工場勤務からの転職先は工場と異業種、どっちが失敗しない?

工場で働いてるけど不満ばかりで毎日ストレスが溜まり続ける。転職したいけど、自分の能力や経験に不安があるから転職できるかどうかも不安…。

こうした気持ちを抱えながら毎日工場勤務をしている人は少なくありません。


もう少し給料がよければ。もう少し労働時間が短ければ。もう少し休みなどの自由があれば…。そうした「もう少し」が積み重なって不満やストレスは溜まっていきます。

でももし「自分には何もないから、不満を抱えたまま工場勤務を続けるしかない」と思い込んで何もしないとしたら、それは非常にもったいないことです!

自分には何ができるのか。何を仕事で活かせるのか。
自分と向き合いながら、「もう少し働きやすい職場」を目指すための方法を、一緒に考えていきましょう!

工場勤務に向いている人・向いていない人

工場で働いていて、自分は工場で働くのに向いていないのではないかと思い悩んでいませんか。自分が工場勤務に向いているかどうかについて、これを機に考えてみましょう。

工場勤務に向いている人

工場勤務に向いている人は以下のような特徴を持っていることが多いです。

・ものづくりに興味がある人
・自分の世界に没頭できる人
・単調な作業が苦にならない人
・自分でタスクを設定し、効率的に工夫して作業することを楽しめる人
・人間関係のトラブルを起こしにくい人

工場は何かを量産するためにある現場です。ですから必然的に毎日同じ作業の繰り返しで、どうしてもマンネリ化してしまいがち。

ですがものづくりへの興味があり、「毎日同じことをするためにどういう工夫が必要か」と考えられる人は、単調な作業を楽しみながら行えるため工場勤務に向いています。

それと、意外に思われるかもしれませんが、工場勤務は人間関係が複雑な場合ももちろんあります。

なぜなら、基本毎日同じ顔ぶれが揃い、みんな工場内で一日中ずっと一緒。休憩中も一緒。こうした環境の中で過ごすと、どうしてもぎすぎすした人間関係になりやすいのはご想像頂けるかと思います。

ですから、どんな人間関係でも「自分は興味ない」という態度で自分の世界に没頭できる人か、その反対で人当たりがよく人付き合いが苦ではない人の方が工場勤務には向いているのです。

工場勤務に向いていない人

逆に工場勤務に向いていない人とはどんなタイプでしょうか。

・常に新しい事にチャレンジしたい人
・飽き性な人
・他者から目に見える評価を得たい人
・体力がない人

工場勤務に向いている人と反対の性質の人は工場勤務に向いていない可能性が高いです。

その他にも「他人から褒められたい」とか「人からわかりやすい高評価を得たい」という人は工場勤務にあまり適さないでしょう。

「毎日同じことを繰り返して同じ品質のものを作り続ける」という作業は、ぱっと見ると非常に地味な作業のため華やかな評価は得にくくなります。

ですから「他人から賞賛されたい」とか「目立った手柄を立てたい」という野心のある人にとっては、とてもつまらない仕事に思えるでしょう。

そしてやはり体力は工場勤務において必須スキル。工場は夜勤を含む交代制のところもあり、さらに繁忙期には残業も付き物。体力不足を理由に辞める人も、実はとても多い職業です。

これらの特性を踏まえて、自分がこの先も工場勤務を続けていけるかを考えてみるといいでしょう。

転職を考える工場勤務の不満あるある

実際に工場で働いている方が抱いている不満をまとめてみました。

工場勤務の方が抱きやすい不満あるある

工場勤務の不満

  • 「そもそも工場の仕事が嫌」系の不満
  • ・流れ作業や単純作業が多く、仕事にやりがいを感じない
    ・製品や業界の問題でなく、現在工場で働く自分自身に将来性を感じない
    ・体力面に不安を感じ始めた

  • 「この工場が嫌」系の不満
  • ・工場で扱う製品やジャンルに将来性を感じない

  • 別の仕事でも抱く不満
  • ・労働の割に給料が安い
    ・待遇に不満がある
    ・時間外労働が多い

  • 働いてみないとわからない不満
  • ・人間関係がめんどくさい

もちろんこれは一例にすぎませんが、代表的なものとしてはこうした不満があります。特に給料や待遇の面では不満を強く感じやすく、転職を決意するきっかけにも繋がります。

転職を決意する前に不満の内容と向き合って

上記のような不満が積み重なると気持ちが転職に傾きがちですが、不満を解消するための一番良い手段が転職でない場合もあります。

「工場の仕事が嫌」系であればいっそ思い切って工場以外の仕事に転職するのがおすすめですし、「この工場が嫌」系の不満であれば、同じ工場勤務でも別のもう少し自分の希望に合う工場への転職もありです。

しかし、最後の4つに関しては「仕事を変えても不満が出る場合がある」という不満です。特に人間関係がいいかどうかは運次第のようなところがあります

給料や待遇についても同じことが言えますから、「今の状況からとにかく抜け出したい!」と焦って転職を行ってしまうと後悔がつきまとう可能性が高いのです。

後の祭りにならないためにも、「自分の不満は転職すれば解消するのか」ということもしっかり考えておく必要があります。

工場の仕事は昔と比べて将来性に欠けるのか?

