昨今、IT業界の人材不足について取り上げられることが増えてきました。そのことから今のIT業界の転職市場は、未経験からエンジニアを目指す人にとってチャンスと言えるほど活発な採用活動が行われています。
手に職をつけ、長期的なキャリアを描き活躍の幅を広げていきたいという転職希望者に人気を集めるITエンジニアという職業。
それでは、ITエンジニアとは具体的にどんな仕事なのか、またどうしたらITエンジニアになれるのかについて徹底的に解説していきます。
ITの技術は日々拡大を続けており、またその内容は多岐に渡ります。新しい技術も目覚ましいスピードで市場に出回り、IoTやAI(人工知能)、VR(仮想現実)などは記憶に新しいのではないでしょうか。ITの市場はこれからもとどまることなく拡大を続けていくでしょう。
それでは、転職市場全体の求人倍率はどうなっているのでしょうか。
求人倍率とは、「1人あたりに何件の求人があるか」を数値で示すものです。例えば、求人倍率が「2.0」であれば「求職中の1人」に対して「求人数が2件」あるという状態です。
2017年4月時点での求人倍率は「2.56倍」で、29か月連続で右肩上がりとなっている状況です。
その中でも、業界別で見ていくとIT/通信の業種では「6.13倍」という求人倍率になっています。
前月比・前年同月比でみるとポイントは下がっていますが、それでも1人あたりに6件以上の求人がある業界ということになります。他の業界と比べてみても圧倒的に高い求人倍率です。
業種だけではなく、職種別で見ても技術系(IT/通信)は「7.82倍」となっており、転職市場全体の求人倍率の平均を引き上げているとも言えるでしょう。
※doda転職求人倍率レポート(2017年4月)のデータをもとにしています。
IT業界の特に技術者であるエンジニアは求人が溢れている状態で、エンジニア不足というのがご理解いただけたと思います。深刻な人材不足によって、IT企業はこれまでスキルを重視した採用活動をしてきましたが、未経験者を育ててエンジニアにするという動きも活発になってきています。エンジニアは今、未経験からでもなれる時代になったということです。
それでは、ITエンジニアとは具体的にどんな仕事なのか、またどうしたらITエンジニアになれるのかについて徹底的に解説していきます。
ITエンジニアは一体どんな仕事をしているのでしょうか。ITエンジニアは、様々なITに関わる技術を扱う仕事全般を指す総称です。
イメージしやすいように、開発工程と一緒に考えてみましょう。開発手法は関わるプロジェクトや業態によって異なりますが、一般的な受託開発の流れは以下のようになっています。
A.要件定義→B.設計→C.実装・プログラミング→D.テスト→ E.納品・リリース
では、それぞれの工程でどのような役割の人が関わるのか、を解説していきます。クライアントから依頼を受ける「受託開発」を前提として話を進めます。
依頼内容を元にプロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)がどのチームにお願いするべきか、メンバーのアサインを考えます。(1企業内に複数チームが存在する場合)
現場というよりは、ビジネス・マネジメント寄りの業務をする管理職の人たちがPMやPLとなります。
アサインされたチームには一般的にシステムエンジニア(SE)・プログラマーが存在します。
A.要件定義ではシステムエンジニア(SE)が直接クライアントと折衝や会議を重ねて納品物の詳細や方向性を定めます。そして、B.設計に入り設計書(仕様書)を作成し、それを元に開発を進めていきます。
システムエンジニア(SE)はC.実装・プログラミングを行うプログラマーに開発要件を共有して作業を依頼します。プログラマーはシステムエンジニア(SE)から依頼された設計書(仕様書)を元に、要件を満たすプログラミングを行います。
そして、必要な機能の実装が一通り完了したらD.テストの工程に入ります。そこには、テスター(デバッカー)という役割の人に、一通り実装したものが正しく想定通りの動きや見え方になっているかをテストしてもらって要件を満たしているかを確認します。
問題なければ、E.納品・リリースとなります。
E.納品・リリースとなるまでに数年かかるプロジェクトもあれば1か月という短いスパンでリリースするものもあります。
ここで紹介した仕事の流れは一般的なパターンの1つで、企業の業態・業種によって開発工程・関わるエンジニアの種類はさらに細かく分類することができるでしょう。
このように、エンジニアだからと言って、システムエンジニア(SE)のように常に開発作業をする訳ではなくコミュニケーションを軸に業務をするエンジニアや、プログラマーのように専門知識やスキルを駆使して実際に開発業務に専念する業務など、それぞれに適性があります。
