40代の転職失敗は地獄!年収激減で「後悔した例」と「人生が上向いた例」とは


40代で人生最後の転職にチャレンジしてみたい。そう思うミドル世代は増えています。しかし残酷なことに転職が失敗し後悔する人が後を絶ちません。

なぜ彼らは失敗したのか、そして成功した40代は何をしたのか…。我こそは成功してハッピーな人生を手に入れたい、そんな人のために40代の転職で勝つヒントをご紹介します。

40代の転職成功者の割合

dodaが行なった転職成功者の年齢調査によると、2022年に転職した人の平均年齢は32.2歳で、うち40歳以上の転職成功者は13.9%という結果でした。

成功率は?40代転職失敗の現実

転職成功者の多くは25~34歳に集中していることがわかります。40代は経験・実績を求められ、選考が厳しくなるのが現実です。一般的にも成功率は下がる傾向にあります。

年収激減で転職後悔

これは死活問題といえるでしょう。この金額では毎日の生活でいっぱいいっぱいで、老後のための貯金をする余裕がありません。

退職後は年金に頼るしかないかもしれません。

年収が208万円ということは単純に12ヶ月で割ると1ヶ月当たり17万3300円になります。40歳を過ぎて転職に踏み切った結果月17万3300円の月給になってしまった。

これは残酷すぎる現実です。転職して地獄を見るなんて、後悔しても後悔しきれないでしょう。

こういった例があるからこそ、毎日ストレスを感じていても転職したらもっと大変になるという思いから転職に踏み切れない人も多いと思います。

もし自分が40代で転職に踏み切ったら失敗するのか、それとも成功するのか。実際に失敗した例と成功した例を紹介するので、自分はどっちタイプなのか比較してみましょう。

正社員から非正規雇用へ年収は50%~60%減少

正規雇用 非正規雇用
40~44歳 344.5万円 208.2万円
45~49歳 368.9万円 208.1万円

※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より

40代で転職する最大のリスクは失敗して収入が減ってしまうことです。正社員から非正規雇用になってしまった人の場合、年収は約50%から60%まで落ちるケースがあります。

例えば42歳で転職に踏み切った人の場合、344万円だった給料は転職に失敗し非正規雇用になって208万円まで落ちました。

Point転職で年収136万円ダウン

40代の転職は書類選考すら通らない

40代の転職では、30代以降と比べて極めて低くなる書類選考通過率。

管理職の経験もあるし、即戦力となる資格も持っているのに書類選考に通過しないのはどうしてだろう?と悩む40代は少なくありません。

書類選考に通らないのは4つの原因があります。

年齢の壁

企業は求人を出す際、希望する年齢の上限を定めることができるため、「39歳まで」と求人票に年齢制限が記載されていない場合でも内々の基準で設定されていれば、40歳という時点で希望年齢に合致させることができません。

採用の対象年齢から除外されてしまったら、書類に目を通す前に落とされてしまうことに。

いくらキャリアやスキルがある40代でも、書類選考に通過できないという方は年齢がハードルになってしまっているのが現状です。

応募者と企業のミスマッチ

キャリアやスキルが企業の「求めるレベルに達していない」と判断された場合、書類選考に通過できません。しっかり伝えきれていなくて落とされてしまったという方も少なくありません。

また、キャリアやスキルだけでなく、年収や希望する勤務地や転勤の可否などのミスマッチにより書類選考が通らないのも原因のひとつです。

働く意欲が伝わらない

転職回数が多い方や前職を短期で退職されている方は要注意!

