栄養士の資格を持っているけど、現在は別の仕事に就いているという方も少なくありません。
しかし転職を考えたとき、「せっかくの資格を活かしたい」「やっぱり“食”に携わる仕事がしたい」と栄養士として働きたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
栄養士は“食”と“栄養”に関する専門職として、実務未経験やブランクがある方でも転職しやすい職種です。
今回は、栄養士の実務経験なしでも転職できるのか・未経験でも転職しやすい職場についてお伝えします。
あわせておすすめの転職サービスも紹介しますので、栄養士の資格を活かして働きたい方はぜひ参考にしてください。
どんな仕事でも若手が有利とされていますが、それは栄養士の転職でも同じといえます。
養成校を卒業したばかりの若い栄養士は、最新の情報をタイムリーに学んでいますのでそれが強みとなります。
では30代・40代で栄養士資格を活かして働くことは無理なのか?というとNO!
若い栄養士は新しい知識を学び情報をもっていますが、社会人経験はありません。
一方で他の業界や職種で社会人経験を積んだ30代・40代の方は、ビジネスマナーやビジネススキルが身についている方が多いでしょう。
また、「この年齢で栄養士としての転職を志しました!」と、不利になりがちな年齢を逆手にとって前向きな姿勢をアピールすることもできますね。
30代・40代から実務経験なしで転職する方は、転職後に困ることがないように新しい知識や情報を身につけ、働く意欲をしっかり伝えましょう。
栄養士の活躍のフィールドは広いといっても、未経験でのチャレンジは勇気が必要ですね。
転職活動をしていても「本当に転職できるの?」と不安な気持ちも大きいかと思いますが、結論からお伝えすると“実務経験なしでも転職は可能”です。
では、栄養士の転職事情について詳しくみていきましょう。
栄養士は資格があれば活躍の場が広く、転職のハードルはさほど高くはありません。
高齢社会の進展により、介護施設や介護事業所など福祉分野でのニーズが高まっているほか、学校や病院の給食センターなどでは人材不足が深刻なので求人が充実しているからです。
そのため「取得した栄養士資格を活かして働きたい」「結婚や育児などで現場を離れたが服飾したい」と、実務未経験または経験が浅い方が転職にチャレンジする方が多いようです。
厚生労働省職業情報提供サイトjobtagの賃金(年収)・ハローワーク求人統計データによると、令和3年度栄養士の有効求人倍率は2.03とされています。
求人に対して人材が不足している状態であり、様々な企業や事業所が栄養士採用に積極的であることが分かりますね。
栄養士・管理栄養士の養成施設卒業生の就職率は高く、就職率は90%という結果が出ています。
内訳は以下のとおりです。
*参照:全国栄養士養成施設協会『栄養士養成施設の卒業生の就職実態』
こちらは養成校の就職率となるので、転職でそのまま当てはまるわけではありませんが、「栄養士」という資格を活かして転職するのは難しくないということが分かりますね。
栄養士の主な職場には下記があります。
*参照:全国栄養士養成施設協会『栄養士養成施設の卒業生の就職実態』
病院や児童福祉施設、介護保険施設など食と健康へのサポートが必要な方に対しての職場が上位を占めていることが分かります。
ではこの中で、実務経験なしの栄養士が転職しやすい職場はどこなのか、解説していきます。
栄養士の求人では「栄養指導の経験あり」「キャリア〇年以上」と実績が必要なものもありますが、給食事業では未経験OKの求人が多数みられます。
「給食」というと学校給食をイメージしますが、給食事業は病院や介護保険施設、社員食堂など様々な給食現場が職場となります。
将来的に栄養指導の業務をしたいと考えている方も、病院や介護保険施設などで、まずは調理補助など管理栄養士と協働して実務経験を積んでいくとその後のキャリアアップもスムーズでしょう。
実務経験なしで栄養士に転職するなら、食品関連などの一般企業もおすすめです。
食品メーカーや化粧品会社、飲食店などで働く栄養士の場合、研究や商品開発のほか、マーケティング調査や消費者への広報やアドバイスにも携わります。