工場の仕事はAIでもできる作業が多い

昨今、『工場の仕事は先がない』と多く聞かれるようになってきました。なぜそんな風に言われてしまうのか。日本の産業はどん詰まり?という風に感じられてしまうかもしれませんが、もちろんそんな事はありません。

IT化が世界中で広がっている昨今、テクノロジーの進化は目覚ましく、AI(人工知能)の技術に注目が集まっています。

AIが発達すれば、ロボットが人間に変わって働く社会が実現する可能性があります。そして最近では、それはSF作品で描かれるような遠い未来の話ではないと思われています。

AIやロボットと言ってもヒト型のアンドロイドのような形ばかりではありません。実はAIに数値をプログラミングして指定したことを行ってもらうという技術は、既に多くの工場で取り入れられています。

均等に切断する、穴をあける。時間に合わせて茹でたり冷やしたり焼いたりの調理を行うなど、AIのおかげで工場の利便性はぐんと上がっているのです。

それでも人間でなければ行えない分野はある

しかし、AIが扱う分野は限られており、結局の所人間ほどの臨機応変さと精密さはないとも言われています。気温や湿度によって加工の加減が変わる素材を扱うものは、やはり機械ではなかなか対応しきれません。最終検査で信用できるのはやはりまだまだ人間の目、という意見があるのも事実です。

「誰でもできる」分野は機械でもできる。だからそういった仕事は機械に取って代わられる。でも機械にできない分野はどうしても人員が必要。

工場の仕事も将来性はある

上記のことを踏まえて、今後も長期的に工場で働きたいと考えるのであれば、より専門的な知識や技術を身につける必要はあるかもしれません。

けれど、より専門的な分野を扱う仕事というのは、比例して待遇が良くなる傾向にあります。スペシャリストは人材不足なので、とても大切にされるのです。

「工場の仕事は将来性がない」という前に、自分でその将来性を高めていく努力をしてみましょう。

工場勤務に転職、おすすめの業界とは

それでは、将来性・やりがい・待遇などの面でおすすめの工場勤務の業界を紹介します。

・医薬品業界
・電気・電子機器業界
・自動車業界
・食品業界

IT系や自動車業界など時勢に乗っている業界や、流行り廃りに影響されず生活に密接に関わっているような業界は、企業の運営が安定しやすく、給料も安定して高めの傾向があります。

他にも、取り扱う商品が精密機器・重工業・薬品を取り扱う業界などは、専門性が高かったり、危険性が高かったりなどの理由から、基本給が高めな所が多いのも特徴です。

また、当然ですが大企業や上場企業はオフィスワークでなく工場勤務でも年収が高いので、業界ではなく企業のネームバリューで選ぶのもおすすめです。

工場勤務から異業種に転職はできる?

工場勤務から異業種に転職を考える人からよく聞かれるのが、「自分には何もできることがない」という意見です。

工場という職場は、確かに他の業種から見れば少し特殊な環境と感じられがち。とはいえ、「何もできない」と考えるのは短絡的すぎます。

工場勤務をしていたということは、メーカーとしての知識があるはずです。下っ端のレーン作業しかしていないから…とはいっても、少なくてもどのように作られているかの内情は察することはできるでしょう。それを元に勉強すれば、基礎はあるはずですから知識が入りやすかったりします。

また、ものづくりに興味があって工場で働いていたなら、他のものづくり系の業界や職種に行くのもいいでしょう。工場で培った根気や集中力、手先の器用さや効率化を工夫できるのはスキルの一つになります。

こうやって、自分の長所や経験を活かせる仕事を探すのが、異業種への転職の最短ルートになるのではないでしょうか。

高卒工場勤務から未経験職に転職したい

高卒で異業種にキャリアチェンジしたい方は、ポテンシャルを評価してもらえるような書類を作成しましょう。

転職を成功させるには企業の求める人物像と自分が合わないと、まずうまくいきません。的外れな求人に応募した場合、高卒でなくても不採用になります。

応募書類で、会社に合わない・やる気も感じられないと、書類選考ですぐ落とされます。

求人の見極め、ビジネスマナー対策、履歴書と職務経歴書は見やすく作成することは必須です。

一人で転職活動するよりも、成功率が高まる転職エージェントを利用することをおススメします。

工場勤務からの転職で失敗しにくい仕事は何?