企業側としては、採用するからには長く働いてほしいと期待しているため、早期退職の可能性が高い人材への懸念があります。「会社に貢献していきたい」という意欲を伝えなければ、書類選考通過は厳しいでしょう。

また、採用側は履歴書の職歴欄の次に志望動機・志望理由を重視しているので、手を抜かずに書きましょう。

履歴書の書き方

履歴書や職務経歴書、書類選考の対象となる応募書類には2つありますが、改めて見直してみると見た目がイマイチ…という方がいます。

でも大事なのは中身でしょ?と思いますよね。

確かに応募書類に書かれている情報が重要なのですが、採用担当者は毎日たくさんの書類を見ていますし、他の応募者も40代であれば中身は同じような内容でしょう。

他の応募書類に埋もれず、採用担当者が中身を読みたくなる見た目にすることがカギ!

「何をどう書いてアピールするか」はもちろん大事ですが、それよりも見た目を重視した書き方をしなければ、いくら応募書類を提出してもスルーされる可能性が高くなります。

書類の基本を守り、誤字脱字がなく、相手が読みやすいように丁寧な見た目で応募しましょう。

40代から変わる?面接に受からない理由

40代転職失敗40代に入ってから転職しようと考える人は大方自分なら成功できるだろうという勝算があります。だからからこそリスクを背負ってでも転職にトライするのです。

しかし実際の勝率はどのくらいなのかというと、失敗率が86%という悲惨な数字が出ています。つまり勝てると思っている多くの人が後悔しているのです。

なぜリスクを背負ってでも転職に踏み切った40代がこんなにもたくさん失敗しているのでしょうか?実は多くの人が失敗した原因は実力とはあまり関係ない部分、彼らが久しぶりに受けた面接の中に隠されていたのです。

自分の能力を過信

大学を卒業する新入社員の場合、何十社もの企業の面接を受けて最終的に自分が最も気に入った会社に就職します。何社も面接を受けている内に、次第に受け答えのスキルも上がっていき、面接官が受ける印象も最初の頃より格段に良くなります。

しかし40代のミドル世代はどうなのかというと、しばらくの間面接というものから遠ざかってしまっているので自覚はないけれど感覚が鈍っています。

それだけでなく、40代というある程度仕事に慣れた地位のあるポジションのせいで、謙虚になることを忘れてしまっている人が多いのです。中には自分が偉いと勘違いしてしまう人もいます。

その結果、気が付かないうちに自分の能力を過信してしまう人が多くなっているのです。

Point謙虚な姿勢と前向きで素直な態度で受け答えする

面接で失敗するタイプ

失敗するタイプは面接で自分は饒舌に話ができると思い込んでいます。しかし実際は失言ばかりです。結局、自分で自分の首をしめてしまいます。

40代が転職の面接に行くと必ず聞かれるのが転職動機です。「なぜ転職を考えたのか?」面接官からの質問に対し多くの40代ミドルが「年収と肩書きをあげてキャリアアップしたい」と答えていました。

一見問題ない答えのように聞こえるかもしれません。しかし今一度冷静に考えてみてください。「年収と肩書きを上げたい」そんなことを言われて面接官に響くものがあると思うでしょうか?「そんなこと働いている人間は全員思っている」そう思われて終わりです。

必要なのは「年収と肩書きを上げるためにあなたが新しい会社で何が出来るのか?」それを答えなくてはいけません。面接官はそう思っているのです。

今いる会社ではできないことをすることで自ずと年収と肩書きが付いてくる。新しい会社では自分はこんなことができるので是非一緒に働きたいと提案できるか。面接官は具体的な内容を待っています。

転職を失敗した人の中には、意識しない内に今いる会社の悪口や不満を口にしてしまった人もいます。しかしそれを聞いたところで面接官の心に一体何が響くのでしょうか?

面接官はただその会社が良くない会社なんだと分かるだけです。面接官は新しい会社でどんなことがしたいから退職するのかその答えを聞いてみたいと思っています。

Point企業のニーズを把握し、あなたがその会社で何が出来るのかを言えるようにしておこう!