まずは、自分がどういう開発に携わりたいか、どのようなポジションを目指したいのか具体的にイメージできるように調査することをおすすめします。
転職市場も活発なIT業界であれば、転職活動をすればすぐにエンジニアになれるのでは、というと現実はそうはいきません。相手は企業であくまでもビジネスに貢献する人材の採用をしたいという気持ちは変わりませんし、面接の場でアピールできるものを準備してきていない人と一緒に働きたいとは思わないものです。
また、エンジニアとして現場に出たとしたら、できるだけ早く一人前になった方が昇給・昇格のタイミングは早く訪れるはずです。
つまり、スキルや知識の下地を作っておくと企業に対しての印象も良く転職の成功確率が高まり、実際に転職先で業務を開始してからもキャリアアップのスピードが格段に早くなるでしょう。
「転職活動は早めに始めた方が良い」「でも専門スキルの下地を作っておいた方が良い」となると、できるだけ効率良く学習と転職活動を進めていきたいところですよね。
ネット上には無料のサービスが多く存在していますが、独学で学習をする・独自で転職活動を行う、となると自分に全て負担がのしかかってきますので、途中でモチベーションが維持できず断念してしまうことも十分に考えられます。
転職を見据えて人生設計を改めたいと真剣に考えているのであれば、スクールをうまく活用して短期間でアクションを起こすことをお勧めします。
特に今、現業が忙しいまたは不規則な生活を送っている人であっても、無理なく短期間でプログラミングスキルを習得し、さらに就職・転職サポートまで一貫して提供している「TechAcademy就職予備校」はこれまでにも多くのエンジニアを輩出してきました。
TechAcademy就職予備校で未経験の状態からプログラミングスキルを習得し、ITエンジニアへ転職を成功させた事例を紹介します。
約2ヶ月で35歳飲食店勤務からエンジニアへのジョブチェンジに成功!
もともと飲食店でエリアマネージャーとして活躍されていましたが、経営状態があまり良くなく、打開策としてWeb上での集客を試みたことがきっかけでITに興味を持たれました。ほぼ未経験の状態からプログラミングを学習し、就職サポートを活用して第一志望の企業から内定を獲得されました。
元派遣ホテルスタッフから一部上場企業のエンジニアへの転職に成功!
手に職をつけて会社に依存しない状態を作りたい、との思いからプログラミング学習を始められました。なるべく早い期間でカリキュラム内容を完了させて担当講師に追加課題を出してもらい、さらにレベルアップできるよう学習期間を有効に使われ自信が格段についたとの事です。
他にも、
・中卒で建設業勤務(22歳) → ITエンジニア企業への転職に成功
・正社員経験なしで派遣社員勤務(33歳) → Javaエンジニアに転職成功
・元看護師(28歳) → 医療機器系企業のエンジニアへの転職に成功
このように、様々なバックグラウンドの方が未経験からエンジニアへの転職に成功しています。
年齢や経験もバラバラですが学歴や職歴よりも実力で勝負できるエンジニアであれば、自分の努力次第でチャンスを掴み取ることが可能ということです。
TechAcademy就職予備校でのスキル習得方法は、シンプルです。
オンライン完結の学習システムなので、インターネット環境とパソコンさえあれば学習することができます。
特定の教室に通う必要がなく、空いた時間に自宅などでできます。
学習内容は、ITエンジニアの転職市場でもっともニーズのある言語「Java」を8週間という短期間で、基盤となるスキルを習得できるカリキュラムになっています。
その8週間という期間中は、オンライン上で「メンター」が受講生一人一人をサポートします。
チャットでわからない点やエラーが発生した部分をメンターに共有し相談すると、メンターが状況を理解してアドバイスをします。もちろん、自分の中で事前に何がわからないのか、をまとめた上で相談をすることを意識した方が問題解決能力がアップするので、相談の仕方も工夫をするべきです。
そういったコミュニケーションは、学習だけではなく実際に業務に入った時のチーム内でのコミュニケーションに役立つはずです。
ただ、どうしてもわからないことや考えても答えを導き出せない時に相談できる「メンター」の存在はとてもこころ強いものです。
また、TechAcademy就職予備校には就職・転職サポートもついています。受講生につき1名キャリアカウンセラーが担当し、希望の企業から内定をもらえるようサポートしていきます。
カウンセリングで希望や今後の展望をヒアリングした後に、適切な求人案件を紹介・企業面接・内定にいたるまでコミュニケーションを取りながら進めていきます。
このスクールからは、毎月、未経験の状態からプログラミング学習を始めてエンジニアに転身する人が出ています。
「やったことがないから無理」「自分には自信がない」そう思っている方にこそ、ぜひ今後の長いキャリアを見据えてチャレンジして欲しいと思います。