「大学院卒は使えない」そんな話を聞いたことがある人も少なくないでしょう。
大学院卒は全員が仕事ができないかといったら、勿論そんなことはありません。
むしろ、これまでの勉強内容を活かし能力が高い方のほうが多いともいえます。
ではなぜ、院卒は使えないといわれるようになったのでしょうか。
本記事では、企業側が「使えない」と判断する理由について徹底調査しました。
院卒の転職事情にも触れているので、ぜひご一読ください。
院卒が「使えない」といわれる理由には、できるのが当たり前と思われてしまっていることが挙げられます。
今の若手、スマホ万能PC不要世代だからぱしょこん使えない奴多すぎ問題。
大卒院卒すらちゃんと論文書けたの?っていうくらい機能を使えないのなぁぜなぁぜ??
— サイボーグヘルシェイク霧島 (@kai2_kirishima) July 6, 2023
昨日仕事でイライラが止まらんくて
久しぶりに早めに寝たっ
院卒のくせに相方が役に立たなくて
え?それAIでもできるで?
と思った
事務さえもセンスないってどーいうこと
え?何やったらできるん?
年齢も変わらないのに、1から10まで説明いる?
お好きにどうぞやけど、私は責任とらんで~— うちゃちゃ (@hoorii_kt) July 3, 2023
うちの職場、短大でも院卒でも同じ仕事するけど短大の子の方がやる気あって仕事も早いのに対し院卒は頭も悪ければやる気もない。それなのに短大の子のが給料安いなんてありえへんやろ
— らいりぃ.acr141 (@ziu102) July 10, 2023
このようにTwitterの意見をみても、「院卒のくせに」「院卒なのに」といった意見が目立ちます。
大学院を出ている高学歴であることを知っていて、出来て当たり前と思われ厳しい目で見られがちなのが現状といえるでしょう。
ただ、院卒の配属先や企業そのものに問題がある場合もあります。
院で学んだ専門分野を活かせない部署に配属される
社会人としては新人であるのに、研修を省略される
上記のような企業もゼロではありません。
院卒の方が「使えない」というレッテルを貼られないためにも、就職・転職活動時の企業選びが重要といえます。
企業が、院卒理系・文系それぞれに求める主なスキルを挙げます。
院卒に限ったことではありませんが、転職を成功させるには企業の求める人物像と自分が合致するかどうかが大切です。
求人内容を見て、上記のような求められているポイントに合う求人を探すことで採用率が高くなるでしょう。
「院卒だから」といった理由で転職活動が不利になるとは考えにくいでしょう。
ただし、理系の方よりも文系院卒のほうが転職活動が難しくなることはあるようです。
研究職や開発職で能力を評価されているのであればスムーズな転職も考えられるが、他職種への転職となると文系院卒であることの意味がなくなることも。
あくまでその人の能力や経験によるので、必ずしも院卒の転職が不利になってしまうわけではありません。
メーカーや研究職以外の業界や、今までとは違った仕事に転職したいと考えている人へ、おすすめの職種や業界をご紹介します。
…リサーチ&検証の繰り返しなので、特に理系の人におすすめ。
…データ処理能力、知識が求められており、院卒で培ってきた研究能力や実績を活かしやすい。
…特に文系の人は研究してきた専門分野を活かしやすい。
転職の際に注意したいのは、ただ「活かせる」からという理由に留まらないことです。
その仕事で“どのように経験やスキルを活かし”、“どのようにキャリアアップしたいのか”を具体的に説明できるようにしましょう。
第二新卒とは大学を卒業して入社後3年以内、または25歳前後の人を指す場合が多いです。
そのため院卒の場合は、修士課程の人で24歳入社なので第二新卒として扱って貰えるのか微妙なラインではありますが、院卒の場合は年齢を考慮し30歳くらいまで第二新卒枠で面接してくれる企業もあります。
第二新卒は新卒にはない基本的なビジネスマナーがある、若さがあり前の会社に染まっていないなど、扱いやすく企業から人気があります。
転職を考え始めたら、なるべく若いうちに行動に移しましょう。
院卒理系の就職先として多いのがメーカーの研究職などですが、理系であれば「金融系」「コンサルティング系」、文系であれば「公務員」「マスコミ・広告系」など需要の高い業界があります。
転職先をよく見極め院卒のニーズが高い職場を探しましょう。
少しでも転職に不安を感じるのであれば、転職のプロである転職エージェントを利用しサポートを受けながら効率の良い転職活動を進めていくことがおすすめです。
院卒の転職に特化したエージェントもあるので、複数の転職エージェントを比較検討しながら自分に合ったサービスを活用していきましょう。
【院卒】転職エージェント選びのポイント
転職サイトに登録するだけでは、どの求人が良いのか、自分に合っているのかを見極めることは困難です。
また仕事を続けながらの転職活動となると、なかなか時間が取れず思うように進められないことも多々あるでしょう。
そんな方は、転職エージェントに登録することをおすすめします。以前に比べて転職が身近になった昨今では、ネットを検索してみると「20代特化型」や「大手企業の求人多数」など、それぞれに特徴を持ったサイトが多数登場しています。
これまでの実績を活かすためにも、院卒の場合は総合エージェントよりも特化型エージェントがおすすめです。連絡が面倒でなければ、複数のエージェントに登録しても良いでしょう。
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院生の強みを転職にいかせる【アカリクキャリア】
アカリクキャリアは院卒者専門の転職エージェント。
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ここまで院卒の就職後、結婚、転職‥などについて解説してきました。
高卒だろうが、大卒だろうが、院卒だろうが仕事ができる人はできる、できない人はできないのです。結婚も転職も同じです。
周囲から思われがちな「院卒だから‥」「院卒なのに‥」の偏見だけでなく、「院卒だから!」といった上から目線を無意識にしてしまっているような人は改めましょう。
“能力が高く人間性の良い優秀な院卒“と思われるように、仕事への向き合い方や人との接し方などを考えてみてはいかがでしょうか。
上手くいかないときは何かを少し変えてみる、誰かを頼ってみることで道が開けることもあります。
転職で悩んでいるのであれば転職エージェントに相談してみましょう。