工場勤務からの転職先は工場と異業種、どっちが失敗しない?

現在工場で働いているけれど、最近工場勤務に不満を感じる…。
工場に限らず、どんな仕事でもそうですが、仕事に対して不満を覚えてしまうと、何をしていても不信感や嫌気というものは積もってしまうものです。

世間の工場勤務に対するイメージがどうも3Kっぽいとか、工場勤務に果たして将来性があるのかどうかとか…。
現在工場勤務をしている他の人は、どんな不満を抱いているのでしょうか。また、現実的に工場勤務に将来性はあるのでしょうか?

もし転職するとしたら、このまま経験を活かして工場にするのと、思い切って工場勤務から異業種に転職するの、どっちが失敗しない?

不満を覚えた今こそ、工場勤務と転職事情について、考えてみませんか?

転職を考える工場勤務の不満あるある

その不満は転職できることで解消できる正当な理由?

現在の仕事に不満がある。だから転職したい。転職のきっかけは、どんな職業でも仕事や職場への不満から始まるものです。けれど、転職は軽々しくできるほど簡単なものでもありません。実際、転職したからと言って、現在の不満が解消するかはやってみなければ分かりません。

例えば転職したことで、逆に給料が下がった、職場環境が良くなかったなどの理由から、より状況が悪化することもありえます。その不満が転職することで本当に好転する問題なのか、本当に転職することが最善の道なのか、先に考える必要があります。

工場勤務の方が抱きやすい不満あるある

実際に工場で働いている方はどんな不満を抱きやすいのでしょうか。一度あなたも人の不満を客観的に見て、それが転職で解消されるか考えてみてください。

・流れ作業や単純作業が多く、仕事にやりがいを感じない
・工場で扱う製品やジャンルに将来性を感じない
・製品や業界の問題でなく、現在工場で働く自分自身に将来性を感じない
・給料が安い
・待遇に不満がある
・体力面に不安を感じ始めた
・時間外労働が多い
・人間関係がめんどくさい

工場勤務は、体を使う仕事がメインの所が大半だと思います。重鉄鋼業や機械系メーカーなどの重いものを取り扱う工場になると、より体力を使うことが多いでしょうし、また火気や危険な薬品を取り扱うところも多いでしょう。

体力だけでなく、気力を消耗する仕事をしていれば、やはり年齢を重ねることで続けることが難しいと感じる方も少なくないと思います。

この工場にいる限りは改善できない。続けることで心身に変調を来す恐れがあるとなれば、転職をすべき理由には十分です。

転職すべきでない理由とは?

そもそも転職すべきでない理由とは一体どういうものなのでしょうか?

・仕事に対してマンネリを感じている
・仕事にやりがいを感じないが、特にやりたいことがあるわけではない
・転職すれば給料が上がるかもしれない

こんな風に感じて、転職を考えているという方は要注意です。特にやりたいことが他にあるわけじゃないけど、今の仕事が嫌だからとにかく転職したい。キャリアプランとか特に考えてないけど、経験はあるし、転職で給料上げたい。

こういう考え方では、大体転職で失敗するパターンです。仕事にやりがいを見出すのは、他人がやってくれるものではなく、あなた自身が見つけるもの。キャリアプランも夢も希望もなく転職をすれば、また転職先で同じ事を繰り返しかねません。

給料もまた同様で、キャリアアップを考えて綿密にキャリアプランを立てているならまだしも、基本的に転職では給料ダウンが起こると思っておくべきです。

職場の雰囲気への不満も、転職することで改善するかは転職してみないと分かりません。
「転職してみないと分からない」ような改善点を思い描いている方は、一度冷静になってしっかりと考え、それでもやっぱり転職したいと思うのであれば、事前調査と対策をしっかりと練る必要があるのです。

将来的に工場勤務は仕事が減る!?

工場の仕事はAIに取って代わられる!?