採用したいと思う人材

例えば「今まではこれこれこうした仕事をやってきました。それを踏まえて次はかくかくしかじかな仕事をやりたいと考えています。今の会社で働き続けても叶わないことを新しい会社で成し遂げてみたいのです。」と答えたとしましょう。

どうでしょうかこの回答なら、この人材を採用してみたいと思いませんか?

採用したいと思う40代

  • 前向き・成長意欲
  • 会社の環境に順応できる
  • 面接の受け答えが上手くできる

40代が絶望、転職が厳しい理由

40代になれば仕事のキャリアを重ね、それなりのポジションも得た頃で脂がのっているいい時期ですよね。しかし、「何か物足りない」と充実感を求めて転職を考える方も多いでしょう。

また、企業の方向転換により思っていた働き方ができない場合や給料の減額、配置転換など自分のイメージと違った仕事内容にやりがいを感じられなくなり転職される方もいます。

転職市場には様々な業界、業種の求人情報が溢れ「40代の転職も簡単なのでは?」と思う方がいますが、安易な転職はちょっと待った!

40代の転職は想像以上にいばらの道であるケースが多く、職場環境や労働条件、求人票と実際の労働条件が異なるなど転職失敗が多く、そもそも40代の採用に前向きな企業は少ないというのが現実です。

キャリアもスキルもある40代なのになぜ転職が厳しいのでしょうか?その理由は主に5つあります。

やっぱり若さ、40代という年齢がネック

採用する企業側としては、柔軟性があり育てがいのある若い人材を確保したいのが本音。
会社のこれからを担ってくれるような将来有望、素直で何色にも染まっていないという強みは若手人材ならではの強み。
40代はキャリアやスキルがあるからこそ、

「扱いにくいのではないか」
「年上の部下では仕事がやりにくい」

と懸念されるケースが多いため、傲慢にならないように注意が必要です。

反対に言えば、キャリアやスキルがある40代でも若手に負けない柔軟性があり、年下の上司ともうまくコミュニケーションがとれるのであれば転職の壁にはなりにくいでしょう。

キャリアとスキルだけではNG!+α必要

40代であればこれまでの経験を活かしてリーダー職、管理職をされている方も少なくありません。キャリアやスキルはあって当然、の年齢です。

もちろん、転職ではキャリアやスキルを活かすことは可能ですが、さらにもう一つ。“自分だけの強み”となる+αのスキルが求められます。

例えば…

  • 人材育成に長けている
  • コミュニケーションスキルや問題解決スキルが高い
  • 経理や財務スキル万能

など、これまで培った経験からアピールできるスキルが大切です。

40代になっても+αのスキルがない!という方はポテンシャルで勝負しなければいけませんので、転職は厳しくなるでしょう。

少しでもアピールできるスキルを見つけたい方は、在職中に、転職活動に向けた資格取得やスキルアップを検討するのもひとつの方法です。

自己評価と市場価値とのギャップ

多くの40代転職者に見られるパターンが、自己評価と市場価値とのギャップです。これまで何十年も仕事を続けてきた自負と、身につけたスキルに対して自信過剰になってしまい、自己評価が高くなってしまう方。

そしていざ転職活動を始めてみると、実際の転職市場では思っていたより市場価値が高くなかった…というケースが目立ちます。

なかなか内定が出ないなかで応募企業に対して「見る目がないんだ!」「自分の価値を分かっていない!」と自身の市場価値を受け入れられないケースでは転職成功は遠いでしょう。

まず、自分自身の客観的な市場価値を把握して転職活動を進めなければいけませんね。

給料が高くても採用したい人材かの見極めが厳しい!

