【仕事の悩み】グレーゾーンの方の「仕事の辛さ」を最速で解決する方法

発達障害の症状があるにも関わらず、診断名がでない。いわゆる『発達障害グレーゾーン』。グレーゾーンであることが原因で、仕事の悩みを抱えてる方は多いでしょう。

そこで、今回は発達障害グレーゾーンの方の、こんな悩みにお答えします。

  • 勇気を出して病院に行ったのに、診断名がでなかった。こんなに辛い思いしてるのに…。
  • いわゆる『グレーゾーン』の私は、「仕事ができない人」ってレッテル貼られながら仕事するしかないのかな…。
  • 転職したいんだけど、グレーゾーンと言えばどんな職がオススメ?

こんなお悩みを解決するため、今回は『グレーゾーンの辛さを、最速で解決する方法』を紹介します。

どうすれば『最速』で辛さを解消できるのか?それは『転職』することです。

たしかに、『症状と付き合う方法』や『対処する方法』もあります。
それなら、いまの職場を辞める必要はありません。
ただし、その場合、どうしても長期間「辛さ」と戦うことになります。

そこで『転職』という方法をとることで、すぐに辛い思いから解放されます。さらに、仕事の選び方次第では、『発達障害の弱み』を『強み』に変えることができるのです。

さあ、あなたも仕事仲間からの、「あの人、仕事遅いんだよな…」「要領が悪すぎる!!」などの声を一変させてみませんか?

あなたはどのタイプのグレーゾーン?

一言で『グレーゾーン』といっても、人それぞれ特徴があります。
まずは、その特徴を知りましょう。

グレーゾーンの特徴を知る手順

①紙とペンを用意してください。

②仕事中を思い返して、下記を紙に書き出してください。

  • 仕事で得意なこと
  • 仕事で苦手なこと
  • 仕事で『困難』と感じること(ex.「同僚と上手く話せない」など)
  • やりがちなこと(マイナス面)

③下記と照らし合わせることで、「どのタイプのグレーゾーンなのか?」を知ることができます。

【ASD(自閉スペクトラム症)】
  • あいまいな指示が理解できない
  • 手順通りの仕事が得意
  • 急な予定変更でパニックになる
  • チームでの業務が苦手
  • コミュニケーションが苦手
【ADHD(注意欠陥・多動性障害)】
  • 作業に集中することができない
  • ケアレスミスが多い
  • 忘れ物が多い
  • 好きなことには没頭できるが、周りが見えなくなる
  • 整理整頓ができない
  • 衝動的に発言したり行動してしまう
【LD(学習障害)】
  • 「文章」を読むことが苦手(「れ」と「わ」の違いがわからない、読み間違えが多い、など)
  • ケアレスミスが多い
  • 「書く」ことが苦手(鏡文字を書いてしまう、漢字が苦手、誤字脱字が多いなど)
  • 「計算」が苦手(カンタンな計算ができない、数字が読めない、数字の『大小』がわからないなど)

自分の特徴がわかったら、その特徴に合った仕事を知りましょう。

【グレーゾーンの特徴別】あなたに向いてる仕事は?

自分のグレーゾーンの特徴に向いてる仕事を知りましょう。

あなたに向いてる仕事をするダケで、いままで『弱み』だったことが『強み』に変わります。
つまり、発達障害グレーゾーンでない人より、「仕事ができる人」になれます。

ASD(自閉スペクトラム症)傾向の人に向いてる仕事

ASD傾向の方に向いてる仕事は「主にひとりで集中してできる仕事」、「ルール・マニュアル通りにできる仕事」です。

  • プログラマー
  • ライター
  • 工場のライン作業員
  • 清掃業(ホテルの掃除など) など

ADHD(注意欠陥・多動性障害)傾向の人に向いてる仕事

ADHD傾向の方に向いてる仕事は、前提として「興味のある仕事」。そして「行動力の高さが強みになる仕事」、「クリエイティビティの高さを活かせる仕事」です。

  • 営業・企画職
  • デザイナー
  • エンジニア
  • イラストレーター など

LD(学習障害)傾向の人に向いてる仕事

LD傾向の方に向いてる仕事は、「苦手なこと(読み・書き・計算)以外の仕事で興味のある仕事」、「『視覚・聴覚で全体を把握できる能力』の高さを活かせる仕事」です。

  • 広告業界
  • CADオペレーター
  • カメラマン
  • 調理師 など

発達障害グレーゾーンの、すべての方に共通することがあります。
それは、『興味があり、かつ自分の苦手なことをしなくて良い仕事』をすることで、発達障害でない人よりも「仕事ができる人」になれるということです。

【グレーゾーンの方向け】あなたに最適な仕事を探せる方法

では、自分に向いてる仕事の探し方を紹介します。
ここで紹介する仕事の探し方は、『無料かつ失敗しない方法』です。

「有料でもいいから、支援を受けながら仕事探しがしたい!!」

という方は、『就労移行移行支援』を受けるとよいでしょう。
『就労移行支援』については、下記の記事を参考にしてください。

(『就労移行支援事業所について』の記事内部リンク)

ハローワークと転職エージェントを活用しよう!!

では、さっそく『無料かつ失敗しない仕事の探し方』を紹介します。

『ハローワークと転職エージェント』に登録し、仕事探しをしましょう。

なぜ『ハローワークと転職エージェント』で仕事探しをするといいの?