では明確に、工場勤務からどのような仕事に転職すれば失敗しにくいでしょうか。分かりやすく例を挙げてみたいと思います。

営業

工場に勤めた経験のある大半の人は、コミュニケーション能力に自信がないから…と営業を避けがちです。しかし営業には2種類あるのを知っていますか?

・新規顧客を開拓する『一般営業』
・決まった顧客の所に注文の商品を届ける業務が主な『ルート営業』

工場から営業に転職する方は、このルート営業がおすすめです。

一般営業よりもノルマが緩く、一日に回るルート設定なども自分で決められるところもあり、どのように回れば効率的に多く顧客のところを回れるかは自主的なタスク設定と効率化に繋がるでしょう。

営業に転職しやすい転職支援サービスは【リクルートエージェント】

リクルートエージェントは転職支援実績NO.1の転職支援サービス。

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」は業界トップで、豊富な選択肢の中から希望の求人を紹介してもらうことができます。好条件の転職を目指すなら利用必須です。

公式サイト https://www.r-agent.com/
年齢 全年齢
実績 転職支援実績NO.1/業界最大級の非公開求人数
特徴 利用者の6割以上が年収アップを実現

接客

工場で扱っていた商品、例えば食料品、衣料品、自動車や精密機器系などの販売員なども、商品に関わった知識を活かせる仕事です。

面接時にも商品の知識やメーカーとしての知識があれば、人事担当者へのアピールにすることができるので、失敗しにくい分野です。

接客に転職しやすい転職支援サービスは【リクナビネクスト】

毎週2.6万人以上が新規登録しているリクナビネクストは転職した人の約8割が利用している転職サイトです。

限定求人が非常に多く、他サービスと利用する人がほとんどです。接客業の求人も様々な業種を扱っており、色々な仕事を知って視野を広げていきたいと思っている人にもおすすめです。

公式サイト https://next.rikunabi.com/
年齢 全年齢対象
実績 転職者の約8割がリクナビNEXTを利用
特徴 自己分析ツール「グッドポイント診断」で自分の強みを分析

エンジニア

工業系もIT系も、ものづくりに興味がある人にはおすすめの職種です。
特にIT系のエンジニアは、業界が現在売り手市場。収入も業界が盛り上がっているため、高収入のチャンスがあり、転職業界では注目されている職種でもあります。

プログラマー

実際に物品を作る工場に対し、データを構成するプログラマは畑違いだと感じる方も多いかもしれません。けれど、プログラマーは集中力が高く、自分の世界に没頭できて、物事の効率化を考えられるタイプの人には向いている仕事です。

こちらも現在転職業界では人気が高い売り手市場の職種で、書籍やスクールなど初心者でも勉強できる環境が多く設けられています。

エンジニア・プログラマーに転職しやすい転職支援サービスは【doda】

大手・優良企業を中心に常時豊富な求人情報を掲載している転職サイト。

応募書類だけでは伝わらない人柄や志向を企業に伝え、選考通過を後押ししてくれるなどの豊富なノウハウをもっています。

求人数、バリエーションともに豊富に揃え工場勤務からの転職を成功に導きます。

公式サイト https://www.doda.jp/
実績 研修制度が充実した優良企業の求人が豊富
特徴 転職サイト+スカウト+転職エージェントの3つの機能あり

工場勤務の転職で失敗しないためには、自分の適正をしっかり考えて冷静に

工場勤務から転職する際、同じ工場に転職するのも異業種に転職するのも、どちらも成功することも失敗することもできます。何も考えず、なんとなく今の職場に不満があるから転職してしまえば、異業種じゃなくても高確率で失敗してしまうでしょう。

転職を考えた時、まずなぜ自分は転職がしたいのか。その転職は本当に必要かを冷静に考えてみてください。どうしても必要だと思うのであれば、自分は工場勤務が合っているか、合っていなければどんな仕事がしたいのか。じっくりと自分自身と向き合いましょう。

工場から異業種に転職するのは勿論可能です。ただし、その場合にはできるだけ早く転職することをおすすめします。30歳になってしまうと、未経験職種への転職は一気に難しくなります。キャリアプランをしっかり立てて、決断はお早めに!


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参考サイト
厚生労働省
内閣府
ハローワーク
職業情報提供サイト
日本経済連合会
転職コンサルタント
中谷 充宏
梅田 幸子
伊藤 真哉
上田 晶美
ケニー・奥谷