企業が40代に期待するのは“管理能力”で、人材を管理する能力が備わっているか?というポイントが重視されます。高いスキルを持つ人材を雇用したいと考えるなら、求人企業としてはもちろん給料も高く設定しなければいけません。

そのため、「高い給料に見合う人材なのか?」「雇ってプラスになる人材なのか?」という厳しい目で見られ、採用コストを無駄にしたくない企業は40代の採用には慎重になってしまいます。

そもそも40代に合う求人数が少ない

企業が求める40代像は「キャリアとスキルがある」「人材管理できる」、この2点がポイントですが、管理職経験者を対象にした場合、一般職の採用人数に比べて絶対数が少ないのが現状です。

その中で、スキルやキャリアを活かせて、給料も前職と同じくらい貰えて…と条件を提示すればさらに応募できる求人は少なくなってしまいますね。

40代転職失敗を回避!実際に成功した転職方法
40代は正社員求人が減る傾向にあり、転職が難しいとされています。しかし最近では、転職成功のために転職エージェントを利用する40代が増えています。

正社員になりたい40代女性向け転職エージェント5選
40代女性が転職に失敗しないためには、40代女性向けの転職エージェントを利用しましょう。

企業が欲しがる40代とは?

多くの40代が転職に失敗する中、成功を収め、より高い年収と肩書きを手にしている40代もいます。一体彼らはどんなことをして今より良い仕事を掴んだのでしょうか。

「報酬にはこだわりません」という回答

実は多くの人が面接の時「報酬にはこだわりません」という回答をしていたことが分かりました。

ある人は面接官から「どれくらいの給料が欲しいですか」と問われた時「社長が決めた金額で構いません。それより、これこれしかじかな仕事ができないでしょうか。」と回答しました。

この答えに対し面接官は「この人材に任せてみたい」と好感を持ったそうです。

社長が決めた金額でいい、そう答えた理由には、転職希望者が事前にしっかりと入社したい会社について、くまなく調べているという背景が挙げられます。40代で転職ということはおそらく次の会社が退職まで継続して働くことになるだろう場所になります。

新しい会社のやり方に対して魅力を持ったからこそ転職したいと考えた。自分の退職までの未来を預けられる、そう信頼しているという証から、給料は社長が決めた金額でいいと答えているのです。

新入社員の時には面接で気の利いた答えなんてできなかったと思います。しかし40代ともなればこれくらい気の利いた答えができないと高額な年収も今より高い地位も面接官から引き出すことはできません。

自分には誠実な会社を見分ける能力があるかどうか、40代の転職ではそういった点も問われているのです。

40代崖っぷちの転職体験

40代転職の現実は、「40代でも応募できる求人がなかなか見つからない」「書類選考に通過できない」と厳しいものが多いですが、実際はどうなのでしょうか。
もう後がない40代で転職活動をされた方の崖っぷち転職体験をみてみましょう。

Aさん(45歳 男性)

はじめての転職に失敗、ハンデのある転職を成功へ

仕事にやりがいを感じなくなり、最後のチャレンジ!と思いはじめての転職をしました。
希望の職種、ポジションに就くことができましたが、企業のカラーや将来性など情報収集を十分にしておらず、入社後に企業の本質に気付くことが多く、このまま働いていけないと悩んでいました。

再度、転職活動を始めようと仕事探しをするも希望に合ったなかなか求人が見つからず、たまたまインターネットで見た転職エージェントにダメ元で登録。
在職期間が1年にも満たないというハンデを負いながらの転職は厳しいだろうと不安を感じていました。

エージェントに登録時、これまでの経歴やスキル、希望の職種、条件など細かく入力したところ、後日担当者の方から希望に合う求人の紹介をいただきました。
さっそく面談の予約をしてご紹介いただいた求人情報を詳しく伺うと、私の第一条件である“風通しの良い職場環境”という条件に一致する企業であったため正式に応募。
「次も失敗するのでは…」と悩みましたが、担当者の方の「大丈夫です!Aさんのキャリアとスキルは高く評価されます!」の力強い一言に安心感を覚えました。

