【マンガ】オーストラリアの出稼ぎが人気!日本人向けの仕事・現地の実態・注意点は?

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オーストラリア 出稼ぎ01
オーストラリア 出稼ぎ02

【マンガ作:みれさん】

最近テレビでも取り上げられている「オーストラリアへの出稼ぎ」をご存じでしょうか。

  • オーストラリアでお金をたくさん稼ぎたい
  • 英語留学しながら働きたい
  • いずれはオーストラリアの永住権も獲得したい

このような気持ちを持ち、オーストラリアで出稼ぎをする若者が増えています。

今回は、オーストラリアの出稼ぎの実態や人気の仕事について紹介します。

オーストラリアへの留学・就労を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

オーストラリアへの出稼ぎの実態とは?

オーストラリアへの日本人の出稼ぎが増え始めたのは、数年前からと言われています。

まずは、オーストラリアの出稼ぎの実態を詳しく紹介します。

オーストラリアの平均時給は日本の倍以上

オーストラリアへの出稼ぎが人気になった理由の1つには、日本の倍以上も平均時給が高い点があります。

日本の平均賃金を時給に換算してみると、一部の専門職や管理職を除いて、1,100~1,300円が多いです。

一方、オーストラリアではちょっとしたアルバイトでも、時給2,000円を超えることは珍しくありません。

有資格者を例にすると、介護福祉士としてオーストラリアで働いた場合、時給2,700円以上というケースも多々あります。

他にも、海外の国の中では治安が良いこと、日本から比較的近いこと、仕事を見つけやすいことからオーストラリアは出稼ぎ目的の方に人気が高いです。

参考:厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査による職種別平均賃金(時給換算)』

オーストラリアで出稼ぎするならワーホリ

オーストラリアで出稼ぎをする場合、ワーキングホリデー(ワーホリ)を利用した出稼ぎ留学がおすすめとされています。

理由を挙げると、次のメリットがあるからです。

ワーキングホリデーを利用するメリット

  • 一定期間だけ学びながら働ける
  • 就労時間の制限がない
  • 永住権を取得しやすい
  • 他国のワーホリビザに比べて取得しやすい

こうしたメリットの多さから、オーストラリアの出稼ぎにワーホリを利用するケースが多くなっています。

特に大きいメリットが「就労時間の制限がない」という部分です。

学生ビザで留学して就労する場合、現在は2週間で40時間までという制限があります。

2023年7月以降は2週間で最大48時間まで延長されますが、出稼ぎを目的にするなら時間制限のないワーホリの方がおすすめです。

ビザの種類によって法律が異なる

オーストラリアに行く場合、ビザにも色々な種類があります。一例を挙げると、次のものです。

  • 訪問ビザ
  • 通過ビザ
  • 医療・治療ビザ
  • ワーキングホリデービザ
  • 学生ビザ
  • 職業訓練・研究目的ビザ
  • 就労ビザ

留学や出稼ぎを目的にするなら、ワーキングホリデービザ・学生ビザ・就労ビザの取得が一般的です。

その中でも、比較的自由に就労可能で、永住権の獲得にも繋げられる点を考えるなら、ワーキングホリデービザが最適です。

就労ビザは名前のイメージで出稼ぎ向きのようにも思えますが、短期・中期など色々なタイプがあり、一定の職業技能と経験がなければ取得できないケースがあるため、出稼ぎにはあまり向きません。

その点、ワーキングホリデービザなら取得が容易で、条件を満たせばセカンドワーキングホリデービザ・サードワーキングホリデービザまで更新できます。

参考:JETRO日本貿易振興機構『外国人就業規制・在留許可、現地人の雇用』

31歳以上は別のビザが必要になる

出稼ぎで多くの方が取得するワーホリですが、一部の人には使いにくい点もあります。

一番大きな点は、年齢制限があることです。

ワーホリは基本的に誰でも申請できますが、取得できるのは18歳から30歳までという決まりがあります。

そのため、31歳以上の方はワーホリ以外のビザを取得しなければ出稼ぎはできません。

その場合は、留学生として学生ビザを取得するか、専門技能や資格を取得して海外で就職する方法を選べます。

しかし、ワーホリに比べると利用しにくい制度であり、31歳以上の方が出稼ぎのためにオーストラリアで就労するケースは少ないです。

オーストラリアへ出稼ぎする日本人に人気の仕事とは?