昨今、『工場の仕事は先がない』と多く聞かれるようになってきました。なぜそんな風に言われてしまうのか。日本の産業はどん詰まり?という風に感じられてしまうかもしれませんが、もちろんそんな事はありません。

IT化が世界中で広がっている昨今、テクノロジーの進化は目覚ましく、AI(人工知能)の技術に注目が集まっています。AIが発達すれば、誰でも一度はSF映画などで見たことがあるのではないかと思いますが、ロボットが人間に変わって働く社会が実現する可能性があります。そして、それは現在さほど遠い未来ではないと思われています。
テレビを見ていても産業やIT系のドキュメンタリーでは、AIが頻繁に取り上げられるようになってきました。

ヒト型のロボットが家政婦を…などと言われれば現実味がないかもしれませんが、数値をプログラミングして均等に切断する、穴をあける。時間に合わせて茹でたり冷やしたり焼いたりの調理を行うなどは、既に多くの工場で取り入れられている技術です。

それでも人間でなければ行えない分野はある

ただし、AIが扱う分野は限られており、結局の所人間ほどの臨機応変さと精密さはないとも言われています。気温や湿度によって加工の加減が変わる素材を扱うものは、やはり機械ではなかなか対応しきれません。最終検査で信用できるのはやはりまだまだ人間の目、という意見があるのも事実です。

「誰でもできる」分野は機械でもできる。だからそういった仕事は機械に取って代わられる。でも機械にできない分野はどうしても人員が必要。

今後も長期的に工場で働きたいと考えるのであれば、より専門的な知識や技術を身につける必要はあるかもしれません。けれど、より専門的な分野を扱う仕事というのは、比例して待遇が良くなる傾向にあります。
工場の仕事に将来性を求めるのなら、自分次第の努力が必要と言えるかもしれませんね。

工場勤務に転職、おすすめの業界とは

それでは、将来性・やりがい・待遇などの面でおすすめの工場勤務の業界を紹介します。

・医薬品業界
・電気・電子機器業界
・自動車業界
・食品業界

IT系や自動車業界など時勢に乗っている業界や、流行り廃りに影響されず生活に密接に関わっているような業界は、企業の運営が安定しやすく、給料も安定して高めの傾向があります。

他にも、取り扱う商品が精密機器・重工業・薬品を取り扱う業界などは、専門性が高かったり、危険性が高かったりなどの理由から、基本給が高めな所が多いのも特徴です。

また、当然ですが大企業や上場企業はオフィスワークでなく工場勤務でも年収が高いので、業界ではなく企業のネームバリューで選ぶのもおすすめです。

工場勤務に向いている人・向いていない人

工場勤務に向いている人

工場で働いていて、自分は工場で働くのに向いていないのではないかと思い悩む人もいるかもしれません。一般的にはどんな人が工場に向いているといえるでしょうか。特徴を挙げてみたいと思います。

・ものづくりに興味がある人
・自分の世界に没頭できる人
・単調な作業が苦にならない人
・自分でタスクを設定し、効率的に工夫して作業することを楽しめる人

工場の仕事というのは、基本的に量産することです。量産するということは、必然的に毎日同じ作業の繰り返しになってしまいます。どうしてもマンネリ化してしまいがち。しかしものづくり自体に興味を持ち、単調な作業を楽しめる工夫を自分からできる人には向いています。

また、コミュニケーションが苦手な人に向いているとはネットでよく見かけますが、意外と工場勤務で人間関係に嫌気がさす人というのは多いです。

なぜなら、基本毎日同じ顔ぶれが揃い、みんな工場内で一日中ずっと一緒。休憩中も一緒。そこで気が合わない人が居ると、それだけで気が滅入ってきてしまったり、揉め事が起こったりしやすくなります。ある程度人とのコミュニケーションを取り、社内の人間関係を正常に保つ必要性があります。

工場勤務に向いていない人

逆に工場勤務に向いていない人とはどんなタイプでしょうか。

・常に新しい事にチャレンジしたい人
・飽き性な人
・他者から目に見える評価を得たい人
・体力がない人

基本的には工場に向いている人の逆のタイプが当然工場に向いていない人となるわけですが、自分の成果に対して常に目に見えた評価をもらいたいと考えるタイプも向いていない仕事と言えるでしょう。

工場は毎日同じことを繰り返し、安定して高いクオリティで行うことを評価される仕事です。そのため、評価が分かりづらいことが往々にしてあります。

そしてやはり体力は工場勤務において必須スキル。交代制の不規則な勤務時間になることも多く、またただでさえ体を使うのに繁忙期には残業が当たり前ということも多いです。体力を理由に辞めるという例も多いので、体力に元々自信がないという人にはおすすめできません。

工場勤務から異業種に転職はできる?