履歴書や職務経歴書など、その企業に合った書き方や工夫をアドバイスいただき無事書類選考に通過、事前に面接対策もしていただけましたので自分の気持ちや意欲を十分に面接でアピールすることができました。
無事、面接も通過し内定をいただきましたが、担当者の方から企業の方へ推薦をしていただいていたこと、自分に合った企業の紹介だったことでうまくマッチングできたと思います。

はじめての転職に失敗したことからモチベーションが下がりスムーズにいかなかった転職でしたが、客観的に価値を評価してくれることで自信がつき安心して応募できました。
1人ではなかなかうまくいかない転職でしたが、プロの意見をしっかり聞いて進めていくことが成功の秘訣だったんでしょう。
年齢や早期離職でハンデがありましたが、いい転職の機会をくださってありがとうございます。

Bさん(48歳 男性)

減給に納得できず現状キープを目指して転職、スカウトからの転職成功

現在働いている会社の制度が改定され、待遇の改悪とともに減給することになりました。定年まで今の会社で頑張ろうと思っていましたが、トップの意向に共感できないこと、生活の維持が困難になるため転職を決意。

長年人事採用や人材育成に携わってきたので経歴やスキルには自信があったので、スカウトのあるエージェントで市場価値を把握するとともに自分に合った企業を見つけたいと利用登録しました。
レジメを登録するのも初めてでしたので少し戸惑いましたが、エージェントの方から詳細なキャリアを登録していた方が、スカウト率が高くなるとアドバイスしていただき、言い回しをかえるなど工夫。

50歳に近い転職なので、いくらキャリアがあっても厳しいだろうと覚悟はしていたのですが、数社からスカウトをいただくことができました。
その中に自分のキャリアを活かせるポジションでのスカウトがありましたので、エージェントの方と相談しながら応募。
アドバイスをいただきながらでしたので、無事スムーズに内定となり、給与や待遇など現状をキープできる内容で満足しております。

思っていたよりも早く内定を貰えたのは、エージェントの方とのコミュニケーションがうまくいっていたので、自分の希望を正確に伝えることができ、的確なアドバイスをいただけたからだと思います。

今回内定をいただいた求人は、一般の求人サイトでは公開されていない求人ということで自分の市場価値の評価と信頼していただけたことによるものでしょう。
大手エージェントだからこその優良案件があり、自分をスカウトしていただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。これから選んでいただいた企業へ、精一杯の貢献をさせていただきたいと思っております。

40代転職 勝敗の分かれ目は?

「40代の転職は厳しい」と何度も繰り返しましたが、それでも転職に成功する人がいます。

成功する人、失敗する人の分かれ目はいったい何なのでしょうか?それぞれ特徴をみてみましょう。

転職成功する人の特徴

  • 前職の退職理由や転職先の希望条件が明確
  • “これだけは譲れない”という条件がある
  • キャリアプランが描けている
  • 在職中から転職活動の準備を始めている
  • 客観的な自己分析ができている
  • 企業研究や求人情報を細かくチェックしている
  • ビジネスマナーが身についている
  • 転職について相談できる人がいた

転職失敗する人の特徴

  • 前職の退職理由や転職先の希望条件が曖昧
  • 転職先条件の優先順位がつけられていない
  • キャリアプランが明確でない
  • 転職活動に区切りがない
  • 前職を退職してからのブランクが長い
  • 自己分析や企業研究が不十分
  • 連絡や時間など基本的なビジネスマナーができていない
  • 1人で転職活動を進めた

転職成功する人、転職失敗する人の特徴を比べてみると、キャリアやスキルではなく転職活動の進め方や内容に違いがあり、自分の心がけひとつで成功へ導くことができます。

転職で何を重視したいか、自分の強みは何か?と客観的に見つめることが40代転職の戦略となりますが、仕事をしながらの転職活動は時間も少なく難しいのが現実。

転職成功を実現させる戦略には、客観的に自分を評価してもらえる存在や転職の悩みを気軽に相談できる相手が不可欠です。

40代転職失敗しないための方法

40代転職失敗40代転職の大きな特徴は“もう後がない”ということです。

年齢を考えるとできるだけ早くに転職成功したい、転職回数を増やさないように長く働ける企業から内定をもらいたい!というのが本音でしょう。

厳しいといわれている40代転職ですが、これまでのスキルとキャリア、社会人経験のある40代を採用したいと思う企業は多いので、失敗しないポイントを押さえて転職を実現させましょう。

失敗しないための転職方法を転職に成功した人の特徴から見ると、キーワードは4つ!