オーストラリアでの出稼ぎについて理解できたところで、日本人に人気の職種を紹介します。なぜ人気が高いのか理由も解説していきます。

保育士

オーストラリアでは、保育士のことを「チャイルドケア」と呼んでいます。

日本では保育士の養成学校を卒業するか、国家試験に合格することで保育士を名乗れますが、オーストラリアは日本とは違います。

オーストラリアは保育士の養成課程を修了することで取得できるほか、日本の保育士資格で単位免除や資格の切り替えも可能です。

そのため、子供が好きな20~30代の女性に人気が高く、日本よりも給与が高い影響もあって多くの人が出稼ぎに訪れています。

また、Diploma以上の学位を取得して、職務経歴などの条件を満たせば、オーストラリアの永住権を取得できる可能性があります。

永住権についての条件は頻繁に変更されるため、詳しく知りたい方は現地の弁護士と相談するのがよいでしょう。

シェフ

オーストラリアの出稼ぎで人気の高い職種には、シェフもあります。

本記事の冒頭の漫画でも紹介していますが、オーストラリアで専門学校に通い、シェフになると永住権を獲得するチャンスがあります。

給料も非常に高いことから、シェフは男女問わず人気の高い職種です。

オーストラリアでシェフとして永住権を取得するには、次の3ステップが必要です。

  1. 専門学校の調理師コースで2年間学ぶ
  2. 卒業ビザ(Temporary Graduate Visa-subclass 485)を取得する
  3. Job Ready ProgramでFull skill assessmentに合格する