健康的なメニューへのニーズが高まっているため、栄養士の知識やスキルを活かしてヘルシーメニューの考案など担当することもあるかもしれません。
前職で事務職だった方はパソコンスキル、営業職をされてきた方でしたらコミュニケーションスキルをアピールすることで栄養士の経験がなくても採用される可能性は高いです。
ここでは、実務経験なしで栄養士に転職する時のポイントを解説します。
未経験から栄養士に転職する方は、”まずは実務経験を重ねよう”という意識が大切です。
「本当は栄養指導や献立作成がしたいのに…」と思う方も多いかと思いますが、経験のないまま栄養指導を任せる職場は少ないでしょう。
資格だけ持っていて栄養士の経験がない、ということはペーパードライバーと同じです。
調理現場で栄養士として経験を重ね、スキルを身につけていくという意識で働くことが大切です。
「未経験OK」の求人があっても、入職後のサポート体制があるかどうかが重要です。
未経験のまま実務デビューしてしまうと不安ですし、スキルも伴わない可能性がありますよね。
未経験者の採用に積極的な職場では、研修やセミナーなどサポート制度が充実しているところが多いですが、事前にチェックしておくことが大切です。
実務のノウハウを教えてもらえたり、マニュアルがしっかりしている職場を選べば、未経験でも学びながら不安なく働くことができるでしょう。
また入職後のサポートだけでなく、その後のスキルアップ制度も充実していれば、よりやりがいをもって働くことができる職場環境といえますね。
未経験での転職は、どんな職場を選べばいいか分からないと不安がいっぱいです。
また一人で求人を調べても入社後のサポート体制や職場環境など、情報が少なくネガティブになりやすいもの。
そこで、転職を気軽に相談できる転職サイトや転職エージェントなどを活用することで、スムーズな転職が実現できるでしょう。
栄養士の転職に強い転職サービスを利用することで、これまでのキャリアやスキルを活かせる職場の提案や個々に合わせた転職支援を受けることができます。
履歴書や職務経歴書のアドバイスや面接対策も充実しているので志望動機や自己PRも不安なく作成できるでしょう。
転職サービスのアドバイザーは、あなたの強みやスキルなど市場価値を客観的に評価してくれますので、自分に合った職場と出会いたい方におすすめです。
ここからは、未経験で栄養士を目指す方に人気の転職エージェントを紹介します。
医療・介護・福祉業界の幅広い分野の実績豊富な株式会社エス・エム・エスが運営する転職サービス栄養士人材バンク。
同社は会員10万人以上※と、幅広い分野において非常に大きなコミュニティを運営しています。
*参照:株式会社SMS『国内最大級の栄養士コミュニティ「エイチエ」』
栄養士人材バンクの強みは、栄養士の転職事情や業界に精通する専門のエージェントによる手厚いサポートの充実です。
一人ひとりにあった働き方、キャリアに合わせた紹介を行い、事前に職場環境や労働条件を詳しく教えてくれるので入社後のギャップも少ないことが特徴です。
全国の医療・介護・福祉施設、保育園、給食委託会社、一般企業を網羅しているので、幅広い選択肢から自分に合った職場と出会えるでしょう。
公式サイト | https://ejb.eichie.jp/ |
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地域 | 全国 |
特徴 | 相談から内定までフルサポート リアルな職場情報で満足度◎ |
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栄養士の転職事情や未経験でも転職しやすい職場、未経験転職で注意するポイント、おすすめの転職サービスなどを紹介しました。
食や健康意識の高まり、多様なニーズから栄養士の活躍の場は広がっていますので、様々な分野で栄養士の資格を活かして活躍することができます。
資格さえあれば実務未経験や年齢問わず働くことができますし、求人に困ることは少ないでしょう。
ぜひ資格を活かして、栄養士として新しい一歩を踏み出してみましょう。