職サイトなどでも無料診断が設置されているサイトもあるので、現在やりたいことに悩んでいる方は、まずはそこからチェックしてみてもいいかもしれません。
もしもやりたいことがないまま転職に踏み切ったらどうなるでしょうか。
今まで働いていた経験はあるし、まあどうとでもなるでしょ、と思いますか?
残念なことに、面接を行う企業の採用担当の方が経験があり、色々な求職者を見ている分、あなたよりずっとウワテな可能性の方が高いです。
大手企業や人気企業はたくさんの応募があるため、その分当然ですが競争は激しくなります。
要約すれば「良い企業ほどしっかりと自分を持っていないと落とされる」のです。
なんとなくで転職を行った人の中には、人事担当者からこんな言葉をかけてられている方もいます。
「なんとなく」といったふわっとした考えは、いくら隠しても伝わってしまうものなのです。
それで結局、転職活動が長期化してしまうというパターンは多く、中にはこんな事になる方も少なからずいます。
転職活動は実際に経験すると分かりますが、長期化すると焦りが生まれます。焦ってしまうと、自分の入りたい所よりも入れてくれる所に目が行くようになってしまいます。
結果、また「思っていたのと違った」とミスマッチを起こすか、社員を使い捨てるようなブラック企業に捕まりかねません。
転職活動では「やりたいことはないけど、とにかく転職したい」という考えはとても危険なのです。
もしも現在やりたいと思えることがない。でも例えば精神面でもう限界、人間関係でパワハラやセクハラ、イジメなどの実害が出ていて、転職しないと自分自身が壊れそう!という事情があるなら、それは必要な転職である場合もあります。
まず転職活動に踏み切る前に、心がける事項があることを念頭に置くだけでも意識が違ってくるものです。
そして、これらを自分一人だけで行うよりも、誰か第三者の視点を取り入れるようにすると更に視野が広がるので、家族や友人などに相談してみることもおすすめします。
1人で考えると、どうしても主観的になってしまい、正当な自己評価というのは難しいものです。
自己分析は自分を客観視することが大事なので、よく分からないという方は、最初は第三者に自分がどう見えるかなど聞いてみると良いでしょう。
もしも周囲に聞きづらいと思ったなら、転職エージェントを利用するという手もあります。
転職エージェントは転職のプロでありながら、利用は完全無料というところも多く、身内の欲目などもなく完全な第三者目線で正当なあなたの市場価値を判断してくれます。
無料なので、もしも合わないと思えば登録解除もできますし、使って損はないと思います。
やりたいことがないけど、転職したいからとりあえず仕事辞めちゃえ!ではなく、まずは自分を変えることに目を向けてみませんか?
確かに自分自身を振り返り、自己分析を行うのは慣れない人にとっては面倒だし無駄な時間だと思えるかもしれません。
けれど、実際に転職活動を行う上で、きっと自分自身を知らないことのツケというのはやってきます。
活動中に来ればまだ良いのですが、転職後にそのツケが回ってくるとしたら、大抵の場合はミスマッチかブラック企業…。最終的に手間が増える羽目に。
自己分析を行って自分を知ることは、実は遠回りに見えて成功への近道なのです。面倒くさがらずに、ぜひ考えてみてください。それでも分からなければ、転職エージェントと行ったプロの力を使うのもアリです。