シェフは他の職種に比べて短期間で資格を取得しやすく、永住権にも繋げやすい仕事です。

給与の高さも影響し、日本人のオーストラリア出稼ぎでは人気が高まっています。

バリスタ

オーストラリアで人気の高い職種の3つ目はバリスタです。

他の職種とは違い、バリスタは永住権こそ取得しにくいものの、若い世代の方に人気の高い職種です。

特に、ワーホリのような1年限定でオーストラリアに滞在する日本人に人気が高まっています。

オーストラリアには、語学学校でバリスタコースを用意しているところもあり、学業と就労の両方を兼ねている仕事と言えるでしょう。

日本人にとってはバリスタが憧れの職業という部分もあり、男女問わず人気の高い職種となっています。

看護師

オーストラリアで人気の高い職種には、看護師もあります。

日本の看護師資格は日本でしか通用しませんから、正確にはアシスタントナース(看護助手)として働くことになります。

もちろん、オーストラリアで学んで学位を取得すれば、看護師として働くことも可能です。

オーストラリアの看護師の給料は非常に高く、年収1,000万円を超える人も珍しくありません。

そのため、語学留学と資格取得を目指しつつ、看護助手として働いて、お金を稼ぐ人も多くなっています。

また、看護師は技術的独立ビザなどを取得しやすく、永住権を獲得しやすい点も人気の理由の1つです。

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オーストラリアで出稼ぎするなら知っておきたいポイント

オーストラリアへ出稼ぎするのなら、知っておきたいポイントを紹介します。

専門資格・知識があれば仕事を見つけやすい

オーストラリアでも日本でも同じことですが、専門的な資格や知識を持つ人ほど仕事を見つけやすくなります。

専門資格や知識を持っていれば、高い英語力がなくても採用される可能性は高いです。

一方、ウェイターやウェイトレスなど、専門知識がなくても働ける仕事では、コミュニケーション能力が求められます。

そのため、お客様と自由に話せる程度の英語力があり、積極的に交流できる人なら、オーストラリアでの出稼ぎも成功するでしょう。

英語ができると選べる仕事が増える

専門知識だけでなく、オーストラリアの公用語である英語力も出稼ぎするには必須です。

完璧にコミュニケーションできるレベルほどではなくても、日常生活や同僚とのコミュニケーションに不自由しないレベルの英語力があると有利です。

採用されるには、最低限のコミュニケーションができなければ難しいため、出稼ぎに行く前に英語のレッスンはしっかり受けておきましょう。

国際的な英語の能力検定でもある「IELTS」を受験するのもおすすめです。

英語力を示す指標にもなるため、採用の際に英語の実力を認めてもらいやすくなります。

出稼ぎから永住権獲得もできる

オーストラリアでは、出稼ぎ労働を一定期間続けることで、永住権の申請が可能になります。

永住権を申請できるようになるには、2年以上オーストラリアで過ごすことが決められており、就労ビザでもワーキングホリデービザでも問題ありません。

一般的にはワーキングホリデービザを更新して、期間経過後に永住権を申請することが多いです。

他にも永住権の申請は結婚や事実婚、学生ビザでも可能ですが、永住権を得ている多くの方は就労しながら申請しています。

就労期間が2年以上という縛りはありますが、オーストラリアで長く生活していきたいと考えている方は、出稼ぎをしながら将来を考えてもよいでしょう。

ポートフォリオやレジュメを用意しておくと採用されやすい

オーストラリアに日本人の出稼ぎが多い背景には、オーストラリアの人材不足という問題もあります。

自国で雇用できる人材が不足しているため、日本人の出稼ぎ労働者を積極的に雇用しています。

ただし、誰でも雇用しているわけではないため、出稼ぎに行く日本人も能力を証明する資料が必要です。

そこで役に立つのが、ポートフォリオレジュメの存在です。

ポートフォリオは自分の作品集のことですから、過去に携わった製品や作品を一覧で伝えられるものを用意しましょう。

また、レジュメでは英語の能力や過去の論文など、自分の能力を証明する内容がおすすめです。

どちらも採用の判断基準になるため、オーストラリアへと渡る前にまとめておくとよいでしょう。

オーストラリアで出稼ぎする際の注意点

オーストラリアに出稼ぎをする際に、注意しておきたいポイントを紹介します。

40代以上の出稼ぎは英語を習得すべき

オーストラリアへの出稼ぎに行く際は、31歳以上の方は就労ビザや学生でなければ働くことはできません。

ワーキングホリデービザは30歳までという年齢制限があるからです。

また、オーストラリアでも日本と同様、若い人ほど採用される可能性が高くなります。

そのため、40代以上の方が出稼ぎをする場合は、英語でも問題なく意思疎通できる程度の英語力を磨きましょう。

英語力を身に付ければ選べる仕事の幅が広がり、理想とする仕事に就けるチャンスが高まります。

年齢が高くなるほど、英語力を重点的に鍛えてから働くことが重要です。

出稼ぎを目的にするならワーホリビザにする

英語を学ぶことが目的なら、ワーホリでも通常の留学でも問題はありません。

しかし、出稼ぎを主目的にするなら、労働時間の制限もなく、永住権も獲得しやすいワーホリを利用すべきです。

ワーホリは人生で1度しか利用できない制度ですから、現地就職や永住権まで視野に入れている人ほど、利用するメリットが大きくなります。

ワーホリのビザは2回まで更新できますから、永住権も考えた出稼ぎをするなら、どこで働くのかまでしっかりと考慮しましょう。

給料は高いが物価も高い

オーストラリアの時給は、日本の2倍以上ということも珍しくなく、ちょっとしたアルバイトでも月収30万円を超えます。

しかし、給料が高いということは、物の値段も高いということです。

日本で遊んで暮らしていた人の場合、オーストラリアの出稼ぎで給料が上がっても、浪費していればお金はあっという間になくなるでしょう。

そのため、オーストラリアでは高い給料を得られる分、しっかりと節約して貯金することが大切です。

目標を持って出稼ぎをしているなら、夢や目標を叶えるためにも財布の紐はきちんと締めてください。

民間の保険しかない

日本には国民健康保険制度があり、誰でも3割の負担で高度な医療を受けられます。

しかし、オーストラリアには国民健康保険はなく、民間の保険に入るしかありません。

民間の保険は非常に高額ですから、お金に余裕がなければ加入は難しいでしょう。

就労先によっては保険料を補助してくれるケースもあるため、就職先の福利厚生をチェックすることも仕事選びのポイントになります。

異国の地で怪我や病気になると、お金と保険の問題はほぼ間違いなく発生しますから、保険については事前にしっかり調べることが大切です。

動物系の仕事は専門資格が必要なことが多い

オーストラリアでは動物看護や動物園の仕事など、動物に関係する仕事には専門資格を求められることが多いです。

オーストラリアで有名な動物看護師は政府認定の動物看護コースを修了することで、動物看護師として就労できます。

オーストラリアは動物保護の分野で世界的にも進んでおり、動物との関わり方を学びたい方にとっては、オーストラリアでの経験は貴重なものになるはずです。

ただし、動物看護師自体は永住権の職業リストには載っていないため、永住権取得を目指すなら就労以外のルートを考えた方がよいでしょう。

オーストラリアで動物の仕事をしたい方は、どのような学位や資格が必要となるのか、事前に調査してから挑戦してください。

まとめ:英語ができなくてもオーストラリアで働くことはできる

オーストラリアへ出稼ぎに来るなら、英語の読み書きができるに越したことはありません。

しかし、英語が上手くなくても、渡航後に語学学校などで自ら学び、仕事を見つけた人は何人もいます。

英語が使いこなせることも大切なポイントですが、最も大事なのは学び続け、諦めずに動き続けることです。

英語が苦手でもオーストラリアで学び、働きたいという気持ちがあるなら、まずはチャレンジしてみましょう。

そして、働く中でオーストラリアという土地の魅力を感じたなら、現地就職や永住権も考えてみてはいかがでしょうか。

自分の未来を切り開くためにも、オーストラリアで働くことは大きな意味を持つはずです。

マンガ作者:みれさん


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