【40代転職必勝キーワード】
  1. キャリアプラン
  2. 転職軸
  3. 情報収集
  4. 転職のプロからのアドバイス

それぞれ詳しくみていきましょう。

キャリアプラン

転職活動で欠かせないキャリアプラン、ビジネスパーソンとしてこれからの仕事との向き合い方や将来の計画をどのように築いていくのかという戦略のことです。そして、戦略を立て行動を示すことが40代転職では重要です。

キャリアプランを明確にすることで、仕事選びの基準や転職活動でのモチベーションアップにもつながるでしょう。

また、企業側は応募者のキャリアプランを知ることで仕事への意欲を図り、志望動機と結びついているかが確認します。

応募者と企業のキャリアプランが同じ方向性であれば、将来貢献してくれる人材であると評価もされやすく、双方でのミスマッチを防ぐことができます。

【40代転職キャリアプランの立て方】

  • Will:将来実現したいこと
  • Can:いま自分ができること
  • Must:Willを実現するために何をしなければいけないのか

Willはキャリアプランの目指すべきゴールとなり、それを達成するために必要なことがMustです。上記3つの視点から思いつくまま書き出してみることで、不明瞭だったキャリアプランのプロセスが描けてくるでしょう。

転職軸

40代転職を成功させるためには、過去の経歴を振り返り優先すべきポイントを把握することが大切です。

例えば給料や労働環境、スキル、キャリアアップ、人間関係、場所…様々ありますが「これだけは譲れない条件」を決めて筋の通った転職活動をする必要があります。

40代の転職では思うようにスムーズにいかないのは当然です。しかし安易な転職を決めてしまったら…もしかすると求人票と異なる給与かもしれないし、ブラック企業や劣悪な労働環境かもしれないのです。

これまで培ったスキルとキャリアを無駄にしないためにも転職軸をしっかりさせ、“将来こうありたい”という自分の姿をイメージして転職活動の選択をしてください。

情報収集

業界や企業の動向、求人情報などの見極めは、年齢を重ねるごとに慎重になるべきポイントで、企業情報を把握するということは、企業が求めている人材像を知るということです。

求人票で業界や業種、給与、福利厚生など目先の待遇だけで判断してしまうと、入社後にミスマッチを引き起こすリスクが高く転職回数を増やしてしまう結果になることも…

例えば、企業のホームページをじっくり見ると会社の理念や社長からのメッセージ、組織体制などが掲載されています。この3点だけでも、以下のような情報を読み取ることができます。

  • 会社の理念
  • 企業のキャリアビジョンがわかる
    自分のキャリアプランと一致しているかなど

  • 社長からのメッセージ
  • 企業の特徴やカラーがわかる
    トップの考えに共感できるか、ついていけそうかなど

  • 組織体制
  • 年功序列or実力主義がわかる
    評価や成果が給与に反映されるかなど

企業情報からは、企業の将来性や社員のタイプ、自身のキャリアプランとの合致など様々なことを知ることができます。

最近はインターネットで多くの企業情報が見られますので、自分に合った企業かどうか確認するために必ずチェックしておきましょう。

転職のプロからのアドバイス

キャリアプランに転職軸、情報収集…仕事をしながら転職活動の準備を進めるのは時間の余裕もなく大変です。さらに求人情報を集めて、応募や調整など負担は想像以上!