仕事探しに『ハローワークと転職エージェント』の併用をオススメする理由は、選択肢を増やしたうえで、『選択の迷い』をなくすためです。

ハローワークには、多くの求人があります。その中から、『グレーゾーンへの理解があり、自分の特性にピッタリ合った職場選ぶこと』は一苦労でしょう。
一応、窓口の方に相談することができますが、正直親身になってくれる人は少ないです(1日に何十何百人の求職者の相手をしているため)。

そこで、併せて転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントは、ハローワークに載っていない、大企業やニッチな業界の会社の求人を多く取り扱っています。
そして、『あなた専属のアドバイザー』が付き、グレーゾーンへの理解がある、あなたにピッタリな職業紹介をしてくれます。

ただし、転職エージェントは基本、成果報酬型。『転職成功後、翌年の年収の30%を報酬として支払う』というような契約になっているエージェントが多いんです。つまり、基本的に『完全無料』ではありません。

「頑張って働いても、その年の収入の数十%が引かれる。」って、嫌じゃないですか?

例えば、『転職後の年収が600万円』の場合、『成功報酬が年収の20%』=『120万円支払う』ってことです。

ですが、なかには『転職成功後も無料』の転職エージェントがあります。

完全無料の転職エージェント

『完全無料』の転職エージェントとは、「doda」です。
「転職ならデューダ!!」の広告でもお馴染みですね。

『完全無料』にも関わらず、しっかり専任のアドバイザーが付き、成功報酬型の転職エージェントと同じように仕事を紹介してくれます。

「利用者からの報酬がないなんて本当?大丈夫なの?」と不安に思う方も多いでしょう。

ですが、まったく心配はいりません。
なぜなら、『doda』は国内最大級の転職エージェントであり、信用が高いからです。『企業側が支払う料金』だけで十分やっていけるんです。

つまり、dodaは『信用が売り』ということ。
たとえば、企業が出してる求人にまったく合わない人を紹介してしまい、その人がすぐ辞めてしまうと、dodaの信用が傷つきます。

だから、あなたにピッタリ合った仕事を紹介してくれるんです。

【まとめ】発達障害グレーゾーンの悩みは、効率よく早く解決しよう!

今回の内容をまとめます。

【グレーゾーンの悩みを最速で解決する方法】

自分の特性に合った職場に転職する

発達障害グレーゾーンの『弱み』を『強み』に変えることができる。

以下、その手順。

①『どの障害の特徴が強いグレーゾーンなのか』を知る。

紙に下記のことを書き出す。
  • 仕事で得意なこと
  • 事で苦手なこと
  • 仕事に関連して『困難』に感じること(ex.「同僚と上手く話せない」など)
  • 仕事でやりがちなこと(マイナス面)
3タイプの『グレーゾーンの特徴』と照らし合わせ、「自分がどのタイプなのか」を知る。
  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • ADHD(注意欠陥・多動性障害)
  • LD(学習障害)

②自分の特徴にあった仕事を知る。

  • ASD(自閉スペクトラム症)
  • 「主にひとりで集中してできる仕事」、「ルール・マニュアル通りにできる仕事」

  • ADHD(注意欠陥・多動性障害)
  • 前提として「興味のある仕事」。
    そして「行動力の高さが強みになる仕事」、「クリエイティビティの高さを活かせる仕事」。

  • LD(学習障害)
  • 苦手なこと(読み・書き・計算)以外の仕事で興味のある仕事」、「『視覚・聴覚で全体を把握できる能力』の高さを活かせる仕事」

③『無料かつ、仕事選びに失敗しない方法』で仕事を探す。

  • ハローワークとdodaの両方に登録する
選択肢と「選択の迷い」がなくなる。

医師からの診断がでない、いわゆる発達障害『グレーゾーン』。
グレーゾーンであることが原因で、仕事で苦労してる方は「なんとか対策しないと。」と思いがちです。

しかし、実際は『いまの仕事のまま対策する』より『向いてる仕事に転職』のほうが、ストレスなく早く解決できます。

かつては「石の上にも三年」ということわざがありました。
しかし、わざわざ3年間辛さを我慢することに、はたして意味はあるのでしょうか?

『転職』=『逃げ』ではありません。

『転職』という手段は、『自分の行動力だけで解決できる』手段なのです。


障がい者におすすめの転職サービス一覧

サイト名 サービス詳細
マイナビパートナーズ紹介
マイナビパートナーズ紹介
優良企業を厳選して紹介!マイナビパートナーズ紹介
マイナビパートナーズ紹介は、業界大手のマイナビが運営する障がい者専門の人材紹介サービス。一定の水準をクリアした企業のみを取り扱っているため、優良な求人が多いのが特徴です。またマイナビパートナーズ自体が、障がい者雇用を促進する特例子会社。障がいのある人の雇用や働き方の知識が豊富なのも安心できるポイントです。
dodaチャレンジ
dodaチャレンジ
95%が満足!障害別に転職を徹底サポート
dodaチャレンジは、dodaブランドの中の障がい者向けに特化した転職支援サービス。大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで幅広い求人から、自分の適性に合った仕事を探すことができます。障がいの種類ごとに専任のアドバイザーが在籍しているので安心。大手エージェントでありながらも、求職者に寄り添った親身な対応が評判です。
ココルポート
ココルポート
イチから就職を目指す!就労移行支援サービス
ココルポートは障がい者が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようサポートを行うサービスです。就職の経験がない人、ブランクがある人も就職した実績多数あり。首都圏と福岡に事業所を展開しています。

参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