工場勤務から異業種に転職を考える人からよく聞かれるのが、「自分には何もできることがない」という意見です。工場という職場は、確かに他の業種から見れば少し特殊な環境と感じられがち。とはいえ、「何もできない」と考えるのは短絡的すぎます。

工場勤務をしていたということは、メーカーとしての知識があるはずです。下っ端のレーン作業しかしていないから…とはいっても、少なくてもどのように作られているかの内情は察することはできるでしょう。それを元に勉強すれば、基礎はあるはずですから知識が入りやすかったりします。

また、ものづくりに興味があって工場で働いていたなら、他のものづくり系の業界や職種に行くのもいいでしょう。工場で培った根気や集中力、手先の器用さや効率化を工夫できるのはスキルの一つになります。
こうやって、自分の長所を活かせる仕事を探すのが一番の近道になるのではないでしょうか。

高卒工場勤務から未経験職に転職したい

高卒で異業種にキャリアチェンジしたい方は、ポテンシャルを評価してもらえるような書類を作成しましょう。

転職を成功させるには企業の求める人物像と自分が合わないと、まずうまくいきません。的外れな求人に応募した場合、高卒でなくても不採用になります。

応募書類で、会社に合わない・やる気も感じられないと、書類選考ですぐ落とされます。

求人の見極め、ビジネスマナー対策、履歴書と職務経歴書は見やすく作成することは必須です。

一人で転職活動するよりも、成功率が高まる転職エージェントを利用することをおススメします。

工場勤務から転職、失敗しにくい仕事は何?

では明確に、工場勤務からどのような仕事に転職すれば失敗しにくいでしょうか。分かりやすく例を挙げてみたいと思います。

営業

工場に勤めた経験のある大半の人は、コミュニケーション能力に自信がないから…と営業を避けがちです。しかし営業には2種類あるのを知っていますか?

・新規顧客を開拓する『一般営業』
・決まった顧客の所に注文の商品を届ける業務が主な『ルート営業』

工場から営業に転職する方は、このルート営業がおすすめです。

一般営業よりもノルマが緩く、一日に回るルート設定なども自分で決められるところもあり、どのように回れば効率的に多く顧客のところを回れるかは自主的なタスク設定と効率化に繋がるでしょう。

営業に転職しやすい転職支援サービスは【キャリアスタート】

公式サイト https://careerstart.co.jp/
年齢 10代~20代
実績 内定率86%!/入社後定着率92%以上!
特徴 一人一人に合わせた面接トレーニングで内定率UP

接客

工場で扱っていた商品、例えば食料品、衣料品、自動車や精密機器系などの販売員なども、商品に関わった知識を活かせる仕事です。

面接時にも商品の知識やメーカーとしての知識があれば、人事担当者へのアピールにすることができるので、失敗しにくい分野です。

接客に転職しやすい転職支援サービスは【リクナビネクスト】

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年齢 全年齢対象
実績 転職者の約8割がリクナビNEXTを利用
特徴 自己分析ツール「グッドポイント診断」で自分の強みを分析

エンジニア

工業系もIT系も、ものづくりに興味がある人にはおすすめの職種です。
特にIT系のエンジニアは、業界が現在売り手市場。収入も業界が盛り上がっているため、高収入のチャンスがあり、転職業界では注目されている職種でもあります。

プログラマー

実際に物品を作る工場に対し、データを構成するプログラマは畑違いだと感じる方も多いかもしれません。けれど、プログラマーは集中力が高く、自分の世界に没頭できて、物事の効率化を考えられるタイプの人には向いている仕事です。

こちらも現在転職業界では人気が高い売り手市場の職種で、書籍やスクールなど初心者でも勉強できる環境が多く設けられています。

エンジニア・プログラマーに転職しやすい転職支援サービスは【doda】

公式サイト https://www.doda.jp/
実績 研修制度が充実した優良企業の求人が豊富
特徴 転職サイト+スカウト+転職エージェントの3つの機能あり

工場勤務の転職で失敗しないためには、自分の適正をしっかり考えて冷静に

工場勤務から転職する際、同じ工場に転職するのも異業種に転職するのも、どちらも成功することも失敗することもできます。何も考えず、なんとなく今の職場に不満があるから転職してしまえば、異業種じゃなくても高確率で失敗してしまうでしょう。

転職を考えた時、まずなぜ自分は転職がしたいのか。その転職は本当に必要かを冷静に考えてみてください。どうしても必要だと思うのであれば、自分は工場勤務が合っているか、合っていなければどんな仕事がしたいのか。じっくりと自分自身と向き合いましょう。

工場から異業種に転職するのは勿論可能です。ただし、その場合にはできるだけ早く転職することをおすすめします。30歳になってしまうと、未経験職種への転職は一気に難しくなります。キャリアプランをしっかり立てて、決断はお早めに!


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