40代の転職活動は、ゴールを目指して効率良く進めることが鉄則ですが、1人では悩むことも多く自分に合った仕事がどうか分からない、応募できる企業がない…と悩むことも多いでしょう。

求人情報の媒体には、ハローワークや求人広告、転職サイトなどが色々ありますが、40代で転職活動を成功させている方の多くは、条件を絞りこんで検索でき効率的な転職エージェントを利用されています。

転職エージェントでは、転職のプロであるキャリアカウンセラーが転職の進め方や履歴書、職務経歴書など応募書類の書き方、面接対策、求人情報の提案などダイレクトに転職のサポートをしてくれます。

また、企業との条件交渉や調整も代行してもらえるので現職への負担も軽減できるのがメリットです。

企業との信頼関係が成立している転職エージェントでは、各業界や企業の情報だけでなく実際の職場環境や人間関係など内部情報にも精通しているため採用されやすい人材像をキャッチするのも強みのひとつ。

キャリアプランや転職軸の作り方に不安のある方は、キャリアカウンセラーとのキャリアカウンセリングで作り上げていくのも良いですし、客観的な市場価値をアドバイスしてもらうのも良いでしょう。

「転職すべきかどうか迷っている」といった相談も気軽にできるので、いつでも頼れる味方を作っておくのは心強いですよ。

Point

転職エージェントによって保有している求人が異なります。2つ以上併用することで、担当者の比較や求人の質や量などサービス内容の比較をすることが可能です。

失敗できない40代に利用してほしい転職エージェント

40代という年齢では、年齢制限で利用できない転職エージェントが多いですが、これまでの経歴から多くの成果を残しスキルを身につけてきた方が多く、価値ある40代が仕事探しのスタートラインに立てないのはもったいない!

しかし、転職エージェントの中には、40代の市場価値を高く評価し40代の転職に強い転職エージェントもあります。おすすめの転職エージェントをご紹介しますので、失敗できない40代の方は、ぜひ検討してみてください。

未経験・キャリアチェンジは『doda』


全国全世代の転職サポートをする『doda』は最大手の人材紹介会社。

求人数は20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)と業界トップクラスで、転職サイトと転職エージェントの両方の機能を提供します。情報収集力やサポート力から、年間1万8000人以上の転職成功実績があります。

キャリアアドバイザーと採用プロジェクト担当の2名体制は、他社にはない手厚いサポートでなかなか決まらない40代転職成功を実現。スカウト機能も充実しているので、これまでのスキルとキャリアを活かした転職をしたい40代にもおすすめです。

公式サイト https://www.doda.jp/
特徴 ・40代歓迎の求人が豊富
・転職エージェント・転職サイト両方の利用が可能
・電話やオンラインカウンセリングに対応
実績 顧客満足度No.1(20代)
求人数 20万件以上(※2023年3月時点、非公開求人を含む)

年収を下げたくない方は『ビズリーチ』

40代向けのハイクラス求人が豊富な『ビズリーチ』は、ヘッドハンティング型の転職サイト。

これまで培った経歴やスキルを活かした転職をしたい40代におすすめで、内定率が高く、クオリティが高い求人やホワイト企業が多いことが特徴。

求職者の経歴を見て評価したヘッドハンターからスカウトが来るのでキャリアアップ転職や年収アップが実現できます。スカウトの内容で市場価値が確認できたりと情報収集ツールとしても使えるので利用する価値アリ!

AIによって最適で効果的にマッチングした転職ができ入社後のミスマッチが少ないため、失敗できない40代は利用してほしいエージェントです。

公式サイト https://www.bizreach.jp/
特徴 ・利用者の年齢が40代以上
・高年収(年収1,000万円以上)案件
・外資系・管理職・専門職の求人が豊富
・オンライン面談に対応
実績 ・採用企業数(累計)20,000社
・登録ヘッドハンター数5,200人
公開求人数 80,951件(2022.8.12現在)


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